65話です。さあ、いってみよう。
「お前を殺す」
「…あのさぁ」
銀髪の盗賊クリスは殺気全開で言い放つ。
世界の何よりも呪ってやると言わんばかりの目付きに、ダガーの柄を握り潰しそうなほど力を入れているせいで、プルプル震えていた。
「最近は絆されていましたが、やはり貴方と私は敵同士。最近の私はおかしかったのです」
「おかしいのはお前の頭と性癖だよ」
「性癖は何らおかしくありません」
「じゃあ頭の心配しようね。天界に病院はあるんだろうな?」
「問答無用。覚悟なさい」
ダガーの切っ先をこちらへ向けた。
おい、これ何話前のやり取りだよ。
「じゃあ、おやすみ」
とある日の夜。
いつも通りあいつらに就寝の挨拶をして別れる、そんないつも通りのやり取りの後に、少しだけ変わったことがあった。
俺のベッドの枕の上に一通の手紙があった。
開けて読んでみると、そこには
『今夜エリス教会に来てください』
と書かれていた。
前にもこんなことがあった。
俺を手紙でエリス教会に呼び出すなんて、あの神様しかいない。もうあの人、俺の部屋に何度か現れてるんだから、ここに出て来ればいいのに。ここに出てくる時はだいたいしょーもない話だったが。
はあ、とため息が出てくるが神様の呼び出しに応えないわけにもいかず、準備を始めた。あいつらにこんな時間にどこに行くんだと聞かれるのも面倒なので、あいつらが寝始めたあたりで行かせてもらおう。
以前こうして手紙で呼び出された時は、ピカピカに輝く大剣を持ってブンブン振り回して追いかけてくるなんてことがあった。
最近はクリスとも仲良くしていたし、そんなことが起こるとは到底思えないが、嫌な記憶のせいで最低限の準備はしておきたくなった。
俺はいつものクエストに出かける時のような装備でこっそりと家を出た。
俺がここまで来るのに誰にも会わなかった。
いくら深夜近いとはいえ、誰にも会わないなんて珍しい。それがなんとも不気味に感じた。
静まり返った教会の前に立ち、安心する為の呼吸か、それともただのため息かわからないものが口から出てくる。
あの人がわざわざ呼び出してくるということは、そんな良い話題じゃない気がする。そんな予感。
一度覗いて、前みたいに変な武器持って佇んでたら帰ろう。そう思って教会の扉を少し開けて覗いてみると、中は暗く誰がいる気配もない。
俺が入って来たら、出て来るパターンのやつか、厄介だ。あの人はこういう時だけ神様っぽい力を使って、教会から出られなくしてきたりするから面倒だ。
嫌な予感しかしないが、覚悟を決めて教会に入る。中は月明かりのみで照らされていたが、不思議と周りが見えないほど暗くはなかった。
教会の中ほどまで進んでも、あの神様が出てくる気配がない。
なんだ、祈りでも捧げないと出てこないのか?
そんな事をぼんやりと思った時、背筋にゾクリと悪寒が走った。
その感覚に従い、前方へと飛ぶようにして前転をする。
その飛んでいる途中、背中に何かが掠った気がした。
転がり、受け身を取りながら、後ろを振り向き、すぐ様剣の鯉口を切り、いつでも刀を抜ける状態に入る。
「あれ?ちゃんと『潜伏』してたんだけどなぁ」
そこにいたのは、銀髪の盗賊クリス。
女神エリスがこの世界で活動する為の人間体。
そのクリスがきょとんとした表情でダガーを持って呟いた。
「…お前、何してくれてんですかこの野郎」
「君って厄介だね。人間相手に特化してるから、あたしの殺気に気付けたのかな?」
冷や汗をかきながら、なんとか文句を言うと平然と『殺気』と言いやがった。
こいつ殺す気だったってのか。
「それとも余程あたしの殺気が抑えきれなくなってたのかな。その方が納得が行くかも」
「おいこら、これはどういうことだ」
「どういうことって、こういうことだよ」
「問答無用。覚悟なさい」
「何を覚悟するのか、全くわからんが落ち着けよ」
「はあ…。あたしはね、我慢して我慢して我慢して我慢して、それでも落ち着いてこうして正面から殺そうとしてるんだよ」
「落ち着いてる要素が全く無かったぞおい」
「さあ、貴方の罪を数えなさい」
「あ。あれだろ、ヒナを抱きしめた時のことだろ。あれは仕方ないっていうか、変な意味はないし、そもそも」
「それだけ?」
「は?」
「他には?」
「は?他?えーっと、膝枕したやつか?」
「まだあるよね?」
「え、あ!あれだ!お父さん呼びされてたことだ!」
「…」
「ここら辺は全部ヒナが熱出たり、父親が恋しくてやったことだろうが。お前も状況わかってるはずだろ」
「それだけじゃないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」
「うわ、なんだお前!?」
「ヒナの胸に触れただけでなく、顔で堪能した上には、はは、ははははは挟んでもらうなんて!!!」
「え、なに言ってんの…?」
「忘れた!?まさか神すら触れる事を躊躇う聖域に触れたくせに忘れたの!?」
「いや、触った記憶もないし、挟んだって、お前……あいつそんな無」
「シルビアの時に爆裂魔法から君を守ろうとした時だよ!!しかも触った記憶が無いなんて嘘まで付くとはね!!君には心底失望したよ!!触れた時点で大罪だというのに、ぱふぱふ!?あり得ない!あり得ないあり得ないあり得ない!!」
「変なこと言うんじゃねえよ!?ぱ、ぱふぱふってお前、変な言葉どこで覚えて来たんだこの野郎!そもそも俺が覚えないぐらいだから、触れたか触れてないかも微妙なところだと思うぞ!」
「いいや、触れてたね!挟まれてたね!女神カメラを総動員して五カメで全角度から確認したよ!ガッツリだったね!君の顔にむにっとしてました!!はーもう無理!汚されたよ!あたしのヒナギクが汚されたよこの野郎!!」
「うおわっ!?」
我慢できなくなったクリスが一瞬で距離を詰めてダガーを振るう。
マジで殺りに来てやがる。俺も上体を逸らして避ける。そのまま距離を取り、また話しかける。
「ちょ、ちょっと待て!俺も触りたくて触ったわけでもないし、そもそも俺は覚えてないんだ!お前のヒナが汚されたわけにはならないだろ!」
「それ以外にも君の罪はいっぱいある、よっ!」
再び振るわれるダガー。
俺も伊達に上位職になって前衛を張ってるわけじゃない。素直に振るわれるダガーに当たるほど弱くない。クリスも怒りのせいか大振り気味だ、避けるのに苦労はしない。
距離を取りつつ、まだ話しかける。
「俺はな、ゆんゆんと付き合ってんだよ!ヒナと変なことしようなんて思ってねえよ!だからいい加減落ち着けよ」
「だから何?それで今まで犯した罪が消えるわけないでしょ!!」
そう言いながら俺を真っ直ぐに追い詰めてくる。
怒り心頭かもしれないが、いくらなんでも真っ直ぐすぎる。
俺が避けるだけなのに、どうしてこんな…っ!?
右手から振るわれるダガーを捌きつつ、左前方に避けて、クリスの肘を押しつつ、別方向へ体を躍らせる。これで逃げる場所が増えた。
別方向へ避けながら、チラリと確認すると、あのままあと数歩進んだ先にはワイヤーが張り巡らされた場所に突っ込んでいた。
盗賊職の『ワイヤートラップ』だ。
あのまま罠にかかったらワイヤーで拘束されて、惨たらしく殺されてたに違いない。
押されてフラフラとしたクリスが不気味にゆっくりとこちらを見てくる。クリスは先程以上に不機嫌さが顔に出ていた。
「…ちっ。あと少しだったのに。そんなに武道とやらをやってると、相手してる人の考えがよくわかるものなの?」
「お前の場合、わかりやすすぎるんだよこの野郎。もう少し追い詰め方を工夫するべきだったな」
「…次はそうさせてもらうよ。まあ君に次は無いけどね」
「おい、マジで和解してくれない?能力で弱体化してるとはいえ上位職の狂戦士に盗賊職が正面から戦えるわけないだろ」
「和解ねえ…。それをするには君の重ねた罪は多すぎるよ。それに何の考えも無しに、その盗賊が正面から殺そうと思う?」
「なんだ、女神の力でも使おうってか?」
「それも間違ってないかな。ねえ、女神が人間として活動するにしては、ただの盗賊をやるなんて少しおかしいと思わない?」
「それは思ったことはあるけど」
「そうなんだ?つまり、そういうことさ」
「は?どういうこと」
「『限定解除:アサシン』」
そう言ったクリスは突如として光に包まれる。暗い分その光は一際眩しく感じる。
クリスを包んでいた光が無くなったと思えば、盗賊職の身軽そうな軽装では無くなっていた。全身黒のまるで忍者のような格好をしていた。
「盗賊の上位職の『アサシン』か?」
「正解。普段は力をセーブしてるんだ。ほら、これで上位職同士だよ」
「お前な。こっちは前衛職の上位職だぞ?支援とかが主の上位職と戦っても、勝負は見えてるだろうが」
「それはどうかな」
左手は懐から、何本か指に挟むようにして小型のナイフを取り出す。
一度隠れて投げてくる気か?それなら逃げるだけだ。
「さあ、行くよ!『ワイヤーワールド』ッ!!」
刀を抜き放ち、左腕の鎧でガードしながら構える。
クリスが言ったスキルは聞いたことのないものだった。
ワイヤーが教会中に張り巡らされる。
まるで蜘蛛の巣。蜘蛛の糸のように規則的に張られてないが、張り巡らされたワイヤーはそんな印象を受けた。
「すごいでしょ?これで君は逃げることは出来ない」
ニヤリと笑い、まるで階段を上るように何もない空間に足をかけていく。
ワイヤーの上に乗っているのか。
「少しずつ、少しずつ、弱らせて、苦しませて、殺してあげる、よっ!」
次のワイヤーへと飛び上がりながら、こちらへナイフを投げてくる、左腕の鎧で弾きながら、近くのワイヤーへ刀で斬りつける、が。
「無駄だよ。大型モンスター用の、かなり特殊なワイヤーさ」
「無駄に準備しやがって!」
「じゃなきゃ不意打ちに失敗した瞬間に逃げるってば!」
笑いながら、そこら中を縦横無尽に跳び渡りながら、次々とナイフを投擲する。
刀と鎧で弾く。
たまに狙いがズレているのか、俺が避けるのを見越してるのか、俺のすぐ近くを通り過ぎるナイフもあるが、それに構ってる暇はない。
「ほらほら!これはどう?」
俺がいる方向とは別の方へ何本もナイフを投げる。何をしてるか、疑問に思っていると、そのナイフは軌道を変えて、俺へと真っ直ぐに飛んでくる。
「なんだそれっ!?くそ、マジでふざけんなよこの野郎……っ!?」
鎧で弾くと、俺が動いた分、体にワイヤーが食い込む。
いや、先程はこんな近くにワイヤーが無かった。だから俺は鎧や刀で守れていたのに、何故。
気付くと俺は少し動くだけでワイヤーが体に当たるほど近くに張り巡らされていた。
まるでワイヤーの檻。
ふと足元に刺さったナイフを見て、正解がわかった。ナイフにワイヤーが付けられている。ナイフを投げれば投げるほど、ワイヤーが張られていったんだ。
先程、別の方向へ投げたナイフはこの俺の近くに張られたワイヤーを通って、俺に飛んできた。だから、おかしな軌道で飛んできた。
「気付いた?でも、もう遅いよ」
俺が身動きが取れないとわかったからか、クリスは降りてくる。
クスクスと笑いながら、クリスは徐に近くのワイヤーを引っ張る。すると、俺の右腕付近に張られたワイヤーが体に食い込んでくる。
「いっ…」
「上位職になった慢心。あたしがただの盗賊だと思ってた油断。更に許してもらえると思っていた君の甘さが敗因かな」
「その通りだよくそったれ。おい、マジで殺す気か!?」
「さっきからそう言ってるじゃん。まあ君はヒナギクのこと以外はまあまあ頑張ってたし、次に転生するのは日本のそこそこ良い家庭にしてあげるよ。それじゃ」
「ざけんな、俺はまだ…っ!」
「さようなら」
そう言って、俺にナイフを
バタン!!
大きな音を立てて、教会の扉が開け放たれた。
「これはどういうことですか?」
そこにいたのはエリス様が愛してやまないヒナだった。
「ヒカル、大丈夫?」
「ああ、ありがとう」
ワイヤーから開放された俺はヒナに回復魔法をかけられて、命の危機から助かったと安堵すると共に、この状況をどう説明するか悩んでいた。
「……それで、これはどういうこと?」
「あー、これはな」
クリスはヒナが教会に入り、こちらへ進んで来た時に脇目も振らず逃げていった。
俺も正直言ってどう言っていいか分からん。
普通に殺されそうだったし。
ヒナが険しい表情で俺の言葉の続きを待っていた。
「というかお前はどうしてここにいるんだ?」
「いいから答えて」
大方俺が外に出るのに偶然気付いたヒナは俺に着いてきたのだろう。
俺が正直に話すにしても、色々と話さなければいけないことが増えてくる。
「ねえ、クリスさんはヒカルのことを殺そうとしてたよね?」
「それは…」
「僕、ヒカル達が戦い始めたあたりからずっと見てたんだよ。遠くて会話はあまり聞こえてなかったけど、あんな相手を確実に追い詰めていくような戦い方してるクリスさん見たことない」
「…」
「信じられなくて、助けに入るのが遅れちゃったけど……どういうことさ…。わけわからないよ。クリスさんは何かあったからって人を殺すような人じゃないはずだよ」
それはそうだろう。
今回は特別中の特別なケースだ。ヒナが関わっているから、殺意マシマシになっていただけで普段なら人を殺すとは無縁の存在だ。
「しかもクリスさん笑ってた。追い詰めるのが、楽しいみたいに…。お願いだよ、何があったか教えてよ」
ヒナは自分が見た光景を信じたくないのだろう。
憧れの人が自分の仲間を殺そうとした、なんて俺だってそんな場面に立ち会ったら混乱する。
殺されそうになったし、対話も成り立たなかったクリスを庇う気は正直なかったが、ヒナの為だ。こいつの憧れを壊すのは、なんとなく嫌だ。
はあ、とため息をつく。
「…わかった。白状するよ」
「…うん。話してよ」
「これは、エリス様からの試練だ」
「……はい?」
大嘘こいてやる。
これは大きな貸しだ、これでまた殺しに来たら、全部ヒナに喋ってやるからな。
「詳細は言えないが、エリス様から試練を受けてた」
「……え、え?ご、ごめん。全然わからない」
「言えないことばかりだが、近々あの人の為に頑張らなきゃいけない時があって、その時にどこまで自分の力が扱えるか、という試練を受けてた。クリスはその試験官みたいな感じだよ」
「ヒカルは特別な存在じゃないって言ってたじゃん!やっぱり神様とかの存在だったの!?」
「違う違う。人間として協力するためのものだよ。俺が特別な存在なわけないだろ」
「じゃ、じゃあクリスさんが笑ってたのは!?普通に楽しんでたよね?」
「俺が最初に『盗賊職が相手だとすぐ勝っちまうよ』とか言って戦ったら、見事にクリスにやり放題されてな。クリスも自分が立てた作戦ながら上手く行きすぎて笑いが止まらなかったんだろう」
「でも、あんな痛ぶる必要は無いよね?」
「俺が最初に言った言葉が相当不満だったらしくてな。舐めた分のお返しだろ」
「じゃあ何でクリスさんは僕が入ってきた時にすぐ逃げたのさ!?」
「…それはよくわからないが、この試練は極秘のものだからな。これ以上秘密がバレないように先に逃げたんじゃないか?」
「…………じゃあ、僕は…エリス様の邪魔しちゃったってこと…?」
ヒナは顔を青白くさせて、自らが崇める存在の邪魔をしてしまったと聞いて、体をふらつかせた。
「いや、俺はあのまま試練に不合格だったし、そうはならないんじゃないか?」
「で、でも極秘だって…」
「俺が何するか気になって付いてきたんだろ?俺の責任だよ」
「そ、そんなわけない!ど、どうしよう…」
その後も気にするヒナに嘘をつき続けて、家に帰る頃にようやく落ち着きを見せた。
アクアと言いエリス様と言い、神様はロクな存在じゃない。
俺は寝る前にそう思い、疲労と緊張感の解れからか、すぐに寝てしまった。
どれだけ寝ただろうか、俺はふと目を覚ます。十分寝た気がする。目覚めはバッチリで、なんとなく今日は良いことがあるんじゃないかな、なんて思えるほどだ。
そんなご機嫌な目覚めの中にも、一つ嫌なことがあるとするなら、女神エリスが枕元で俺の首目掛けて大剣を振り上げてることだった。
「天誅!!」
「うおわああああああああああ!!!」
掛け声と共に振り下ろされた大剣をなんとか避けた俺は這ってすぐに距離を取る。
「……運の良い人ですね。まさかタイミング良く起きるとは」
ベッドに深々と食い込んだ大剣を引き抜き、そんなことを宣うエリス様。
こ、この神様、俺がせっかく助け舟を出してやったのに、普通に殺しに来やがった!
「おいいいいいいい!!!せっかくヒナに何も言わないでやったってのに、何してくれんですかこの野郎!!」
「それに関してはお礼を言います。そのお礼として苦しまないで死なせてあげようと思って、一振りで楽にして差し上げようかと」
「気遣い方のベクトルが迷子になってるぅ!!ゾロも真っ青な迷子っぷりだよ!!」
「ワンピは好きですけど、あれ長くて全然読めてないんですよね。それはともかく早く死んでください」
「あの漫画知ってんのかよ!!この女神本当に仕事してんのか!!あと殺そうとする感じがすごい雑!!」
「さあ、あなたも空島へ送ってあげます」
「どこに送ろうとしてたんだ!!あとそれ結構前の話!」
「抵抗されると、一振りじゃ殺せな……」
「まず殺そうとするのをやめろ!!な、なんだ?今度は油断させようとしてんのか?」
今まで殺す気しかなかったが、その殺気が消えて俺を凝視し始める。
次には構えを解いて、大剣が光の粒子となって消え、俺をじっと見たまま近付いてくる。
「お、おい、なんだこの野郎。それ以上近付いてみろ、俺も全力で抵抗をしてやる」
そう言っても止まらず、よく見るとエリス様は俺の胸元辺りを凝視して、無警戒に俺の数歩前で止まった。
「あー……あ〜?………あー!」
なんか俺の胸元を見ながら、首を傾げたりしながらあーとか言って、最後に手を叩いて一際大きく声を出した。
軽く不気味だったが、俺はこの状況をどうにかしたい気持ちでいっぱいだった。
「なるほど。貴方を殺すわけにはいかなくなりましたね」
そう言った後、ゆっくりと歩いて俺の部屋にある椅子に座った。
「え、は?」
「人間なら殺しても証拠は消せるんですけど、同族となると流石に無理ですしね」
「さっきから何言って」
俺が困惑して話しかけると、エリス様はにっこりと笑いながら話し始める。
「おめでとうございます。貴方に『神聖』が宿り始めています」
もうちょっとだけ続きます。
長くなったので分けました。
これから伏線回収と説明をしつつ、とある話にヒカルとあのキャラを参加させようと思うので、少し長くなります。
思い付きってよくないなぁ。
最近このすば二次創作作品増えてきてますね。
良いぞ良いぞ、みんなで書いてけ。勢いに乗っていけ。
その深夜テンションとノリと気分と妄想が名作を生み出すんだ。
クリスの戦い方は…オマージュです。
激強設定にしてみましたけど、神様だし、おかしくないですよねうん。