生命の灯火   作:ENDLICHERI

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 Hey!みんな、元気かい?♪・・・・・・って、知ってる人いる?

 最近さ、この小説で「あ、この案良いな!」って思って、いざ書こうとしたら全然文にならんのよ。それどころか、ENDRECHERIのNewアルバム『LOVE FADERS』に入ってる『CREPE』を題材に『Take me to・・・』で1話書こうと思っちゃってんのよね~。


 それでは、Youたち見ちゃいなよ~♪







20話

 

 

 

 

 

 今日から夏休み・・・・・・らしい。平日の朝から今井さんから連絡が来るんだ。それに、今は7月下旬だしね。

 

 

「だからと言って、こんな暑い日に外のカフェにいるのはどうかと思いますよ?」

 

「いーじゃん♪」

 

「良くないよ。」

 

「え?・・・・・・もしかして、身体に悪い?」

 

「エアコンが恋しくなる。」

 

「今から2時間ぐらいここにいよっか?」

 

 

いやいや、こんな日は室内にいるに限りますって。

 

 

「それで、こんな病弱な人をアホみたいに暑い場所に連れ出して何をさせるんですか?」

 

「言い方考えよ?それと、キャラが荒れてるよ?」

 

 

いや、だって・・・・・・。

 

 

「そろそろRoseliaのみんなに会わせたくてね。」

 

「・・・・・・はい?」

 

「大丈夫!紗夜もいるし、みんな良い人たちだよ。」

 

「また面倒事を・・・。」

 

「何、その言い方は?」

 

「寿命が短い人間に、さらに人脈を伸ばせって言うんですか?」

 

「ホントなら、Roseliaのメンバー以外にも絡んでほしい人がいるんだけど・・・・・・Roseliaメンバーだけで勘弁してあげるよ♪」

 

「まじか・・・。」

 

「それに、もう紗夜は来てるしね。」

 

「え?」

 

「こんにちは、ようやく気付きましたか。」

 

「・・・・・・ビックリして声が出るとこだった・・・。」

 

 

後ろを見たら鬼の形相みたいな顔をして立ってるんだよ。驚かないわけないでしょ?

 

 

「今井さん、今日は早いですね?」

 

「まぁね~。なんたって、彼を連れ出さないといけないからさ。」

 

「そうですか。」

 

 

今井さん、ウィンクしながら言う台詞ではないと思うよ。病人を半ば強制に外へ連れ出すなんて。

 

 

「あら?紗夜が早いならまだしも、リサがもう来てるなんて珍しいわね。」

 

「おはようございます、(みなと)さん。今日は今井さんの方が早かったんですよ。」

 

「ヤッホー友希那(ゆきな)。」

 

 

この銀髪の人と知り合いってことは、今井さんたちと同じバンドメンバーってことだよね?

 

 

「あなたがリサの彼氏?」

 

「そうだよ~。」

 

「僕に振った質問なのになんで今井さんが答えるんですか?初めまして、紡木 綾斗と申します。今井さんとは・・・・・・仮の恋人関係です。」

 

「えぇ~!?まだ『仮』とか言ってるの~!?」

 

「・・・・・・そう。私は湊 友希那。Roseliaのボーカルをしているわ。よろしく、紡木さん。」

 

「おっはようございまーす!」

 

「おはよう・・・・・・ございます・・・・・・。」

 

 

さらに、紫色のツインテールの娘と黒髪ロングの大人しそうな人がやって来た。

 

 

「あ!もしかして、リサ姉の彼氏?」

 

「そうだよ~。」

 

「そうだけど違うよ。」

 

「うん?・・・・・・あ、宇田川(うだがわ)あこって言います!『あこ』って呼んでください!」

 

「初めまして・・・・・・白金(しろかね)燐子(りんこ)、です・・・・・・。」

 

「初めまして、紡木綾斗です。」

 

 

銀髪でクールのボーカル担当の湊さん。

礼儀正しいギター担当の氷川さん。

ギャルで面倒見が良すぎる今井さん。

元気過ぎる妹キャラな宇田川さん。

物静かで人と接するのが苦手そうな白金さん。

 

う~ん・・・・・・バンドのコンセプトが分からない・・・。どう集まったらこんなバンドメンバーになるんだ?

 

 

「紡木さん。」

 

「はい?」

 

「あなた、リサを困らせてないでしょうね?」

 

「ちょ、ちょっと友希那?」

 

 

いきなり本題ですか?・・・・・・本題かどうか分からないけど。

 

 

「リサを泣かせるようなことをしたら、許さないわよ。」

 

「ちょっと友希那、落ち着いて・・・!ごめんね、アタシと友希那は幼馴染なんだよ。」

 

「いえ、大丈夫です。・・・・・・湊さん。」

 

「何かしら?」

 

「正直に言います。僕は必ず、今井さんを泣かせます。」

 

「っ!?」

 

「ですが、人は喜びや悲しみ、様々な感情の中で涙を流します。『流すな』って言われても『無理』としか答えれません。ですが、僕が今井さんの近くにいれば、今井さんは必ず悲しみの涙を流すでしょうね。」

 

「なぜ、そう言い切れるの・・・?」

 

「あなたたちには関係ないことです。それに、」

 

「っ!」

 

 

僕が言葉を続けようとするから、湊さんは少し身構えていた。だけど、そこまで身構える内容なんて、僕は話さない。

 

 

「今井さんのせいで僕が困っているんですけどね。」

 

「「「「・・・はい?」」」」

 

「え!?ちょっとちょっと~!?」

 

「現に、僕は自宅でエアコンから出る冷風を扇風機を使って風量を強くして浴びたいのに、今井さんは紫外線を浴びさせています。迷惑以外の何物でもありませんよ。」

 

「リサ・・・。」

 

「今井さん、またですか・・・?」

 

「友希那、何その憐れむような目は・・・?って紗夜まで!?」

 

「リサ姉、また~?」

 

「紡木さん・・・・・・今井さんが、迷惑をおかけして・・・・・・すみませんでした・・・・・・。」

 

 

今井さん、面倒見が良すぎるのが酷いんだな?

 

 

「では、僕はこれで。」

 

「ちょっと綾斗く~ん!!」

 

 

僕は今井さんをバンドメンバーに預けて、自宅でエアコンと扇風機を付けて残り1日を過ごしたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 いかがでしたか?Roseliaメンバーを全員出す予定は無かった。紗夜さんぐらいだけでいいかなって思ったけど、考えて書いてたら出しちゃった。

 んじゃ、おつモニ~。

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