大乱闘スマッシュブラザーズ Stern des Lichts   作:アヤ・ノア

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ついに全てのファイターを救出します。
この回は私のオリキャラ、ベルが活躍いたします。


83 ~ 創造の右手

 クレイジーハンドとダークサムスをダーズの呪縛から解放し、

 残るはマスターハンドとパルテナのみ。

 スマッシュブラザーズはシャドウのカオスコントロールを使い、

 スタート地点に戻り、右に進んだ。

 一行はセリス、テイルス、ソルガレオ、ヒカリを倒し、

 いよいよマスターハンドとパルテナがいる場所に辿り着く。

 

「パルテナ様……」

 ピットはぎゅっと、パルテナの神弓を握り締める。

 彼女が、敵に操られた最後のファイターなのだ。

「ちっ……」

 ブラックピットは舌打ちし、神弓シルバーリップを構える。

 パルテナの神弓の試作品であるこれは、試作品ながら使いやすい性能を誇る。

「ラ・ナチュ・マ・ギ・デ・スカト」

 マスターハンドとパルテナは魔法攻撃を得意とするため、ドリィはレジスト・ヴィレを使った。

「もしも、マスターハンドが本物ならば、仲間を助ける戦いは、これで終わります」

 目の前にいるマスターハンドは、本物なのか。

 ドリィはぐっと杖を握り締めている。

「ウフフフフ……キーラサマニサカラウモノハ、ミンナケシサッテアゲルワ」

「キーラサマコソ、シコウナノダ」

 パルテナは恐ろしい笑みを浮かべ、マスターハンドの身体は光に包まれている。

 この二柱は強力だが、彼らを解放すれば、ついにスマブラメンバーは全員集結する。

 ピット達は覚悟を決めて、マスターハンドとパルテナに挑もうとしていた。

 

「オマエタチモ、キーラサマニシタガエ!!」

「誰が……従うものか!!」

「ガブガブガーブ!!」

「さあ、みんなをキーラとダーズから助けるわよ!」

「怖いけど、僕は逃げないよ」

「邪魔をするなら容赦はしない」

 そして、ピット、ドクター、クラウド、パックンフラワー、

 そしてベルは、最後のファイターとの戦いに挑んだ。

 

「ガブーッ!」

 マスターハンドはパックンフラワーに狙いを定め、ミサイルを大量に放って攻撃する。

 パックンフラワーはシールドで攻撃を防ぎ、シューリンガンでマスターハンドに反撃する。

「君の動きは……」

「ミキレナイワヨ?」

 ドクターはパルテナの動きを読もうとしたが、パルテナはくすくすと笑った。

「ちょっと、動かないでね!」

「ウフフッ」

 ベルが闇の力を霧状にしてマスターハンドとパルテナを包む。

 だが、パルテナの奇跡によって、闇の霧は全て消えてしまった。

「そ、そんな!」

「諦めるな!」

「ガブガブ!」

 クラウドはバスターソードを振り、衝撃波でマスターハンドを切り裂く。

 パックンフラワーは首を伸ばしてパルテナに噛みついた。

 

「やるじゃないの、クラウド、パックンフラワー」

「ガブ!」

「……」

 どんなもんだい、と胸(?)を張るパックンフラワーと、静かに佇むクラウド。

 だがマスターハンドは容赦なく、ベル達に攻撃を仕掛けてくる。

「危ない!」

 ピットは鏡の盾を使って、レーザーを全て防ぐ。

「操られた女神なぞ、くそくらえだ!」

 ピットは神弓シルバーリップを二刀短剣に変え、素早くパルテナに斬りかかる。

 ベルは大鎌を振り回し、青い炎でマスターハンドを燃やす。

「心臓マッサージ!」

ギャアアアアアアアアア!!

 ドクターはパルテナの胸目掛けて、心臓マッサージを放った。

 パルテナは叫び声を上げて、吹っ飛ばされる。

 だが、テレポートを使ってすぐに復帰した。

「凶斬り」

 クラウドは凶の字を描く斬撃でマスターハンドにダメージを与える。

「オートショウジュン」

「ぐあ、あ、パル、テナ、様」

「バクエン」

 パルテナは杖を振り、ピットに光の弾丸を放つ。

 さらに、怯んだピットに爆炎で追撃した。

うわぁぁぁぁぁぁ!

 そして、ドクターも握り潰されて地面に叩きつけられ、場外に吹っ飛んでいった。

 

「ちっ……」

 ベルは舌打ちして、鎌を持ち上げる。

「パックン!」

「ガブ!?」

「あんたは私の後ろに隠れなさい!」

「ガブガブ!」

 ベルはパックンフラワーを後ろに下がらせる。

 パルテナは杖を構えてパックンフラワーを爆炎で燃やそうとしたが、ベルが闇魔法で打ち消す。

「あんた達を助ければ、キーラとダーズに安心して挑めるのよ!」

 諸悪の根源であるキーラとダーズを倒せば、争いの世界は平和を取り戻す。

 そのためには、全ての仲間を解放するのが必要だ。

 ベルは強い思いを込めて、鎌を振り回してマスターハンドとパルテナを切り裂いた。

「……」

「ワタシタチハトメラレナイワ」

「それはこっちの台詞よ!」

 マスターハンドは無言で攻撃し、パルテナも様々な奇跡を使って翻弄する。

 だがそれも、ベルの鎌と闇魔法が打ち消す。

「俺達も!」

「援護するよ!」

 ピットはパルテナの神弓、ブラックピットは神弓シルバーリップから光の矢を放ち、

 マスターハンドとパルテナを貫く。

「ガブガブガーブ!」

「それ!」

「破晄撃」

 パックンフラワーは至近距離からポイズンブレスを放ち、

 マスターハンドとパルテナを毒に侵す。

 さらに、ドクターとクラウドも遠くからカプセルや衝撃波で攻撃した。

 

「これでとどめよ! ナイトメア!!」

ギャアアアアアアアアアアアアア!!

ウアアアアアアアアアアアアアア!!

 ベルは闇を纏った鎌を勢いよく振り、空間ごとマスターハンドとパルテナを切り裂いた。

 空中から二人が現れ、そして場外に落下する。

 戦場でドゴン、という大きな音が鳴り響き、次の瞬間、周囲の光の力は消滅した。

 マスターハンドとパルテナは、キーラの支配から解放されたのだ。

 

「……これで、終わった……!」

 ベルはそう言うと、疲労からばたりと倒れ、カチャン、と手に持った鎌が落ちた。




~ベルのスピリッツ名鑑~

セリス・バルドス・シアルフィ
出身世界:戦記の世界
性別:男性
シグルドとディアドラの長男。
バルドとヘイムの血を引いており、聖剣ティルフィングを扱う事ができる。
グランベル帝国の圧政からシアルフィを救うため、イザークで解放軍を結成する。

マイルス“テイルス”パウアー
出身世界:こことは異なる世界
性別:男性
2本の尻尾を持った子狐の男の子。8歳。
いじめられていたところをソニックに助けられて以来、彼を慕っている。
かなりのしっかり者で、機械に関する知識が深い。
また、尻尾を回す事で空を飛ぶ事ができる。

ソルガレオ
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
アローラ地方の伝説のポケモンで、コスモウムが進化したにちりんポケモン。
エスパー・はがねタイプで、特性はメタルプロテクト。
太古の時代から人々に崇められ、「太陽を喰らいし獣」と呼ばれていた。

ヒカリ
出身世界:ゼノワールド・並列世界4
性別:女性
伝説のブレイド、ホムラのもう1つの姿。
ホムラの中にいたが、レックス達を助けるために目覚めた。
それ以降、レックスやホムラ達と共に楽園を目指す事になる。
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