大乱闘スマッシュブラザーズ Stern des Lichts   作:アヤ・ノア

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宇宙をまたにかける賞金稼ぎ、参戦。
初代で正体が女性だと判明した時の衝撃……。


46 ~ クール&ビューティーな賞金稼ぎ

 ピーチとクッパを救出し、溶岩城を後にした一行は光の結界があった場所に行っていた。

 すると、光の結界は綺麗さっぱりなくなっていた。

「お! 僕の予想通り、光の結界が消えましたね!」

「行ける範囲が広がったな、捕まったファイターも救出できるだろう」

「ですね! では、光の結界がなくなったところで、東に行きましょう!」

 

「ミカヤは俺が守る」

 一行が東に行くと、緑の髪をした盗賊の少年、サザのスピリッツを発見した。

 マリオがサザ目掛けてパンチすると、サザはあっさりと倒され、解放された。

「弱!?」

「弱かったね」

 サザのあまりの弱さに、マリオとマルスはぽかんとする。

 しばらくすると、東を覆っていた霧が晴れ、

 その先にパワードスーツを身に纏った人物が光の鎖に縛られていた。

「あ、ああっ、サム(ねえ)!」

 その人物は、スマッシュブラザーズの古参であるバウンティハンター、サムス・アランだった。

 同じく古参のカービィは、サムスの姿を見て驚く。

「今、助けてあげるよ!」

 そう言って、カービィはパンチでサムスを縛っている光の鎖を砕いた。

 すると、サムスはアームキャノンからアイスミサイルを発射した。

 カービィは空を飛んでかわすが、ミサイルが当たった地面が凍り付く。

「……」

 目はパワードスーツに隠れて見えないが、

 サムスはキーラに操られているとカービィは勘で察した。

「やっぱり、君もキーラに操られてるんだね。今、助けてあげるからね!」

「あ、(ねえ)って言ったから、もしかしてサムスって……」

「そんなの関係ないわ! 早くいくわよ、バンジョー!」

「よぉ~し!」

「覚悟はいいか」

「さあ、行くよ!」

「りょうさんのためにも、頑張ります!」

「さあ、かかってこい!」

 カービィ、シャドウ、バンジョー、カズーイ、マック、りょう、しずえは、

 操られたサムスに戦いを挑んだ。

 

「目を覚まして、サム姉!」

 カービィはサムスの位置ギリギリにハンマーを振り下ろす。

「そこだ!」

 シャドウはサムスの胸を狙って拳銃で撃つ。

 バンジョーとカズーイはサムスに同時に攻撃し、効果的なダメージを与えていく。

「はっ!」

「えい!」

 マックはサムスに拳を振りかざし、ギリギリで攻撃は命中した。

 りょうはその隙に、サムスに斧を振り下ろす。

「……」

「「「「「うわぁぁぁぁぁぁっ!」」」」」

 サムスはチャージショットを放ち、爆発させる。

「ううっ……!」

 しずえは何とか、サムスのチャージショットに抵抗した。

 しかし、他のメンバーは攻撃をまともに食らい、身体のあちこちに傷がついている。

「皆さん、今、助けますよ!」

 しずえは即席で回復料理を作り、全員の傷を癒す。

「それっ、それっ、それ!」

「いくぞ」

 りょうのパチンコとシャドウの拳銃がサムスに命中し、

 マックとバンジョーが同時にボディブローを放つ。

 そして、カズーイがサムスに卵爆弾を投げ、

 爆風でサムスを場外に吹っ飛ばして戦闘は終わった。

 

「ふう……。一時はどうなる事かと思ったわ」

 洗脳から解放されたサムスは、いつも通りの冷静な口調で言った。

「こうなる事は、サムスには分かっていたのか?」

「分かっていたわ。あの光は、まともではなかったから」

 サムスは自分が操られながらも、他の助かったスマブラメンバーと違って落ち着いていた。

 この心強さが、サムスを表すといっても過言ではない。

「そういえばさっき、カービィが『サム姉』って言ってたよね? じゃあこの人は、女?」

「うん、そうだよ!」

「えええええっ! そうだったの!?」

「……バンジョー、声で分からなかったの?」

 カズーイがさらっと毒舌を吐く。

 サムスはそれに動じず、平常心で自己紹介に入る。

「貴方達と出会うのは初めてだったわね。私はバウンティハンターのサムス・アランよ」

「あ、こんにちは。ボクはバンジョーです」

「あたいはカズーイよ」

 バンジョーとカズーイは初めて出会うサムスに自己紹介をした。

 バンジョーはサムスが女性であるためか、少し緊張した様子だった。

「……バンジョー、肩を張りすぎよ」

「ごめんなさい、サムスさん」

「呼び捨てでいいわ。それよりも……。! みんな、待ちなさい!」

 サムスはそう言って、アームキャノンを構えた。

「! サムス、何か来るの?」

「空が震えている……誰かが来る!」

「えっ、どこどこ!?」

 カービィが慌てて空を見上げると、バリアに覆われたキーラが震えていた。

―ほう……? 我に気が付くとは。

「光の化身キーラ……!」

―なかなかの勘の鋭さだ。最古参の名は伊達ではなさそうだ。

「……」

 サムスはアームキャノンを空に向けている。

 ここから撃つのは無駄だと分かっているため、それ以上は動かしていない。

「一体、何をしたいの?」

―我のプレゼントを、受け取るがよい。

 そう言ってキーラが火の玉を呼び出すと、それを遠い南のアローラ島に放った。

 すると、南の方から禍々しい気配が漂うようになった。

「プレゼント……要するにボスだったのね。でも、狼狽えてはいけないわ。

 その時点で、相手の思う壺よ。もう少し準備をしてから、乗り込みましょう」

「はぁーい!」

 

 何はともあれ、バウンティハンターのサムスをキーラの呪縛から解放したスマブラメンバー。

 美しく、そして冷静沈着な彼女は、スマブラメンバーの中でも頼りになるだろう。




~ベルのスピリッツ名鑑~

サザ
出身世界:戦記の世界
性別:男性
「緑風」と呼ばれる盗賊の少年で、ミカヤの義弟。
ミカヤを守りたいと思っているが、彼自身の戦闘能力はそれほど高くない。
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