どうやら吸血鬼になったみたいです   作:やきとり

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今回は魔法の練習回です。なんか説明臭くなってしまった。




挨拶が終わるととーさまは仕事があるらしく戻っていき、メイドにつれられて練習場に向かう。が中に入ってみると的は端に寄せられており中央には緑色の壁のようなものが置いてあった。

「あれ?これが的?」

フランねぇもそう思ったようだ。不思議そうに首をかしげている。

「ああこれは黒板と言って物を書いたりできるものですよ。こちらの石で書くことが出来ます。」

そう言ってノーレッジ先生は黒板が載っている台に置いてある小さな白い石をもって見せる。

なるほど黒板か。それにしては緑っぽいし少し凸凹しているので気が付かなかったが言われてみれば納得である。あの石はチョークの代わりといったところだろう。

「今日はお二方は初めてなのでまず魔法とは何かについて説明させていただきます。レミリアお嬢様ももう一度聞いて損はないでしょうからどうぞお聞きになってください。」

「「「はーい」」」

私たちは元気よく返事をして黒板の前に置かれている小さな椅子に腰かける。

 

「それではまず魔法というものについて説明しましょう。魔法というのは簡単に言うと魔力によって魔法の元である魔素と呼ばれるものを操る方法のことです。魔素というのはこの世界のいたるところ、すべてのものにあって魔力と反応します。ただし、魔素と一口に言っても色々な種類がありますし、魔力にも種類があります。いろいろな魔力がいろいろな魔素と反応することで様々な魔法が起きるのです。自分が使いたい魔法を使うためにはどの魔素にどの魔力で反応させるかを考えてからその通りに魔力を動かさなくてはいけません。なので私がお教えするのは主に二つです。一つはどの魔力とどの魔素を反応させるとどういう魔法が使えるのかということです。もう一つが正確に魔力を動かす練習です。ということで早速今日は簡単なところから魔力と魔素の反応をお教えしましょう。」

ノーレッジ先生はそう言って石を手に取り黒板にいくつか絵をかいて説明を続ける。

「まずこちらが最も基本となる無属性の魔力です。無属性の魔力は魔力を持つものはみな持っている基本的な魔力で無属性の魔素を操ることが出来ます。例えば無属性の魔素を集めて打ち出す光弾や魔素を押し出した反動で空を飛ぶことに加えてまとうことで体を強くすることもできます。この無属性の魔力を使い慣れているとほかの魔力を使ときにも使いやすいのでまずはこの魔力の使い方を練習します。」

ノーレッジ先生は無属性に続いて火、水、木の属性を解説した後、魔力の動かし方についての説明を始める。

「ではまず無属性の魔力を動かしてみましょう。はじめは体の中心から右手のほうに何か温かいものを送るイメージをもってやってみましょう。」

胸のあたりの温かいものか?うーんどれだろう。と考えているとレミねぇのほうから何かぞわっとしたものを感じた。

「レミリアお嬢様、ずいぶん早くきれいに動かせるようになられましたね」

「ふふふっ、このくらい簡単よ!」

どうやらレミねぇが成功させたようでノーレッジ先生に褒められている。ほめられたレミねぇは私たちにいいところを見せたことがうれしいのか無い胸を突き出してふんぞり返っている。

私も負けじと魔力を感じようとするがイマイチ感覚が分からない。魔力自体は感じられるのだが全然動いてくれないのだ。うーん、中心から押し出すイメージが良くないのかも知れない。むしろどこから出るかは考えず右手に集めるような感覚の方がいい気がする。

「うーん、」

右手に向かって必死に引き出そうとするがまるでお腹にくっついているようで少し動かすとまたすぐに元のところへ戻ってしまう。

「ふんぬーっ」

横から同じような呻き声が聞こえて来るのでフランねぇも同じように感じ取れるが動かせるわけでは無いと言ったものらしい。

そんな私たちの様子を見てかノーレッジ先生は少し懐かしそうな顔になって言う。

「お嬢様方、はじめての魔法を面白いと思うことはは良いことですし私も教えた者として嬉しく思います。しかし、魔法はすぐになんでもできるようになるというものではありません。少しずつ訓練していけばいつか必ず出来る様になるので安心して下さいください。それから感情が大きく揺れるとふとした事で魔法が発動してしまうことが多いです。けれどもその魔法は魔力を使いすぎて倒れてしまったり制御が出来ないのでそのような使い方はやめましょう。なので焦らず急がずゆっくり練習していくのが何よりの近道です。」

「「はいっ!」」

こうして初めての魔法の授業は終わりノーレッジ先生は帰っていった。魔法ときちんと向き合うのは初めてだけどなかなか楽しかった。

「ねぇねぇ、のーりぇっじしぇんしぇいはつぎいつくりゅの?」

「ノーレッジ先生でしたら明後日また来られることになっております。」

また明後日になれば続きができるらしい。

私は魔法と触れ合った興奮が冷めぬままベッドに入るのだった。

 

 




今日見たMMDのちびフランが可愛すぎて悶絶していました。
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