新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
転生者の青年が無事に火星の中心都市オリンポスに送り込まれたが全くのゴーストタウンでしかなかった。ほかの都市も同じでしかなく、これには流石の転生者も驚くしかなかったが、
そこに一つの紙が落ちてきたのだ。青年はそれを拾い上げて黙って最後まで読むとその紙にはこう書かれていた。
「火星と火星に存在しているコロニー五万機以上は三年間は神の力によってハイヴや他勢力から見つからないようにバリアが発生していると。そして人口に関しては……スカウトシステムで一度だけ呼び出した勢力の人口になると、こちら側の知識も一緒に付属すると」
ガンダムシリーズでもそうだが、さまざまな時代や世界が舞台になっていることが多い。
つまり宇宙世紀・新世紀・新機動戦記等色々とある内の一つの世界を選べと、そしてその世界の住人の殆どが火星の住人として、この世界で戦ってくれるというわけである。
これにはさすがに青年も悩むしかない、おまけにこんなことも書かれているならば余計にだ。
「追伸・最初に選んだ勢力以外の人材と兵器などはこのソフトで追体験してあなた自身がステージをクリアしなければ【生産登録】はできません――」
そうなのだ、つまりガンダムOOの世界を選べば、ほかの世界の技術はGジェネのように本人が一から歴史を追体験して攻略しなければいけないのだ。
実際にこれには訳があった、いくら不死身の能力持ちであったとしても、身体能力やMSの操縦技術を欲しいと彼は一切、彼を転生させた神様に頼んでいないのだ。
だからこそ神様としては指揮官のスキルやMSの戦闘技術や操縦技術を学ぶ方法として、ジェネレーションシステムを採用したのだから。
つまりはGジェネのように選ばなかった他の勢力の人材も同じであった。ソフトを彼自身が攻略していくのだ。作品によってはゲリラの勢力とか普通に存在していたりする。
そいつらも仲間に入れたければ、そのステージを全て終えなければ、仲間にはできないようにロックがかかっているのだが……それを知るのはずいぶん先の話である。
「つまり技術優先で選ぶとしたらガンダムOOの世界だろうな、ただしそれをすれば宇宙世紀やGガンの世界は当然ソフトで追体験して、全てを終えないと無理という事か」
当たり前だが、神々にも当然のごとくルールがある、昔はそれがなかったためにターンエーガンダムクラスを一億とか平然と作れていたが、それは流石に世界崩壊が待ったなしに進む機体でしかない。
だからこそ色々なルール縛りがあるのだ、人口も同じであった。
結果転生の青年が選んだのは自らがよく知っている上に、一番好きな宇宙世紀の時代であった。
これによって宇宙世紀つまりはVガンダムまでの人材と人口の殆どが火星と火星の周辺のコロニー五万機以上に一斉に現れたのだ、無論こちら側の世界つまりはマブラヴシリーズの一部の知識と状勢がある程度分かったことで、混乱が少なくなってはいるが。
「ふむ……君が我々を別の世界の火星に呼び出した張本人というわけだね」
「そうです……」
「では……付いてきなさい、なにとってはくわんよ、君の事は色々とこの世界に来た時に知ったのでな、神々のおもちゃというか……被害者同士というべき存在だ」
実際にゴップの周りにはSPなどおり、青年をどうあっても捕まえるつもりなのは、誰の目から見ても明らかであった。
結果青年はゴップと共に首都オリンポスの国会議事堂の一つの部屋で、色々と今後の事で話をしていたのだ。
「つまりだ、君が持っているそのソフトで君が色々な世界で戦争や紛争または戦いを習得できるように、神様が授けてくれたアイテムというわけか」
「はい・・・・・・そうです、またこの紙の説明によれば、このようなことは一回こっきりであり、普通に人口を増やすには結婚して子供が生まれるとかしないと無理なようです」
「つまりだスカウトする人材というのは」
「はい、一人ずつスカウトするようにシステムが変更されています」
あたり前ではあるが、ただでさえ宇宙世紀の丸々五百億近くの人口を養っていくほどの体力は、この火星とその周辺に漂っているコロニー群でも百年間持てばいいほどでしか残っていない。
これは最初のコロニーなどははっきりと言えば神様からの特別の送り物なのだ。入れ物の中身が漏れたとしても自動的に増え続けるコロニーは、ただしこの効果は一度きりである。
中身が呼び出された人口がいっぱいになったとしても若干予備としてある程度は増えるがやはりそれでも一億人が新しく入る程度のコロニーが生まれる程度で終わる。
これは農業用コロニーと工業用コロニーにも同様と言える処置が行われていた。
だからこそ、青年に呼ばれてすぐに勢力同士の争いはなくならないが、それでもさすがに色々と足りない物が出てくるのは当然でしかない。
特に物資が色々と足りてないことは明らかである、つまりゴップ達は青年に呼ばれてそうそう、身内で内戦をする可能性が秘めていたのだから。
それに加えて無限に人材が呼び足せてしまうのは、連邦軍の時に補給・兵站を担当していたゴップにしてみれば流石にその数の面倒は見切れないというのが本音であった。
「つまりだ、今のうちに木星圏まで開拓をしてしまおうと思うんだよ。人を運ぶ乗り物としてはコロニーがたくさんあるからね、少しは移動させたうえで、整理もしなくてはいけないからね。今の地球に介入するにせよ、しないにせよ、どのみち補給や様々なことは必須だからね」
実際にそうなのだ、MSの工場に宇宙世紀限定の全ての機体のデータが入っていたのだから、生産ラインも整える必要もある、戦闘艦の配備にしてもそうなのだから忙しくなるのはあたり前であった。
「その辺はお願いします、自分は完全に素人であり、この年なので」
「あいわかった、だが君の自身の価値も踏まえると軍での階級は良くて中将だろうね、そのように手配する」
実際に中将も高い位の階級はあるにはあるが、階級社会の軍隊においては、中将より上の階級は本当に一握りの人物しかいないのだ。
つまりこの青年に命令できる階級を減らすリスクも考えた上で、ゴップは色々と手をまわす算段をはじめていた。
実際にVガンダムの時代の人材が呼び出されているのだ。マリア勢力、ティターンズ勢力、エゥーゴ勢力、地球連邦政府と軍隊の勢力、ネオジオン勢力、ジオン勢力など一斉に呼び出されているのだから。
こうして火星は一度的に地球と月から外からみれば赤い惑星に見えるが、だが本当の火星は水の惑星になっており、コロニー住む住人たちは流石に地球の大きさや地球特有の大地がないことでそれぞれの勢力が争う事を一時的にやめただけであった。
ハイヴやベータという謎の敵対生命体がいることも状勢的に味方をしただけであった。
おまけにだ、補給の問題もあった宇宙世紀時代のMSは全て木星圏のヘリウム3を燃料にして動いているのだ。
つまりどの道、今の火星圏から木星圏までの長い道のりを拠点として自らいるコロニーを使うことが火星政府【元地球連邦政府】から正式発表されてしまった、実際に発表されている内容からも、色々と問題があり、主戦力としてのモビルスーツの動力炉の補給も必須とだれもがわかっていたから。
結果としてマリア勢力の一部とジオンの勢力一部が自らがいたコロニーを少しだけ改造するのに1か月後月日が流れた。
そしてマリア勢力とジオンの一部の勢力は改造したコロニーの動力部分に核の火で点火させて。そのまま火星からゆっくりと確実に木星に行く進路に向かっていく。
それと同時に残ったコロニーで火星の周辺に展開してサイド40までの区画整理が終わった、一つのサイドに人口として十億人が住む巨大なサイドであった、当然番地数もとんでもないことになってしまうが、それは仕方がないことでもあった。
そしてここからが大変であった、まずは火星周辺に回っている小さい惑星や中くらいの惑星全てを管理課に置いて、ルナツー要塞やソロモン要塞ゼダンの門の要塞を作っていたのだから。
次に選定艦艇の選定が入ったが、やはり大きくもめたのは言うまでもなかった、ジオン側にしてみれば自らの艦艇を使いたいだ、エゥーゴもアーガマなど艦艇を使いたい。ベスパ側もティターンズ側もクロスボーン勢力も同じであった。
確かに性能面で考えればベスパの戦艦が一番いいのは違いないが・・・だがその見た目と作戦で使われたことで他勢力が拒否権を発動したのも痛いところであった。
バイク戦艦やバイク巡洋艦は優秀ではあるが・・・やったことは他勢力からしてみればただの虐殺行為でしかないのだ。
で結局選ばれたのは戦艦はラーカイラム級とクラップ級と一部の特殊な艦艇でしかなかった。
モビルスーツも最初はベストセラー機であるジェガンで決定していたが、ここで大問題が発生したのだ、それは火力不足という事であった。
ベータの侵略速度や常に大軍で来るという情報だけはあったために、大火力機と可変機の量産化がここで決まった、そして本来ならば量産化する予定ではなかったF91の量産化に踏み切った、
その結果があの量産型F91である。実際に機体性能もそうだが、火力としても十分であったからだ、量産機のF91はバックパック機能持ちで、ヴェスバーかビームガトリング砲×四門を選べるようになっていたのだ。
これはサナリ―がいざというときF91のサブプラン用に作っておいた予備武装なのだ。ヴェスパーの開発に難航していたために、大火力を用意する他のプランを用意するのは開発者としてみれば当たり前でしかない。
こうして非武装用のMSとしてジェガンとギラ・ドーガの量産も決定していた。実際に作業用MSとしてみれば優秀な機体であるのだ。しかも二機ともが同じコンセプトで作られているために、実質機体のガワの違いでしかないからだ。
こうして数年の月日が流れることになった。