グリムロックは宇宙最強   作:オルペウス

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タイトルから想像できるかもしれませんが、あの武器の登場です。

あとちょっとユエファンの皆さん、ごめんなさい。


竜牙の槌矛

 二体のサイクロプス達は激怒していた。使命を果たすその時が訪れるまで、長年にわたり石像と化して待ち続けた。

 漸く元の肉体に戻り、扉を開けようとした愚か者に成敗しようとしたら、既に扉は開かれていた。ここを開くには自分達を倒さねばならぬというのに、侵入者は魔法ではなく純粋な力のみでこじ開けたらしい。

 更にその一つ目で部屋を覗くと、封印されていた姫が自由の身となり最後の番人まで現れていた。恐らく、姫の封印が解かれた事で、自分達も漸く元に戻れたのだろう。

 許なかった。番人である自分達を無視して部屋に無理矢理侵入し、姫の封印を解いた侵入者共と、何より姫が解放されてから復活するという醜態を晒した自分達が。

 彼ら二体の眼前には、囚われの身だった姫と、彼女を守るように立ちはだかる人間の小僧がいた。侵入者はもう一人いるようだが、そちらは同胞が始末してくれるだろう。

 この小僧め、貴様は我らの手で処刑してくれるわ!

 そう言うかのように、サイクロプス達は侵入者・南雲ハジメを睨みつけ、自身の武器を構えようとした。

 

 ドパンドパンッ!

 

 周囲に聞いたこともない凄まじい音が響いた。サイクロプス達には何が起きたのかさっぱり分からなかった。目の前に何が小さい光が近づいたと思ったら、それはそのまま彼らのたった一つしかない眼球を貫くと、脳を瞬く間に破壊し、後頭部を貫通したのだ。彼らは自分がされた事も理解できないまま地面に倒れ伏し、物言わぬ骸と化した。

 

Jackpot(大当たりだぜ)!」

 

 周囲にはハジメのそんな決め台詞が響き、隣のユエはうっとりとした表情で彼を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方蠍の方は、その二又に分かれた尾の先端からそれぞれ溶解液や無数の毒針を放ったり、四本もある鋏脚で殴りかかったりして亮牙に襲いかかるも、亮牙は難なくかわし、逆に鋏脚を殴り返すなどして応戦していた。

 蠍はこの侵入者に苛立ちキシャア!と唸るも、亮牙は鼻を鳴らして蠍を睨み返した。

 

「親友があそこまで頑張ったんだ。俺も本気を見せるとするか」

 

 そう言うと、彼は無数の金属を身に纏い、グリムロックとしての姿に戻った。

 蠍は驚愕した。そこそこ強いとは言え所詮は貧弱な人間風情だと思っていたのに、まさか自分より遥かに巨大な金属の巨人になるとは思いもしなかったのだ。

 本能的な恐怖に支配され、蠍は動けなくなる。それが命取りとなった。

 グリムロックはその巨大な左手で蠍の二又の尾を掴むと、力任せに両方ともを引き千切り、遠くに放り捨てた。

 

「キシャアアアアアアアッ‼︎

 

 恐怖で固まっていた蠍は、尾を引き千切られた痛みで漸く正気を取り戻すと、凄まじい悲鳴をあげた。怒り狂い鋏脚でグリムロックの足を断ち切ろうとするも硬くて切り裂けず、逆に蹴り飛ばされて壁まで吹っ飛ばされた。

 

「終わりだ、ゴキブリが」

 

 そう言うと、グリムロックは右手を背中に伸ばした。すると背中から出てきた無数の小さな金属が集合し、次第に長さ20mにもなる長大な柄、竜の牙とでも形容するような禍々しく鋭い棘を生やした頭部を持つ、巨大な槌矛を形成した。

 グリムロックの愛用する武器、ドラゴントゥースメイスである!

 蹴り飛ばされた蠍は体勢を立て直すと、怒りに震えながら突っ込んできた。グリムロックはそのままメイスを振り上げると、蠍目掛けて思い切り振り下ろした。

 

 ドゴォォォッ!!!

 

 凄まじい衝撃が部屋全体を襲った。殴り飛ばされた蠍は衝撃をモロに受けたが、外骨格を構成する「シュタル鉱石」のおかげで即死には至らなかったらしく、ピクピクと8本の脚を痙攣させた。

 しかしグリムロックは容赦しない。再びメイスを振り下ろして蠍を殴り続けた。4回程振り下ろすと、遂に蠍は完全に動かなくなった。

 グリムロックはメイスを手にした右腕を上げると、勝利の雄叫びを部屋全体に響かせた。

 

「グルオオオオオオオッ!!!」

 

 暫くすると、嗅ぎ慣れた匂いが近づいてきたので振り返ると、ハジメとユエがやってきた。どうやら彼らも片付けてきたようだ。

 

「おう、お疲れさん」

「ありがと。そっちも片付いたみたいだね。…にしてもそのメイス、カッコ良過ぎでしょ!ステータスに書いてあったドラゴントゥースメイスって奴⁉︎どうやって出したの⁉︎」

「おいおい落ち着け。まあこれが俺の愛用武器だ。どうやって出るかは俺も完全に理解してる訳じゃなくてな。…てかユエ、そんな呆けた顔してどうした?」

 

 またオタク魂を刺激されて興奮する親友を宥めながら、グリムロックはそう言ってユエの方を見た。彼女は目をパチクリさせ、口をあんぐりと開けながら彼を見上げ、隣にいたハジメに問いかけた。

 

「え、ハ、ハジメ。このゴ、ゴーレム、り、り、亮牙な、の…?」

「おい、さっき自己紹介したのにもう忘れたのか?ってか俺この事話したか?」

「いやいや亮牙、簡単な自己紹介だけでその姿については話してないからね。それにさっきまで話してた人間がいきなり身長20m以上の金属の巨人に変わってたら、誰だってこんな反応するから…。大丈夫だよユエ。正真正銘亮牙と同一人物だから」

「(゚д゚)」

 

 ユエはキャパオーバーしたのか、そのまま目を回して意識を失ってしまい、倒れゆく彼女をハジメが慌てて抱きかかえた。

 グリムロックも最初は驚いたが、気絶したユエのお腹の虫の音がすると、直ぐにホッとした。

 

「なんだ、腹減って気失っただけかよ。驚かせやがって」

「あのね亮牙、絶対それだけじゃないと思うよ…」

 

 またどこか呑気な事を言う親友にハジメはツッコミを入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グリムロックとハジメは部屋から出ていく事にした。

 そのまま部屋に留まっても良かったが、かつての経験から、長年封印されてきた忌まわしい場所に居続けるのはユエの精神衛生上良くないと亮牙が考え、ハジメもまた何かトラップが発動する可能性も考え反対しなかった。ハジメが気絶したままのユエをお姫様抱っこで抱え、グリムロックが仕留めた蠍とサイクロプスの死骸を運んでいった。

 二人はハジメの錬成で拠点を作ると、蠍とサイクロプス達を解体して肉や魔石、使えそうな素材に分け、グリムロックは亮牙としての姿に戻ってレーザーファイヤーで火を起こすと、魔物達を焼いて調理し始めた。(サイクロプスは人間に近過ぎて流石に食べ辛かったので、原型を留めないよう肉をミンチ状にし、ハンバーグみたいにした。)

 肉の焼ける香ばしい香りがしてくると、気を失っていたユエが目を覚ました。

 

「ん、ここは…」

「あ、目が覚めたんだね。良かったぁ」

「おう、お早う」

 

 意識を取り戻した彼女に二人は安堵する。ユエはいつの間にか人間に戻っていた亮牙を見つめると、まだ頭が混乱してきたが、お腹の音が響き顔を赤く染めた。

 

「腹減ったか、なら肉食うか?味は保証せんが」

「亮牙、もう僕ら当たり前になっちゃってるけど、常人が魔物食ったらヤバいからね…。あ、でもユエの場合は自己再生能力あるから大丈夫かな?いやでもなぁ…」

 

 そう二人が話していると、ユエが顔を赤くしたまま話しかけてきた。

 

「その、血を…」

「あ、そう言えば吸血鬼族だったもんね。血の方がいいか。えっと、僕か亮牙、どっちか良いかな?」

 

 ハジメがそう問いかけると、ユエは彼を愛おしそうに見つめて指差した。ハジメがキョトンとしながらも自分を指差すと、彼女はコクンと頷いた。

 亮牙はそれを聞き、少し警戒しながらユエに問いかけた。

 

「なあ、最初に聞いておく。吸血するとして、ハジメの血を吸い尽くして死なせるって事はないだろうな?それに俺達の知る吸血鬼ってのは吸血した相手を同族に変えちまうらしいが、其処のところはどうなんだ?」

「ん、それは大丈夫。ちょっと貰うだけ。…それに吸った相手を吸血鬼にするなんて事はない」

「…そうか、どうするハジメ?お前が嫌なら断っても良いんだぞ」

 

 そう親友に言われハジメは戸惑うが、瞳を潤ませながら無言で見上げてくるユエの姿に根負けし、遂に承諾した。

 ユエは嬉しそうな笑みを浮かべながらハジメに近づくと、彼の首元にカプッと噛み付いた。一瞬ハジメは痛みで顔を顰め、亮牙も警戒したが、数秒程でユエは口を離すと、先ほどまでやつれていた肌が艶々と艶を取り戻し、白い肌にも生気が戻っていった。

 彼女は口元についた血をペロリと妖艶さを醸し出しながら舐め取ると、頬を赤く染めながらハジメを見つめるとこう呟いた。

 

「…御馳走様」

「お、お粗末様でした…」

 

 顔を赤く染めてそう呟くハジメに亮牙は安堵し、揶揄うように囁いた。

 

「卒業、おめでとう」

「ちょっと‼︎変な風に言わないでよ‼︎て言うか女子いるんだからセクハラだよそれ‼︎」

 

 顔を真っ赤にしてツッコむハジメの姿に、ユエが更に頬を赤く染めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暫くして肉が焼き上がったので、亮牙はハジメの首元を神水で軽く消毒すると、二人で食事を始めた。ユエにも食べるかと問いかけたが、彼女曰く満腹らしく、ハジメの血は相当絶品だったようだ。

 二人は肉に食らいつきながらも、彼女と色々な話を始めた。

 ユエは12歳の時、先祖返りで魔力の直接操作や「自動再生」の固有魔法に目覚めてから歳をとっておらず、更には全属性の魔法に適性があるなどのチート能力で、僅か数年で当時最強の一角に数えられていたそうで、17歳の若さで種族の女王となったらしい。

 だが欲に目が眩んだ叔父の策略で化け物として周囲に浸透されてしまい、自己再生故に処刑する事も出来なかったので彼処に封印されたらしい。彼女自身も当時は突然の裏切りにショックを受けて、碌に反撃もせず混乱したままなんらかの封印術を掛けられ、気がつけばあの封印部屋にいたらしい。

 これを聞いたのは流石に不味かったかなと感じたハジメが、話題を変えてみた。

 

「えーと、って事は、ユエって少なくとも三百歳以上なんだよね?」

「…ハジメ、マナー違反」

「ご、ごめん…」

「そうだぞハジメ、いくら本物のロリババアが目の前に居るからって、女に年齢の話はタブーだぞ。幾ら自分の何十倍も生きたババアが相手でもな」

「ッ、亮牙はデリカシーがなさ過ぎ…!」

「冗談だ、怒るとシワが出来て見た目もババアになっちまうぞ。まあお前がババアなら、6000万年以上生きてる俺はそれ以上のジジイになるがな」

「アハハ、確かにね」

「え?亮牙って、本当に何者…?」

 

 再び驚愕の表情を浮かべたユエに対し、亮牙はハジメの顔を見た。ハジメがコクンと頷くと、彼は親友に見せたように、赤い瞳から立体映像を映し出し、自分の素性やここに居る経緯を語り始めた。

 最初はびっくりしていたユエだったが、ハジメに宥められて落ち着きを取り戻し、この何処かぶっ飛んだ二人の過去を学んだ。亮牙の6600万年もの壮絶な過去、彼とハジメの友情、そして学友達から謂れのない誹謗中傷を受け、いきなり飛ばされたこの世界でその内の一人に突き落とされながらも、二人で力を合わせて此処まで来た事など…。

 二人の自分語りが終わると、ユエはハラハラと涙をこぼした。ギョッとなったハジメは思わず手を伸ばし、流れ落ちる彼女の涙を拭きながら尋ねた。

 

「いきなりどうしたの?」

「…ぐす、二人とも、つらい。私もつらい…」

 

 どうやらこの少女は二人のために泣いているらしい。少し驚いていた亮牙とハジメは、幼い妹を慰めるかのようにユエの頭を撫でた。

 

「俺達のためにありがとな。確かに俺の生涯は波乱万丈で最悪な事も多かったが、それでもハジメみたいな良い奴らと出会う事が出来たのは良かったよ。それに俺は元々クラスメイト共なんざ仲間と思っちゃいなかったから、お前のように裏切られたとは思ってない。まあ俺を突き落としたあの卑猥野郎は次会ったらぶち殺すが」

「アハハ…。僕も同じ感じかな。今はまず、生き残る術を磨くこと、故郷に帰る方法を探すこと、それに全力を注がないとね」

 

 スンスンと鼻を鳴らしながらも、二人から撫でられるのが気持ちいいのか猫のように目を細めていたユエが、故郷に帰るというハジメの言葉にピクリと反応した。

 

「…二人は、帰るの?」

「元の世界に?そりゃあ帰りたいよ。故郷に、家に帰りたい…」

「俺はまあ元の力を取り戻したし、本来の故郷じゃないとは言え、愁さんや菫さんには会いたいからな…」

「…そう。私にはもう、帰る場所、ない…」

「「……」」

 

 沈んだ表情で顔を俯かせたユエはポツリと呟いた。そんな彼女の様子に頭を撫でていた手を引っ込めたハジメと亮牙は、お互いの顔を見合わせた。

 別に、ハジメは鈍感というわけではないし、亮牙もたまに抜けたところがあるものの暗愚なわけではなので、ユエが自分達(特にハジメ)に新たな居場所を見ているということも薄々察していた。だからこそ彼らが元の世界に戻るということは、再び居場所を失うということだと悲しんでいる事も悟った。

 ハジメは再び自分の甘さに呆れつつも、またユエの頭を撫でた。亮牙も仕方ないなと思いつつも、親友の選択を否定する気はなかった。

 

「あ~、なんならユエも来ない?」

「え?」

 

 ユエはハジメの言葉に驚愕を露わにして目を見開いた。涙で潤んだ紅い瞳にマジマジと見つめられ、なんとなく落ち着かない気持ちになったハジメは、若干早口になりながら続けた。

 

「いや、だからさ、僕らの故郷にだよ。まぁ普通の人間しかいない世界だし、戸籍やらなんやら人外には色々窮屈な世界かもしれないけど、今や僕や亮牙も似たようなもんだから、どうとでもなると思うよ…」

「俺も構わんぞ。まあ、あくまでお前が望むならだが?」

 

 しばらく呆然としていたユエだが、理解が追いついたのかおずおずと「いいの?」と遠慮がちに尋ねたが、その瞳には隠しようもない期待の色が宿っていた。

 キラキラと輝く彼女の瞳に、苦笑しつつも彼らは頷いた。すると、今までの無表情が嘘のように、ユエはふわりと花が咲いたように微笑んだ。思わず、見蕩れてしまうハジメ。呆けた自分に気がついて慌てて首を振った。

 そんなハジメの姿に亮牙は、あのストーカー女のせいで散々な目に遭い続けた親友にもやっと春が来たかと、暖かい目で見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハジメが落ち着きを取り戻すと、亮牙達はユエに此処が迷宮のどの辺りか、他に地上へ出る道はないかを尋ねたが、彼女自身もここが迷宮のどの辺なのか分からないらしく申し訳なさそうな顔をした。

 それでも彼女は、この迷宮について知っている唯一のこと、製作者である反逆者について教えてくれた。曰く、遙か昔に神に反逆して世界を滅ぼそうと画策した七人の眷属で、戦いの果てに敗れ世界の果てに逃走し、それが現在の七大迷宮と言われているらしい。

 このオルクス大迷宮もその一つで、奈落の底の最深部には反逆者の住まう場所があると言われており、其処なら地上への道があるかもしれないそうだ。

 

「なるほどね。奈落の底から迷宮を上がってくるとは思えないし、そんな昔の魔法使いなら転移系の魔法で地上へのルートを作っていてもおかしくなさそうだ」

「決まりだな。暫く休んで準備が整ったら、その反逆者とやらの隠れ家を目指すとするか。二人共それでいいか?」

 

 見えてきた可能性に頬を緩ませながらそう提案する亮牙に、ハジメもユエも異議なしと言わんばかりに頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※おまけ

 蠍の外骨格のシュタル鉱石を解析したハジメが新たな武器を製作する様子をユエが眺めていると、ふとハジメがユエに血以外の食事は必要かどうかを問いかけた。

 ユエからの返答は、吸血鬼は食事からも栄養は取れるが、基本的に血さえあれば平気らしいそうだ。今はハジメから吸血したので満腹のようだが、彼女曰く彼の血は濃厚で深い味わいだったらしく、舌舐りしながら妖艶な空気を醸し出していた。

 色々な意味でヤバイかもしれないと感じたハジメは、若干話題を変えてみた。

 

「そ、そうだ!試しに亮牙の血も飲んでみたら?案外僕のより美味しいかもよ?」

「おいハジメ、男なら初体験の相手を軽々しく他の男と回し合うもんじゃねえぞ。幾ら俺達が親友だとしてもな」

「ハジメ…」

「だから変な言い方するな!セクハラだからねそれ!それに僕が貧血とかなった時に困るでしょ。万が一に備えて亮牙の血も試してみなきゃ」

「…最初に言っとくが多分無理だぞ。おいユエ、試しに何処か噛み付いてみろ」

「ん、分かった…」

 

 そう言われユエは渋々亮牙の二の腕に噛み付いてみた。別に亮牙を嫌ってるわけじゃないが、彼女は恩人であるハジメの虜になっていたので、あまり他の男の体に噛み付きたくなかったのが本心だ。

 しかし、いざ噛みつくとガキンッという金属音に近い音が響き、ユエが涙目になって顔を顰めた。

 

「…亮牙の肌、硬過ぎる。噛みつけない…」

「え、どういう事⁉︎」

「やっぱりな。力が戻ってから、人間の姿でも皮膚の強度を保てるようになってな。あの熊公に引っ掻かれた時も擦り傷一つつかなかったよ」

「…改めて思うけど、亮牙の体ってどうなってんの?」

「さあな、俺にもよく分からん。まあ悪いなユエ、力になれなくて」

「ん、大丈夫。亮牙の事は嫌いじゃないけど、私はハジメから吸いたい…」

「ア、アハハ…。ありがとう…」

 何処か複雑な気持ちのハジメは、あまり考え過ぎないようにと武器の作製に集中し、最大威力でドンナーの更に十倍の威力が出る対物ライフル「シュラーゲン」などを完成させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回で勇者組について書きたいと思います。

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