新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版   作:うさぎたるもの

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色々と仕事や身内でたくさんありました、その為に色々と遅れました。

今回はメンテの話です そういえば機体のメンテの話はまだ書いてないと思って書きました。

軍艦とはいえ、1年に一度はドック各自にドックに入っては修理や補修をしていますからね。

戦闘艦も同じなので、今回はそれの話になります。


契約者達の休暇とそして機体のメンテ

地球上の契約者の数は合計で15000人しかいないのだ、おまけにモビルスーツのパイロットになれるのはたったの200名弱でしかない。つまり10分の1の確率でしかない。

 

おまけに元々各国から選ばれた戦術機のパイロット達が普通にモビルスーツのパイロットとして選ばれていたりもする。ヴィヴィの例はマークが超法規的に無理やり人事権を行使した結果にすぎないのだ。

 

残りの者達の多くは普通に基地守備隊として三島を警備する形で雇われたり、モビルスーツを整備するために一人でも多くのモビルスーツの整備士として教育とか色々としているのだから。

 

だからこそ地上の出島三島はある意味でスパイ天国ともいえる、三島には各国の人材交流として、さまざまな人種を入り乱れて配備しているのだ。

 

 

原作で言えばトータルイクリプスのユーコン基地のような形になっているが、それでも火星軍に所属している基地司令官や軍人も多くいるのは仕方がない。

 

また、ここには普通にオートマトンが表向きは警備ロボットとして佐渡島基地だけでも十万機が配備されているのだ、これはマークがトータルイクリプスを知っているために、無論普通に契約者達に警備を佐渡島なども任せているが、それでもいざというときに身内からテロリストが発生したりするのもあるのだ、

 

だからこそ、ガンダムOOの世界で虐殺用に使われていたオートマトンの対人用のセンサーは圧倒的にテロリストやスパイ狩りにはうってつけであるのだ、当たり前だがオートマトンは機械である、つまり普通に佐渡島に正規手段で入るための許可書が必要なのだ、それが契約者達や火星軍では当たり前の本人用のIDカードであり、ゲスト用のカードもあるにはあるが、それを入手する手段は色々と限られていたりする。

 

 

つまりトータルイクリプスのようにテロリストがコンテナ内部に忍び込んだまま基地内部に入ろとしたら、火星軍の基地内部ではまずはそのコンテナ車に対して様々なセンサーで調べられた上で許可書が本物でなければ、基本的には出入りができない、しようとしたスパイ達はそのままオートマトン100機からの機関銃の攻撃を一斉に受けてスパイやテロリストたちはそのまま人としての無事に残っていた方がいいレベルの攻撃を受けるのだから。

 

実際に佐渡島、硫黄島、マダガスタル島の三島に火星軍の基地が建設された直後に各国のスパイ達が多く火星軍の基地内部に入ろとしたが、オートマトン達に容赦なく殺されているのだ。

 

これは裏社会では当たり前の真実ではあるが、同時に表社会に出せない情報でもある、つまりそれぞれの基地守備隊の契約者達の多く表の世界の人間達にわかりやすく、この基地はここまで厳重に警備しているんだというある意味での見せ札である。

 

ただし警備兵士達も火星軍の基地であっても、最前線と同じぐらいの士気と意識を持った兵士達でないと、問答無用で契約者として切り捨てられるこがあるのはあたり前である。

 

火星軍にしてみても地球はある種の最前線であるのは変わりないのだから、それを契約者達だけは後方勤務の意識や士気を持っているのは、はっきりと言ってジャマ以外何者でもない。

 

 

だからこそ、契約者達もそれを察しているのか、きっちりと意識が高い上に色々と学んでいるのだから。

 

そんな中一番厄介な出来事が近々攻めっていたのだ、それは今では地球上の国々や人々で【契約者の船】と呼ばれているグレイファントム級の改修作業と修復作業が迫っている時期であったのだ。

 

元々グレイファントム級は合計で15機分入る格納庫兼カタパルトがあるからこそ、船体へのダメージの蓄積率が結構たまってきてるのだ、

 

地球上の大空をゆっくりと飛ぶ、巨大なペガサスの様な姿は地球側に大きな衝撃を与える結果に繋がっている、実際にあのレーザー級の攻撃ですら、グレイファントム級にはダメージを与えられないほど、問題ではない、だが偏向型連装メガ粒子砲塔×2がついているおかげで戦闘中のメガ粒子砲の連続発射など、ミサイル発射管から連続発射のおかげで。

 

色々と船体にもダメージがあるのは事実ではあるが、特に一番のダメージはやはりモビルスーツの重量である、トルネードガンダムは確かに本体重量33.4tであり武装を全て装備すれば最大で全備重量54.1tまで重くなるのだ。

 

つまり、それが出撃したり、戦場から補給にたまに戻ってくる事や、無重力では確かにあまりダメージは発生しないが、これが重力下では別である、予備機も含め12機は普通に搭載しているが、つまり約55t×12機が船体にも負担がかかる、おまけに予備の武装や推進剤等やトルネードガンダムの予備パーツや補修用のパーツも入れているのだ、

 

だからこそ、三島に契約者の船がそれぞれ出撃しない時は各契約者のトルネードガンダムの機体は普通にそれぞれの基地に設置しているモビルスーツのハンガーに置かれている。

 

これによって船付きの契約者の整備士も普通に基地内に存在している、契約者の整備士達と技術者同士の交流会をおこなっている。

 

船付きの整備士もやはり一年中船の中にいるは誰だって精神が参ってしまう、ゆえに、こうして地上に降りて、休憩をするわけではあるが、今回は全く意味が違う、グレイファントム級ほぼ同時に全艦をドック入りさせている最中なのだ。

 

今までのBETA戦の戦闘データを含めての大改修なのだ、実際にモビルスーツの発進のための周辺は本来は敵の攻撃によってミサイル発射口に存在しているミサイルの誘爆を恐れて今まではオリジナルのグレイファントムで頑張っていたが、たが圧倒的に武装が足りないために、ミサイル発射口を合計で16門をカタパルトデッキ付近に改修でつけたり。

 

 

カタパルトの部分の上部分は基本なにも装備はしていなかったが、やはり火力の低さに問題があるために連装メガ粒子砲×4【左右にそれぞれ2基づづ】改修するためにも大規模改修するのだ。

 

これによって連装メガ粒子砲をグレイファントムに近づいてくる大量のBETAに対して連続発射することができるようになったのは良いが同時にオリジナルのグレイファントムのスペックではここまで連射するようには動力炉が作られてはいなかったことが大きかった。

 

結果としてカイラム級の動力炉を使うことになったが、今度はそれに耐える装甲板や放熱板が必要なる羽目になり、結果として大規模な改修作業に繋がっていた。

 

この報告書を見ているマーク達火星軍の上層部は頭を抱えるしかなかった。

 

「確かにそうですね、【ヘビィーホーク級】もオリジナル版の武装ではBETAどの数の暴力にかないませんからね、大量の地上用の機関銃を両側面に配備しているほどですから、しかも重量の増加で機動力など低下する恐れがあるので、装甲板も動力も何もかも新造でしたからね、強襲揚陸艦としては優秀な部類でしたからね、アルビオン級は優秀ですけどGPシリーズの運用に特化していましたから、アーガマ級は論外ですからね」

 

 

「それに・・・最終的に契約者の船は・・・契約者達で運用できるように簡単にしている、実際に艦長以外は全て契約者で絞めていますからね、副艦長以下の契約が共闘したときは・・・簡単に乗っ取られるようにはしていますよ、無論問答無用で撃破する手段はありますからね」

 

マークが言っている事は火星軍の上層部の連中はあたり前の事である。宇宙世紀をはじめとする多くの世界では第二次世界大戦後の世界の歴史は若干違っているが、どのみち統一政府が出来上がる歴史では大国と小国、中立国など様々な国が統合戦争で反統合連合と統合軍側との間で地球を滅ぼすほどの戦争をやっていたりもする。

 

 

その中でもアメリカ、中国、オーストラリア、ロシア、日本、EU連合など、歴史書を見ても、マブラヴの歴史を見ても必ずどこかの国がそれとも同時に複数の国が契約者の船と搭載している機体や補給物資事奪ってしまうのはシュミレーションで火星軍と政府の下ですでに作られた非常時にマニュアルを用意していたりする。

 

そんなこんなこともあり、一時的に契約者の多くに最低で1か月の休暇を最高で半年ほどの休暇を与える事を火星側の上層部が判断したのだ、実際にこの降ってわいた契約者達の休暇は地上にいる多くの契約者は祖国に戻って新聞などの取材を受けていた。

 

当たり前であるが、契約者でいるということが、祖国の英雄の証であり、またハイヴ攻略戦も普通に戦死者なしで攻略している超が付くほどのエリート集団であるのだ。

 

「これで良しっと・・・次はパイロット達か・・・第666大隊と近衛軍が出張中の篁家のメンバーも休暇を承認

っと・・・それでお次の休暇の申請書は・・・アメリカの連中ね・・・まあっいいか、許可と」

 

こうしてマークもしっかりと契約者達の上司として、どこまで休暇させるかそれともさせないメンバーを選んで休暇の申請書類にマークは己のハンコをその書類に押していた、このような書類仕事もマークの仕事の一つであるが、マークにしてみれば切った張ったするよりも書類仕事の方がマーク的に精神的にも楽であった。

 

確かに神様によって転生したが、彼は元々争いのない日本で生まれた、ただの一介の社会人である、つまり外回りや書類仕事はサラリーマン時代に彼が通った道なのだ、いくら10年間かけて、モビルスーツのパイロットや指揮官として色々と教わったとしても、それだけで一流のパイロットや指揮官に簡単になれるわけではない。

 

また無限に物資をポイントを引き換えにして出せるとしても、世界を混乱させるほどの物資を出してしまえば、余計に大変になるのは仕方がない、だからこそ、ゴップ提督をはじめとする背広組に指令を守って出せる物資の量をコントロールをしているのだ。

 

そんなことをマークは自らの仕事用に用意されたロンデニオン・コロニーの執務室で色々と書類にハンコを押していたのだ。次のハイヴ攻略戦を行うためにも地球の力を蓄える時期とマークも火星側の上層部が考えているのだ。

 

その為の休暇である、トルネードガンダムも久々のフルメンテの時期もあったからだ、重力下でモビルスーツを使用すると色々と機体全体にダメージが蓄積するのだから、本当に整備士達もメンテをしているが、所詮それは簡易メンテあり、機体全体のパーツを全てばらして、一から組みなおす作業はやはり時間も手間も色々とかかるのだ、

 

だからこそパイロットも含めての休暇で有った、色々と英気を養ってほしいと火星側も考えているのだ、

 

 

そしてそれは日本の篁家もまた当然武家で近衛軍に自らの席は残しているが、やはり火星軍の契約者であり、あの武者ガンダムのパイロットであると、世界中に知られているのだ。

 

 

「ぱぱーーーおかえりなさい」

 

 

「今帰ったよ、ユイ・・・それに千奈よ、よく家を待ってくれた本当にありがとう」

 

「いえいえ、あなた様がしっかりとと契約者として勤めを果たしているおかげで、今ではだいぶ篁家の風当たりが良くなりました」

 

実際にいままでの篁家は近衛部門の武具や防具を開発する家柄の一つでしかない上に戦術機の開発をアメリカと共同でするために日本帝国と近衛軍の命令で。

 

アメリカ大陸のとある場所の戦術機開発基地で篁も家柄や日本を代表するという意志の下で色々と日本の戦術機をなんとか開発した経緯が存在が、やはり、日本人とアメリカ人が付き合っているという情報が日本内部にも伝わっていたために。

 

火星軍に出張させて日本や近衛にはダメージが少ない家柄で決めたのが今では、契約者として世界中に知られているモビルスーツのパイロットの一人であるのだ。

 

だからこそ急遽的にも日本帝国も近衛軍も色々と国内と軍部の情報統制を開始する必要があったのは仕方がない、これによってさまざまな家側が篁家に群がってきたのだ。

 

没落したはずの家名や今まで見下していた家柄や御家柄を気にするはずの五代家すらも、篁家を中心とした政治をする羽目になったのはなんとも皮肉でしかない。

 

ではもう一人いたはずとだれもが思ったが、彼はあくまでも在籍しているのは帝国軍であり、近衛軍ではない、所属している場所が場所であり、近衛側がそこに手を出せばどうなるか、色々と大変なことにもつながるのだ。

 

例のアメリカと日本の戦術機同士のトライアル戦だけは別である、近衛側が妥協した結果で生まれたのだ、瑞鶴をどうしても近衛軍に生産配備したかったのだ。

 

そして第三世代機の不知火機は帝国軍と近衛軍が一緒に使うために同時開発という名目で作られた最新の戦術機であり、これによって生産部門の生産ラインの負担は極力減っているのは間違いない。

 

それでもやはり近衛軍は未だに一部の連中があきらめないようで、近衛軍専用の機体として【近衛軍新型第三世代機開発プロジェクト】が進行している最中である。

 

 

だからこそ日本帝国も近衛軍もなんとか篁家と入れ替えで、彼に次のハイヴ攻略作戦に加わってほしかったのだ。

 

その為の交渉は佐渡島の火星軍基地の交渉部屋で今も火星軍の交渉官と日本政府の交渉官が色々と話をしている最中である。

 

どのみち今回のグレイファントムの大改修は普通に半年から1年ほどかかる大仕事であるのだ。すぐに動かせるようにはできないのだ。トルネードガンダムも訓練用のジムも同じである、メンテ中であるのだから。

 

 

 

 


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