このすば ハード?モード   作:ひなたさん

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59話です。さあ、いってみよう。



59話

 

 

「聞いているのかね?」

 

「へっ?」

 

 ここにいる全員が俺を見ていた。

 やべ。

 

「す、すみません…少しボーッとしてました」

 

「しっかりしてくれたまえ。明日だぞ」

 

「すみません…」

 

 今は明日のゆんゆんのサプライズパーティーの会議中。

 ゆんゆん以外のパーティーメンバーとゆんゆんのご両親、それにカズマが来ていた。

 今はパーティーの進行の確認中だ。

 

「どうした?様子変だぞ?」

 

「い、いや、ちょっと考え事っていうか…。とにかく大丈夫だ」

 

「それならいいけどよ」

 

 カズマが気遣ってくれたが、誤魔化した。

 昼間の出来事が頭の中をぐるぐると巡って、離れない。なんとか目の前のことに集中しようとしても、ゆんゆんのご両親の紅い瞳や赤いものを見ると、昼間に見たあの真紅に輝く瞳を思い出してしまう。

 忘れたくても、忘れられない。

 ゆんゆんの全力でぶつかってきた気持ちに、俺の心はどうしようもなく揺れていた。

 

 

 会議は終了して解散となった。

 明日は俺達のパーティーメンバーで王都に行って、観光。

 その時にこっそりプレゼントを買う。ヒナとトリスターノにも聞いたが、どうやら二人もプレゼントは王都で買うらしい。全員プレゼントを買ったら、トリスターノのテレポートでトリスターノの部屋に送る。これでバレる心配もない。

 その間にゆんゆんのご両親やカズマ達がパーティーの準備をしてくれる。

 夕方になったらこちらへ戻り、サプライズパーティー。

 そこからはまあプレゼント渡したり、飲み食いしたりだ。ここら辺は流れだ。なんとでもなる。

 

 一応ここにいる面子やカズマ達は昼間の出来事を知ってる者はいないみたいだ。

 告白を見られるだけでもしんどいのに、里の噂にされてるなんて知ったら、ゆんゆんはどうなってしまうのか。

 

 

 頑張って明日のことについて考えていたが、ベッドに入って横になった途端、昼間のことを思い出す。

 

 ゆんゆん。

 この世界に来て初めて出来た俺の友達。

 

 最初会った時はオドオドしたような、不審者めいた態度だったのに、今日の昼間はまるで別人のような堂々とした立派な姿を見せてきた。

 

 ゆんゆんのあの純粋な好意に、俺は正直戸惑いを隠せないでいる。

 だって自分でも思うほど、俺は不純だ。

 ゆんゆんにはなんというかセクハラめいたこともしたこともあるし、最近はあるえちゃん達に手を出そうとしたことだってある。

 最近のゆんゆんにドキドキしたことはあったが、それは大人のゆんゆんとのあれこれがあって、好きになったからだ。

 不純だらけだ。

 そんな俺なんかに告白してくれた。

 

 おいおい、正気ですかこの野郎。

 

 なんて冗談を言うどころか思う余裕が無いぐらい、ゆんゆんの告白は衝撃的だった。

 多くの考えが頭の中を巡る。

 でも、どれだけ言い訳やら屁理屈を並べても仕方がない。正直に言おう。

 

 ゆんゆんのことが好きだ。

 

 あのどこまでも真っ直ぐで力強い、美しい真紅の瞳にどうしようもないぐらいに心を奪われた。

 

 ゆんゆんの気持ちに応えたい。

 そう思っている。

 だが一方で応えてしまっていいのかとも思っている。

 何故かと言うと、俺のパーティーのことだ。

 今までの関係が壊れてしまうかもしれない。

 そう考えると怖くて堪らない。

 元々ゆんゆんにドキドキしてしまった時、どうにかしようとしてたのは、パーティーの関係が崩れてしまうのが怖かったからだ。

 別にパーティー内で恋人やら結婚やらはそう珍しい話ではないのだが、俺達は家まで借りて生活を同じくしているのだ。

 それが二人が恋人同士になったらどうだ。

 間違いなく今までの生活とは変わるだろう。

 それが嫌だ。

 

 俺の生きる意味は、あいつらしかいない。

 

 これから先、どんな友達が出来ようが、仲間が出来ようが、あいつら以上に大切なものなんて出来そうにない。

 俺は元いた世界で死んで全てを失って、この世界に来た。そんな俺からすれば、あいつらは第二の家族で、宝物だ。

 それがもし離ればなれになるのだとしたら、俺は絶対に阻止したい。

 そんなことになってしまうのなら、俺は……。

 

 

 

 

 

「起きて、ヒカル。朝だよ」

 

 …マジで眠い。

 お願いだ。あと五分。いや五時間寝たい。

 

「もう。ヒナちゃんが毎朝苦労してる気持ちがわかったわ」

 

 いつもの強引なのがない。

 これはありがたい。もう少し寝させてもらう。

 

「もう朝ご飯出来てるから。起きて」

 

「…たのむ。ぜんぜんねられなかったんだ…。もうすこしねさせてくれ」

 

 頭から布団を被って、一度浮き上がりかけた意識を沈めていく。

 なんともこれが気持ちいい。

 

「どうしたの?王都が楽しみで寝られなかったの?」

 

「なにいってんだばかやろう。ゆんゆんのことにきまって」

 

「私?」

 

 ……。

 

 わたし?

 布団をそーっと取り、重い目蓋を開いて見てみると、俺を覗き込んでいるゆんゆんがいた。

 

「っ」

 

 一気に意識が覚醒する。

 や、やばい。もう少しで本人に色々と言ってしまうところだった。

 文字通り飛び起きて、一度ベッドの上で回転した後まるで某親愛なる隣人が飛んで来て着地した格好みたいになる。

 

「今起きました。すぐ着替えます」

 

「えっ、う、うん。というかその格好と口調はなに?」

 

「気にしないでくれ。すぐ行くから先に行ってて」

 

「ねえ」

 

「な、なんだ?」

 

「私のせいで寝不足なの?」

 

「ち、違うって!その、えっと、」

 

 ゆんゆんの紅い瞳を見てられない。

 どこを見ていいか、わからなくなって、目が泳ぐ。

 なんで、ゆんゆんが起こしに来るんだよ!

 俺を起こすのはヒナの仕事だろ!?

 職務怠慢だぞ!

 

「そんなに、私のこと考えてくれたの?」

 

 起きたばかりなのに、身体中が熱くなる。

 や、やめろ、その上目遣い!

 狙ってやってるんじゃないだろうな!?

 

「そ、そんなことあるわけないだろ!お、王都が楽しみだったんだよ!アクセルの他に紅魔の里だけしか俺は知らないんだし、めちゃくちゃ都会なんだろ!?何があるんだろーなー!?」

 

 クスクスとゆんゆんが笑い、そうなんだと返してくる。

 何余裕こいてんだこの野郎!

 誰のせいでこんな…!

 

「じゃあ、待ってるから」

 

 そう言って、部屋の扉に手をかけるゆんゆん。

 

「あ、ああ」

 

「朝食も…返事も」

 

 そう言って扉を閉じて出て行った。

 最後微かに見えたゆんゆんの顔は赤かった。

 あ、あの野郎!

 好きなタイミングとか言ってたくせに…!

 

 

 

 里のテレポート屋で送ってもらって、王都に着いた。

 アクセルもそれなりに活気のある街だったが、王都はレベルが違う。

 人混みという言葉をこの世界で初めて使う程、人に溢れている。

 観光してるのか歩いてる者、客寄せしてる者、警備でもしてるのか巡回してる者、強そうなゴツい鎧を着た冒険者らしき者、その他大勢の人々。

 この世界にこんなに人がいたのかと驚く程の人の多さ。

 通りは、隙間が無いほど並べられた出店の数々。見たことない料理を売っているものや魔道具や様々だった。

 そして奥にはどんな建物よりも大きな城が見えた。

 あれが間違いなく王様が住んでいる城だろう。

 

「珍しくリーダーが子供みたいにキョロキョロとしてますね」

 

「ね。ゆんゆんに聞いたけど、楽しみで寝られなかったらしいよ?」

 

「おや、それはそれは」

 

 ヒナとトリスターノがニヤニヤしながらこちらを見てくる。

 

「う、うるせえんだよこの野郎!お前らも楽しみだったんだろ!?」

 

「僕は一回来たことあるから、寝られない程でもないよーだ」

 

 一回って、そんな俺と変わらないだろ。

 

「私も楽しみでしたが、寝られない程ではないですね」

 

「うーん、私はちょっと寝不足かも。お父さんと何回か来たことあるけど、友達と来たことは無かったから」

 

 ゆんゆんはそう言って、俺に優しく微笑んでくる。

 フォローのつもりか、それとも何故寝不足か知っているからか。

 くそ、紅魔の里に来る前からだが、今回の告白で更にゆんゆんにペースを崩されている気がする。

 なんとか大人の男としての威厳を見せなければ…。

 

「で、どこから行くんだ?一回来たことあるヒナギクさん?」

 

「やっぱり僕がいないとヒカルはダメだね。いいよ、僕が案内してあげるよ」

 

「嫌味って言葉知ってるかー?」

 

 得意げに胸を張ったヒナに呆れて、そう言ったが聞こえてないのか、王都の説明を始めた時

 

「あれ?みんな久しぶり。なんで王都にいるの?」

 

 聞こえて振り返ると、クリスがいた。

 

「お久しぶりです、クリスさん!」

「お久しぶりです。観光みたいなものですよ」

「久しぶりです。クリスさん」

 

「なんでお前こそ、ここにいるんだよ」

 

「ちょっと野暮用でね。観光ならあたしが詳しいし、案内してあげようか?」

 

「是非お願いします!」

 

 一回来たことあるお前が案内するんじゃないのか。

 俺の横で楽しみだね、と言ってくるゆんゆんに返事をしている横目でトリスターノがクリスに何か耳打ちしてるのが見えた。その後クリスが何かを思いついたかのように、声をあげる。

 

「そうだ!昨日、ヒナギクに似合いそうな服を見つけたの思い出した!まずそこに行こうよ!」

 

「え、ええっ!?」

 

 クリスが半ば強引にヒナを引っ張りながら、少し振り返って俺にニヤリと笑いかけてくる。

 あ、あの変態女神。まさかそこまでしてヒナギクと一緒にいたいのか。

 そんなことを思ってると、トリスターノも何故だかそれに着いて行き、またお昼頃にここで合流しましょうと言って、あっという間に人混みに呑み込まれていった。

 いや、お前まで何やってんだ!?

 

「お、おい!!ちょ、」

 

 そう言って追いかけようとしたら、手を握られる。

 振り返ると、ゆんゆんが少し赤い顔で俺の手を握っていた。

 

「ヒカル。お昼にここで合流って、言ってたから、焦る必要は、その、ないんじゃないかな」

 

 ゆんゆんが言葉を探すようにして、少し詰まりながらそう言ってきた。

 言い終わると、ゆんゆんの手に更に力がこもる。

 う、うそだろ。こんな状態でゆんゆんと二人で…?

 

「今から追い付くのは、無理だと思うし…。それとも二人きりはイヤ…?」

 

 不安そうに揺れる紅い瞳に言葉が出なくなる。

 呼吸を忘れてしまったのか、胸が締め付けられるように苦しくなる。

 

 …嫌なわけないだろう。

 ずるいぞ、そういうの。

 

 

 

 

「見て見て!これすっごく可愛い!」

 

「ああ、そうだな。買っていくか?」

 

「うん!ちょうど四種類あるし、白いのはヒカルでしょ?赤いのは私ので、ヒナちゃんは」

 

 人が多いからと手を繋いだまま、連れてこられたのはファンシーな小物が売っている雑貨屋だった。

 ゆんゆんはこの店に入った時から目を輝かせて、可愛いものを見つける度に俺に報告してくる。

 今見てるのは四種類のマグカップだ。

 白、赤、緑、黄のそれぞれの色に可愛くデザインされた犬などの動物がプリントされたマグカップをゆんゆんがどれを使うか決めていた。

 にしてもテンションMAXだ。

 こんなゆんゆんはなかなか珍しい。

 

「あーもう、どうしよう。全部欲しい!あ、このクッションもどう!?これもみんなの分も買って」

 

「その可愛いの俺も使うのか?似合わないだろ?」

 

「そんなこと無いわよ。ほら、持ってみて」

 

 そう言われて、その小型犬程度の大きさの、白い何かのキャラクターとハートが描かれたクッションを胸元に持つ。

 

「ぷっふふ」

 

「おいこの野郎」

 

 こいつ吹き出しやがった。

 

「ご、ごめん。その、すごい似合ってたから!」

 

「嘘こいてんじゃねえよ!笑っただろ!」

 

「笑ってないわよ。ほらこれも買いましょう?」

 

「絶対に嫌だ。ほら、他にも見る場所あるだろ?」

 

「えーなんでよ。これをヒカルの枕元とかに置いたら、ふふふ、すごい可愛いと思うし」

 

「ふざけんなこの野郎。絶対買わない。ほら次だ次」

 

 ぶーぶー文句を言ってくるゆんゆんの背中を押して、次のコーナーへと進んだ。

 

 

 

「買いすぎだろ。まだ昼にもなってないのに、どうすんだ?」

 

「『テレポート』で私の部屋に送るから大丈夫です。ちゃんと考えてるわ」

 

 二人の両手が塞がる程、買い込んだゆんゆんに文句を言ったら、そんなことを言ってきた。

 送料は自身の魔力でノータイムで送れるとか、なんて便利なんだ。俺も魔法使いの適性があればよかったのに、なんて思ってしまう。

 ゆんゆんがテレポートで送るのを見てから、次はどうするかと聞いたら、当然のように手を握ってきた。

 俺が不意打ちを食らって、ドギマギしていると、照れながら行きたい場所があると言ってくるので、そこへ向かうことにした。

 

 

 

 

 

 俺がゆんゆんに連れてこられたのは喫茶店だ。

 人混みも多いし、一休みしたかったのかもしれない。

 心なしかテラス席から見える客は男女のカップルが多い気がした。

 店の中に入ると、店員が近づいて来たので、俺が対応をしようとしたら、ゆんゆんが先に口を開いた。

 

「カ、カップルシート空いてますか?」

 

 …………かっぷるしーと???

 

 空いてますよ、と店員さんが先導して案内してくれるのを頭の中が真っ白になって見ていた。

 ゆんゆんが腕を組むようにして、俺を引っ張り、連れてこられたのは二人程ゆったりと座れそうなソファーの前に机があるようなところで、店員さんにこちらになりますと言われた。

 呆然としてる俺を一回離して、メニューを店員さんに見せて、これを一つください、と言ってるのをただ見ていた。

 店員さんがかしこまりました、と去っていくとゆんゆんは俺の右腕を組んで引っ張り、ソファーへと無理矢理座らせてくる。

 カップルシートって、こういうことかよ!?

 ゆんゆんの胸が二の腕あたりにめちゃくちゃ当たってる。

 ゆんゆんが無言のまま、俺の右手の指を触り始めたと思ったら恋人繋ぎのように指を絡ませてくる。

 驚いてゆんゆんを見ると、触れそうな程近い距離からゆんゆんも俺を見つめていた。

 どうしたんだよ、マジで。

 本当にゆんゆんか、こいつは。

 何も口に出来ない俺に、ゆんゆんは俺を真っ直ぐに見たまま話しかけてくる。

 

「嫌?」

 

「い、いやとかじゃなくて、その、ゆんゆんさん、あれじゃない?せっ、積極的すぎない?」

 

「…私のこと好きだって言わせてみせるって言ったでしょ?」

 

 それにしたってグイグイ来すぎじゃないか?

 そう思ってると店員さんが、ゆんゆんが先程注文したであろうものを持ってきた。

 

 それは一つのコップに二つストローがついたよくあるカップル向けの飲み物だった。

 うわあ、ベタ。

 ベタすぎて、日本でそれにお世話になったことがない。

 というか逆に冷静になってきた。

 ゆんゆん、もしかしてこういうのに憧れがあるのかな。

 そう思ってると、ゆんゆんが右手で俺達の顔の間に持ってくる。

 何も言わないでそのまま飲むと、あれ?みたいな少し呆気にとられた表情をした後に、ゆんゆんも俺に続いて少しずつ飲み始めた。

 

「よし、俺の勝ちだな」

 

「えっ、何が?」

 

「俺の方が多く飲んだ。つまり俺の勝ちだ」

 

「ええっ、勝負だったの!?」

 

「当たり前だろ。この二つのストローは勝負するために付けられてるんだろ?」

 

「ち、ちがうわよ!これは」

 

「これは?」

 

 照れたような顔を一瞬していたが、すぐに俺の考えがわかったのか、ジト目で睨んでくる。

 

「……ヒカル、わかっててそういうこと言ってるでしょ?」

 

「まあ、こんなベタなやつ出されたらなぁ」

 

「もう、意地悪…」

 

 拗ねたように、頬を膨らませるゆんゆん。

 冷静になった俺に死角はない。

 大人の男として、スマートに対応してみせよう。

 

「あのね、ヒカル」

 

「どうした?もう一回勝負か?出来れば味変とかあると嬉しいんだけど」

 

「違うわよ!えっと、今日はね」

 

「うん」

 

「私の、誕生日なんだ」

 

 知ってるよ。だから王都に来たんだ。

 知らないフリをしないといけないんだけどな。にしても、このタイミングで言ってくるとは思わなかったが。

 

「……もうちょっと早く言ってくれよ」

 

「うぅ…ごめん。だって、なんか図々しいかもって思ったら伝えられなくて」

 

 やっとゆんゆんらしくなってきたじゃないか。

 さっきまでの攻めのゆんゆんは俺の精神的によろしくない。

 俺がペースを握る。これ以上年下に良いようにやられてたまるか。

 

「何か欲しいものとかあるか?」

 

「…うん。欲しいものじゃないんだけど、今日の夕飯を二人で食べたいなって」

 

 もじもじしながら言うせいで、当たってる胸が更にもにゅもにゅされて思考が鈍くなる。

 それは、叶えられない。

 どうしよう、なんて言えば納得してくれるか。

 

「その、ゆんゆん。今日の夕飯だけは、二人で食べるのは出来ない。ごめん」

 

 そう言った瞬間、悲しげな表情に変わる。

 

「…何で夕飯はダメなの?」

 

「それは、その、ごめん。今回は言えない。だけどその代わり、今日はゆんゆんの特別な日だから、なるべく何でも叶える。それ以外に何か無いか?」

 

「何でも?」

 

 悲しげな表情から一転して、食いついてくる。

 

「な、何でその一部分だけを聞き返してくるんだ。その、俺に叶えられる範囲なら何でもするよ。ゆんゆんの誕生日だからな」

 

「……それなら、欲しいものがあるんだけど」

 

 追加でデザートを食べた後、ゆんゆんが欲しがっている物を買いに行くことになった。

 





ヒカル
Sは打たれ弱い。
家族か、恋か。

ゆんゆん
お母さんにいろいろ教えてもらった。
この誕生日が今まで一番幸福な日になるかもしれないが、次の日は……。

あと二話で紅魔の里編終了予定です。
五章の為のアンケートのご協力をお願いします。
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