新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
マークが佐渡島の火星軍司令部の一つの通信部屋で宇宙にいるブライト・ノア司令官からの新しい最新鋭の旗艦用の戦闘艦の最終実働テストを行ってもらっていた。
「どうですが・・・ブライト司令・・・火星にいる旧連邦勢力の要求で作られた旗艦用の新型艦艇は」
マークのこの話にブライトはある程度は納得のいく答えを出していく。
「問題はないこの新型旗艦用に作られたドライストレーガー級は設計ベースはラーカイラムをベースに発展させたようだからな、実際に2,000m級と聞いていたが、あれほどの搭載量はベクトラ級とピースミリオン級を除けば我々が持っていない艦艇ではあったが」
「ええ・・・・・そうなんですよ、実際にベクトラ級は元々の設計ベースはジオン艦艇のグワジン級をはじめとするジオン軍のある意味での旗艦級をモデルにしていましたからね、連邦派閥の人達にしてみれば、よほど嫌だったようで」
「だがピースミリオン級は世界が違っても地球連合の名前で開発がスタートした経緯があったが」
「ですが、ピースミリオンはあくまでも母艦の意味合いが強い艦艇です、戦闘にも耐えれる艦艇ではないんですよ」
確かにそうなのだ、ガンダム世界においては地球と名のつく組織は大抵が、汎用性が高い戦闘艦や量産性が優れている艦艇が多いのだ、それに引き換え、敵側の艦艇は一芸特化している船などが多かったりするのは仕方がないことでもいえる。
「だかドライストレーガーの艦首内部まさか、ハイメガ砲を超える重力砲と呼べる物を二門用意するとはな、マーク・・・まさかと思うが、重力系の動力は・・・」
ブライト司令官の頭の中にはあの【スペリオル・ドラゴンガンダム】の姿が思い出されるのも仕方がない、実際にこの機体のみだけが、縮退炉と呼ばれている重力系の技術がふんだんに使われている動力炉であるのだから。
だがそれをマークは否定する、当たり前だが、マークが最前線で戦える条件にこの機体に乗って戦う事が火星軍としても戦う条件の最大の譲歩であるのだから。
実際にドライストレーガーの武装は艦首重力砲二門 副砲の連装メガ粒子砲×24もあるちなみに副砲はオリジナルの方に合った中央部分の格納庫兼カタパルトシステムはこちらでは存在していない、ラーカイラム級を2000メール級で大きくさせた上で対空砲や武装の見直しなどが行われていたりする つまり、副砲は収納式になっているために船体の下部部も12門は装備されているのだ。
また連装機関砲×1800【計3600門】もあるがこれもエネルギーや補給の問題があるためにレーザー機関砲にすべてが変わっている、最後に船主ミサイルランチャー×400【前部240門、後部160門】がある、これによって対モビルスーツ用やもしも戦術機部隊がこちらの船を接収するために強奪部隊を向かわせたとしても誘導ミサイルなどに換装して攻撃ができるようになっている。
最後に主砲は合計で4門しかないがそれでもこの主砲は重力砲を打てるようになっているために、対BETAにも十分戦力になることがわかっていたのだ。
それに防御面でも十分と言える、重力炉搭載の恩恵により、本艦の重量が約三分の一まで減っている、さらにはサブ動力炉の大型ミノスキードライブの恩恵によって二千メートル越えの船体も優に貼るほどのビームシールドの発展型の【エネルギー・フィールド】を装備している上に、ガンダリュウム合金製の装甲板である、これほど圧倒的な性能を持つ新しい母艦になりえるからこそ、
司令官のブライトはさんざん動力炉の心配をしていたわけである。
「違います確かに、例のシステムで呼び出すこともできましたが、ここ十数年の開発技術の結果です、特に火星側の技術力も十分に上がっているんですよ、確かに色々とここ十数年程色々な物を呼び出しましたが、その機体や技術を十分に吸収しました、それに自分の専用機体の動力炉の機動データや戦闘データなども十分に役立ってくれましたから」
実際に宇宙世紀技術とガンダムウイング技術とガンダムOOの技術があるのだ、しかもそれぞれの世界ではある程度の重力系の技術も育っている、流石にターンエーガンダムやスモウなども同じく縮退炉を搭載しているが、だがあの世界また別のガンダム世界とシステムは認識しているために、現在のマークの進捗状況では、まだまだ先の事でもあった。
だからこそ、オリジナル新型母艦や戦艦などをつくる必要性があるのだから仕方がない。
確かに契約者船として有名なペガサス級でもあっても、作って五年以上は経過しているのだ、確かに改造や修復などもしているが、フルメンテナンスをしても戦闘に十分に耐えれる新しい船がそろそろ必要ではないかと火星側の上層部は考えていたのだ。
「だからこそ火星軍も新しい船戦闘艦艇開発プロジェクトの一環として、この船が建造されたのか」
「そうですね、実際に今佐渡島や硫黄島やオデッサ方面でもペガサス級の改修は大詰めで、性能も上がっていますが・・・やはり・・・」
マークが黙ってしまうのも仕方がない、激戦区を五年間メンテなどして常にBETAとの戦いで最前線で戦い抜いた船はいくらフルメンテナンスや船体その物を改造やぜんとっかえしたとしても、それはある意味では船としての寿命が縮まるのは仕方がない
これはどんなもので一緒である、当然劣化もするし 消耗もするのだから、当然契約者が載っているガンダムの各機も同じではあるが、だがこの機体はある程度のテコ入れなどされているために劣化したパーツは当然取り換えて新しいパーツを入れるなど色々とやっているのだ。
「そうか・・・つまりだ現在契約者が載っている船は・・・」
「はいそうです、次の新しい契約者の船になるためにテストベット艦になる予定です、しかもそれぞれの艦艇はこの世界の地球の環境により適応するためのデータとりもしていますが、五年前よりも地球の環境が安定しつつありますね」
マークが見ている地球の環境データは確かにそうなのだ、あの時マーク達が地球に介入してからどんな時も常に地球の環境データは取り続けている、このデータのおかげでよりその環境に適した状態でモビルスーツや艦艇やビーム兵器をつねに使い続けられているのだから。
「それはそうだな・・・やはりBETAが歴史通りにハイヴを立てていなかったことや、我々が来たことで完全にBETAの足止めやハイヴを落としたことも大きいな」
ブライトもロンデニオンコロニーにいながらこの地球の環境データには目を通していたのだ。
「はい・・・それで旗艦級として作られた船を動かすのに最低でも五万人は用意していましたが」
実際にこれほどのでかい規模の船を運用するとなれば、それ相応の人数が必要なのは仕方がない、実際に最新のスパロボでは少数精鋭で動かせるようになっているが、保守点検や、物資保管や警備の人材、また修理などの多くが機械に任せていることが多いのが実情なのだ。
確かに少数精鋭で動かせる船として魅力ではあるが、だが白兵戦など、一部の戦いはやっぱり少数精鋭は無理があるのはガンダムチームが運用したネィル・アーガマの実戦データからも証明されていたりする
過去にハマーンの作戦で、一時期はガチで鹵獲されそうになったのだから、そこに力を注ぐのは軍隊としてはあたり前である。
「問題がないわけでもないが、実際にモビルスーツだけでも千機も搭載することができる容量や修理を含めた要因はやはり、人数がそろわなければ難しいな、これらを旗艦用として作り配備するのはいいが、訓練等で最低でも一年は必要だ、実戦で使えるようにするには」
「そうですが・・・やはりそのぐらいの時間はかかりますよね、ベクトラ級でもよかったのに、それよりも巨大の船を作れとは、連邦派閥も無茶を言いますよ」
ここはマークでなくとも頭を抱えるのは仕方がない、本当に連邦派閥のプライドや政治的な思惑で作られた船であるのだ、ある意味でアーガマ級と似ていると言えるのは仕方がない。
「ただ、あれほどの物資を積載することができる旗艦はかなり優秀であるのは否めないな、実際にベクトラ級の三倍の性能を有しているのだから」
「それには同意しますよ、ベクトラ級はあくまでも宇宙世紀の技術のみで作られた船で対して、今の旗艦用に作られている船は、動力源が縮退炉であり、サブエンジンが大型のミノスキードライブ六基搭載ですからね、おかけであの巨体でありながらベクトラ級よりも推進力や出力が上がっているために、機動力と移動力は巡洋艦クラスの動きを出せますからね、それだけの資金と資材を投入しましたけど失敗作でしたは・・・さすがにね」
「ああそれは分かっているが、本当にこの一番艦は・・・我々が使ってもいいのか? 本来ならばソレスタルビーング側に流すほどの性能ではないのか?」
「確かに我々を監視する組織に力をつけるのはあたり前ですが、向こう側にも向こう側の仕事がありますからね、ステルス機能が優秀で、小回りが利く母艦をベースに色々と新型艦や改修艦があるようで、そちらを使われています」
こんな話をブライトとマークは話をしながら、各艦艇の開発や現在の地球の環境に合わせた武器などの開発なども行っているのが、火星軍である、なにもかもビーム兵器でごり押しはできないのだ。それが可能になるのはあくまでも宇宙空間など一部の環境データがきちんとそろっている時だけである。
特に地球側も無駄に時間を費やしていたわけではないのだ、宇宙世紀のバズーカなどで使われている弾頭の火薬や砲撃力を地球側の技術で色々と調べった結果ようやく、【S-11】という核兵器並みの威力を持つ一撃必殺の兵器が完成したが、同時にあまりにも高コストであるのは違いなかった。
特にこのあまりの高コスト爆弾兵器は最前戦で戦う戦術機に一時期は搭載予定で有ったが、当然そんな無駄なような塔載は却下されている。
レーザー級や貫かれたしたときやタンク級にむしられたり、突撃級の突撃によってもし強い衝撃で誤作動でも飽きてしまえば、その周辺は確実に核兵器と同じ威力の衝撃と威力が広がるのだ。
つまり自爆兵器を搭載して戦えと言っても戦術機のパイロット側もそんな兵器を搭載してまともに戦えるわけではない、それに今では火星軍も一緒に常に最前線で戦っているのだ。
それを誤作動で火星軍の戦力を減らしてしまえば、確実に世界中からつまはじきされることは必須である。
結果としては基地・要塞・橋・ドック等に自爆用として採用している国がほとんどで有った、わざわざ弾頭に加工して戦術機が現在使っているハイパーバズーカの特殊な弾頭にして最前線に使う必要性が薄れているのが実情である。
無論この情報もマークもブライト達もきちんと地球の国連議会から正式に対価として入手した実物と製造データや実験データもきちんと存在していたのだ。
「それにさ・・・このS-11は火星軍が使っている気化弾頭弾や大型ミサイルなど一部に近い爆発力を持つために、ハイヴ内や戦場ではなかなか使えないと地球側が言っているのは仕方がないな」
「確かに現在我々がハイヴからの間引きもなども常に最前線で戦っていることで、この手の破壊兵器はなかなか地球側の国家は使いづらいか・・・」
「そうだね、特にオデッサ基地独自で行ったあの間引きが世界中の国々に響いたらしい、あれだけの防衛力や戦力があるのにも関わらず、このような兵器を使って我々の兵器と共に自爆擬きをするようであれば、その国の印象や発言力は一瞬でガタガタになるだろうからな」
確かにそうなのだ、ここの世界においては未だにハイヴが二十個以上も作られていないのだ、おまけに火星軍の戦力によって、各国はようやく初期のBETA戦よりも継続戦闘能力や国家間の戦力が徐々に回復している最中である
おまけに色々と面倒である一時しのぎで作られた各国の軍隊の指揮権や命令の順番や補給の順番など色々と整理できる時間が増えたこともこの戦力が回復する一端であった。
こんな情勢下で、本来の自爆特攻兵器または遅延用として作られた【S-11】は本来の目的で使われのでは無くて、別の意味を目指して現在は使用変更として威力等変えて生産されつつあった。
当たり前だが、この世界の【S-11】は山に作った要塞や軍港に二か所だけかけられている、たったこれだけでいいのだ、一発一発の威力が核兵器の爆発の間から水爆爆発近い威力になっているのだ。
つまりBETAが大量に要塞に入ってきても二発で問答無用で吹っ飛ばせる威力を目的として開発目的が変更されてもなにもおかしくはなかった。
結果として地球側で最前線や前線付近の要塞や前線基地、最前線基地にこの自爆兵器が全て設置されることになった、この自爆兵器のスイッチは自動的であり、BETAが一定数基地内に入れば自動的に自爆するようにシステムに加えられていた。
また手動で自爆できるようになっていることも大きかった、いくら自動プログラムが入っていると言っても、あくまでも基地内の電力やシステムのケーブルがこのシステムに繋がっていなければやはり自爆しないのだ、結果人の手によって最終的に自爆するように作られているのは仕方がない。
こうして 少しだけ時間が進んでいく、どの勢力もこの五年以上の戦いで色々と変更する所があってもおかしくないからだ。