大乱闘スマッシュブラザーズ Stern des Lichts 作:アヤ・ノア
どうでもいいけど、PXZ2には『彼』を差し置いてヒロインが参戦しています。
「俺を助けてくれてありがとう、みんな」
「どういたしまして」
ジョーカーを救出した一行は、楽しく会話しながら火山を下山していった。
アイスクライマーは、もう、こんなに暑いところはもうたくさんだという表情をしていた。
「大変だったな、アイスクライマー」
「だって、僕達は寒いところに住んでるもん」
「火山を歩くのは初めてだったわ。あ~、疲れた」
ポポとナナは汗をびっしょりとかいていた。
ジョーカーは彼らを「お疲れ様」と労った。
「さて、次の目的地は……」
下山しながら、ベルは次の目的地を探していく。
しばらく歩くと、いかにも近未来的なエリアに辿り着いた。
「あ、ここ見た事あるヨ!」
「知ってるの? パックマン」
「うん! ボクについてきて!」
一行はパックマンの案内で、そのエリアに入った。
まず道中でオービュロンのスピリッツを解放する。
「この丸い場所に乗ると、ワープするヨ。ワープ先は全部決まってるヨ」
「それで、この場所にファイターは捕まってます?」
「ちょっと待っててね……」
ベルはファイターの居場所を察知する体勢に入る。
「いるわ。場所は……あっちね。パックマン、行き方を教えて」
「オッケー!」
一行はパックマンの導きで、次々とワープ床を乗り継いでいく。
カービィはわいわいとはしゃぎながら、あちこちを見ていった。
そしてパックマンの導き通り、着いた場所にはファイターが光の鎖で縛られ、
サイドステッパー(カニさん)とニッキーのスピリッツが取り巻きになっていた。
「このファイターはMr.ゲーム&ウォッチ、通称ウォッチだネ」
「あら、ご存知なのね」
「ボクと同期だから知ってるヨ。でも、茶番はまたあとで。まずは助けてからネ!」
パックマンがパンチを繰り出し、ウォッチを縛っている鎖を破壊する。
鎖から解放されたウォッチは、いきなり一行に襲いかかってきた。
「みんな、来るヨ!」
「……来い!」
パックマン、シャドウ、ジュカイン、しずえ、オリマー、アイスクライマーは、
操られたウォッチを迎え撃った。
「いあいぎり!」
ジュカインは素早い斬撃をサイドステッパーとニッキーに放つ。
「えいっ!」
しずえはサイドステッパーをピコハンで叩き、サイドステッパーのスピリッツを解放した。
「元に戻って!」
パックマンはウォッチにフルーツターゲットを投げるが、
ウォッチにはギリギリで当たらなかった。
しかし、オリマーがピクミンに指示を出し、数の暴力でウォッチに大ダメージを与えた。
「「アイスショット!」」
アイスクライマーはハンマーから同時に氷の塊を飛ばしてニッキーを攻撃する。
「はっ!」
シャドウはウォッチに体当たりを繰り出す。
ウォッチは反撃を繰り出すが、シャドウが空間をずらしてしずえにターゲットを変えた。
「きゃっ、何するんですかシャドウさん!」
「問題はない」
「問題はない、じゃないですよ……うぅぅ……」
シャドウの無遠慮な発言にしずえが泣きかける。
アイスクライマーはあららと呆れながらニッキーにハンマーを振り下ろし、
彼女のスピリッツを解放した。
「むっ、私のピクミンをかわすか」
オリマーはウォッチがピクミンをかわして驚く。
「だったらオレがカバーする! エナジーボール!」
ジュカインは口からエネルギー弾を放ち、ウォッチを遠距離から攻撃する。
「シャドウさん、冷たくしないでくださいね」
「……」
しずえは果物を取り出して食べ、体力を回復する。
シャドウはウォッチに拳銃を撃って攻撃した。
「えーい!」
「カオススピア!」
アイスクライマーはウォッチにハンマーを振り、
怯んだところにシャドウのカオススピアが命中。
「元に戻って、ウォッチ!」
そして、パックマンが変身して体当たりすると、ウォッチは場外に吹っ飛ばされた。
今ここに、ウォッチとの戦闘が終わった。
「モウシワケアリマセン。ワタシノセイデアナタタチヲキズツケテシマッテ」
パックマン達の活躍で正気に戻ったウォッチは、ファイター達を攻撃した事を謝る。
「いいんだヨ、ウォッチ。終わりよければ全てよし」
「アリガトウゴザイマス、パックマンサン。オヤ? アナタタチノカオハハジメテミマスネ。
ワタシハ、ウォッチトモウシマス」
「私はインクリングのマールだよ」
「わたしは、シーズーのしずえと申します」
「私はシモン・ベルモンドだ」
「ボクはバンジョー」
「あたいはカズーイよ」
ウォッチと第五期のスマブラメンバーは、お互いに自己紹介をした。
「僕はシャドウ・ザ・ヘッジホッグだ」
「ボクはバンダナワドルディ、ランスって呼んでね」
「オレはジュカインだ」
「私はベル・クリーブよ」
「わたしはアイシャ・クルースニクですわ」
「俺は柊蓮司だ。柊って呼ばれる事が多いぜ」
「セイバー、アルトリア・ペンドラゴンと申します」
「ヨロシクオネガイシマス」
シャドウ、ランス、ジュカイン、柊蓮司、アルトリアも、非公認の身ながら自己紹介をする。
そしてベルとアイシャも、自己紹介をした。
「ソレデハ、イキマショウ」
「そうだネ。みんな、ボクについてきて」
「ハイ」
一行はワープゾーンを移動しながら、リドリーに宿ったデビル、
ピチューのボディに宿ったロトムを解放する。
次に右のワープゾーンに乗り、ドンキーコングJR.、グルッピー、スプラッシュを解放する。
最後のスプラッシュを解放すると、東の雲が晴れ、山と滝が見えるようになった。
「今度は山を登るみたいね」
「山登りなら僕達に任せて!」
「伊達に氷山、登ってないんだからね!」
アイスクライマーは火山のへばり具合が嘘のようにやる気満々だった。
ジョーカーは「ははは」と笑いながら、滝がある山に登る準備をするのだった。
一行は仲間を探すため、滝がある山を登っていく。
「エイハ!」
ジョーカーは呪怨属性の魔界魔法を操り、
リップと幼少アルム&セリカのスピリッツを解放する。
「すごいねー、ジョーカー!」
「はは、褒めてくれてありがとう。……おや?」
山を登っている途中で、ジョーカーは壊れた橋を発見した。
「困ったな……俺のペルソナに橋を直す力はないな」
「それじゃ、私に任せて! 樵三人組《サジマジバーツ》!」
ベルはスピリッツボールの中からサジ&マジ&バーツのスピリッツを取り出す。
『何をすればいいんだ?』
「壊れた橋を直して。このままじゃ先に進めないの」
『分かったぜ、サジ、バーツ!』
『俺達の底力、見せてやる!』
サジ&マジ&バーツは、三人で力を合わせて壊れた橋の修理にかかった。
ノービス級だったが流石は木こり、手早く橋の修理作業が終わった。
「ご苦労様、はい、戻って」
『ありがとなー!』
橋の修理が終わった後、
ベルはサジ&マジ&バーツのスピリッツをスピリッツボールの中に戻した。
「さ、行くわよ」
「ああ」
橋が直ったため、一行は先に進めるようになった。
ジョーカーとシャドウは前に立ち、とうさんぞう、ウイルスのスピリッツを解放する。
山は相変わらず高かったが、魔法と食糧で何とかへばらずに登る。
その道中で、一行はノポン族のリキを発見する。
「あ、キミは誰?」
「リキっていうも」
「……子供?」
「リキは子供じゃないも! これでも結婚して子供が11人いる40歳のノポンだも!」
「……えっ、ボクと同じ!?」
リキは、こう見えても妻子持ちの地球で言う中年男性である。
(一応)同じ妻子持ちであるパックマンは、その真実に驚く。
「ご、ごめんなさい」
「初めて見る人は割と間違えるも。それで、リキに何の用だも?」
「今は無いヨ。でも、応援はしてほしいヨ」
「やるも! 頑張れ、頑張れ、だも!」
リキはカムカムを振って、冒険しているスマブラメンバーを応援した。
彼の応援に、スマブラメンバーの士気が上がる。
「ありがとう、リキ。元気になれたよ」
「どういたしましてだも! じゃ、いってらっしゃいだも!」
「いってきます」
「綺麗な滝だね」
リキに別れを告げた一行は、滝を見つつ山を登る。
流れる滝の音が、疲れを癒していく。
「うーん、癒される。リキも応援してくれたし、がんばリーリエましょう!」
「おーーーっ!」
5分後、一行はようやく滝がある山の頂上に辿り着く。
すると、左目が隠れた紫の長髪の、妖艶な容姿をした女性が黒竜に乗っていた。
「カムイ……ああ、カムイはどこ……?」
女性はカムイの名前を呟きながら、ふらふらと空を飛んでいた。
「あれもスピリッツみたいね。解析してみましょう」
そう言って、ベルはそのスピリッツを能力を使って解析した。
「この人は暗夜王国の第一王女、カミラよ」
「うわぁ~、綺麗ですわ」
「でも、この身体は、ちょっと胸がきついわ」
アイシャは、カミラのスピリッツが宿っているカムイのボディを見て感心する。
カミラはカムイと体格差が大きいため、やや苦しそうな様子だった。
「そこのあなた、カムイを知らない?」
「知らないぞ」
カミラはマリオにカムイがどこにいるかを聞いた。
もちろん、マリオは彼女の行方を知らないため首を横に振る。
「ふうん、知らないのね。
なら、あなたはどうでもいい……と言いたいところだけど、
あなた達は今、私と対峙してるんでしょ?」
「そうだな」
「あなた、こういう言葉を知らない? 『悪魔は身内には優しい』。
でも、『飽くまで』身内だけ。だから……あなた達を殺してあげるわ」
カミラは駄洒落を言いながら微笑む。
しかし、その目は笑っておらず、カミラは斧を構えてマリオ達に襲い掛かってきた。
「これでとどめだ!」
「いやああああああああっ!」
マリオ達は何とか、エース級のカミラを撃破する事に成功した。
ボロボロになったカミラは、ボディのせいでさらに苦しそうな顔をしている。
「私はカムイを見つけられないまま……ここで事切れるの……? ああ、カムイ、カムイ……」
「そんな事はどうでもいい。それよりも……さっさと、カムイから出ていってもらおうかッ!」
柊蓮司は、カムイのボディに宿ったカミラに、激しい言葉を投げつけた。
すると、カミラが頭を抱えて蹲った。
「………………う………………あ………………カム…………イ……………………」
カムイの中から、カミラのスピリッツが抜け出る。
ベルはそれを逃さないように、鎌を構えて彼女を捕まえる態勢に入る。
「捕まえ……たっ!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ベルの鎌がカミラを一閃すると、
彼女のスピリッツはスピリッツボールの中に吸い込まれていった。
そして、カミラのスピリッツが抜け出たカムイのボディは、塵となってこの世から消えた。
「なんか、色々めんどくさい奴だったな、カミラは」
柊蓮司はカミラについて簡素な感想を述べた。
「……うーん、でも、カムカムはどこにいるのかな」
カムイは、あの光を浴びた後、一体どこに消えたのだろうか。
カービィが彼女を心配していると、突然、
光の鎖で縛られた金髪碧眼のファイターが姿を現した。
モナド使いの青年、シュルクだ。
台座の下からは、シュルクのボディが次々と生成されていく。
「! どうやら、カミラを倒したためにファイターが現れたみたいだな。
彼の母体を解放すれば、また一つ世界は変わる。みんな、覚悟はいいか?」
「うん!」
「いくぞ……はあっ!」
シモンがヴァンパイアキラーを振り、光の鎖を切り裂くと、
シュルクの母体が解放され、彼はモナドを構えて戦闘態勢に入る。
シモンと共に前に立っているのは、シーク、ファルコン、ルカリオ、ダックハント、マック。
「……シモン、キミモボクトキーラサマニハムカウノカイ?」
「私はお前を解放しただけだ。だが、キーラには刃向かう」
「フン。ソレト、チョットキノドクナンダケド、
キミタチニハ、ヤクソクシテモラワナキャナラナイコトガアルンダ。
エターナル・サイレンス……エイエンノチンモク、ヲネ」
「来るぞッ!」
シモン達は、操られたシュルクを解放するために、彼と戦った。
「モナドアーツ『疾』」
シュルクはモナドアーツを発動し、自身の回避率を上げる。
「「いくぞ!」」
「アタラナイヨ」
シモンとファルコンはシュルクに渾身の一撃をぶつけるが、
モナドアーツの効果でひらりとかわす。
「はどうだん」
ルカリオはシュルクに波導の力を溜めた弾を放つ。
シュルクはそれもかわそうとするが、はどうだんはシュルクを狙い、攻撃は命中した。
「ヒッチュウワザダト!?」
「ばうわう!」
「くっ!」
シュルクはダックハントの狙撃をかわした後、モナドでシモンに斬りかかる。
シークはシュルクの行動に合わせて仕込針を投げ、マックが追撃する。
「はっけい!」
「ばうっ!」
ルカリオはシュルクの急所にはっけいを当て、ダックハントはシュルクに早撃ちを仕掛ける。
「ファルコンパンチ!」
そして、ファルコンが炎のパンチをシュルクにぶちかまし、彼を吹っ飛ばして戦闘を終えた。
「はぁ、はぁ……僕は一体、何をしていたんだろう……しかも、見慣れない場所だな……」
シュルクは、自分が違う場所に飛ばされ、しかも母体を利用された事を忘れていた。
「かくしかで捕まったファイターを探している」
シャドウがシュルクに事情を話すと、シュルクはがっくりと項垂れる。
そして自分の警告が間に合わなかった、と謝った。
「
「いや、間に合っていた。だが、相手の方が一枚
「シャドウ……」
シュルクの未来視による危機回避も、「あの時」はキーラの速さの前に通用しなかった。
フィオルンの事件もあってか、あの時、仲間を守れなかったシュルクの心は傷ついていた。
『シュルク、落ち込まないで』
「フィオルン……!」
そんなシュルクの前に姿を現したのは、フィオルンのスピリッツだった。
『シャドウの言う通り、シュルクの予知は間に合っていた。
あなたの行動は決して無駄じゃなかった。
だって、あなたのおかげで、カービィと、シャドウと、ベルを逃がせたじゃない』
「ホントだ!」
微力ながらもシュルクの行動は希望を繋いでいた。
どうして気がつかなかったんだ、とシュルクは思い出す。
『自分を責めないで。シュルクが悲しいと、私も悲しくなるよ。だから、ほら! 笑って!』
「……フィオルン……ごめん、ホントにごめん。
そして、絶望の底から引きずり出してくれて、ありがとう」
フィオルンの慰めにシュルクは涙を流した。
そして、シュルクは満面の笑みをフィオルンに浮かべた。
『私、シュルクが勝つ事を信じてるからね』
そう言って、フィオルンはスピリッツボールの中に戻った。
一段落した後、シャドウは立ち上がる。
「……感動の再会といったところで、そろそろ戻るとしよう」
「そうだね、まだ捕まってるファイターがいるしね。じゃあ、どうやって帰ろうか?」
「……滝を降りるか」
「えー? また潜るのー? カオスなんとかを使えばいいのにー」
シャドウの「滝を降りる」という提案に、カービィは少しだけ文句を言う。
「何度もカオスコントロールは使えないと言っただろう。それとも、お前だけここに残すか?」
「……分かったよ」
カービィは渋々滝に飛び込んだ。
そして、他のメンバーも次々と滝に飛び込み、山を脱出するのだった。
オービュロン
出身世界:ダイヤモンドシティがある世界
性別:男性?
地球侵略(?)にやって来た宇宙人。IQ300。
紀元前1年生まれなので年齢は西暦と同じ。
宇宙船に隕石が落ちる、ロケットに入る、ブラックホールに飲み込まれかける、
見習い魔女に薬の材料にされかかる、など、なかなかのハードラックである。
サイドステッパー
出身世界:キノコワールド
性別:なし
通称カニさん。突き上げると怒って素早くなる蟹。
ニッキー
出身世界:電脳世界
性別:女性
交換日記を趣味としている女性。
デビル
出身世界:どこかの小世界
性別:♂?
デビルワールドの主で、青い身体に赤いパンツ・マント・翼が特徴。
方向を指示して画面をスクロールさせる。
ロトム
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
シンオウ地方で発見された、プラズマポケモン。
でんき・ゴーストタイプで、特性はふゆう。
電化製品の中に入って悪戯をし、特殊な機械に入る事で形態も変える事ができる。
ドンキーコングJR.
出身世界:DKアイランド
性別:♂
初代ドンキーコングの息子(ただし、現ドンキーコングの父親かは不明)。
マリオに捕まった父親を助けるため、冒険した。
グルッピー
出身世界:クルクルランド
性別:不明
クルクルランドに隠された金塊を探す謎の生き物。
常に前に進んでおり、棒に掴まって方向を変える。
スプラッシュ
出身世界:どこかの小世界
性別:なし
固体の氷・液体の水・気体の雲に形態を変える事ができる水のセイレイ(精霊)。
絵本の世界に閉じ込められた七姉妹を助けるため、様々な世界を冒険する事になる。
リップ
出身世界:ポップルス
性別:女性
妖精界ポップルスに住む花の妖精(親世代)。
他の妖精よりも魔法の力が弱いため、ステッキの力を借りて魔法を使う。
ポップルスの女王となる運命を背負っている。
アルム&セリカ
出身世界:戦記の世界
性別:アルムは男性、セリカは女性
ソフィア騎士マイセンに育てられたアルムと、ミラを信仰するソフィア王国の王女セリカ。
二人は幼い頃を共に過ごしてきた幼馴染である。
とうさんぞう
出身世界:ヨッシーアイランド
性別:不明
上半身が象で、下半身が卵の生物。
手が描かれた看板を持ち、通せんぼしているが、ヒップドロップでひっくり返る。
ウイルス
出身世界:キノコワールド
性別:なし
赤・青・黄の身体を持っている病原菌。
同じ色のカプセルを繋げると治る、つまり消える。
カミラ
出身世界:戦記の世界
性別:女性
暗夜王国の第一王女。
妖艶な容姿ながらも包容力に溢れる大人の女性で、特に義弟(義妹)のカムイを溺愛している。
しかし、敵に対しては一変し、残酷な性格になる。
戦闘では魔竜に乗り、斧と魔法を使って戦う。
軍の中で一番、お風呂好き。