俺、
後に「首都大侵攻」と呼ばれる攻撃の中で俺は這う這うの体でコールドスリープについた。
戸籍上の住所こそ広島だったが、東京まで就活に来ていた時のことだったのでその日のうちに東京のコールドスリープ施設に着くこととなる。
その時はまだ未成年だったのでコールドスリープに着くこと自体はできた。
現地で親に連絡を取り、施設との連絡でコールドスリープの許可を得た。
「大災禍」とも呼ばれるその戦争で人類は滅ぶはずだった。
後世にはそれから人類が逆転したとされるが、その定説が覆されるのはずっと先のことである。
コールドスリープ中には夢を見た。
俺が■■■■■で無双する夢。
味方を誰も殺させず、敵を全て叩き潰す。
そんな理想の無双ゲーム。
その■■■■■は空を歩く足となり、味方を守る盾となり、敵を押し潰す槌となった。
死角からの攻撃であろうと、その■■■■■が俺を守る。
そして自分に寄り添う幼馴染の想い人。名は…まぁ今はいいだろう。
その想い人と共に敵を殲滅する、そんな夢だった。
コールドスリープから目覚めた俺は管理局に向かわされ、簡単な健康診断を受けた。その中には「
その後、朝凪とかいう胡散臭いおっさんから色んな説明を受けた。
あの「首都大侵攻」から数年かけて人類がアンノウンを追い返したこと、コールドスリープ中に「夢見の季節」という夢を見て、その夢に対応する〈世界〉と呼ばれる超能力を持つこと。
そして、〈世界〉を発動する為の首筋の刻印 ―クオリディア・コードについて。
一通り説明を受けた俺は防衛都市とやらに送られることとなった。
そして俺は自分の〈世界〉を知った。
それは、「不可視の変幻自在の幾多もの盾であらゆる干渉から己の定義した世界を守る」というもの。
それは、確かに俺の見た夢のような能力だった。
〈世界〉の測定が終わり、かなり戦闘向きの能力だったのか、東京の戦闘科に送られた。
そう言えば飛行テストみたいなのもあったが、己の盾を下に積み重ねてクリアしたような気はする。
さて防衛都市とやらはどんなところなのだろうか、とても楽しみだ。
あれ?そういえば朝凪のやつ一期生とか言ってなかったか?ってことは俺が最上級生ってことになるのかな?