ステラ「すごく…えっちぃです……ゴクリッ」
一輝「待ってッ!下着姿を見てしまったお詫びに僕も脱ぐから許してッ!」
刀華「そげなことせんでよかッ!ともかく落ち着くばいッ!」
とある夕食時、歩太は料理を作りながらステラと会話していた。
「アユタとイッキって戦ったことあるの?」
「俺が忙しくて機会は少なかったけど、それなりにな」
「Fランクだけど、強いのよね?」
「強いというより
「何よそれ、どういうこと?」
「言葉で伝えるより戦った方が理解する」
「へぇ…」
ステラは歩太の言葉を聞き好奇心と闘争心が高まり、ならば歩太の言葉通り、自身で確かめようと動くのであった。
そしてステラの思惑にまきこまれた
「ん、準備はできたようだな」
巻き込まれたことに不満があるがこの試合には興味があるので、もう諦めて歩太は審判役を勤めながら二人の試合について考察していた。
一人は
対するは平均魔力量の十分の一しか持たないFランク騎士『
世間が下す彼らの評価は対極の存在と答えるだろう。確かに魔力量で考えればステラは一輝の約300倍あり、その差は絶望しかない。
だが武芸者、騎士として異様な力量を持つ一輝相手だと話は別だ。ステラは強すぎるから故に相手になる存在がいなかったが、一輝は弱すぎるからこそが魔力関係以外の強さをがむしゃらに求めた。つまり戦いに対する経験値ではステラよりも遥かに高い。
この戦いはステラが蹂躙して勝つか。一輝が技巧をもって勝つか。
力と技の対決なのだ。
「えぇ。始めましょうか、イッキ」
「こちらこそ。お互い全力を尽くそう」
「
「来てくれ。
ステラはこの異様な騎士たる一輝に対して油断を一切せず自分から斬りかかった。上段から斜めに振り下ろし刃を交え受け流されてしまうが主導権を手に入れるため続けて真横、袈裟、再度上段、逆袈裟と次々と剣を振るう。
一輝は最初の上段からの攻撃こそステラの膂力を見誤り受け流しが僅かにズレたが、情報を修正して2撃目から完全に受け流し始めた。
そしてついに反撃を始める。
「もう見切った」
「ッ!?」
瞬間、唐突に戦いの流れが激変する。試合開始から5分弱、一輝が攻めに転じた。確かに彼の受け流しの技術は超一流で、力で叩き斬るステラの剣術ではとても真似することができない。しかし、彼女が押されている意味が分からない。受けより攻めの方が圧倒的に力が必要だからだ。ステラは焦るが次第に冷静になり、状況を分析しようとするが一輝はさらに揺さぶりもかけはじめた。
「ありえないでしょ…っ!?どうしてイッキがそれを使えるの!?」
ステラが学んだ剣術、
「僕は昔から嫌われ者で、誰にも何も教えてくれなかったから、他人の剣を見て盗むしかなかった。だからこういうことばかり上手くなっちゃってね。大抵の剣術なら一分も打ち合えば理解できる」
「そしてそこまで理解できれば、敵の剣術をあらゆる意味で上回る剣術を作れる。その剣術を戦いの中で作り出すのが僕の剣術《
ステラは精神攻撃と剣術のダメ出しのダブルパンチを受けた。なんだコイツ。こんなヤツが何故Fランク騎士なんて評価を受けるんだ。ドイツもコイツも狂ってやがる。ただの
一輝は
冷静な判断ができないステラはフェイントを交えて隙を作ろうとするが体勢が不充分な力も速さもない剣圧ではこの剣畜には効かない。
「太刀筋が寝惚けてるよ」
彼は嫌味で言ってるわけではない。天然なため、素で煽りまくることがあるのだ。そしてステラの剣を一輝は自身の
「気持ちが押されているから安易な勝ち筋に走る。そんな温い剣だから、僕程度にも受けられる」
ステラはもうごちゃごちゃと考えるのをやめた。剣術を盗まれるわ、ダメ出しされるわ、挙げ句の果てに怒涛の
・歩太の場合「言葉で相手を惑わすのはありだと思う。実際たまにするし」
・一輝の場合「戦術としてありだけど、僕はしないかな」
歩太「えっ?」
一輝「えっ?」