新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
欧州連合の戦術機の開発は複数の国が同時に一機種に絞って開発と生産しているので、それを考えると、こんな感じになりました
イギリス、西ドイツ、フランスを始めとするNATO加盟各国は、その主力戦術機であるF-4、或いはトーネードやミラージュといったF-5改修機の後継機となる新型戦術機の共同開発に合意し、1980年よりECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画の名称の元で開発が始まった。
欧州連合の次期主力第三世代戦術機【ECTSF計画】ではあったが、本来の歴史でにおいては85年に戦線の悪化や様々な政治的な目的もあったために、結果として、一つの国しか残らない寒い計画となってしました。
だがこの歴史においては、火星軍と火星政府の尽力によってBETAによる領土拡大はおこらないばかりか、二つもハイヴを落としているのだ、つまり、ECTSF計画にも十分回い予算と時間が存在していた。
特に西ドイツと東ドイツは統一ドイツ政府になったことで、ようやくドイツという国の予算も人材も資金もこの計画に投入していたのだ。その結果が欧州連合側がミンクスハイヴ攻略作戦に何とか間に合わせた形で作られた新型戦術機がタイフーン機であるのだから。
【EF-2000 タイフーン】の海外と欧州連合に加盟しているすべての国々対して正式採用機の第二世代型戦術機の量産機の発表会である
確かにミンクスハイヴ攻略時に欧州側が見せた戦術機大隊の正体は実践データを取るための新型機量産機の最終テスト部隊で有ったのだ。
姿形が似ているはあたり前である、欧州側には十分な余力があるし、なおかつ戦術機の開発レースは欧州側も降りてはいないのだから、普通に考えれば、先行試作量産機の集団であるのは分かっていた
ではなんでそんな危なすぎる部隊を最前線特にハイヴ攻略戦時に配備していたかというと、やはりBETAの狙いが火星軍のモビルスーツかまたは空中戦艦などに限られるからだ。
最前戦とはいえ安全が確保されているほか、確実にハイヴ攻略時の実戦データが取れるのだから、テスト部隊の派遣はどこの軍隊も行っている事である。
実際に日本帝国軍は近衛部隊が作った一部の新型換装武器や強化パーツの実戦テストをやっていたのだから。
「・・・・・・・やはり量産性も整備性もタイフーン型はまともだな」
フランスの軍人が自国に配備されるフランス用に合わせたタイフーン型の性能などを書かれた説明書を読んでいたが、それでも無改造で火星政府が売り出しているモビルスーツの武装の殆どを使えると書かれていること時点で十分第二世代機型では最優秀機と言える。
確かにミラージュ2000系列やトルネード系列という戦術機も欧州連合がなんとか作り出したがただしこれは元々第一世代機の発展型やアップデード機がほとんどであった、だからこそ、その合計値や様々な技術進化などによって、タイフーン型が欧州連合仕様機として、主だった五か国仕様機と量産配備されようとしているのだ。
それに合わせて日本帝国から多少の技術協力があった事もうかがわせる、スーパーカーボン製のブレード装甲の技術提供は、今の日本においてはこの技術を使わずとも、【第三世代機の不知火】の継続能力や総合能力を見て欧州側を味方につけるように、欧州側に渡されているのだ。
最もこの技術提供は一部の近衛は嫌がったが、逆に日本帝国や近衛にしてみれば欧州側がスーパーカーボン製のブレード装甲は実戦に耐えれるのか、また机の上だけで作られた妄想なのか?
そのような試験的な技術提供の一面もあるのだ、日本帝国だけではBETA大戦の戦後は勝ち抜けないのだ。
確かに火星政府の出島として日本は自らの領土を二つも渡しているが、だがBETA大戦が終了してしまえば、そのような約束はどうなるか・・・または火星側との契約がどうなるか、だれもわからないのだ。
だからこそ欧州側に色々と借りを作るために、日本帝国も頑張っていた。
イギリスの軍人も自国用に合わせたロイヤルガード専用機のタイフーンの装備を見ているのだ。
それはクロスボーンバンガードで使われていたあのモビルスーツ用の槍のデータをベースに戦術機用に大幅改修することで、なんとか戦術機にも使えるようになったのがロイヤルガード用の槍であるが、同時にこの槍にはギミックが存在しており大量の電気を相手に流すことで敵戦術機のパイロットを感電死や気絶させる用途を持っているスピアである。
これは襲撃者の背景を調べることや同時に襲撃に使われた機体をほぼ無傷で鹵獲するために用意された専用武装であるのだ。
またイギリスは欧州連合のトップとして君臨していた、実際に他の四か国もある程度はBETAに自国の領土を襲われたりした、だが火星政府の助力もあり、なんとか欧州の絶対防衛ラインは二つのハイヴが立っている元国の国境付近に防衛用に特化した軍事施設などを用意していた。
この基地にも欧州側に派遣されている契約者達とその契約者達の船と呼ばれる改ペガサス級グレイファントム級二隻が二つのハイヴに睨みをきかせる意味もある、またモビルスーツの母艦としても優秀であり、トルネードガンダムのバージョン違いを主戦力として搭載していることも大きかった。
だからこそ欧州連合側はある程度のリソースを一気に開発に振り込むことができたのだから。
「我々も問題はありませんな・・・現行の第二世代型機より強い新型機を開発、配備できたことは嬉しいことではあります」
「本来ならば第三世代機相当の機体が2000年までに開発、量産する計画が、まさか火星政府が大量に流した基礎技術力やガンタンクやガンキャノンや61式戦車のバッテリー等多くの技術で、我々の計画がだいぶ前に進みましたが」
「ああ、第三世代機の開発はしばらく間は無理だな、この第二世代機の上位機を開発できただけでも十分ではあるが・・・アメリカやソ連が大人しいのが気がかりではあるな」
「確かに我々が新型機を開発してしまえば・・・アメリカの新型機がうれなくなりますが・・・ソ連も同じではありますが、あまりにも大人しすぎます、スパイ関係の動きが一切なくなっています」
確かにそうである、あの国連総会以降はアメリカとソ連のスパイ活動はほぼ沈下してしまった、他国に散々いやがらせをしていたはずの二代国家のスパイ達がほとんど一斉に自国に戻ってしまったのだ、残っている連中も自国の大使館連中を使うだけの外交的な話し合いだけになってしまっていた。
これはG弾派閥が大幅に減ったことも上げられていた、元々スパイどもの多くは第五計画派閥に属する者達が多かったのだ、それが第五計画の中身も変わり、今では火星政府に頭を下げてでもコロニーという人口の大地をつくる技術をアメリカとソ連の二代国家は欲しがっていた。
それにだ二国ともオルタ計画の他にも様々な計画が水面下で動いていたのだ、アメリカをトップとした同盟国で作るBETA大戦後の戦後は当然地球の主導権はアメリカが主導すると思っている派閥がG弾派閥よりも多いのは仕方がない。
元々G弾派閥にはアメリカをトップした地球の戦後のリーダーという図式で動いていた多くの軍人関係者や企業の関連の派閥、そして政治家達の多くはG弾こそアメリカの真の切り札になるとおもっていたからこそ。
第五計画は絶対にアメリカが主導すると強く今までの国連の会議で言っていたが、今はそのうまみがほぼ無くなっているのは仕方がない。
新たにできている火星派閥は主に欧州連合付近の国々が参加をしている一大派閥である、日本帝国は今の所は火星政府の出先機関が二つも自国にあるために、国連での立場は中立派閥に属しているが、これに気に食わないのがソ連と統一中華の国も大きければ態度もでかい国である。
ソ連にしてみれば、火星政府を利用するだけ利用すれば、地球の覇権争いには参加してほしくはない、むしろソ連が地球の覇権を取ると考えている人間達がソ連の上層部にいるだけである。
統一中華にしてみても、火星政府のその実働部隊である、火星軍の力は恐れている、どうあがいても統一中華側が作っている新型戦術機の性能などを比較しても無理であると判断しているからだ。
また共産主義の連中も今回のBETA大戦を長引かせたという理由だけで、今の統一中華の人間達には完全に毛嫌いされている政党である、下っ端の幹部連中はなんとか生き残っているが、たが主だった幹部連中や党のトップや理念しか求めていない人間は全て粛清されているが、だが歴史的に見てもいつ共産主義が復活してもおかしくはないのが実情である。
なんせ中華の国の上はソ連である、そこからいくらでも共産主義者が共産主義を布教する可能性があるのだから。
つまりスパイ活動などをして、BETA大戦後に味方になってくれそうな他国にケンカを売って、軍事同盟などができなくなるはアメリカもソ連も痛手以外の何物ではない。
では日本帝国はなぜ無視されているのかというと、火星政府の出島が硫黄島と佐渡島に存在しており、仮にアメリカが日本帝国に物理的に攻めようとした時、まず邪魔になるのが硫黄島である、ハワイ方面から七つの艦隊を動かそうとしても、必ず火星政府の邪魔が入るのは間違いではない。
ソ連も統一中華も同じである、日本帝国に攻めようとしたら今度は佐渡島の周辺にいる火星軍が邪魔になるが、そこに駐留している火星軍を撃破することはソ連も統一中華も今の戦力ではできないのだ。
仮に核兵器を使えばアメリカもソ連も統一中華も自国の最後であるはあたり前である、火星軍の本拠地は火星である、宇宙空間は完全に火星軍が抑えているのだ、つまり二度のハイヴ攻略時に見せた、HLVの投下を自国にされる可能性がある。
しかも高度二万以上の高さで自爆するHLVの中に搭載されて物はミサイルではない、ただの物理兵器である、その為か高高度迎撃なんてものはできないと軍上層部は結論を出していた。
十万本以上の鉄の槍が大量にプレゼントされるのだ一個のHLVだけで、それが大量に降ってくれば軍事基地も施設も民間施設も関係なく全てが破壊されてしまうのは、分かっている事であるのだから。
だからこそ日本帝国はソ連もアメリカも統一中華も政治的な話し合いで解決する方向にもっていこうとしているのだ、これにはオルタ計画も含まれていた、つまりオルタ計画4が失敗するか、火星軍によって日本の施設などが破壊されたら、それに便乗して、日本帝国側に一気に自国側に有利になるように交渉するために、アメリカもソ連も統一中華も動いていた。
その為か欧州連合にスパイを入れる余裕はどの国も余裕はないのだ、ただでさえ自国でさらなる最新型の戦術機を作る必要が出てきたのだから。
これにはこの情報を独自の情報網で入手していたトラップ社長も激怒はしていたが、戦後の事を考えれば納得するしかなかった。
「ジャップに頭を下げなければいけないというのか・・・・なぜだ・・・・・・火星政府がなければアメリカの第五計画で今頃はハイヴなんぞは簡単に消滅できる新型爆弾を作れるだけの予算も資金もあったはずだ」
トラップ社長は自分のオフィスビルでこの情報を見ながらなんどもなんども、火星軍憎し、火星政府憎しとつぶやいていた。
こうして1987年の9月は過ぎていく、本来ならばG弾が作られている予定ではあったが、今の人類にしてみれば通常兵器でハイヴも砕けるのだ、デメリットしか生まない新型兵器に対する予算や人材は縮小されるのは仕方がない。
「絶対・・・・・・・絶対に逆転してやる・・・・・・・今は火星軍に花を持たせてやるが・・・だがBETA大戦が終われば・・・火星政府との契約が切れる可能性が高いのだ・・・・・・その時は・・・共産どもがいるソ連の地に確実に新型爆弾の実験場所にしてやる、ハイヴに無理だったら・・・邪魔な共産ども倒す新型兵器にしてやるぞふははははははは」
こうした笑声が聞こえたと思ったら、トラップ社長は今の人脈や昔の人脈を使って、軍部や政治家どもに電話を使って共産党の本拠地であるソ連を物理的に消滅させる、極秘作戦を提案する
そしてそれは見事受け入れられた、実際にアメリカとソ連はBETA大戦中はあくまでもBETAという外敵に対抗するために一時的に停戦並びに協力しているに過ぎない。
BETA大戦が終われば第3時世界大戦もあり得る世界だから、こうして時間だけが過ぎていく。