このすば ハード?モード   作:ひなたさん

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87話です。さあ、いってみよう。



87話

 

87

 

 

「俺がどうなってもいいのかこの野郎おおおおおお!!」

 

「「えっ」」

 

 作戦名は『人質作戦』。

 人質は俺。

 

「……あの、何やってるの?」

 

 ゆんゆんが困惑した顔で尋ねてくる。

 

「ゆんゆん、ヒナ助けてくれ!儀式をやめてくれないと殺される!儀式をやめて俺を助けてくれ!」

 

「……えぇ…」

 

 ゆんゆんが困惑に加えて呆れた調子で声を漏らすのとは対照的に、ヒナが必死な顔で俺達に向かって叫ぶ。

 

「ヒ、ヒカルを離してっ!」

 

「ヒナちゃん!?なんで本気にしてるの!?」

 

「だ、だって…」

 

「ゆんゆん!何度でも言うが、俺はやると言ったらやる男だぞ!さあ、杖を捨てて抵抗をやめろ!ヒナギクもだ!」

 

 カズマが不敵に笑い、俺の首にチョンチョン刀を当てると、ヒナが悲痛な表情に変わる。

 

「や、やめてよ!僕なら何もしないから!」

 

 ヒナの必死な顔を見ると、罪悪感で胸が痛くなってきた。

 

「ま、待ってヒナちゃん!どうせ何も出来ないに決まってるわ!それにこの状況どう考えてもおかしすぎるでしょ!?」

 

 全くもってその通りです。

 だが、もう正攻法も説得もセコイ手も通用しない以上、どんな作戦でもやるしかない。

 あと数日で魔王の娘が帰ってくるかもしれない状況も考えると、少しでも効果がある作戦ならやってみるしかないのだ。

 それがどんなアホな作戦であっても、だ。

 

「ゆんゆん。それにヒナギク、だったね。キミ達とはヒカルを通して出会った人達だ。何か縁みたいなものを感じているよ。それでも、それでもだ。僕は世界の為、アクア様の為、やると決めたよ」

 

 ミツルギは演説でもするかのように語り、カズマと同じように俺の首にグラムを当てた。

 

「ボクも、覚悟を決めた。佐藤和真が出来るかどうかはともかく、ボクのことは舐めない方がいい。彼を守りたければ早く投降してくれ」

 

 ミツルギの言葉を聞くと、ゆんゆんも迷うような表情を見せた。

 頼む。このまま諦めてくれ。

 

「ゆんゆん、ごめん…。僕は行くよ。別世界のヒカルでも、死んじゃうかもしれない状況を見てられないよ…」

 

「ヒナ、ちゃん」

 

 ヒナは辛そうな表情でこちらにゆっくりと歩いてくる。

 

「ダクネス!ヒナギクを抑えろ!油断するなよ!」

 

「わ、わかった!」

 

 ダクネスは部屋に入ると、走ってヒナギクの元まで行き、両手を後ろ手に持って抵抗が出来ない状態にしてから俺達の方に連れて来た。

 

「で、ゆんゆん。お前はどうするんだ?」

 

「……」

 

 カズマが尋ねても、ゆんゆんは苦しむような表情で何も答えない。

 

「本当に出来ないとか思ってないよな?」

 

「……」

 

「いいのか?やるぞ」

 

「……」

 

 反応を示さないゆんゆんを見て、カズマが俯き、俺にだけ聞こえる声で

 

「すまん」

 

 と言うと、俺の右の横っ腹目掛けて刀を縦に突き立てるようにしてぶち抜いた。

 

「ぐあああああああああああああっ!!!」

 

『!?』

 

 ゆんゆんやヒナは当然だが、他の面子もマジでやると思ってなかったらしく、驚く声が聞こえた。

 流石やる時はやる男だ。

 俺も大袈裟なぐらい叫んだが、普通に痛い。

 痛みで頭がおかしくなりそうだ。

 拘束されてなければ転げ回ってたかもしれない。

 

「ヒカル!ぼ、僕が治療する!ダクネスさん離して!」

 

「ダクネス離すんじゃねえぞ!アクアも来るなよ!」

 

「あ、ああ」

「わかったわ」

 

 カズマが大声で注意を飛ばすと、暴れるヒナを離すまいとダクネスは更に拘束を強くした。

 カズマは思い切り刀を引き抜くと、見せつけるように血を払って、ゆんゆんへと向ける。

 そこまでしなくてもよかったんじゃないか、めちゃくちゃ痛いんだよ馬鹿野郎!

 歯を食いしばって叫びそうになるのをなんとか耐えた。

 

「次はこの魔剣で首を落とす!ゆんゆん、大人しく投降しろ!」

 

「ぐ、っ…」

 

「ヒカル!お願いだよ!僕が治す!治させてよ!」

 

 ヒナが泣きそうな声で叫ぶが、ゆんゆんは俺と同じように痛みを耐えるように歯を食いしばって俯いた。

 頼む、マジで痛いし、早く投降してくれ。

 

「…………いよ」

 

「え?」

 

 返ってきた言葉が小さくて聞こえず、カズマも聞き返すと、ゆんゆんは顔を上げて叫んだ。

 

「やりなさいよ!!」

 

 ゆんゆんは宿敵を睨みつけるかのような鬼の形相で続けた。

 

「ミツルギさんが言ったように、私だって覚悟を決めたのよ!!永遠の罰だって、もう怖くない!!私は私の友達を取り返す!やるならやりなさい!!私がそのヒカルも蘇らせてみせるわ!」

 

「ゆんゆん、嘘でしょ!?」

 

 ヒナがゆんゆんの言葉を聞いて泣き叫ぶようにして聞き返す。

 カズマ達もゆんゆんの迫力に押されたように怯んだ。

 

 

 

 ……ああ、ダメだ。

 何から何までダメだ。

 本当に俺はダメだ。

 

 何が正攻法だ。

 何が説得だ。

 何がギャグ補正だ。

 何が人質作戦だ。

 

 そう、覚悟。

 覚悟が足らなかった。

 儀式を、ゆんゆんを絶対に止めるという覚悟が俺には全く足らなかった。

 

 ゆんゆんは永遠に苦しむ罰も受け入れるほどの覚悟を決めた。

 それなのに俺と来たらそんなゆんゆんをバカにしてるような戦法ばかりしてた。

 俺も覚悟を決めよう。

 ゆんゆんと同じか、それ以上のものを賭けて、覚悟を決める。

 

 

 

「カズマ、作戦失敗だ。アクアを呼んでくれ」

 

「えっ」

 

「頼む」

 

「あ、ああ」

 

 困惑するカズマがアクアを呼んで、寄ってきたアクアが縄を解き、回復魔法をかけた。

 礼を言って、立ち上がる。

 

「みんな、もう一度だけ俺に任せてくれないか」

 

「ヒカル、何を」

 

「もう一回俺がゆんゆんを説得する。やらせてくれ、頼む」

 

 みんなに頭を下げると、カズマ達は困った表情で俺を見てきた。

 

「シロガネ、何か説得出来るアテでもあるのか?」

 

「……俺次第だ」

 

 俺がそう言うと、ミツルギは少し微笑み「頑張れ」と言って肩に手を置き、離れていった。

 

「カズマ、悪い。勝手な事言ってるとは思うんだけど」

 

「ああ、もうわかったよ。気の済むまでやってこい」

 

「ありがとう。何かあったら撤退してくれ。ダクネス、ヒナを離してやってくれ」

 

「え、ああ、わかった」

 

 困惑するダクネスとヒナの元まで行き、刀も防具も装備を全て外した。

 

「ヒナ、持っててくれないか?」

 

「え?うん、いいけど」

 

 まずは防具類の装備を渡して、刀の下緒を鍔に結び付けて鞘から抜けないようにしてから渡した。

 

「ヒカル、何で装備を外すの?」

 

「いらねえからな。落とすなよ、ヒナ」

 

 呼び止めてくるヒナの声を無視して、ゆんゆんへと向かった。

 

 

 覚悟は決めた。

 あとはやるだけだ。

 

「ゆんゆん」

 

「……なに?」

 

 歩いてくる俺を警戒するように杖を握りながら、睨んでくる。

 

 

「俺と喧嘩しろこの野郎」

 

 

 誰かさんがライバルへ宣戦布告する様に、俺は人差し指を勢い良く向けて言った。

 

 

「……何言ってるの?」

 

「喧嘩だよ。ゆんゆんは儀式を成功させたい、俺は儀式をやらせたくない。意見は分かれた。つまり喧嘩だ」

 

「じゃあ何で装備を外したのよ」

 

「あ?何言ってんだこの野郎。俺達の喧嘩に剣も防具も何もいらないだろ」

 

 ゆんゆんは呆れ果てたとでも言わんばかりに深くため息を吐く。

 

「お断りよ。私にヒカルの土俵に立てって事でしょ?」

 

「なんだよ、忘れたのか?俺達の喧嘩はいつもそうだったろ」

 

「忘れるわけないでしょ。でも、それとこれは話が別よ。早く装備を付けてきて。そうすれば一対一の勝負は受けてあげる」

 

 まあ、そうだよな。

 そうだろうな。

 

「ゆんゆんが覚悟したように俺も覚悟したよ」

 

「?」

 

「ゆんゆんがもし『喧嘩』で俺に勝ったなら……俺はずっとゆんゆんの味方だ。ゆんゆんが世界を敵に回しても、味方でいる。儀式も一緒に成功させるよ」

 

『!?』

 

 ゆんゆんを含めた全員が驚愕する。

 

「ヒカル、お前何言ってんだ!?ミイラ取りがミイラになって、どうすんだ!?」

 

 まさにその通りだ。

 カズマがツッコんでくるが、もう決めてしまった。

 儀式を止められなかった場合、俺はこの世界に残ることになる。残るのだとしたら、残ってからの俺の生き方は俺が決める。

 もし儀式を成功させてしまったら、ゆんゆんはきっと一人だ。儀式が成功しても、魂が無いから俺は蘇らない。

 いつまでも魔王軍にいたりするかどうかはわからないが、ゆんゆんは多分また一人になってしまうだろう。

 だから、俺が一緒にいる。

 もう寂しい思いはさせない。

 俺の人生を賭ける。

 それが俺の『覚悟』だ。

 

「……それって儀式でこの世界のヒカルが蘇らないこと前提よね?」

 

「なんだよ、怒るなよ。じゃあ、もし俺が蘇ったとしたら、まあ、あれだ。ゆんゆんの言うことなんでも聞いてやるよ」

 

「ふぅーん、何でも?」

 

 確かめるように聞き返してくる。

 

「何でもするよ。肩揉み係でも胸揉み係でもおっぱいマッサージ係でも」

 

「回れ右してくれる?」

 

「冗談だよ。何でもする。ゆんゆんの望む事なんでも」

 

「……ふぅーん」

 

 興味が無さそうなフリをしてるが、めちゃくちゃ色々考えてそうだ。

 何度も聞いたりしてくるってことは条件が良いと思ってる証拠、だと思う。

 

「一応聞いておくわ。ヒカルが勝ったら?」

 

「俺が勝ったら、もちろん儀式は無しだ。魔王もやめて、みんなで里に帰る」

 

「……」

 

 ゆんゆんが考え込んでいるのか黙りこくった。

 そして数秒後

 

「私の答えは『ヒカルと喧嘩なんかしない』よ。今からヒカルを眠らせて牢屋にでも入れておいた方が確実だし、無駄なリスクを負わないで済むわ」

 

 杖を俺に向けて、そう言い放った。

 まあ、そう来るとも思ってた。

 

「それもゆんゆんの選択肢だな」

 

「なによ、その言い方。ヒカルと喧嘩なんてしないわ。選択肢なんてものはない、これだけよ」

 

 ムッとした表情で言い捨てた。

 そうだよな、でも俺も引くわけにはいかない。

 これから卑怯な言い方をするが、すでに『喧嘩』なんて言い始めた時点で卑怯もクソも無い。

 

「ゆんゆんが『魔王』として儀式を成功させるためにそうするなら、そうしろ。だが、俺の『友達』としてゆんゆんが俺に接するなら、喧嘩でこれからの俺達を決めようじゃねえか」

 

「っ!」

 

 ゆんゆんはギリッと歯を鳴らしそうなほどの苦悶の表情を見せた。

 

「俺に対して『魔王』として接するか、『友達』として接するか、選べ。友達として競った結果負けたなら、それは俺も納得がいくってもんだ。だから一生ゆんゆんの味方でいるって言ったんだ」

 

「…くっ……なんて、なんてズルイ…っ!」

 

 ゆんゆんの表情は苦悩に満ちていた。

 辛そうでもあり、泣き出しそうでもあった。

 なんとでも罵ってくれ。

 卑怯な自覚はある。

 でも、もう引けないんだ。

 ゆんゆんの覚悟を聞いて、俺はもう引けない。

 俺だって絶対に儀式を止めるという覚悟をしたのだから。

 

「どうする?ゆんゆんは俺のことを」

 

「ああ、もう!わかったわよ!ヒカルと『喧嘩』してやろうじゃない!」

 

 ゆんゆんはヤケクソ気味に叫んで杖を下ろした。

 卑怯なことを言ってしまったが、そのおかげでなんとか喧嘩する方に持って来れた。

 よかった、これで普通に戦ったりするよりかは勝率が上がった。

 それと純粋に嬉しい。

 『友達』であることを優先してくれたのは、やっぱり嬉しい。

 

「もう一度確認よ!私が勝ったら本っ当に何でも絶っ対に言うことを聞くのね?」

 

「俺も一応確認なんだけど、俺に出来ないことを言うのは無しだからな。王都までテレポートしろ、とか」

 

「当たり前よ。つまり、その、ず、ず、ずっと友達で、い、いてくれるってことよね?ボードゲームも絶対に断らないわよね?」

 

「もちろん」

 

 ボードゲーム以外の遊びを覚えてくれ。

 そんなことを言いそうになったが、今更機嫌を損ねて魔法なんか撃たれたら最悪死ぬので言わない。

 

「俺からも確認しとくぞ。俺が勝ったら儀式のことはスッパリ諦めろ。魔王なんかやめて、里に帰る。まあ里が嫌ならアクセルでも王都でもいい。魔王軍とは縁を切れ。いいな?」

 

「ええ、いいわ。次は『ルール』の話でもする?」

 

「ああ、と言ってもルールなんか単純だ」

 

「どうせ『武器無し』『魔法無し』『支援魔法はあり』とか言うつもりでしょ?」

 

「いや、『身体を強化する魔法はあり』にしよう」

 

「……本気で言ってるの?私は世界でトップレベルのアークウィザードよ。ヒカルの勝ち目なんか無くなっちゃうわよ?」

 

 心配してるわけではないのは表情でわかる。

 言葉と表情から訳すと『舐めてるの?』って感じか。

 

「いいよ。そんなアークウィザードにかなり制限かけてるしさ」

 

 俺とステゴロの対人戦してくれるんだ、それぐらいは譲るさ。

 ただしこれで俺が負けたら面目は丸潰れだし、ダサいし、俺の全てが持ってかれることになる。

 

「そう。じゃあ勝ち負けはどう決めるの?」

 

「そうだな。あまりかったるいのは無しにして『背中が下についたら負け』でどうだ?『降参します』って言うのも負け」

 

「……ふぅーん」

 

 俺を見定めるかのようにジロジロ見てくる。

 

「そう、それでいいわ。じゃあ支援魔法かけてもらいに行ってきたら?私は杖を置いてくるわ」

 

 あっさり承諾された。

 弱い頃の俺の印象が強くて舐められてるからか、それともゆんゆんの自信の強さのせいなのかそれは全くわからないが、どちらだとしても俺は冷静に勝ちにいくだけだ。

 俺はそのままみんなが見てきてるところまで向かうとアクアに頼んで支援魔法をかけてもらった。

 アクアの支援魔法で体がかなり軽く感じる。

 城に忍び込む時にエリス様に支援魔法をかけてもらっていたのに比べると負けるが、かなり調子が良い気がする。

 

「ヒカル、あんな条件聞いてないぞ」

 

 身体の調子を確かめながら準備運動を軽くしながら戻ろうとすると、カズマが怒ってるような、呆れてるような表情で言ってくる。

 

「悪い。あれぐらい言わないとゆんゆんは喧嘩してくれないだろうしさ。それに勝てばいい話だろ」

 

 そう言うとカズマからはため息しか返って来なかった。

 

「キミが素手の勝負を挑むってことは、それだけ自信があるってことかい?」

 

「まあ一応な」

 

「……そうか。絶対に勝ってきてくれよ」

 

 なんかフラグっぽいなそれ。

 そう思いながら了解の意味を込めて手を上げて振ってから行こうとすると、めちゃくちゃムスッとした顔のヒナと目が合った。

 

「なんだよこの野郎」

 

「別に?僕じゃなくてアクアさんに支援魔法を頼んだり、僕の方が先に告白したのに違う女性に『自分の人生を賭ける』発言するヒカルなんかには僕の気持ちなんかわからないだろうね」

 

 告白発言で周りから驚きの声が上がる。

 あー……そういうつもりじゃないんだけど。

 

「とりあえずアクア、さん、に支援魔法をお願いしたのは、そもそもヒナはアークプリーストの力を無くしてるって話だったし、ヒナの力が戻ってるとしても調子がまだ完全かどうかもわからなかったからだよ。あとはこちら側に来てくれたとはいえ、まだゆんゆん側の人間だと思ったしな」

 

 ミツルギがいちいち睨みを効かせてくるの誰かどうにしてくれ。

 

「俺の人生に関しては、その、ゆんゆんのしてる覚悟と向き合った時にそれに見合う覚悟が俺にどれだけあるかって言ったらそれぐらいしか思い付かなかったんだよ。お前のことを蔑ろにしてるわけじゃなくて俺の賭けられるものが少なかったんだよ、悪かった」

 

「じゃあ僕がゆんゆんの立場だったら、ヒカルの人生を賭けてた?」

 

「同じこと言ってたと思うよ。多分だけどな」

 

「……一応それで納得してあげるよ」

 

「そりゃどうも」

 

 ふん、とそっぽを向いたヒナに背を向けて、ゆんゆんの元へ向かう。

 退屈そうに待つ仏頂面のゆんゆんは俺がある程度近付くと足を肩幅まで広げて、軽く腰を落とした。

 

「ゆんゆんとマジの喧嘩するのは初めてだな」

 

「そうね、よく取っ組み合いとかはしてたけど、こうして一対一の本気の素手の喧嘩は初めて。ヒナちゃんとヒカルが喧嘩してるの、実は羨ましいと思ってたわ。何でも言い合える関係だと思ったから」

 

「そう言うわけでも無いと思うけど、もしそうなら俺達もこの喧嘩で何でも言い合える関係になれるな?」

 

「ええ、そうね。この喧嘩に勝って、私の言うことを何でも聞いてもらうようになるからね」

 

「……俺が勝ったら一緒に里に帰って、胸を触らせてくれて挟んでくれる約束忘れてねえだろうな?」

 

「なに真剣な顔で大嘘こいてんのよ!!」

 

「今更ゴタゴタ言ってんじゃねえこの野郎!!」

 

 俺達の喧嘩が始まった。

 





スパイダーマンMMやるので投稿ペース遅れます、って言おうと思ったんですけど、もう一周目の進行度が100%になって二周目に入ったのでゲームのせいで投稿が遅れたりはしません。いつも通りモチベ次第です。


デイリーランキングに入っていたみたいです。
ありがとうございます。
また入れたらいいなぁ。

六章とシリアスはもう少し続きます。
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