さて、翌日。俺は役員に回されたのだが……。
「桐原先輩! そっちは俺がやります!」
「あ、それは俺がやりますよ!」
「じ、時間計るのは自分に任せて下さい!」
との事で、後輩達に仕事を取られてしまって全然、参加させてもらえなかった。
剣道というのは、何も試合に参加するだけではない。試合時間を測るストップウォッチや、その時間になった時に旗を上げる係り、竹刀検定と言っても使える竹刀の選定する仕事もある。
これらは大会の運営に必要な仕事で、それを抜きにしても試合の様子をビデオで撮影、スコアを取るための用紙に結果を書き込み、選手の背中にタスキを掛け……などと挙げればキリがない。
……のだが、大体やらせてもらえなかった。まぁ、中学生から先輩後輩が明確になったし、先輩に雑務をやらせたがらない、というのは分かるけどね。
それを抜きにしても、怪我をしているからというのもあるのだろう。
「……はぁ。なんか暇になっちゃったな……」
本当は試合を見ていなきゃいけないのだろうが、こういう時に友達がいないと、なんかいづらいものだ。レオだったら気にしないんだろうなぁ……。やはり、俺はまだまだ精神面が未熟だ。
しかし、精神的な面を強くするにはどうしたら良いんだろうな……。瞑想? 一応、剣道には心を落ち着かせる「黙想」というのがあるけど……でもアレでメンタルが強くなるとは思えない。強くなるなら、俺は今頃、最強になっているはずだから。
「……ふぅ」
疲れて来たな……。退屈過ぎるのも疲れるってもんだ。しかも出場しないのに道着には着替えさせられてる分、なんかアウェー感がすごい。
……少しでも竹刀振ったら怒られないかな……。や、でも竹刀は左手で振るもんだし、右手でだけで振ったら変なクセがついちゃう。
結局、体育館の出口でぼんやりするしかないんだよなぁ。この学校の体育館は渡り廊下で校舎と繋がっている。そのに腰を下ろすと、この時間は日差しが直で入って来て心地良い日向ぼっこが出来るのだ。今知った。
「はぁ……暇」
「楽園より追放されし場所で優雅なひと時とは……良い身分だな」
この声……神崎さんか。ちょうど今、休み時間なのかな?
「サボりじゃないよ。暇潰し」
「聖戦にも、支配する黒幕が必要であろう?」
「や、俺も最初は手伝ってたんだよ。でも一年生がみんな仕事変わってくれるから」
「ふむ……老兵は死なず、ただ消え去るのみか……」
まぁ、俺も別に手伝いたい、というわけじゃないしね。手伝わなければならない、とは思っているけども。
「ふーむ……それにしても……」
神崎さんは俺の格好をマジマジと眺める。その表情はキラキラした少年の瞳半分、何かしらの審査員の眼半分、という感じだ。
が、やがて審査が終わったのか、その顔は少年の瞳10割になった。
「……道着姿で包帯巻いてるの……カッコイイ!」
「え、そ、そう?」
「うむ! 我が、魔眼にかけて誓おう……。それは、カッコイイ!」
マジか。怪我する男、というのもカッコ良いのか……。いや、待てよ? 神崎さん的には多分、怪我がカッコ良いんじゃない。道着に包帯、という組み合わせが良いと言っているんだ。つまり、包帯とはその下に何かを隠している、そういう良さ。
……これから、もっと神崎さんに褒めてもらうには……こうか!
「解放せよ、我が封印されし決殺の双指!」
「おおおお……!」
「痛たたた! 包帯取ると指痛ッ!」
「ばか────!」
慌てて巻き直したが、痛いものは痛い。
「ど、どうしよう! 死ぬほど痛い!」
「ど、どうしようって言われても……ほ、保健室ー!」
そんなわけで、保健室に向かった。
二人で大慌てで駆け込み、保健室の扉を勢い良く開ける。中にいた先生がビクッと肩を震わせた。
「な、何?」
「「先生!」」
二人で中に入って、俺の指を差し出した。
「「呪われし指に封印を!」」
「こっちの病院行く?」
頭を指して微笑まれました。
×××
さて、当たり前のようにサボりがバレた俺は、そのまま保健室の先生に連行され、大会に引き返した。
その間は、顧問の先生に「他校の情報収集してこい」と言われたので、従う事にした。スパイ任務っぽくてカッコ良いからだ。
で、閉会式も終わった。最後に県大会出場者は壇上に上がって、他の出場者に見送られる。これは気持ち良かったです。
で、体育館の片付けを終えてミーティングを済ませて、ようやく解散である。周りの連中がお喋りして着替えている中、俺はさっさと切り上げて体育館を出た。どうせ、しばらくやる事はない。居づらいだけの場所にいるのはごめんだ。
表に出ると、神崎さんが待っていた。
「……神崎さん?」
「あ……コホン。ようやく顕現したか、我が刃」
「待ってたの? てか何してんの?」
「我と貴様の間に交わした契約を果たす刻よ」
「え、なんか約束したっけ?」
「勝利の宴! ……負けちゃったけど」
「あ、ああ……」
そういやそんな約束してたな。まさか負けて打ち上げしてくれるなんて思わなかった。
「いや、でも悪いんだけど、母ちゃんから『怪我してるんだから早く帰って来なさい』って言われてるんだよね」
「え、そ、そうなの……?」
「まぁ、事情を話せばいくのは許してくれるかもしれないけど、一旦帰らないと」
学校に携帯の持ち込みは禁止されているので、ここから連絡も取れない。
「では、母君に確認しに参ろうか!」
「え、来るの?」
「うむ。我も貴様の刃について聞きたいこともある。……特に、剣の構図についてとか」
「?」
どういう事? と、俺は片眉をあげる。そういえば、神崎さんがなんで俺に興味を持ったのか全然、分かってないんだよなぁ。手紙の時も、ほとんど俺の剣道の話ばかりだったし。
もしかしたら、何かの参考にされてたのかもしんないけど……その辺の話も含めて出来る機会があると良いかもしれない。
「じゃあ、母ちゃんに聞いてくるね」
「うむ、参ろうか!」
「や、神崎さんも両親に許可とって来なよ」
「え? あ、あー……いや、その必要はない。我は孤高を愛する存在であり、孤高は我を愛する存在……我が行動に制限を求める存在はいない」
「いやいや、ちゃんと連絡しないと怒られるよ?」
「や、だから……も、もう許可とってるから……」
あ、そ、そういう意味だったのか。てっきり親子喧嘩でもしてるのかと思ってた。もしくは、親と仲が悪いとか。たまにまだ神崎さんの言葉を上手く翻訳できないんだよな……。
「そう。じゃ、先にお店に入ってて。俺はサクッと許可貰ってくるから」
「え、でも……何処で晩餐を取るか決めていない」
「あ、そ、そっか……」
友達と待ち合わせとかした事ないからなぁ。小学生の時は友達いたけど、待ち合わせ場所は「いつもの公園」で通じる人達ばかりだったから、この手の約束は慣れていないのがモロバレだ。
まぁ、孤高も孤独も決して隠さなければならないような事じゃないし、別に良いか。
「じゃあ、何処で待ち合わせしようか?」
「では、半刻後にローマの厨房で」
「30分後にサイゼの中ね?」
「半刻は一時間だよ……」
「し、知ってたから!」
とりあえず、一時間後に待ち合わせをして解散した。
×××
さて、一時間が経過した。正直、時間をもらえたのはありがたい。神崎さんは何も言わなかったけど、剣道の後はかなり臭うからね。汗を抜きにしても臭くなる。
で、シャワーを浴びて服も着替えて、母ちゃんに許可をもらって(節度を弁えるように、と忠告されたが)、貯金箱から貯めてたお金を引っ張り出して、家を出た。
歩きだとしんどいのでチャリで突っ走った。
到着し、店の前に来た。もう神崎さん着いてるのかな……一応、中で待ち合わせしてるし、入っても平気か。
そう思ってお店の扉に手をかけた時だ。
「待たれよ、我が刃!」
その呼び方する人は、世界中探しても一人しかいない。
「神崎さん。今来たとこ?」
「うむ。時同じくしてローマに惹かれし同胞よ。共に晩餐への道を歩もう」
「……さっきも思ったけど、サイゼをローマは厳しくない?」
「し、しかしイタリアと言えば……」
「うん、まぁ分かるけど……」
「……ピザの食卓?」
「家庭的だな」
まぁ、どうしたらイタリアっぽい表現になるか、なんて俺にはわからないんだけどね。ローマしか知らないし。
とりあえず、店内に入って二人で席についた。まずは注文から。何食べようかな……。やっぱ肉でしょ、肉。えーっと、なんの肉か知らんけど、そのリブステーキで良いや。それと、ドリンクバー。
「決まった?」
「まだ、我が血肉へと生まれ変わる悪魔達の肉が持つ、毒素の算出が済んでいない」
「毒……? え、これ毒入ってるの?」
「ち、違う! そうじゃなくて……こう、身体に悪い、という意味で」
「いやいや、ファミレスの料理で栄養価なんて考えてたら何も食えないって」
「そ、そういうことでもなくて……!」
「? じゃあ何?」
「……」
……あれ、何か怒らせるような事、聞いちゃったかな。なんか怒る予兆みたいに顔を真っ赤にして……。
「か、カロリーの計算!」
「……カロリー? あ、そういうことか……」
なるほどね。女の人は体重がどうのって気にするもんなぁ。うちの母親もそうだ。
しかし、神崎さんはそんなの気にしなくて良いと思うけどな。
「神崎さん、デブじゃないし気にしなくて良くね?」
「一刀両断されて無刃の刀と成り果てたくなければ、少し口を閉じるがいい」
「ごめんなさい!」
怒ると怖っ! 今、マジの殺意を感じたんだが……。うーん……女の子に体重の話はタブーなのかな……。
なんであれ、まぁ次から気をつけよう。というか、レオに女の子との会話について教わっておこうかな。兄貴の話だと、高校じゃモテモテのウハウハらしいし。
「全く……桐原くんは、我が憤怒の琴線に触れやすい。敵の刃を見切る神眼を、少しは他人の心のセンサーを見極める事に使用せよ」
「敵の刃を見切る神眼……ふへへ」
「褒めてない!」
いやーでもまぁ、嬉しいよね。そう言われると。カウンタータイプだと尚更。如何に相手の面を見切るかが勝負だからな。
でも、課題は見えた。この前の試合は俺の自爆だが、もし最初の一本を取られていたとしたら、自分は追う側になるのだ。その場合、相手に俺がカウンタータイプだとバレていたとして、いつまでも待っているわけにいかない。たまには、自分から仕掛けに行かないと。
「……よし、決まった!」
「じゃあ呼ぶよ?」
「構わん」
との事で、店員さんを呼ぶスイッチを押した。1分も経たずに店員さんがやってきて、注文を聞く。
「お待たせいたしました。ご注文をお伺い致します」
「あー……俺はリブステーキとドリンクバーで」
「リブステーキと、ドリンクバーですねー」
「我は鳳凰のディアボロス風と虹の鮮血を!」
「若鶏のディアボラ風とドリンクバーで」
「か、かしこまりました……。……神崎蘭子さん、だよね? この人の言葉を通訳できるなんて……彼氏かしら? 」
何か去り際に言っていた気がしたが、聞こえなかったので気にしない事にした。
それよりも、ドリンクバーだ。こういうのは取ってきてやったほうが良いんだったな。
「神崎さん、何飲む?」
「む……我に神水の献上か? ならば、サイダーを頼む!」
あ、サイダーは普通なんだ。正直、なんて言うか楽しみだったんだけど……。
「了解」
そんなわけで、飲み物をとりに行った。俺はジンジャーを取って戻り、席に着いた。
「では、乾杯である」
「あ、うん。乾杯」
軽くグラスを当てて口の中に流し込む。あー、やっぱ疲れた後の炭酸は最高だ。
「でも、なんか悪いね。負けたのに祝って貰っちゃって」
「気にする事はない。敗北後の宴会も、それはそれで別の宴となろう」
「……それ、残念会じゃね?」
「は、反省会!」
なるほど……そういう意図があるんだったら、確かに気にする事はないのかも。と言っても……正直、反省会はレオにこってり絞られるだろうし、今は勘弁願いたいなぁ。
そんな話より、前から気になってた事を聞いてみるか。
「そういえば、神崎さんって文通の相手が俺だって分かってたんでしょ?」
「う、うむ……実は、そう……」
「いつから知ってたの?」
これは前から気になっていた。何せ、最初に顔を合わせた時、迷わず俺に名乗って来たし、ブリュンヒルデさんで通じてたし。
「……それは、その……文通を始める一日前から……」
「え、そうなの?」
「う、うむ。昨日、言った通り、桐原くんが一心不乱に剣を振り、戦に備えて技の研鑽を繰り返している所を見掛けたのだ」
「それでなんで声かけて来たの?」
「っ……そ、それはー……」
「あ、いや言いたくないなら言わなくて良いよ」
さっきので学んだ。言いたくないことは聞かない方が良い、と。しかし、今回はそうでもないようで、神崎さんは頬を赤らめたまま呟いた。
「……その、お友達になりたかった、から……」
「は?」
「わ、我が眷属に、万物の霊長でありながら、剣を持ってして己の道を切り開く者はいない。そこで、貴様の剣を見た。同じ学び舎に通う同志であるなら……そ、その……お友達に……なれるかな、って……」
「……それでなんで文通? 普通に声かけてくりゃ良くね?」
「そ、そこは濁してよ! 恥ずかしかったの!」
あ、ああ……そこは濁す所だったのか……。さじ加減がわからん。
まぁ、そういうことなら話は早いな。別にそんなに回りくどいことしなくても、俺の答えは決まっている。
「ま、そういう事なら俺と友達になろう」
「……え?」
「名誉な事だぞ。俺の唯一の友達だからな!」
「……あ、あんずるな! 近いうちに我が同胞達を紹介しよう!」
「同情すんな」
それは一番効く。気にしてないのに同情されるって何事よ。
とにかく、これで俺と神崎さんは友達だ。……うん、だからどうしたら良いのかさっぱり分からない。何というか、今の今までが特殊過ぎてなぁ……。文通から始まる友情って何よ。
てか、神崎さんは神崎さんで割と人見知りみたいで、改めて「友達」となっても何を話せば良いのか分からないみたいだ。頬を微妙に赤らめたままソワソワしている。
いやいや、とにかくこういうのは俺から声を掛けようよ。男なんだし。友達なら、どんな話題だって別に良いだろ。今まで面と向かい合って会話するより遥かに難易度の高い文通をこなしてきたんだ。なんとかなるだろ。
「そ、そういえば、神崎さんは部活やってんの?」
「い、いや……特には……」
「あ、そ、そう……」
……話題を間違えた。まさか入ってないとは……。えーっと……他の話題、話題……。
あ、そうだ! 絵だ! 神崎さん、絵が得意だったじゃない。なんか手紙の端にちょいちょい描いてあったりしたし。
早速、その話を話題に出そうとした時だった。
「ね、神崎さんって……」
「お待たせ致しました。リブステーキと、若鶏のディアボラ風でございます」
「……」
「……」
俺と神崎さんの前に、料理が置かれる。まさかのタイミングに、俺も神崎さんも黙り込んでしまった。
コト、コト……と、並べられ、最後に伝票を机の上の丸いプラスチックのアレに置いておいて、一礼して「ごゆっくり」と残して立ち去って行った。
「……た、食べるか」
「……う、うむ……」
そのまま二人で食事を始めた。結局、会話が止まったままだな……はぁ、なんだか情けない。レオから良く女の子の話をされてたけど、興味ないから聞き流してた俺を殴りたい。
微妙に覚えてるのは「女の子を暇にさせるな」「自分が話してばかりでなく、女の子の話に耳を傾ける方を多くしろ」っていうのは覚えてる。まぁ、肝心の兄貴に彼女いないのが全てを物語ってるけどね。
どうしたものか悩みながら、フォークとナイフを持った時だ。
「……あっ」
しまった。左手使えないのに肉にしたら切れないじゃん。どうしよう……左手、無理すれば行けるか? ……いや、無茶したらまた先生に怒られるしな……。
……噛みちぎればいけるか。そう思って、フォークで肉の中心を突き刺した。
「んー♪ 美味しそ……え、き、桐原くん……?」
「うん。原始時代はフォークもナイフもなかったんだ。行ける!」
「ちょっ、いや切らなくても……!」
「あっづぁっ……‼︎」
「……熱い、から……」
し、死ぬ……主に肉汁が噴き出て熱い……。
「は、はい! 飲み物!」
「ごめっ、ありがと……」
「もう……何してるの?」
まるでどうしようもない人を見る顔で俺を眺めた神崎さんは小さく呆れたようにため息をついた。
「はぁ……貴様、いつから剣の道を歩んでいる?」
「小3から、かな」
「それまで、他に好きだったものは?」
「カッコ良いもの!」
あれ、何その目。なんかすごい慈愛に満ち溢れてそうな顔……。
「……桐原くんは、子供だね」
「え……何急に」
「我が、代理の刃となろう。皿を寄越すが良い」
「え、良いの?」
「他に道はない。……それとも、貴様の晩餐も我が食してしまって構わんのか?」
「あ、ありがと……」
……なんか、本当に恥ずかしくなってきたな。なんで俺、同級生の女の子に肉を細かく切り分けてもらってんの? それくらい自分で出来ないのかよ……出来ないわ。
クソ、ホントにバカな事したな……。いつも通りやっていれば……まぁ、勝てたかどうかは分からないけど、こんなバカな怪我をすることはなかっただろうに……。
「ふっふっふっ。まるで手のかかる愚弟のようだ」
……なんか知らねえけど、神崎さんまですごい調子こいてるぞ。何も言い返せないのが悔しいが……。
とりあえず、神崎さんにもらった飲み物を元の位置に戻した時だ。
「……てかこれ、サイダーじゃん。俺のじゃねぇ」
「えっ?」
ピタッ、と。肉を切り分ける神崎さんの動きが止まる。片眉を上げて顔を上げると、顔を真っ赤にした神崎さんが俺をギギギッと見ていた。
「そっ、そそそっ……それって……かっ、かか間接……!」
「関節痛?」
「ち、違うよ! だ、だから……その……」
? 何? 別に一回くらいコップ同じの使っても平気でしょ。
「……間接、キスに……」
「間接キス? え、どゆこと?」
「だ、だから! 私が口をつけたものに桐原くんが口をつけるって……つ、つまり……唾を、交換してるって事で……間接的にキスしてるでしょ⁉︎」
「え、キスって口と口をくっつけるアレでしょ? コップって飲み口たくさんあるし、別に唾は交換してなくない?」
「〜〜〜っ!」
あれ、なんかまた怒り始めたような……。
「や、やっぱり自分で食べて!」
「なんで⁉︎」
「まったく……!」
怒らせてしまったようだ。ホント、これからはもう少し口に気をつけないとな……。
次でプロローグ終わりです。