新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
ミンクスハイヴといっても ハイヴの大きさはレベル4であり、ハイヴの大きさによって中はとてつもなく巨大で広い空間が続いているのだ。
つまりだ。ー時間でようやく百万を超すBETAの軍勢を倒したとしてもだ、未だにどれほどの数がハイウ内に残っているか、火星軍も地球側もわからずにいた。
その為か最後のダメ押し手として、大気圏を突破してきた巨大な白すぎる三角型三千mを超す超大型母艦「ピースミリオン」が現れたと思ったら、
「アイナ・・・・ピースミリオンからの固定用のワイヤー解除を確認した、いつでも発進できる」
シローは複座式のコクピットで固定ワイヤーがちゃんと解除されたか本当に確認した上で、色々とコクピット内の計器をいじっていた。
パチン、パチン パチン パチン パチン
「了解です、シロー・・・これで二度目とはいえ・・・安心して大気圏を突破できるのは嬉しいことです」
アイナの方も同じである、砲撃特化しているアプサラスⅢのエネルギー関係の計器類をしっかりとチェックしているアイナとシローである、今回はべつの方法で大気圏を突破してきたのだ、だからこそ慎重になっても仕方がない。
「そうだな・・・ではミノスキークラフト出力は・・・良好・・・エネルギーシステムのチェックも良好だ、アプサラスⅢの発進をする、ピースミリオンへ」
「こちらはピースミリオン管制室です・・・了解です・・・いつでも発進してください」
「了解だ・・・それではアプサラスⅢは発進する」
「発進します」
こうしてシローとアイナが載ったアプサラスⅢは静かにピースミリオンの甲板部分から発進していく。
それを黙って地上いる国連軍も黙ってみているしかない、あんなあまりにもデカすぎる火星軍の新しき母艦らしきものからは、一つの飛行物体が発進していくのもしっかりと世界中に放送されていた、
世界中の軍部の人々にしてみれば、その飛行物体がなにであるか? それは分かりきっていたことである。
そう地上のハイヴ跡地の大穴を砲撃するために作られたアプサラスⅢの砲撃能力は最初のハイヴ攻撃の時にはっきりとわかっていたことである。
つまりアプサラスⅢが出てきた時点で、次の作戦のフェイズが始まったとだれもが思う、そして・・・
アプサラスⅢの砲撃がミンクスハイヴの大穴に向けられて発射されようとしていた。
「地上部隊は砲撃予想地点からは一キロははなれているようだ。アイナ、いつでもハイメガ砲が打てる」
そしてアイナに地上や空中にいる火星軍の母艦からは正確な天気や気温などが逐一、アプサラスⅢに最新の情報が送られている、いくら大規模のエネルギーを有しているアプサラスⅢとはいえ、正確な情報がなければ砲撃の誤差が生まれてしまう、だからこそしっかりとその情報をシローが確認して、いる情報といらない情報にわけて、最適化をしたうえで砲撃手のアイナに渡すのはあたり前である。
「情報の最適化を確認しましたシロー・・・大穴の大きさもある程度はわかります、撃ちます」
「了解した・・・各部隊へ・・・これからアプサラスⅢの砲撃が開始される・・・地上部隊は絶対に砲撃予想情報内の一キロには入るなよ」
こうしてシロー・アマダは地上部隊や空中にいる母艦にもしっかりと情報を提供する、その後はスピードが命なのだ。
一分後にアプサラスⅢから最初の砲撃がミンクスハイヴ跡地の大穴に向かって、砲撃が開始される。
「撃ち終わりました、二度目のチャージを開始します」
「了解だ。大気圏内で二度目の砲撃ではあるが、各部チェック・・・・よし問題ではない、クラフトへのエネルギー供給率は50%でエネルギーシステムチェック・・・・チャージ率は20%か・・・」
これでは本当に空に浮いているだけではあるが、それでもアプサラスⅢは地上に落ちてない時点で十分に優秀で有る。
その一方で、ミンクスハイヴ跡地は十メートル以上の巨大なキノコ雲がきれいに上がっていた。
これを見ていた国連軍は黙るしかない。またアメリカ軍も同じである、さっさとハイヴに入りたいと思っていた国々も黙るしかない威力なのだ。
しかもだ。ハイヴ内部に残っているBETAを含めてスリーパードリフトも今回のアプサラスⅢの砲撃で見事消滅しているのだ。ハイヴ最深部では、周辺は十キロにもわたるガラス化していた。また砲撃によって出てしまった衝撃波によってBETAの小型種と中型種はほぼ壊滅するのだった。
それからやはり十分の時間が経過した後に最後の止めとという形で、再びミンクスハイヴ跡地の大穴をさらに広くさせるために、アプサラスⅢの砲撃二度目に開始される。
「これでラストだ。アイナ、三度目はない、ピースミリオンへ、この二度目の砲撃後は予定通りに」
「了解です・・・ピースミリオン所属部隊へ・・・アプサラスⅢの砲撃終了後に一分後にハイヴ突入大部隊は準備をしてください、あとは直轄部隊でピースミリオンを護衛します、繰り返します・・・」
「こうしていると・・・宇宙世紀での出来事が嘘のようです・・・アプサラスⅢがまさか・・・・人々のいいえ、世界のために使われる兵器に生まれ変わるなんて、思いもよりませんでした」
アイナにしてみればアプサラスⅢは忌むべき兵器でしかない、それは四年もたったとしても、それは未だに変わらない思い出もある。
実際に宇宙世紀のギニアス・サハリンの恐惶や妄執で作られた兵器がアプサラスⅢなのだ。おまけにシローと確かに夫婦となったがシローは色々な意味で五体満足ではいられなかった。その兵器を今では夫のシローと共に乗って、こうしてハイヴを砲撃する役目を得ているのだから。
本当に人生は分からないものである。
そして時間になったとたんに、いよいよい、アプサラスⅢの砲撃のための再びハイメガ砲をふさいでいた巨大なカバーが四方八方に分かれて収容されると、その部分にもすでにハイメガ砲の光が漏れ出していたのだから。
「アイナ・・・・修正誤差・・・上コンマ五・・・左舷マイナス四・・・下プラス2度、修正を頼む」
シローから言われた補正データを入力することで、アイナもより正確に砲撃ができるようにするのだから。
「それにしても・・・母艦級は・・・・いまだに出てきませんね。最初のハイヴにはあれだけ出てきたのに」
「それはBETA側だからな。我々にしてみれば、母艦級は出てこない方が面倒だ・・・出てくれば艦隊の艦砲射撃で攻撃する手はずなんだが・・・」
「ハイヴ内で・・・・突入部隊が遭遇しないことを祈るしかありませんね」
「そうだな・・・チャージ率・・・100パーセントだ・・・アイナ、何時でもアプサラスⅢのハイメガ砲が撃てるぞ」
「わかりました・・・では・・・2度目のハイメガ砲を打ちます」
「了解だ」
こうして二度目のアプサラスⅢの砲撃によって、アプサラスⅢの巨大すぎ光の本流がハイヴ後地の大穴に向かって入っていく、生き残りのBETA側もハイヴ跡地からは出てこようとしているようではあったが、それも無駄であった。
アプサラスⅢのハイメガ砲の砲撃に巻き込まれて綺麗に消滅していくのだから。そして再び巨大なキノコ雲がミンクスハイヴの戦場に上がったのだ。
「よしアイナ・・・ピースミリオンに戻るぞ。クラフトへのエネルギー供給システムが残り30%を切っている。回復はできるが・・・もうアプサラスⅢの砲撃が必要がないからな、あとは後詰の部隊に任せよう」
「はい・・・シロー・・・ですが・・・これが本来のアプサラスⅢの砲撃の威力だとすると・・・・あの時はやはり未完成状態で出撃をして敗北したということですね」
「ああ、あれは仕方がない・・・ジムスナイパーによる射撃で2つあるクラフトシステムの内、一つが破壊されて、復旧もしたが・・・・・それでも急造品が否めない状態だったからな」
実際にアプサラスⅢのジェネレーターはドムのジェネレーターを2つ積んでいる本当に急造品でしかないものである。逆にこちら側で作られ物は全て最新鋭の技術などですべてが新しくなったアプサラスⅢだ。当然こちらの方が性能も何もかも違って仕方がない。
「ほら・・・ピースミリオンから続々とハイヴ突入大部隊であるFAZZチームが発進していくぞ」
「本当ですね・・・・そろそろ着艦許可がもらえるようなので着艦しますね、シロー」
「ああ、頼む」
こうしてピースミリオンの甲板に着艦した後は、再び固定ワイヤーによって、アプサラスⅢの機体を固定してアイナとシローはアプサラスⅢが得た色々な新しい実戦データを整理しているのであった。
そして続々と火星軍の出撃に合わせて、国連軍もミンクスハイヴに突入していく。