ドラゴンクエスト9 AngelsTale   作:彩波風衣

6 / 47
前回のあらすじ。

セントシュタインを恐怖させる黒騎士退治に出たフィリスたちは、黒騎士の事情を知りなんとかして彼を開放したいと望むようになる。
そこで、フィオーネ姫の話を頼りに情報を探すことになった。
得た情報によれば黒騎士の故郷であるルディアノへいけば、彼を助ける手立てになるかもしれないとのこと。
北にあるというその国を目指して、フィリス一行は歩をすすめるのであった。


05「白百合と黒薔薇」

 

 

 ルディアノ王国の手がかりと、そこへ向かった黒騎士レオコーンを追いかけ、フィリス達はひたすら北の方角を目指して進んでいた。

 

「はぁっ!」

「フッ」

 

 北に進んでみれば、そこは暗い森であり、さらにその森を進んでいくとじんめんちょうが木々の中から現れては、彼らに襲いかかってきた。 フィリスとイアンが武器を片手に前線に立ち攻撃したり、後方からはクルーヤが攻撃魔法を放って援護していた。 それをじんめんちょうのみならず、かまっちやメーダなど、自分に襲いかかる魔物を相手には、そのスタイルで戦っていった。

 

「皆さん、一度傷を癒しましょう」

「おお、頼むわ」

 

 セルフィスは仲間達が戦いの連続で疲弊していることに気付き、彼らに回復魔法を次々にかけて傷を癒していく。 そのおかげで、エラフィタ村をでてからこの森にはいるまで戦いっぱなしだった彼らの体力は回復された。

 

「随分と進んだけど、ホントにこの森の奥にルディアノなんて国があるのかぁ?」

「その真意を確かめるために、オレらもここまできたんだろ?」

 

 そうフィリスとイアンが会話をしながら先頭を進んでいると、やがて開けた場所にでる。

 

「…ここは………?」

 

 そこは瓦礫が積まれていて、毒の沼がところどころに存在し、一言でいえば廃墟というしかない地だった。 北の方角にあるのは、ルディアノという国だったはずだ。 この場所から強いてわかることといえば、大昔ここにはなにかの建物があったということだけだ。

 

「この有様は………ここが、ルディアノ…ということなの……?」

「…!」

「なんということだ…」

 

 その仮説を聞いたかのように、どこからか絶望に包まれた声が聞こえてきて、そちらをみると、そこにはいつからいたのだろうか。 レオコーンの姿があった。

 

「私は…城がこのような状況になるまで…一体なにをしていたというのだ…? ………姫は………メリア姫ッ!」

「あ、ちょ…」

 

 フィリスはレオコーンを呼び止めようとしたが、レオコーンは振り返ることなくそのまま走りさっていってしまった。 なんて前しか見えていない奴だと、その姿を見たフィリスは内心思った。

 

「行っちゃったよ………」

「フィリス…彼を追いつつ、この国の謎を解明しましょう」

「ああ」

 

 彼らもまた、あの黒騎士に続かんとばかりにその廃墟の中を進む。 廃墟の最奥部には人の気配はないものの、大きな石造りの建築物が存在しており、彼らはそこに足を踏み入れた。

 

「ひっでぇな、めっちゃ荒れてるし……魔物の住処になってるじゃねーか……」

「まったくだな…」

 

 中はかつて城であったというのは、広さ以外では想像ができないほどに廃れてしまっている。 そんな廃墟が住みやすいのだろうか、ドラキーやメーダなどの住処になっており、毒の沼に釣られてきたのかバブルスライムの姿まである。

 

「うわっ!」

「メラッ!」

 

 そのバブルスライムが攻撃を仕掛けてきたので、クルーヤはそれをメラで妨げる。 もしあの攻撃を受けてしまったら、自分達は毒に犯されていただろう。 魔物を追い払いつつ、イアンはレオコーンの行方を気にする。

 

「レオコーン、どこにいっちまったんだ?」

「きゃっ」

「クルーヤ?」

 

 そのとき、自分達の後ろにいたクルーヤが声を上げたので、フィリスは彼女に大丈夫かと尋ねる。

 

「だ、大丈夫…なにかが落ちてきて、ビックリしちゃっただけ…」

 

 そうクルーヤが苦笑しながら返すと、セルフィスは落ちていたそれを拾い上げる。

 

「手紙のようですね………なになに?

姫のお気持ち、大変うれしく思います。

しかし私は魔女討伐の任を果たさねばならぬゆえどうかそれまでお待ちください。

私の心はいつでも、姫とともに…。

騎士レオコーン」

「レオコーン!?」

 

 それは、レオコーンが書いたと思われる手紙のようだった。 彼らがその名前に対し驚いていると、セルフィスは周囲をみてあるものに気がつく。

 

「待ってください、この壁の絵………」

「え?」

 

 その絵は、黒い鎧を着た男性であり、その反対側には白いドレスを身にまとった女性が描かれていた。

 

「あの黒騎士そっくりじゃん」

「こちらはフィオーネ姫様そっくりよ…」

「え、あ、まじだ」

「カンペキうりふたつじゃね? こりゃ見間違えてもしゃーないわ」

 

 サンディもそう思ったようであり、率直な感想を口にした。

 

「どうやらあの黒騎士の話は本当のことであり、ここがルディアノであることは変わらないようですね………」

「…………」

 

 ここが本物であるならば、今のレオコーンはどんな心情だろうか。 フィリスは一刻も早く彼を救わねばという気持ちに駆られて、仲間達に呼びかける。

 

「行こう!」

 

 道中、襲いかかってくる魔物を追い払いつつ、フィリス達は旧ルディアノを突き進んでいく。 やがてたどり着いたのは、大きな扉が目立つ場所だった。

 

「ここが玉座の間か…?」

 

 王族の無事を確かめたいのであれば、基本的に王族がいる場所にいったほうが早い。 それは城の玉座の間であり、レオコーンもそう思いここに入ったのだろう。

 

「………クク…ク……」

「!」

 

 フィリス達が扉に手をかけようとしたとき、扉の奥から妖艶な笑い声が聞こえてきた。

 

「お帰りなさい、レオコーン。 随分さがしたけど……やはりここにきたのね………」

「貴様は…イシュダル………!」

 

 そういうことだったのか、とレオコーンは何かに気付き、そして考えながらもその記憶を言葉に出してめぐる。

 

「今、全てを思い出した……私は貴様を討つべく…このルディアノ城を飛び出し………」

「そして、私に敗れ………永遠の口づけを交わした………」

 

 イシュダルはレオコーンを見つめながら話を続け、妖しげな笑みを浮かべながらレオコーンに歩み寄る。

 

「貴方と私は数百年もの間、闇の世界でふたりきり………貴方は私の僕……。 そうでしょう…レオコーン?」

「だまれっ!!」

 

 近付いてきたイシュダルを剣で振り払い、レオコーンは剣を構えながらその身を震わせ、そして叫ぶ。

 

「貴様の………貴様のせいで…メリアはぁぁぁ!!」

 

 叫びながらレオコーンはイシュダルに切りかかるものの、それは黒い障壁に阻まれて弾き飛ばされてしまう。 地面にたたきつけられてもなお、レオコーンはイシュダルに立ち向かおうとするが、イシュダルはその目を紅く光らせた。

 

「ぐわぁぁぁーーっ!」

 

 その瞬間、赤い稲妻にレオコーンは包まれ、そのまま動けなくなってしまった。

 

「ククク……バカな男。 あの大地震のせいで私の呪いは解けてしまったけど………」

 

 身動きのできないレオコーンにイシュダルは近付くと、その顔に両手を添える。

 

「いいわ………もう一度かけてあげる。 二人きりの闇の世界に誘う、あの呪いをね……」

「うぉらぁーーっ!」

 

 後少しで、イシュダルの唇がレオコーンに届こうとしていたとき。 ばぁんという重いものが動きたたきつけられた音と、迫力のある声が玉座の間…だけでなくこの旧ルディアノ城全体に響きわたった。 何事かと驚くイシュタルの前に現れたのは、レオコーンを追いかけていたフィリス達だった。

 

「なにあんた? なにしにここまで?」

「決まってるだろ! 彼を助けにきたんだよっ!!」

「あらそう……でも、あんたもバカねぇ……今の呪いの威力みていなかったの?」

 

 そう言いつつ、イシュダルはにやりと笑うと自身の中の魔力をかき集める。

 

「いいわよ、そんなにお望みなら…あんたにもかけてあげるわ! 私のとびっきりの呪いをねっ!」

「ッ!」

「フィリスさん!」

 

 イシュダルはレオコーンにもかけた、あの力を使ってフィリスを拘束しようとした。 だが、その呪いの力はフィリスの前で弾き飛ばされた。 その力が全く通じなかったことに対し、イシュダルもイアン達も驚く。

 

「な、何故!?」

「フィリス、あなた……」

「お前は何者だ、なぜ私ののろいが効かないのだ! 人間ならば私の呪いにかかるはずなのに………」

「ふん、だったらおとなしく身を引けばいいじゃないか……呪いがなければ、お前は……」

「ふざけるなぁ!」

 

 自分の力が通じなかったことにより、イシュダルは怒りが増したようであり、短剣を構えながらフィリスに攻撃を加える。 フィリスはそれを剣で受け止めて弾き飛ばす。

 

「呪いが効かないのであれば、私が! この手でズタズタに切り刻んで、あの世に葬りさってくれる!!」

「それは、こっちのセリフだっ!」

 

 そう言ってフィリスは再びイシュダルを迎え撃つ。 横からイアンが棍を叩きつけ、イシュダルを吹っ飛ばして壁に叩きつける。 そこにクル0ーヤがヒャドを放つが、それはイシュダルの放つ同じ魔法で相殺されてしまう。

 

「さらに凍てつかせてやるわっ!」

「ぐぁっ!」

 

 さらに、イシュダルはイアンに対しヒャドを放って攻撃を仕掛けてくる。 その氷の刃はイアンの腕をかすめるが、それではイアンは止まらず、棍を振り回して相手の足を引っかけて転ばせる。

 

「がっ!」

「あらよっと!」

 

 そこにフィリスが飛び込んで、かえん斬りを食らわせた。

 

「ぐあぁぁっ!!」

 

 その一撃を受けたイシュダルは、悲鳴を上げる。 どうやらその一撃が相手には強く効いているようだ。

 

「さっきの一撃、効いているみたいよ!」

「よしっ!」

 

 このまま一気に攻めて、このまま倒してしまおうと思ったそのときだった。

 

「このまま………倒れてたまるものかぁ!」

「ハッ!」

「ちょ、マジヤバだって!」

 

 イシュダルは再びその双眼を光らせて、フィリス達を呪おうとした。 その呪いはフィリスには効かないものの、イアン達はかかってしまうだろう。 そう思ったフィリスは彼らをかばい、相手の呪いを自分が盾になることで妨げようとした。

 

「………ッ!」

 

 3人を自分の後ろにさせてのろいから守ることはできたが、その閃光のまぶしさに一瞬目を閉じてしまった。 そして目を開けたとき、彼らの目には衝撃的な光景が入ってくる。

 

「レオコーン!?」

「貴様ッ……」

 

 あの一瞬の間にイシュダルはレオコーンに近づき、彼に今抱きつく形になっていたのだ。 この状況をみて彼らはその意図にすぐに気付く。 イシュダルは、レオコーンをフィリス達の人質にしているのだ。

 

「さぁ………私に剣を向け続けなさい……そのときにこいつを盾にすればいいから、心配はいらないわよ?」

「………クッ………!」

 

 卑怯だ、と言って身動きがとれなくなったフィリス達に、レオコーンは苦しみながらも彼女達に告げる。

 

「フィリスよ………私の身など、気にする必要は………ない………! そのまま…この魔女を、斬り殺せ……!」

「!」

「私、も………巻き添えにしても、かまわん…! ……このまま、魔女を生かしたままにするよりも………ずっと、いい……!」

「けどっ…」

 

 レオコーンの言葉を受けるか、それとも……とフィリスは困惑する。 そんな彼女にたいしイシュダルが攻撃をしようとした、そのときだった。

 

「イオッ!」

 

 その声と共に、魔女の足下で爆発が起こり、その衝撃でイシュダルは吹っ飛ばされレオコーンから引き離される。

 

「ぐはっ!」

「むっ!」

 

 レオコーンの元にはすぐにセルフィスがかけより、守るように槍を手にしながら彼のそばにいた。 そしてフィリスはあの魔法を放ったであろうクルーヤに一度目を向ける。

 

「クルーヤ!?」

「今よ、今のうちにその魔女を倒して!」

「ああっ!」

 

 その声を受けてまずはイアンがイシュダルにつっこみ、渾身のパンチをその腹部に食らわせた。 が、とイシュダルは苦しそうな声を上げた後で反撃としてイアンに短剣の一撃を食らわせる。

 

「フィリスッ!」

「オーケィ!」

 

 そのかけ声にあわせてフィリスは剣を構えながらイシュダルにつっこんでいき、その刀身に炎をまとわせて一気に切り裂く。

 

「グワァァァーーーッ!!!」

 

 その一撃を受けてイシュダルの体は黒こげになり、その場に崩れ落ちた。 そのスキにセルフィスはイアンの体力を回復させる。

 

「僕のスカラ、効いてくれたみたいですね…」

「ああ、サンキュな」

 

 実はイアンがあの一撃を受けても平気でいられるのは、セルフィスがあらかじめスカラをかけてくれていたからなのだ。 自分の魔法が効果あったと知って、セルフィスも安堵している。

 

「ナイスな攻撃だったわ、フィリス」

「なに、クルーヤがあいつとレオコーンを引き離してくれたからだよ」

「ふふっ」

 

 そう喜び合うフィリス達の後ろで、黒こげとなったイシュダルが口を開く。

 

「く………くちおしや………。 再びレオコーンと私だけの世界がよみがえるはずだったのに………。 ………でもね、レオコーン。 数百年の時はどう足掻こうと、戻すことはできない……」

「!」

「愛するメリアは……どこにもいない……」

 

 ボロボロと、黒い灰となって体が崩れ落ちていきながらも、イシュダルは笑みを浮かべていた。

 

「絶望にまみれて、永遠にさまよい歩くがいいわっ! アッハハハハハハ!」

「ふんっ!」

「あっ」

 

 イシュダルは笑い声をあげながら一瞬で消えた。 レオコーンが、最後の力を振り絞り、切り裂いたのだ。

 

「あの魔物、死んだのよね」

「ああ」

 

 魔女であるイシュダルは、この世から完全に消滅したのであった。 イシュダルが完全に消え去ったのを確認した彼らは我に返ると、レオコーンに駆け寄る。

 

「おい、動けるか!?」

「…………」

 

 イアンの呼びかけに対し、レオコーンはただ呆然としているだけだった。 その様子から彼は絶望しているのが伝わってくる。

 

「…………そなたの手を借り………ようやくルディアノにたどり着いたというのに………。 時の流れとともに王国は滅び………私の帰りを待っていたはずの…メリア姫も………もういない………」

「……………」

「私は………戻ってくるのが遅すぎた………」

 

 どうしよう、と彼らが困惑していた、そのときだった。

 

「いえ、遅くなど……ありません」

 

 どこからか涼やかで、でも凛としている女性の声が聞こえてきたのだ。 そして玉座の間には、美しい首飾りに純白のドレスを着た、一人の女性の姿があった。

 

「えっ……」

「その首飾りは!」

 

 その女性は、この国にあった肖像画に描かれた女性とうり二つだった。 その正体にフィリス達は薄々気付いてはいたが、レオコーンはまさかと思いその名前を口にする。

 

「メリア姫!? そんな貴女は、もう………」

 

 いないはずなのでは、とレオコーンは問いたかったのだが、それを彼女は首を横に振って止める。

 

「約束したではありませんか。 ずっとずっと…貴方のことを待っていると………」

「…………」

 

 そう言って、メリア姫はレオコーンに手を伸ばす。

 

「さぁ…黒バラの騎士よ。 私の手を取り…踊ってくださいますね? かつて果たせなかった………婚礼の踊りを……」

「メリア姫。 この私を、許してくださるのですか」

 

 それにたいしメリア姫はほほえんだままであり、レオコーンは自然と彼女の手を取っていた。 そして2人は玉座の間で一緒に踊る。

 

「不思議な光景、ね……」

「うん……」

 

 そんな不思議な姿に、フィリス達はただただ見とれていた。 そこはまるで、本当に豪華な城で、愛し合った2人が手を取り合い踊る……本物の結婚式であるかのような錯覚を起こしていた。 自分たちもその場に居合わせているような気にもなった。

 

「ありがとう、異国の姫よ……」

「あっ……」

 

 そうして、レオコーンは光の粒に包まれて、天に昇っていった。 そうして2人の手は名残惜しそうにしながらも、そっと離れていく。

 

「……貴女がメリア姫でないことは、もうわかっていた。 しかし貴女がいなければ、私はあの魔物の意のまま…。 絶望を抱え永遠にさまよっていたことでしょう…」

 

 その姿にたいし、メリア姫もといフィオーネ姫は、暖かいほほえみを浮かべていた。

 

「貴方はやはり……黒バラの騎士様だったのですね。 初めてお会いしたときから、ずっと運命のようなものを感じておりました………」

「メリア姫の記憶を受け継ぐ貴女ならば、そのように思われたのも、不思議ではありません………」

 

 その言葉に対しフィオーネは目を丸くした。 自分がメリア姫の子孫だというのを改めて知ったのだから。 そしてレオコーンはフィリス達にも目を向ける。

 

「フィリス、そしてその仲間よ。 そなたらのおかげで、すべての真実を知ることができた。 もう思い残すことはない………」

「……」

「ありがとう」

 

 そう告げて、レオコーンは光に包まれて消えた。 その瞬間、安堵のほほえみを浮かべる男性の顔が見えた気がした。

 

「ねぇ、もうあの人は……」

「きっとそうです、無念を晴らしたから………願いが叶ったから…天に召されたのです………」

 

 セルフィスはそう言うと、どこからか十字架を出して祈る。

 

「願わくは、安らぎの眠りを。 そして来世では今度こそ、愛する人と生きて……幸せになりますように………」

 

 彼がそう祈った後、皆はフィオーネ姫に近付く。

 

「姫様………」

「…貴女達にお任せしたはずなのに、あの方のことを考えていたら……いてもたってもいられず、ここまできてしまいました…」

「ひぇ~すっごい度胸」

 

 率直な感想を漏らすフィリスにたいし、フィオーネはくすくすと笑う。 奥には護衛の兵士達がおり、すべてを終えたからすぐに城に帰るのだという。

 

「じゃあ、帰りは護衛の人とともに、あなたを守りながらいきます」

「ふふ、頼りにしています」

 

 そう言ってフィリスと仲間達は、姫の護衛をする形でともにルディアノを後にした。 その帰り道、フィオーネ姫はフィリス達に不思議なことがあったのだという。 あの黒騎士のことを考えてたら自然とあのペンダントを身につけていたということ、そしてドレスも白いものを選んでいたということ。

 そして、この城にきたとき、優しい声でこう言われたということ。

 

「よくきてくれましたね、フィオーネ。 ありがとう」

 

と。

 

 




次回予告。

魔女をうちたおし、黒騎士を救い未練を晴らしたフィリスたちは、セントシュタインでたたえられた。
そして、今後の旅の目的をきめつつ、次の冒険の地へ進むことになる。
次の町で彼らを待ち受けるものとは……?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。