新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】から出てきた多くのBETAは火星軍が地球上で使っているオデッサ基地から大量に打たれる砲撃の嵐によって小型種の多くが消滅しているのだ。
中型種や大型種の一部もダメージを受けながら、ようやく砲撃がやんだエリアに到着したと思ったら、巨大なエネルギーの塊や大型ミサイルそして、ビームの嵐によって、BETAの軍勢に対しての完全なキルゾーンが出来上がっていたのだから。
ではBETA得意の地中からの進行作戦もあるのではないと思われるが、それも不可能だな、特にモビルスーツと呼ばれる機動兵器は戦術機のそれとは比べ物にならないほどの高性能すぎるコンピューターや新技術で作られている装甲などはBETAホイホイといえるほど、BETAからしてみれば絶対に手に入れたい物資と思われているが、それは同時に、BETAの戦略の一つを完全につぶしているのだから。
無論大型ミサイルやエネルギーパックが戦場に散乱してしまうのは仕方がない、特にギラ・ドーガ系やジェガン系は汎用機であり、ビームライフルのエネルギーパックはすぐに取り換えられるシステム、Eパックシステムを採用している機体がほとんどである。
唯一の例外はFAZZ位である、こちらは逆に機体動力から直接エネルギーを使ってビーム兵器などを使っている、無論カートリッジ式のハイメガ砲も使ってはいるが、その使い切ったカードリッジやEパックは仮にBETAに奪われてしまえば、進化を促す結果に繋がるために。
戦場では主にFAZZのチームが後始末として戦場に残ってしまった多くの物資を一気に消滅させながら戦っていたのだ。
そもそもこれだけの大火力機を大量に配備してしまえば、いくら二大ハイヴから間引き作戦で大量に引っ張て来たBETAの複数の軍団規模であっても、ビーム兵器を無効化または抵抗能力がなければ、簡単に溶けてしまうのだ。
「ようやく終わりか・・・大隊長・・・・・そろそろ、この辺の我々が戦った証拠は綺麗に消滅しています」
「・・・・・確かにな、だがもう一度しっかり確認後、我々は基地に帰島する、いいな一つ、いいや一かけらでも戦場にのこしていれば、BETAが回収するかもしれないぞ、そうなれば、我々の兵器ですら効かなくなる可能性もあるわかっているな」
「「「「「「「「「「「ㇵッ」」」」」」」」
実際にFAZZを預かっている多くの将兵達はどのようにBETAが進化するのかを事前に知らされているほど重要な位置にいたりもする。
だからこそ余計にレーダーや視覚に頼って徹底的に、今の戦場の端から端までしっかり調べては新たに見つかった、モビルスーツ関係のパーツをビームサーベルやビームライフで確実に物理的に消滅させているほど丁寧に戦場を綺麗にしているのだ。
これは火星軍が再設計した上で量産したFAZZに多く見られる光景である、実際に宇宙世紀の仕様のままであれば、多くの兵装がダミー兵装であり、ここまでの戦闘においても持続能力が向上はしていなかったのだ。
実際に再設計してないFAZZはつねに母艦と一緒にセットで運用しなければならないほど燃費も運用方法も高コスト機体で有ったのは間違いではない。
確かに母艦と同じ場所から射撃できるのは優秀な機体ではあるが、だがそれでもハイメガ砲の残弾がなくなればすぐに補給しなければならないほど無駄で有ったのは仕方がない。
ダブルビームライフルも確かに使えたが、だがあれはあくまでもメイン兵装ではないサブ兵装扱いである、ミサイルパックも同じであるために、今のような使い方は絶対にできない運用方法である。
こうしてオデッサ基地は世界中に火星軍らしいやり方で、ハイヴの間引き作戦を終了したのであった、その後には当然地上が安全になった事を確認した、衛星軌道艦隊は、オデッサ基地への補給物資として、残りの大量のHLVを投下させていく、しっかりと対レーザー塗料を塗った機体である。
それを指令室が黙ってみている人物・・・マ・クベ司令にしてみれば、周りの人材にもはっきりわかるように今後の戦いの行方を語っていく。
「ふん・・・やはり旧地球連邦軍の物量作戦のやり方は、スマートではないが、その分あのような忌々しい化け物相手にはうってつけの戦術ではあるな、それに今では月以外の惑星ではすでに冥王星まで我々が開発したワープゲートによって、すでに太陽系の端まで地球のゲートからも行けるようになっている」
「これによって、木星よりもより遠くな惑星などにある特殊な鉱物も簡単に手に入るようになったことも大きい、さらにだ火星本星との補給ラインがわが軍ではもはや枯渇することはないといえる、本来ならば惑星内にも設置したいところではあるが、それはあまりにも危険なために惑星上に配置していることも上げられるが」
確かにマ・クベ司令の言っている間違いではない、実際にワープゲートは地上にも設置はできるが、そのワープ先にも色々と制約がある上に、補給がすぐにできるとしても、他勢力の目や耳を気にして結局は設置はほぼできなくなっている。
人類がいない惑星であれば、問答無用で設置もできるが、その惑星のウイルスや空気を対になる設置場所から漏れてしまう恐れもあるのだ、つまりはバイオハザードを気にするは仕方がない。
その点宇宙空間同士であれば、同じ宇宙空間であるために、たとえつなげても意味はない。それに安全が確保できなければ、片方のゲードを自爆させる手段も最初からワープゲードにつけられているのだ。
だからこそ今回の補給物資であるHLVの中身もこのような手段で本星や木星をはじめとした多くのコロニー等で作られた食べ物やモビルスーツ関連のパーツも定期的に送られてくるのだから。
だがこんなワープゲード技術は地球側には当然知らせていないために、地球の衛星軌道上あるコロニーや宇宙要塞から送られてくる補給物資で火星軍は戦えると地球側は勝手に思っているのだ。
だからこそ、それを知っているマ・クベ司令はわざとそれを利用して戦局を有利に進めていたのだ。
これでまたオデッサ基地は補給も潤沢となっていく、この光景までを地球上の各国はしっかりと衛星を使った映像を見るしかない、一部の国家にしてみればあり得ないというほど頭を掻きむしって、テレビが置いてある、会議室から何名かの高官達も一緒に出ていく。
無理もない、量産型ガンタンクの砲撃の威力やビックトレーの亜種であり砲撃戦用の陸上戦艦の威力やオデッサ基地の無人砲台による、あの砲撃力は圧倒的過ぎたのだ。
ミサイルや一部の兵装は使われていなかったが、だがどの国もわかりきっていているために黙っている程度である、ミサイルなんて使わずとも、火星軍はあれだけの大量の物資を消耗しても、なにも問題はないと言わせるほど贅沢すぎるほどの圧倒的な砲撃力の嵐。
戦術機部隊がいかに早いと言っても人が乗る限りは出せる速度もおのずとわかってしまう、では戦闘機はという疑問も意味を成さない、戦闘機程度に詰めれる爆弾の量などを考えると一撃離脱した程度でオデッサ基地の基地能力をなくすことは不可能に近いのだ。
「無理だオデッサ基地・・・・・・は難攻不落だ、火星軍の技術力で作られたレーダー網を含めてどうやってあそこまでたどりつけというんだね」
「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」
どこの国の軍人の高官達や政府の高官達の一部は未だに火星軍を仮想的にしている所が多い、BETA大戦後はしばらくして、国の戦争の主役は主に我々が無理と決めていた戦術機同士の戦いが当たり前になるというのに、その時に火星軍側につく勢力とつかない勢力が当然出てくるのは誰だってわかっていたのだ。
だからこそ少しでも今回の映像でオデッサ基地の弱点などを調べるために徹底的に映像を見ていた連中はもはや黙るしかないのだ。
こうして二大ハイヴの間引き作戦と各国の上層部には確実に火星軍を絶対に敵に回すなという認識を植え付ける結果になった。
今までは確かにハイヴ攻略戦を二回続けてやって、ある程度の認識は分かっていたが、だが一部の国ではハイヴ攻略は核兵器アリならば簡単に攻略できるんだと一部の高官達や政治家連中もいたがすっかりその認識は無くなってしまった。
間引きという、地球の国家が当たり前にしていることを火星軍がして見せればこんなにも簡単に早く終わって、そして圧倒的な大火力でBETAを始末できると分かってしまったのだ。
こうして時間はゆっくりと進んでいく、次のハイヴ攻略作戦のために。