このすば ハード?モード   作:ひなたさん

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もともと20話予定だったので、すかさず投稿します。

後書きに長文書いてますが、興味なければスルーでお願いします(後書きは活動報告に移動しました)

21話です。さあ、いってみよう。



21話

 

「おらァ!!」

 

 俺は本当に普通に戦えていた。ただほとんどヒットアンドアウェイの戦法だが。

 俺がちょっかいをかけ、俺に注意が向いた時に避けつつ距離を離し、ヒナがホーストの懐へ潜り込みボディーブローをぶちかます。

 

「ぐあああああっ!!な、なんでこんなガキのパンチなんかにッ!」

 

 ヒナに注意が向き、拳を振り上げるが、そんな大振りでは当たらない。そもそも振り下ろすことは出来ない。

 

「『ライトニング』ッ!!」

 

 ゆんゆんの杖から放たれる雷撃の一撃。ホーストの肩を打ち抜き、ホーストの表情が強張り、身体が一瞬固まる。

 ヒナが好機と言わんばかりにもう一度ボディーブローを打ち込む。くの字に折れるホーストの後ろからレックス達のパーティーメンバーが襲いかかる。

 多方向から攻撃されてるせいか、それとも頭に血が上っているせいかホーストの思考が鈍い。

 後ろへと攻撃しようとした瞬間、遠方から弓の強襲、矢には浄化の力が込められているおかげでダメージは与えられているみたいだ。

 

 調子に乗ったせいかレックスが深追いし、ホーストの間合いに長居する。追撃をしようと大剣を振りかぶった時、ホーストの拳が邪魔者を振り払うように横に振られる。咄嗟に振りかぶった剣で庇おうとしたせいで中途半端に右腕へと諸に拳を受けた。クリーンヒットしたせいで何メートルも吹き飛ばされる。

 まずい、優勢が崩れる。

 

「トリスターノ!」

 

「了解!」

 

 すでにレックスの元へと走っていた。彼を離脱させないと危険だ。死なれるのも嫌だが人質とかになられるのも嫌だ。

 レックスやトリスターノへ注意を向けさせないために負けじと俺もホーストの間合いに入る。

 

「やっぱりお前さんが一番弱いな?」

 

「あ、バレちゃった?」

 

 軽口を叩きつつ拳をギリギリで避ける。狙われてたのは頭部。レックスでさえあんな吹き飛ぶんだ。俺が頭にあんなの食らったらエリス様に挨拶しに行くことになる。

 俺を先に潰そうと追撃しようとしてくるが、ヒナがまたガラ空きの腹部へと拳をかました。

 

 レックスとトリスターノが揉めているみたいだが早く離脱してくれ。恐らく右腕は折れている。死にたくないし、死なせたくない。しばらくエリス様のヒナギクトークは聞きたくないんだ俺は。

 

 ホーストが、レックスのパーティーメンバーのゾフィーだかテリヤキだかの攻撃が来る前に拳を振ることで後方へと下げる。

 そしてホーストの目と俺の目がごっつんこ。狙いは俺らしい。

 今までの拳を振るような動きではなく、大きく両手を振り上げて

 

「まずは雑魚から潰す!『インフェルノ』!!」

 

 叫ぶと同時に振り下ろす。豪炎が此方へと迫り来る。

 何それ、知らない。聞いたことがない魔法ということは上級魔法か…!

 

「『リフレクト』!!」

「『マジックキャンセラー』!!」

 

 左右から別の防壁に阻まれ、俺の身体に炎が届くことは無かった。危機一髪。トークされずに済んで良かった。

 

「お前らァッ!ここは駆け出しの街だろ!!なんでこんな頭おかしい奴らばっかりなんだ!!俺様の魔法が防がれるなんてそう無いぞ!!」

 

 それな。

 でもお前みたいな上位悪魔もいるし、どっちもどっちだろ。

 

 ホーストの背後にゾフィーとテリヤキが背後から攻撃を浴びせようとしたが振り払われ、思い切り吹き飛んだ。なんとかガードは間に合ったみたいだが、ダメージはあるみたいだ。

 

 行き当たりばったりの陣形が崩れ始めた。

 矢の援護が始まり、レックスがまた戻ってきた。トリスターノの方を見たら首を横に振っていた。レックスが言うことを聞かなかったらしい。

 

 ぼっちトリオとぼっちで向こうが体勢を立て直すまで踏ん張るしかねえ。

 ぼっちとぼっちが前衛でぼっちが中衛、ぼっちが後衛だ。よし、完璧だな。

 ヒナと視線を合わせ、前に出るぞと伝えてから走り出す。

 

「ぼっちさん!魔法頼むぞ!」

 

「わかっ、え!?なんでそんな呼び方!?」

 

「ぼっちトリオで食い止める!!」

 

「止められるもんなら止めてみやがれ!雑魚共!」

 

 向こうは向こうで体勢を立て直しつつ、レックスに引くように言ってるが聞く気はないみたいだ。

 

「うおおおおおおおおらああああああ!!!」

 

 最早剣術もクソも無い。バットのように振り下ろす。生きるか死ぬか、生きてればだいたいオッケーなんだよこの野郎!

 

「はあっ!!」

 

 懐へ入ったヒナのボディーブローが再び突き刺さる。

 

「クソっ、お前らみたいな雑魚なんて普通なら一瞬なのによぉ……」

 

「『ライトニング』ッッ!!」

 

 俺達二人の間を一筋の閃光が突き抜ける。俺達二人を巻き込みかねないほどの巨大な一撃。

 

「い"っ!?……ってえなああああ!!魔道具の類を使ってるのは知ってるが、なんで魔法の威力がここまで上がってやがんだ!!クソが!!」

 

 両手を上げたあの動きは…!

 俺とヒナは左右に散り、距離を離す。

 

「いい加減くたばれ!!『インフェルノ』!!!」

 

 俺に撃った魔法を今度はゆんゆんへと放った。

 

「『マジックキャンセラー』!!」

 

 ゆんゆんが見越してたかのように杖を手放し、巻物のようなものを広げて、豪炎はまた阻まれる。名前の通りあの巻物で魔法を打ち消したのだろうか。

 ゆんゆんはまた杖を持ち、ポケットから石のようなものを取り出した。

 

「いい加減しつけえな、だから紅魔族は相手にしたくねえんだよ!撃つなら撃ちな!ゴリ押してやるよ!!」

 

 まずい、メインアタッカーのゆんゆんに標的を絞ったみたいだ。巨大な身体のくせに凄まじい速さで一気に距離を詰めてくる。

 

 俺とヒナ、そしてレックスがゆんゆんを庇うように飛び出す。

 

「皆さん!作戦Fやりたいんですが……!」

 

 レックス達から了解の言葉が返ってくる。

 ちゃんとそういうのは決めてたんだな。

 

「俺達に構うな!やれ!」

 

「ゆんゆん、やって!」

 

 その言葉を受けて、ゆんゆんが気合が入ったように返事を出し、俺とヒナがゆんゆんに注目した時

 

「『フラッシュ』!」

 

 ゆんゆんの声と共に閃光が迸った。

 

「「ぐああああああああああっっ!!目がああああああああああっっ!!!」」

 

 俺とヒナがのたうち回る。ぼっち二人の目がやられた。

 

「ハッ!俺達悪魔は目で物を見てるんじゃねえ!こんな小細工通じるかよっ!」

 

 まずい、じゃあこれは

 

「なっ!と言うことはこれは俺らへの攻撃!?」

 

「んなわけね、ぐあっ!!」

 

 み、見えないからわからないが多分レックスがやられた。他にも何か違う声だが悲鳴が聞こえた気がしたんだが。

 まずいまずいまずい!肉盾にもなれねえ!

 

「くそっ!ぼっち達にしか効いてねえのか!」

 

 レックスの悲痛な声が聞こえる。

 ぼっちのみの目を潰すフラッシュとか怖すぎるぞ!なんでそんな同族殺しの技を覚えたんだゆんゆん!

 

 足音が此方へ近付いてくる。別方向から来た足音なので多分ゾフィーとテリヤキだろう。

 しばらくなんとかしてくれ、と思ったがすぐにやられたような声が聞こえる。

 

「さて、残るは二人だ。他の作戦はあるのかよ!」

 

 ホーストの勝ち誇った声が聞こえる。

 まだあまり見えない。早く回復してくれ。

 

「レックスさん。魔法抵抗力の高い悪魔相手に効くかどうかは分かりませんが……あと一つ残してある魔道具があります」

 

「わかった。俺は、何をすればいい?」

 

 そこから小さな声で二人が話し合っているのが微かに聞こえる。

 よ、よし、見えるようになってきた。

 

「おうおう、また何かやるのかよ?いいぜ、やってみな!次はお前ら二人のうち、一体どっちがやられるんだろうな!」

 

 ゆんゆん、レックスと対峙するホーストがようやく見えた。ホーストもああやって挑発してるが、しっかり警戒してやがる。

 俺が時間を稼ぐか。トークの時間は短めで頼みますよエリス様。

 

「うおおおおおおおおお!!!」

 

「お前が来るのかよ!」

 

 俺の声を聞きホーストが俺の方を警戒する。

 ホーストの向こうには同じくヒナが此方へと走り出していた。

 剣を構え、ホーストが振り払うようにして拳を振るうのをガードしようとした時にヒナのボディーブローがホーストに突き刺さる。

 勢いを無くした拳をガードしようとしたが全く受け止めきれず、弾かれた上に俺の横っ腹に拳があたり、吹き飛んだ。

 ボールのように跳ねて地面へと転がった。

 

「うっ、ぐっ……!」

 

 地面と友達になってようやく気付いたが、身体の軽さが無くなってる。支援魔法が切れたか。立ち上がろうとするが横っ腹に激痛が走る。肋骨が何本かやられたかもしれない。

 

 視線を向けるとヒナも吹き飛ばされ、レックスが大剣をぶん投げてホーストに叩き落とされた。そのまま距離を詰めてレックスが殴り倒されて

 

「『パラライズ』ッ!!」

 

 ゆんゆんの渾身の魔法を唱えたのが聞こえた。

 俺のゲーム知識的に多分相手の動きを止める魔法だと思うんだが、どうなった!?

 トリスターノがヒナの元へと走っているのが見えた。

 

「お前、紅魔族のくせに知らねえのかよ!悪魔にパラライズは……ッ!?」

 

「悪魔にパラライズが効かない事はよく知ってるわ!私はこれでもずっと学年二位の成績だったのよ!」

 

 勝ち誇ったような声が途中で止まる。ホーストの動きも止まっている。

 先程の魔道具とかでなんとかしたのか?

 よ、よかった。俺はこのまま転がってよう。ゆんゆんがトドメを刺して終わりか。

 

「チッ、この俺様を拘束するとは、どれだけ強力なマジックポーションなんだよ!だがお前も、大分魔力を使ったんじゃねえのか?残りの魔力で俺様を仕留め切れるかね?パラライズの効果なんて、せいぜい数分がいいとこだ。今日のところはお互い引かねえか?転がってる奴らの治療を早くしたいだろ?引くなら今日は絶対に手出ししねえと約束してやる。俺達悪魔は約束だけは破らねえんだよ」

 

 ゆんゆんも迷っているのか、なかなか答えない。ホーストが焦ったようにどんどん喋っている。

 

「……あの、あのね?さっきの取引、受けてもいいわ。その、お互いに引こうってやつ?」

 

 ゆんゆんは上擦った声でそんなことを言い始めた。何言ってんだ、やっちまえよ。

 俺は離れてる上に痛くてなかなか声が出せない。

 レックス達も同じ気持ちのようでやっちまえ、と言うが、どうにも様子がおかしい。

 なんかゆんゆんもその場から動いていないよう、な?

 

「おいお前、まさか……」

 

 ホーストも異変に気付いたらしい。

 

「お前も動けないのか?」

 

 えぇ…?なんだよ、それ。

 もう一回肉壁をやりに行くしかない。

 い、痛えくそ……!せっかく倒せそうなのに、こんな終わりはないぞ!立て!

 

 ホーストの高笑いが聞こえる。ゆんゆんも必死に何かを言い返している。こんな終わりは無い。無いったら無い。手をついて立ち上がろうとして前を見た時

 

「どうも、通りすがりの大魔法使いです。この私を仲間外れにして、また随分と盛り上がってますね」

 

 めぐみんがいた。

 

 はあ、とため息が俺の口から漏れた。

 身体の力が抜けて、思い切り寝転がった。痛くてしょうがないが、あの歩く爆発兵器がいれば大丈夫だろう。まったく。

 

 

 

 爆裂オチなんてサイテー。

 

 

 

 俺は疲れていたのか、緊張の糸が切れたのか、それとも寝不足だったのか、そのまま意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 目が覚めると、そこは見知らぬ天井だった。

 

 

 いつだったか、これをやったな。

 

「気が付かれましたか?」

 

「なんだお前か、トリスターノ」

 

「ええ、残念ながら私です」

 

「今は何時で、ここはどこだ?」

 

「今はお昼過ぎで、ここは教会の一室ですね」

 

 起き上がり、体を確認する。少しまだ肋骨が痛いが、動けそうだ。ヒールでもかけてもらったんだろう。

 

「腹減った。飯でも行こうぜ」

 

 そうしましょう、とトリスターノが同意し、部屋を出たら、ちょうど部屋に入ろうとしたゆんゆんに会った。

 

「お、ゆんゆん。お前はぶ……」

 

「ヒカル!」

 

 無事だったのか、と言う前にゆんゆんは一瞬驚いた表情だったが、安心したのかハグをしてきた。普通の状態なら嬉しいが、ゆんゆんが手を回してきたのは腹付近で今やられている肋骨へとダイレクトアタックされた。

 

「ぐおおおおおおああああああ!!!」

 

 あまりの痛みに叫びながら蹲る。

 ゆんゆんが呆けていたがすぐに事態を把握し、何度も何度も謝ってくる。

 トリスターノもすかさず駆け寄ってきた。

 

「シロガネさん、私ついにヒールを覚えたんですけど」

 

「ぐ、まじか、頼む」

 

「これからトリタンと呼んでいただければ」

 

「てめえ!何交渉に持ちかけてんだこの野郎!もういいわ!」

 

「ええっ!いいじゃないですか!」

 

 なんとか立ち上がり、教会を後にする。向かうのはギルドだ。

 

「ヒカル、本当にごめんね」

 

「まあ、気にしないでくださいよ、ぼっちさん」

 

「まだあの状態が続いてたの!?」

 

 背後から何かが走ってくるような足音がして

 

「ヒカルーーー!」

 

 ヒナの声がして助走をつけて思い切り抱きついてきた。

 

「ぐおおおおおおあああああああああああああああああああ!!!!」

 

 地面をのたうち回りたくなるような痛みが走る。またもや俺は蹲るハメになった。痛すぎて肋骨にダメージがいかないように必死だった。

 

「大丈夫!?」

 

「シロガネさん、さあ、私のことはトリタンと」

 

「あれ?まだ治ってないの?治そうか?」

 

「いえ、待ってください。私のことをトリタンと呼ぶまではしばらく」

 

「ざけんなあああああ!ヒナ、治してくれ!」

 

 こいつ!しょうもないことばっかり言いやがって!!

 

「え、もしかしてこれって何かお願いできるやつなの?」

 

「いや、ちが」

 

「そうです!私のことをトリタンと呼んでもらうために」

 

「じゃあ僕はどうしようかな」

 

「大丈夫!?プリーストの人呼んでこようか!?」

 

 ゆんゆんが駆け寄ってきてくれる。

 

「た、頼む。ゆんゆんさんだけがたよ」

 

 頼りだ、と言おうとしたら、周りから口々にゆんゆんを責める声が上がった。

 

「一人だけ良い子ヅラは許せませんね」

 

「そう、僕はアークプリーストだよ?他のプリーストなんていらないよ」

 

 ヒナが冷たい目で此方を見てくる。

 

「ゆんゆん『さん』?」

 

 あれ、何故かゆんゆんも冷たい目で此方を睨んでいる。

 

「ちょ、わかった!もういい!痛みが引くまで」

 

「「えい」」

 

 ゆんゆんとヒナが肋骨を叩いてきた。

 

「ぐおおおおおおうああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

「……そ、それは流石に」

 

 トリスターノも引いていた。俺もドン引きだ。

 

「ねえ、僕とゆんゆんの言うこと何でも聞いてくれるなら、それ完全に治してあげるよ」

 

「……」

 

「あれ、私の分は……?」

 

 トリスターノがのけものにされたが、今はどうでもいい。

 

「要求エグすぎるだろうが!!一つなんか言えよ!」

 

「私が勝手にパーティーを抜けてる扱いしてるのやめてください」

 

「わ、わかった!やめる!ヒナは?」

 

「……僕をパーティーに入れてほしいかな」

 

「お前みたいな、仲間が怪我してるのに治さないヒーラーなんかいらねえんだよこの野郎!」

 

「い、いらない!?初めてだよ!そんなこと言われたの!じゃあ僕にも考えがあるよ」

 

 指をポキポキ鳴らしながら近付いてくるアークプリースト。こいつマジモンのやべえ奴だ。

 

「い、入れてやりたいところだが、俺はリーダーじゃないぞ」

 

「「「え?」」」

 

「え?」

 

 沈黙が流れる。ていうか痛い。街の往来でなんでこんな地面でのたうち回ってないといけないんだよ。

 

「はあ?なんで俺がリーダーなんだよ!?一番雑魚だぞ!っていうか痛いんだけど!」

 

「他に誰がリーダーを?」

 

 何言ってるんですか?みたいな顔をしてるトリスターノ。

 

「え、じゃあ僕は誰に言えばいいの?」

 

 二人を見て、どっち?と首を傾げている。

 

「え、ヒカルでしょ?だってクエストの時によく指示出してるし、悪魔の時も二人を引き連れてきた時に『私抜きで』ニホン?の名乗り上げしてたじゃない」

 

 私抜きで、を滅茶苦茶強調するじゃん。な、なんでこうなった!

 

「わ、わかった!もうそれでいいから!」

 

「では私のことはトリタ」

 

「『セイクリッド・ハイネスヒール』」

 

 聞いたことのない魔法名が唱えられ、俺の痛みが嘘のように消える。魔法ってほんとやべえもんだわ。

 

「私の要求がまだなのに……」

 

「やっと立てたよ、この野郎。ありがとよ、パーティーの皆さん」

 

 立ちながら、不満さを全面に押し出すが

 

「「「いえいえ」」」

 

「嫌味ってわかってるぅ!?」

 

 全員から笑顔で返された。こいつら。

 

「そ、それでね。じゃあ『四人パーティー』になったってことでパーティーの名前を決めましょう」

 

 四人パーティーを滅茶苦茶強調してくるゆんゆん。余程自分抜きでアレをやられたのが嫌だったのか。

 

「そうですね、どうしますか?リーダー?」

 

「いちいち俺に聞くなよ。ヒナは?」

 

「うーん、あまり思いつかないなぁ」

 

「り、リーダーに任せるわ!」

 

 自分で言っておいて丸投げかよ。そうだな。

 

 

 ゆんゆん

 紅魔族族長の娘。族長になる為の修行という名目で旅をしている。紅魔族特有の強力な魔法で味方も巻き込みかねない威力で相手を吹き飛ばす。そしてコミュ障。ぼっち。

 

 トリスターノ

 元魔王軍幹部の側近。元貴族のロリコンの変態ストーカーの元アーチャーの冒険者。近所の少女達でハーレムを作っている。ぼっち。

 

 ヒナギク

 ニホンを夢見るアークプリースト。支援、回復と後方支援に見えるが、本人はグローブをはめてボクサースタイルで相手を殴り飛ばす方が気に入っている。前衛も後衛もやれるヤベエ奴。そしてエリス様に愛されまくっている。ぼっち。

 

 

 

 どいつもこいつもヤベエな。

 

 

「よし、決まった。お前らは」

 

 

 

「『アベン◯ャーズ』だ!」

 




第一章終了!

ここに元々書いてあった後書きはマイページの方に移します。

ヒカル
23歳の主人公になりきれない青年。
日本から来たぼっち。
『ぼっちーズ』をまとめるリーダーになった。

ゆんゆん
16歳の友達募集中の少女。
紅魔族随一のぼっち。
未来の紅魔族族長。

トリスターノ
21歳の自称普通の男。
元貴族でロリコンの変態ストーカーで元アーチャーのぼっち。
金髪碧眼の中身以外完璧のイケメン。

ヒナギク
14歳の日本大好き少女。
辺境の地で育った箱入り娘のぼっち。
女神エリスに愛され、将来的には人を超えた存在になる者。
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