パソコンを入手した弾みと思い付きで小説を書いてみようと思いました。
原作はプレイしておらず、二次創作しか見たことがありません。
文章力も良いとは言えない状態で、むしろ下手です。
こんな私の小説ですが、それを了承していただいた上で読んでいただけると幸いです。
それでは、どうぞ。
ここは「幻想郷」
妖怪や神々が住む郷だ。幻想郷には結界があり、外の世界とは遮断されている。人間により化学が発展した世界とは異なり。幻想郷では魔術や妖術、神通力など様々な異形の力であふれている。
そんな幻想郷に今一つの異変が巻き起ころうとしている。
PLACE 幻想郷 魔法の森
「魔法の森」幻想郷で森といえばここのことを指す言葉である。鬱蒼と茂った木々たちが太陽の光を遮り、薄暗い不気味な雰囲気を醸し出している。日光が届かず水分が蒸発しないため、湿度が高く化け物のような大きさのキノコがたくさんの胞子を飛ばしている。普通なら人間はもちろん妖怪ですらあまり近づかない場所である。そこにどこからか一人の少女がやってきた。その様子から何かを探しているようである。
「うーん、これも違うぜ。 この辺ならあるとおもったんだけどな」
長めですこしウェーブがかった髪を片方だけおさげにして肩から前に垂らしている。白いリボンの付いた黒い三角帽子をかぶり、黒系の服に白いエプロンを着て、左手には箒を持ったいかにも魔法使いといった服装をしている少女だ。一つのキノコを採り「これじゃない」とでも言うようにキノコを後ろへ放り投げる。
「新しい魔法薬のレシピを思いついたから、さっそくつくってみたいんだが。 肝心の材料がなかなか見つからないぜ」
脱力したように彼女は肩を落とした。彼女の名前は「霧雨 魔理沙《きりさめ まりさ》」この森に住む魔法使いだ。
「どうしたもんか,,, もうちょっと探してみるか。 はぁ,,,」
魔理沙はやれやれといったようにため息をつき、またキノコを探し始めた。
ー数十分後ー
「だぁー、全ッ然ッ見つからないぜ」
魔理沙は脱力し、その場にへたり込んでいる。これまでに、結構な数の魔法や魔法薬を作ってきたが材料集めにここまで苦戦するのもまれである。かれこれ材料を探し始めてから一時間が経とうとしている。
「もう今日のところは諦めるかな」
と思ったその時、魔理沙の頭に名案が浮かんだ。
「あ、そうだ。 アリス! アリスがいるじゃないか」
「あいつに頼むのは少し癪だが、アリスなら何か知っているかもしれない。そうとなれば、善は急げだ!」
そう言って魔理沙は、手見持っていた箒に跨がった。今魔理沙が向かおうとしている先は、アリス・マーガトロイドの家だ。彼女は魔理沙と同じ魔法使いで、これまた同じ魔法の森に住んでいる。
「よしっ!アリスの家までひとっ飛びだぜ」
「おいっ! 本当にここで合ってるのか」
「へ!? あ、うわぁ」
今まさに飛び立とうとした時近くの茂みの向こうから声がした。その声に驚いた魔理沙は、バランスを崩しその場に尻餅をついてしまった。
ドサッ
「おい何か物音がしたぞ、誰かいるのか」
「物音なんかしたか、聞き間違えじゃないのか」
「確かに聞こえたんだ、多分こっちだ」
「お、おい。 ちょっと待てよ」
茂みを掻き分けながらこちらに近づいてくる音がする。声のトーンからするに男のようだ。
「や、やばい」
魔理沙は慌てて近くの木の陰に隠れた。後から考えればなぜ隠れる必要があったのか分からない。でもこの時は隠れたほうが良いような気がしたのだ。足音が近づき、二人の人間が姿を現した。
「あれ、誰もいない」
「動物か何かだったんだろ。 お前の聞き間違いだ」
「確かに誰かいたような気がしたけどな」
人間の二人組は片方は背が高く青色の着物を着ている。もう一方は背が低く緑色の着物を着ている。様子から察するに高身長の方は低身長に連れられてこんな森の奥まで入ってきたらしい。
(なんで、里の人間がこんな森の中にいるんだ)
「今日のお前はなんだかおかしいぞ。 朝っぱらから、変な人間を見たとか言い出してこんな場所まで連れてきて」
「朝にも言っただろ。 俺は見たんだ、昨日の夜帰るのが遅くなっちまった俺は早く帰りたくてこの森を通って帰ったんだ」
「おいおい、いくら早く帰りたかったからって夜にこの森を通ったのか。命知らずな奴だ」
長身の男は呆れた表情で話を聞いている。それもそのはず、昼間ならまだしも夜間に人間がこの森を通るのは自殺行為だ。昼間は住処で眠りについている妖怪たちも夜になれば活動を始める。無防備な人間が森の中を歩いていればすぐに食い殺されてしまうだろう。
「で、その時に変な人間を見たんだろ」
長身の男は疑わしそうに、低身の男に尋ねる。
「そうなんだ。 この辺で超強い人間を見ちまったんだ」
「超強い人間?」
長身の男の顔が更に歪んでいく。
「ああ、そうだ。 そいつは数十匹の人食い妖怪どもに囲まれていたんだが。そばに浮遊させていた棒のようなものを操って妖怪どもをやっつけていったんだ」
「そいつ、本当に人間なのか。 妖怪に対抗できるなんてそいつも同じ妖怪か、魔法使いの類じゃないのか」
「いや、特に魔法を使っていた様子はなかった。 外見は人間そのもので、違うのは棒を操る力があるってことぐらいなんだ」
低身の男は真剣に話をしているようだが、長身の男からはまるで相手にされていない様子である。
「どうにも信じがたい話だな。 それで、お前はそれを近くで見てたんだろ。 人間だったんなら声はかけなかったのか」
「それがどうしてか妖怪と勘違いされてしまったらしくてな、俺も攻撃されちまって怖くて逃げてきちまったんだよ」
「それじゃ、信憑性がまるでねえじゃねぇか。 そんな話を俺に信じろって言うのか」
長身の男は少し怒った様子で低身の男に言う。
「怒るなよ、それほど信憑性がないわけでもねぇんだこれが」
低身の男が手を振りながら、慌てていう。
「どういうことだ」
長身の男は首をかしげる。
「ここ数日、俺が見たのと同じような人間を見たって里中で噂になってるんだ。」
「あれは噂だ、何の根拠にもならねーよ。 やっぱりお前に付いてくるんじゃなかった」
そう言って長身の男は来た方向へ戻り始めた。
「本当なんだ信じてくれよー」
慌てて長身の男の後を追いかけるように低身の男は走り去っていった。
「今、超強い人間とか棒を操るとかって言ってたよな。 そんな噂が流れてたなんて知らなかったぜ」
魔理沙はここ半月ほど魔法薬の研究で忙しく外に全く出ていなかった。魔法薬のレシピを考えつき、今日は半月ぶりの外出デーなのである。
「待てよ、さっきの男の目撃情報が本当だとして、本当にその人間がいるとしたら、、、」
(その人間が昔からいるとしたら、私が知らないはずはない。 だとしたら最近幻想郷に現れたということになる。 でも下っ端だとしても妖怪を倒せるほどの力をつけるにはそれ相応の時間がかかるはず。 だとすると、、、)
魔理沙は何か深く考えを巡らしているらしい。
「これは、異変の予感がするぜ」
何やら少し楽しそうな笑みを浮かべている。
「そうとなれば、あいつに報告だな」
魔理沙はこれからやることが決まっているかのように言い、箒に跨った。魔法薬の材料を集めていたことなどすっかり忘れてしまったようだ。
「いくぜ! 博麗神社までひとっ飛びだ!」
そう言って、魔理沙は宙に浮き、大木より上まで上昇した後物凄いスピードで飛んで行った。その姿はまるで魔女である。
この時魔理沙はこの時知らなかった。いや、幻想郷全体が予想もしなかった。この出来事を皮切りに幻想郷の歴史に残る大異変が起こることを。
何やら魔理沙は異変の予兆を嗅ぎつけたみたいですね。
棒を操る不思議な人間、この人間は何者でどこからやってきたのでしょうか。
とは言ったもののここから先の展開を完璧に考えている訳ではないんです(笑)
日ごろから想像していた、中二病的創造をもとに勢いだけで物語を組んでいるのでそのうち話が矛盾しているかもしれません(笑)今後はバトルシーンも書いていきたいですね。頑張ります(^▽^)/
それでは、ごきげんよう。