大乱闘スマッシュブラザーズ Stern des Lichts   作:アヤ・ノア

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スマブラDLC第6弾はミェンミェンだと……。
確か、彼女は既にスピリットになっていましたよね。
これはもしかすると……いや、考え過ぎか?


58 ~ 聖地突入

 ガオガエンをダーズから解放したシャドウ一行。

 しかし、今の戦力ではダーズに勝つ事は難しい。

 まずは仲間を探し、ダーズに操られたスピリッツを解放して先に進むのだ。

 一行は南西の火山に行き、スピリッツの解放に向かう。

「……熱いな」

「アイシャかドリィがいれば、魔法で何とかなるんだが……」

 闇の世界の火山もやはり熱く、さらに暑さを軽減する手段もないため、

 シャドウとリンクは嘆いた。

 すると、ガオガエンが皆の先頭に立ち、ついてこいとでも言うように腕を振る。

「おれなら熱いのは平気だぜ!」

「そっか、ほのお・あくタイプだからね。頼りにしているよ、ガオガエン」

 

「食らえ!」

「いくぜ!」

 ガオガエンが先頭に立ち、ランドマスター、ロック・ヴォルナット、

 クレイド、ユガと続けて解放していく。

 しばらく進んでいくと、火山に似つかわしくない、水晶で覆われたワープゾーンがあった。

 しかも、ここだけは気温が低くなっている。

 シャドウ達はここでしばらく休んだ後、ワープゾーンに乗って別の場所に転移した。

 

「ここは……」

「聖地……か」

 リンクはこの場所に見覚えがあった。

 大地は三つの三角が並んだような形をしており、その先端には強い光が宿っている。

 これは、リンクがいた世界に存在した「トライフォース」というもので、

 上は力、左下は知恵、右下は勇気を表すのだ。

 だが、上は黒雲に覆われて進めないため、一行はひとまず、南西に行く事にした。

 立ち塞がっていた封印されしものを解放すると、目の前に梟の像が見えた。

 梟の像を調べると目が光り出し、テレパシーで彼らに話しかけてきた。

―我 真実を語る者 そなたの助けとならん

「な、なんだこいつは」

「これはケポラ・ゲボラっていう梟を元にした像だ。俺に色々と教えてくれるんだよな」

「つまり、謎を解いていけば、ここから脱出できるんだな」

 リュウは聖地を一歩一歩歩いていく。

 ここを出るためには、謎を解く事が必要なのだ。

「しかし、ここもやっぱり熱いな」

「ガオガエンがいなかったら、僕達は倒れてたね」

 一行は右から3本目の道に行き、厄災ガノンとムートを解放した後、

 左下の広場のような場所に着く。

 そこは一転してのどかな風景であり、熱さが少しだけ引いてきている。

 広場の中央には赤い火と青い火が灯っており、まるで時計のような形になっている。

「ばうばう、ばばうばう」

「これが何を表すのか梟の像に聞いてみましょう~」

 一行はムート、マジカルバケーションの主人公、どんべ&ひかりを解放し、

 梟の像がある場所に行った。

「12時10分……?」

 ネス、リュカ、リュウは、これが何を表しているのかを考えた。

 しばらくすると、リュカが何かを閃き二人に話す。

「分かった! 広場の赤い火と青い火を12時10分のところに合わせるんだよ!」

「そうか、ありがとうリュカ!」

「えへへ」

 ネスに褒められ、照れて頭を掻くリュカ。

 一行はリュカの言う通り、赤い火を12時の方向、青い火を2時の方向に灯した。

 すると、中央にシークのボディに宿ったスピリッツ、インパが現れた。

 リュウとしずえが彼女を解放すると、左下にあった岩が音を立てて崩れ去る。

「おお、仕掛けが解けたみたいだゾイ! 早速行ってみるゾイ!」

 そう言ってデデデが左下に行くと、闇の鎖に縛られたゼルダ姫と、

 同じく操られたユクシー&エムリット&アグノムがいた。

 しかし、そこにシモンのボディに宿るエルザのスピリッツが立ち塞がっていた。

「女の名前なのに……なんだ、男か」

 マリオがそう呟きながらエルザを解放し、

 一行はゼルダ姫とユクシー&エムリット&アグノムがいる場所に辿り着く。

 敵に操られたゼルダを再び見たリンクは歯を食いしばる。

「なんだよ……こういうのを見るのは、もうたくさんだよ……!」

「リンク……」

 マリオはリンクの姿を見て不安になった。

 ゼルダ姫が操られるのは、これで何度目だろう。

 リンクの心の余裕はかなり減ってきていた。

 だが、戦わなければゼルダ姫を救う事はできない。

 リンクは涙を流しながらも、ゼルダ姫を縛る闇の鎖をマスターソードで斬りつけた。

「……」

「きょううん!」

「きゃううん!」

「きゅううん!」

 ユクシー&エムリット&アグノムは、ゼルダを守るように前に立つ。

 シャドウは落ち着いて一人と三匹の様子を見る。

「こいつは……同時に倒さないと何度も復活し、ゼルダも超能力で回復させる。

 お前達はしばらく耐えろ、僕があいつらを一撃で仕留める」

「分かったぜ」

 シャドウはカオスブラストでユクシー&エムリット&アグノムを瞬殺するらしい。

 ガオガエンは頷いた後、戦闘態勢を取る。

「ユクシーが好きな迷子の女の子もいるらしいぜ」

「こわいけど……ぴちゅもがんばるでちゅ!」

「私も恐竜ですからね~!」

「ゼルダ姫は僕が解放する!」

「目を覚ますんだ、ゼルダ!」

「リンクにこれ以上苦しんでほしくない。だから俺達はお前を、必ず(たす)ける!」

 マリオ、リンク、ヨッシー、ネス、ピチュー、ガオガエンは、

 ゼルダとユクシー&エムリット&アグノムに戦いを挑んだ。

 

「はっ!」

 マリオはファイアボールでゼルダを牽制した。

 ゼルダは魔力を纏った手刀でピチューを斬る。

「うええん、ゼルダおねえちゃん、いたいでちゅ」

「……」

 ピチューは泣くが、ゼルダは当然反応しない。

 エムリットはネスをサイコキネシスで浮かせ、地面に思いっきり叩きつける。

「うわあぁぁぁっ!」

「……」

 ゼルダはユクシー&エムリット&アグノムの加護で受けたダメージを癒していく。

「僕の予想通りだったな」

「きょううん!」

「うあぁぁぁぁっ!」

「あたま、ふらふらしまちゅ……」

「目が回ります~」

 ユクシーは超能力を広範囲に放ち、マリオ達をまとめて攻撃する。

 マリオ、リンク、ネス、ガオガエンは抵抗したが、

 ヨッシーとピチューは衝撃を受けて混乱する。

 

「ゼルダ……また、俺の目が見えなくなったのかよ……」

「目を覚ましてくださ~い!」

「……」

 リンクとヨッシーは同時にゼルダに攻撃する。

 前者の攻撃はギリギリで、後者の攻撃は上手いところに命中した。

 しかし、ゼルダはまたもや加護で傷を癒す。

「シャドウ、まだなのかよ!」

「もう少しで終わる……待っていろ」

「うんっ」

 ユクシーはガオガエンを撹乱し、エムリットは広範囲に念力を放って混乱させ、

 アグノムはガオガエンに体当たりする。

 ヨッシー、リンク、ネスはシャドウの攻撃が来るまでしっかり防御している。

「うわぁぁぁぁぁっ!」

「ピチューさ~ん、危ないで~す!」

 アグノムはピチューをサイコキネシスで攻撃するが、

 次の攻撃で倒されると判断したヨッシーは彼を庇って吹っ飛ばされる。

 背後ではシャドウの身体が赤くなっている――もう少しで、大技が発動するのだ。

「……」

 ゼルダはマリオのファイア掌底をかわす。

 そこに、リンクの斬撃が命中したところでシャドウは構えに入った。

 大技を発動する準備ができたのだ。

 

「カオス……ブラスト!!」

 シャドウの周囲から、真紅の衝撃波が広がる。

 それが命中したユクシー&エムリット&アグノムは場外に吹っ飛ばされ、

 ゼルダを癒す加護も消えた。

 

「よし! やったな、シャドウ!」

「……まだだ」

「ああ、ゼルダを助けるんだったな!」

 ガオガエンは高く飛び上がり、勢いよくゼルダに体当たりする。

 ゼルダはフロルの風でかわし、ガオガエンの背後に回って魔法で攻撃した。

「ぐおぉ!」

「ぴちゅう!」

 ピチューはゼルダに10まんボルトを放って攻撃する。

 リンクは距離を置いてブーメランを投げる。

「PKフラッシュ!」

「……」

 ゼルダの魔法とネスの超能力がぶつかり合い、大爆発を起こす。

 大爆発が治まった時、マリオはハンマー、

 リンクはマスターソードをゼルダに振り下ろそうとしていた。

「ゼルダ……」

「元に……」

「「戻れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」

 そして、マリオとリンクの武器がゼルダの脳天目掛けて振り下ろされると、

 彼女は大ダメージを受け、場外に吹っ飛ばされるのであった。




~ベルのスピリッツ名鑑~

ランドマスター
出身世界:スペースワールド
性別:なし
スターフォックスが保有する戦闘車両。
「超高性能回転式地対空戦車」の肩書きを持つ。
アーウィンと同等の火力と頑丈な装甲を装備し、カラーリングは白と青を基調としている。

ロック・ヴォルナット
出身世界:こことは異なる世界
性別:男性
赤子の頃、とある遺跡でディグアウターのバレルに拾われた少年。
成長したロックは、ディグアウターとなって世界を回る事になる。

クレイド
出身世界:メトロード
性別:♂
ブリンスタ深部に生息する爬虫類型の魔物。
全長はおよそ9mで、幼獣から成体になるまでに約60年もの歳月がかかるとされている。

ユガ
出身世界:ロウラル
性別:男性
この世の美しいものを求める、ロウラルの司祭。
他者を絵画に変える能力を持ち、自身も壁画になる事ができる。
ただし、ユガの美意識は普通とはかなり異なる。

封印されしもの
出身世界:ハイラル
性別:不明
太古の昔に封印された「終焉の者」。
ギラヒムはこれを元の姿に戻すため暗躍していた。

厄災ガノン
出身世界:ハイラル
性別:男性
ハイラルを滅ぼすという意志のみが純化したガノンドロフの成れの果て。
100年前に復活し、ハイラル王国を滅ぼした。

ムート
出身世界:ウェイアード
性別:男性
ロビンとジャスミンの息子で、地のエナジスト。
ハイディア戦士の両親を誇りに思っている。
ロック鳥の羽を手に入れるべく旅立つ。

インパ
出身世界:ハイラル
性別:女性
シーカー族の生き残りで、ゼルダの乳母。

エルザ
出身世界:最後の物語の世界
性別:男性
幼い頃に身寄りを失った、騎士を目指す青年。
傭兵として各地を巡っていたが、ルリ島で不思議な出来事に遭遇する。

マジカルバケーションの主人公
出身世界:魔法が発達した小世界
性別:男性、女性
魔法学校ウィル・オ・ウィスプの生徒。
精霊と会話できる、不思議な能力を持っている。
男性は戦士型、女性は魔法型の成長をする。

どんべ&ひかり
出身世界:大昔の日本
性別:どんべは男性、ひかりは女性
犬のりんご、猿のまつのすけ、雉のおはなを連れて鬼ヶ島に鬼退治に向かう少年と少女。
かつて02異変でカービィと出会った事があった。

ユクシー
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
シンオウ地方の伝説のポケモンでちしきポケモン。
エスパータイプで、特性はふゆう。
知識の神と呼ばれており、目を合わせた者の記憶を消してしまう力を持つという。

エムリット
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
シンオウ地方の伝説のポケモンで、かんじょうポケモン。
エスパータイプで、特性はふゆう。
感情の神と呼ばれており、悲しみの苦しさと喜びの尊さを人々に教えた。

アグノム
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
シンオウ地方の伝説のポケモンで、いしポケモン。
エスパータイプで、特性はふゆう。
意思の神と呼ばれており、湖の底で眠り続け、世界のバランスを取っている。
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