「なぁ爺様。高校は武曲に行かなくて良いのか?」
「別に気にせんでええよ。好きにしなさい」
「姉弟子は武曲だったのにいいの?」
「寧々が武曲に入ったのは理由があってのう。」
「姉弟子曰く、『あの頃ウチはやんちゃだった』だっけか」
「盗んだバイクで走ったあと売っぱらってたじゃろうな」
「いやいや。足が届かないことにイラっときて絶対スクラップにしてるでしょ」
「それもそうじゃの」
「「ハハハハハッ!」」
姉弟子「…」
ステラと戦ったあの日から時間が過ぎ、今年から高校生。魔導騎士たる
「さぁ。今が頑張り時だよ。
今年の破軍学園には伐刀者ランクの最高峰である《Aランク騎士》
その一方で平均の十分の一しかない過去最低の魔力量を持つ騎士についても密かにウワサになっていた。
少年…
『あなたに勝てます』
Fランク…自分の伐刀者としての資質で普通に受験しては落ちるのが分かっていたために強い言葉で挑発し
しかし、今年から
『ごめん…黒鉄。俺はもう、お前と仲良くできない』
『アイツと仲良くすると、理事長に
『一輝に関われば内申が悪くなる』
そんな噂が
「そうやっていつまでも先生達の言うことに従ってるばかりじゃ、一生かかっても先生達に実力を認めさせるなんて不可能だろ?だからさ、今ここでボクと決闘しようじゃないか」
一輝は何故こんな目にあうのか理由を知っていた。それは彼の出生した家が原因だ。《黒鉄家》は代々、優秀な
『黒鉄の家を出奔したはぐれ者。黒鉄一輝を卒業させるな』
伐刀者は緊急時には固有霊装の展開を認められているがこの場で少しでも戦意を見せれば周りにいる理事長の一派である教師達がそれを不祥事として取り上げ黒鉄本家と直接繋がっている理事長は嬉々として一輝を退学に追い込むだろう。
一輝は申し出を断って広場を後にしようとした。しかし、
「そんなこと言うなよ。ボクはクラスメイトとして君が心配なんだ」
「ほらほらどうした。立ち上がって固有霊装を構えるんだ。まだまだ平気だろ。Fランクでもやればできるとこを見せてく・れ・よっ!ほら見てみなよ。広場にいる皆も君のことをこんなに注目してくれてるんだ期待されてるんだ。そんなうずくまってるだけじゃなく立ち上がってみせるんだ。男を見せるんだ、黒鉄君。いま輝かないでいつ輝くのさ?騎士に成りたいんだろ?実力を示して入学してきたんだろ。
伐刀者の能力が低い…それだけでここまで仕打ちを受けなければいけないのか。回避も戦意ありと捉とらえられる可能性があるために一輝にできることは、ただ黙って攻撃を受け続けることだけであった。
「なにやってんの?」
原作主人公
・黒鉄 一輝(くろがね いっき)
伐刀者ランク:F
伐刀絶技:一刀修羅(いっとうしゅら)
二つ名:落第騎士(ワーストワン)
攻撃力F 防御力F 魔力量F 魔力制御F 身体能力A 運F