大乱闘スマッシュブラザーズ Stern des Lichts   作:アヤ・ノア

80 / 92
混沌と闇の化身ダーズ戦です。
スマブラ四天王は、闇の化身を倒す事ができるのでしょうか……?


79 ~ 闇の化身ダーズ

 闇の化身ダーズとの決戦が始まった。

 

「ディフェンスブースタ!」

「魔力放出!」

 柊蓮司は広範囲に防御結界を張り、六人がダーズの攻撃に耐えられるようにする。

 アルトリアは自らの魔力を身体強化に用いて能力を上げる。

「せい! やあっ!」

 リンクは気を込めた剣でダーズを斬り裂く。

 ダーズは一瞬だけ防御が緩み、そこにリンクが連続突きで畳みかける。

「大地拳! ……に見せかけての渾身撃!」

 柊蓮司はダーズに魔力を纏ったパンチを放つ。

 ダーズは触手で打ち消すが、それはフェイントで、柊蓮司は力を込めて強力な攻撃を繰り出す。

「喰らえ、ガツーンハンマー!」

「ロケットずつき!」

 マリオはダーズに向かってダッシュし、ハンマーを振り上げ一気にダーズ目掛けて殴りつける。

 カービィはダーズの触手に短い手足での会心の一撃を放ち、

 ピカチュウはロケットずつきで大ダメージを与える。

「ぐあぁっ!」

 ダーズは弾丸を連射してピカチュウを攻撃する。

 命中した弾丸がピカチュウの身体を蝕む。

「はぁっ!」

 アルトリアは剣をダーズの触手に振り下ろすが、弾かれてしまう。

 一方で、アルトリアもダーズの触手の攻撃を剣で弾き返した。

「食らえ」

「おっと、させないぜ! ショットプット!」

 ダーズは目を光らせ、攻撃しようとするが、柊蓮司が大地の力を込めた弾丸を放って打ち消す。

「せいやっ!」

「どりゃあ!」

 リンクは気合を込めた斬撃でダーズの触手を斬る。

 柊蓮司も魔剣で追撃した。

「えいやーっ!」

「ぐおぉぉっ!」

 カービィは思いっきりハンマーを振り下ろし、ダーズに大ダメージを与える。

「うわっ! うわわわわ!」

 だが、ダーズは触手で空間を引き裂いた。

 空間に巻き込まれたマリオはなすすべなくダーズの猛攻を受ける。

「……なんでしょう、これは……! うぐあぁぁ!」

 ダーズはムカデの尻尾のような姿で動き回り、アルトリアの身体を貫き、内部から破壊する。

 精神力が強いアルトリアでもこの攻撃には恐怖を感じ、思わず口を噤んでしまった。

 そこに容赦ないガトリング攻撃が入り、アルトリアは大ダメージを受けてしまう。

「この攻撃はどうだ?」

「うわあぁぁぁ!」

 ダーズは目を光らせ、地面から激しい勢いの火柱を起こしてファイター達を攻撃する。

 ピカチュウは何とか攻撃をかわしたが、それ以外の五人に命中しダメージを与える。

「くそ、なんて威力だ……!」

「だからといってここで躓くなよ!」

「ああ、分かってる!」

 ダーズの攻撃の凄まじい威力に、ふらつく柊蓮司。

 だが諦めずに立ち上がり、リンクと共にダーズの触手を切り裂く。

「せいやぁぁぁぁぁぁ!」

 マリオは渾身の力を込めてハンマーを振り下ろし、ダーズの触手の一部を打ち砕いた。

 

「ぐぅっ……スマッシュブラザーズよ。この程度で余を追い詰めたとでも?」

「ああ! お前に、この世界を渡しはしない!」

 ピカチュウは10まんボルトをダーズに放つが、ダーズは闇の力を放って攻撃を防ぐ。

 そして、ダーズはピカチュウを指差す。

「ほら……其方はもうすぐ倒れる」

「何……!? むぐっ!!」

 ピカチュウが動こうとすると、急に胸を押さえる。

 カービィはそれに気づかず、ストーンでダーズにダメージを与えた。

「……ピカピカ?」

 ストーンを解いた後、カービィが見たもの。

 それは、倒れているピカチュウの姿だった。

「ピカピカ? どうしたの、ピカピカ?」

 カービィは戦闘中にも関わらず、ピカチュウに駆け寄って声をかける。

 だが、ピカチュウは全く反応しなかった。

 すなわち、それは――戦闘不能という証だ。

 それを知った瞬間、明るいカービィの表情が一変、ダーズに対する怒りへと変わった。

「よくも……ピカピカを!」

「其方も葬ってやろう」

 ダーズは余裕な態度を崩さず、四つの時限爆弾を設置する。

「えい! やあ! とぉぉぉ!」

 カービィは素早く動いて時限爆弾を破壊、その結果被害が及ぶ事はなかった。

 さらに、回し蹴りがダーズの眼球にクリーンヒットする。

 仲間を傷つけられたカービィの動きは、かなりキレが良くなっていた。

「やるな! 霊破斬!」

 そんなカービィを見た柊蓮司は負けじとダーズの魂目掛けて魔剣を叩きつける。

 アルトリアは倒れているピカチュウを見て「これはまずい」と判断し、

 鞘の力を使って全員の傷を癒そうとしている。

「させるか」

「それはこっちのセリフだ! ファイアボール!」

 ダーズが阻止しようとするが、マリオがファイアボールを放って防いだ。

「この鞘で、どうか……」

 アルトリアは鞘の力を解放し、味方全員の体力を回復した。

 戦闘不能になったピカチュウが、目を覚ます。

「ん……俺は……生きているのか?」

「よかった、ピカピカ。目を覚ましたんだね」

 カービィは復活したピカチュウに笑みを浮かべる。

 六人を見たダーズは、怒りで身体を震わせる。

「其方等……許さんぞ!!」

 ダーズは広範囲に闇の衝撃波を放った。

「どうやら、ダーズはホンキのようです……。こちらも全力でいきましょう!」

 アルトリアは剣を構え直し、ダーズに突っ込んで切り裂いた。

「ぬぅん!」

「ぐあぁ!」

 ダーズは空間を切り裂き、そこから触手を四方八方に呼び出す。

 マリオは触手に貫かれ、大ダメージを受ける。

 アルトリアは何とか抵抗したが、僅かな傷を負う。

「でえいっ!」

「どりゃあっ!」

 柊蓮司とカービィのダブル回し蹴りが、ダーズの体力を削っていく。

「その程度か」

「ぐあああ!」

 ダーズはリンクに触手を伸ばし、締め上げる。

 リンクは身体の骨が砕けるような感じがし、叫ぶ。

「ファイア掌底!」

「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」

 マリオは炎を纏った掌底をダーズの目玉に放つ。

 目玉は炎に包まれ、ダーズは悶え苦しむ。

「ヒール!」

「食らえ!」

 柊蓮司はマリオに回復魔法を使い、アルトリアはダーズを兜割りで攻撃する。

 直後、ダーズはガトリングでアルトリアに反撃した。

「かみなり!」

「鬼殺し火炎ハンマー!」

 ピカチュウはダーズの真下に立ち、雷を呼んで大ダメージを与える。

 カービィは炎を纏ったハンマーでさらに追撃する。

 ダーズの動きはかなり鈍くなってきていた。

 

「これで決めます。約束された(エクス)……勝利の剣(カリバー)!!

 アルトリアは剣に魔力を込め、振り抜いて巨大な光の魔力をダーズに叩きつけた。

 如何なる者といえど、この魔力を纏った攻撃をかわす事は不可能である。

「ぐぎゃあああああああああああ!!」

 アルトリアの一撃がダーズにクリーンヒットした。

 ダーズは触手をうねらせて悶え苦しみ、その触手もどんどん縮んでいく。

 そして、彼の身体も闇に包まれていき、ついに限界を超えて大爆発した。

 そして、熱を伴う光がダーズを追うように異空間の中に入った。

 

「やっと……ダーズを倒した……」

「でも……あの光は……」




次回は、最終決戦に向けての準備です。
なお、しつこいようですが、二次創作ですので公式とは一切関係ありません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。