前回は時間に追われながら急ぎ足で書いた上に
話の順番をアレコレ弄ったせいでとんでもない量の
誤字報告をいただきました。ありがとうございます。
誰も悪くない勘違い劇場、はーじまーるよー。
それでは、どうぞ!
キオス島を治めしオイノピオーン王から「鬣を有する猛獣」狩りを命じられたオリオン。
彼は今、件の猛獣が縄張りとしている小高い丘陵地帯にて、使命を果たす最中であった。
人の文明が栄えた島でありながら、神代に相応しき神秘が蔓延する自然も実に豊か。
このような環境であれば、なるほどオイノピオーン王の言った「人の武器が効かない獣」が
生まれ育ってもおかしくはない。そう考えながら、オリオンは茂みに隠れ獲物を見定める。
「鬣を有する……アレか。聞いていた容姿と合致するな」
流石は自然とともに生きる狩人。僅かな痕跡から対象を追跡し、群れの数も棲み処すらも
一日と経たず把握していた。同時に彼は確信する。「ああ、素手でも狩れるな」と。
サイズもデカいにはデカいが、それでもオリオンは人間の規格から逸脱する一歩手前ほどの
体躯を誇っているのだ。あくまで相手は獣の範疇。ならば、臆する理由は一つもなし。
(いやあるな、臆する理由。メロペー姫どうするか……いや、今は狩りに集中しろ!)
脳裏を過ぎる甘ったるい声色に身震いを起こしたものの、気付かれた様子はない。
意識が散漫していると己を再度律して、そのまま獣の動きが鈍る時間帯を待ち続ける。
狩りとは事前準備もさることながら、相手を確実に仕留める機会を待つ忍耐も欠かせない。
オリオンは並々ならぬスタミナと精神集中を以て、完全に気配を断ち、狩りの時を待った。
やがて、月が夜の中で淡く輝き、それを超えて日が昇り出す寸前。彼は動き出した。
その歩みは遅く、しかし無駄なく進むので素早く思える。洗練された技術で音を殺し歩く。
ついに夢見心地でいる獣の傍らに立ったオリオンは、互いの皮膚が触れぬよう細心の注意を
払いながら剛腕を近づけ、獣の顔周りを飾る鬣の後ろで腕を構えた。瞬きの後、首を絞める。
「眠れ―――フンッ‼」
パキパキッ………ゴガッ‼
微睡みの世界から一気に現世へ。しかし時既に遅し。狩人の腕は獣の首を完全に絞めており、
息を吐いた瞬間を狙われたので、力を出して振りほどこうにも呼吸が出来ず酸欠を起こす。
最後の力で足掻こうと抵抗したものの、せいぜいが数秒の延命。獣は訳も分からず死んだ。
睡眠から永眠へうつった獣を抱き上げ、苦悶に血走った瞳を見ていられず、瞼を下ろした。
せめて最期は安らかであれ。手前勝手な狩人の戯言だが、好んで命を奪う狂人ではない。
人を食い殺した獣であれど、あくまで獣からすれば生きる為の手段として奪っただけのこと。
犠牲者の敵を討ってくれと頼まれたわけでもない。あまりに軽い動機の殺害に顔を顰める。
「許せ、獣よ。王への献上品として皮を剥いだ後、その躯は速やかに野へ還そう」
牙や角を戦利品とするのは狩人の特権だが、これはあくまで王からの命令による狩り。
自らが欲する何かの為ではない狩りだった。そんな狩りで、殺した獣をこれ以上辱めるのは
気が咎めてしまう。狩人オリオンは、狩猟対象である獣に対しても誠実さを失わない。
自然の中で生きた命は、その最期も自然の中で迎えるが道理。これが狩人の教えである。
王命による獣狩りを終えたオリオンは、その足でオイノピオーンの屋敷へ戻る愚は犯さない。
狩った獣の血抜きや腑抜きも済ませ、染み着いた死臭をどうにか薄め、水浴びで身を清めた
後で屋敷へ帰参した。
「王命を授かりし狩人オリオンである! 王よ、貴殿の命じた勤めを果たし戻った!
これこそが鬣を持つ獣の皮! 誓いの通り、あらゆる武具を用いず己が身一つで狩った!」
その言葉はまるで号砲。威風堂々たる立ち姿も相まって、英雄と見紛う輝きを放つ。
これから朝餉を済まそうとのんびりしていたオイノピオーン王と、狩りに出向いたオリオンが
心配で心配で一睡もしていないメロペー姫が、ほとんど同時に玄関から飛び出してくる。
「オリオン様ぁ‼」
「オワッ―――め、メロペー姫か。迂闊にこの身へ触れてくれるな、血で汚れかねない」
「構いません! ああ、心が張り裂けそうでした……よくぞご無事で…!」
「お、オリオン。そなた、本当に素手で…?」
「無論。誓いを立てる為、我が神器二振りをお預けしたでしょう。人の武器が通じぬ獣であれ、
鍛冶神ヘファイストス様が鍛えし神器であれば効くやも知れぬ。そう仰ったのは貴方だ」
狩人に恋患っているメロペーは、獣の死骸を丁重に抱えていようがおかまいなしに飛びつき、
彼女の父であるオイノピオーンはというと、開いた口が塞がらない。そんな状態だった。
島の兵士を食い殺した猛獣。これに偽りはない。決して人が敵わないほどではないにしても、
危険な存在には違いない。とはいえ、そんな獣と素手でやり合えと言われて殺る奴があるか。
オイノピオーンはオリオンを謀殺する気でいた。最悪死ななくとも深手を負わせることさえ
出来たなら、「娘をくれてやるには弱過ぎる」と言って突っぱねてやることも出来たのに。
とことんまで父王の予想を裏切ってくれる目の前の狩人に、怒りを越して感心すら覚える。
「そ、そうだな、そうだとも。いやはや、よくぞ王命を遂げた。褒美を取らせよう」
「はっ。ありがたき幸せ。では早速、褒賞を授かりたく思います」
「う、む。良かろう」
本当に王族への礼節や、一人の人間としての高潔さを損なわない者であるというのに。
あるいは出会い方さえ違っていれば、彼とは無二の友人になれたやもしれない。
それは後の祭り。ただの妄想。しかし、ここでもオリオンは父王の想定を超えた。
「ならば王よ。
「………ん? な、なに? オリオン、貴様いま何と言った?」
「ですから。メロペー姫へ問いを投げ、それに答えてもらう機会を与えてもらいたいと…」
絶句。開いた口が塞がらないとは、このことだろう。この出来事が語源との一説もある。
オイノピオーンには理解が及ばなかった。目の前の男が、何を考えているのか。
彼はメロペーから婚姻を迫られ、口では拒んでいながらもそれを結局は受け入れたのでは
なかったのか。だから身を危険に晒してまで、難業に近い狩りを成したのでは、と。
それらはすべてオイノピオーンの勘違い。それを証明するようにオリオンは語った。
「そもそも私は未だ我が妻シーデーと夫婦。新たに妻を迎えようなどとは思わない。
王命を承ったのはあくまで、この島の民をこれ以上害させないため。狩人として動き、
狩人として獣を狩った。これはそれだけの話。それ以外のことは介在する余地もない」
「おぉ……おおお…! そうか、そうか!」
茫然自失から一転。喜色満面の笑みで以てオリオンを見上げるオイノピオーン王。
娘の身を案ずるあまり、視野が狭まっていたのだろう。彼の如き男を見誤るとは。
それはもう嬉しそうに高笑いする父王は、狩りを終えたオリオンを労う言葉をかける。
「いや、これほどの獣を狩るのには骨が折れただろう。ご苦労だったな若き狩人よ。
さぁ、今夜は我が屋敷にて宴を催そうではないか! ゆるりと楽しんでいけよ!」
「ん? え、ええ。では、そうさせていただきましょう…?」
言葉の端々から固い意志を感じさせていたオイノピオーン王が突然、人が変わったように
優しく人当たりのよい話し方で接してくるようになり、オリオンはその急変ぶりに戸惑う。
それでも、「まぁ前より気張る必要もなくなったか」と思い、変化を前向きに受け入れた。
王自らが主導で宴の準備を執り行うのを眺めてから、抱いた躯を還すべく引き返す狩人。
背を向けてしまったが故に、彼は気付くことが出来なかった。
「―――――あはっ」
恍惚に緩む頬を両手で支えながら、淫靡に細められた瞳が彼を見つめていたことに。
その晩。キオス島の王たるオイノピオーンは、自分の屋敷で宴を催した。
毎日がお祭り騒ぎみたいな状態の町では目立たない程度に、しかし華やかな宴が。
父王オイノピオーンは上機嫌に酒神ディオニュソスの権能で熟成された美酒を呷りまくり、
誰もそれを止めたりしない。今夜は無礼講。飲めや唄えやのどんちゃん騒ぎと化している。
そんな楽しい混沌から人目を気にするように抜け出したのは、一組の美男美女。
そう、言わずもがな。宴の主賓であるはずの狩人オリオンと、彼に恋するメロペーである。
娘と婚姻を結ぶ意思はないと公言してみせたオリオンに快く接してくるようになった
(それはそれでどうかと思うが)父王に振る舞われた美酒で、それなりに酔いが回っていた。
いつもより数段足取りの軽くなったオリオンは、メロペーに連れられるままに屋敷を巡る。
酔いの影響で、どこか愛嬌のあるクマ染みた赤ら顔になったオリオンが辿り着いたのは。
「さぁ、オリオン様。こちらが私の自室です。今宵はこちらで語り明かすと致しましょう」
メロペー姫の私室である。ということはもう、この先の展開も読めたことだろう。
勿論。普段の聡明にして賢明なオリオンであれば、こんな間違いは絶対にやらかさない。
未婚の女性がいる部屋を夜に訪れる。これがどれほどマズイ状況かは解説不要だと思う。
妻帯者であるオリオンは絶対に行かない。誘われても断る。普段の冷静さがあればね。
しかし現在オリオンは軽く酩酊中。ステータス・ほろ酔いでいい感じに緩くなっていた。
手を引かれるのに任せ、オリオンはふらふらと薄暗いメロペーの部屋へ入り込んだ。
酒と食物の混ざった宴の匂いが遠ざかっていることには気付いたものの、隣にいる女の
呼吸は荒々しく乱れ、目は充血して瞳孔ガン開き、明らかに酒精とは異なる理由から
紅潮した頬などの異変には気付かなかった。酒は飲んでも飲まれるな、いい教訓だ。
やや思考の鈍ったオリオンは、ふわふわした感覚にあっても本懐を遂げようとする。
「めろぺ~ひめ。どうか、わがといかけに、こたえ、たまえ……」
「はい、はい。勿論ですわ。貴方様の求める全てに応えますとも」
「ありが、たい……」
正史の彼であれば「人生これ単純に尽きる! 楽しく生きたモン勝ちだぜ!」と轟笑し、
酒をカパカパと飲み、料理をたらふく平らげ、酔いに任せ良い女を好きなだけ抱くだろう。
しかし此処にいるのは、正史とは異なる可能性を歩んでいる、オリオンならざるオリオン。
自然とともに生きる事を当然としてきたこのオリオンにとって、酒とは慣れも親しみも
していない嗜好品の一種でしかない。普段の生活の中で口にする機会は皆無と言っていい。
あってもせいぜいが祝い事などでの乾杯くらい。嗜むとまでもいかないレベルの浅酒だ。
つまり彼は若干、酒に弱かったのである。
冷静な判断力も欠けているオリオンの手を引いて、彼以上に赤い顔をしたメロペーは興奮を
隠そうともしないままに彼を
「さぁオリオン様。こちらで姿勢を楽になさって。存分に語らいましょうね」
「ん、うむぅ……」
流石は王族の娘。高級な布でつくられた褥――寝台にオリオンを横たえると、その隣に自らも
腰を下ろして手早く衣服を緩めていく。分厚い大胸筋が露わになり、女の頬が蕩けて歪む。
ついにはじれったくなったのか、服を脱がす手間すら惜しむように彼の胸板へ飛び込んだ。
「すぅーーー……はぁぁーーー……あぁ、おりおんさまぁ」
もう乙女がしていい表情ではない。でも誰も見ていないのでそれを指摘されもしない。
屋敷内の使用人や奴隷たちも、皆が宴にかかりっきりで、こちらを気にする者などおるまい。
底から無限に湧いてくる歓喜をそのままに、メロペーは己の祖父が酒神である事に感謝した。
なんとこの女、父が秘蔵している神々の酒を一瓶、ちょろまかしてきたのである。
酒を造る神ということもあり、ディオニュソスはこと酒に関してなら一種の加護なんかを
付与することができた。彼女が拝借してきた酒には、泥酔と昏睡を強める力がかかっていた。
それを知っていたメロペーは父の目を盗み、その神酒をオリオンへこっそり振る舞っていた。
よりにもよって酒に弱いオリオンにそんなものを振る舞ってしまうとは…。
「ああぁ、あ゛あ゛ぁ……すてきです、おりおんさま」
二人きりの空間で、さらに酒も入った状態。これで理性がトばないはずがなく。
160センチくらいの身長の自分が抱き着いてもなお余りある巨体に、その指を這わせる。
視覚で、触覚で、嗅覚で。五感のうち三つをフル活用して恋する男を体感する乙女。
もはや乙女の所業とは言えないところまできているが、今宵の彼女は己の欲に正直者。
イケるところまでイってしまおうと喜悦の表情を浮かべるメロペー。
「……あら?」
ところが、ふいに視線を感じたような気がしたメロペーは、部屋の扉を見つめる。
しかし案の定、そこには誰もおらず、完全に閉まっていない扉が揺れていただけだった。
ただの気のせいかと自分を納得させた彼女は、余計な邪魔が入る前に行動へ移ろうとする。
完全にキマった瞳でとある一部分を凝視する彼女に、朦朧としながらも彼は声をかけた。
「めろぺー、ひめ。わた……おれには、わからん、のだ。おしえてくれ…」
「はい、なんでしょうか」
「……わが、うつくしきつま、は、どうしてばっされなければ、ならない、のか」
「え…?」
「うつくしい、とは、つみなのか。どうか、こたえて、ほしい。うつく、しい、ひと…」
酩酊する意識でありながら絞り出すように、縋るような声色でオリオンは呟く。
彼は必死だった。あの悲劇から五年の歳月が流れようと、色褪せない慚愧があった。
どうしても知りたい。己を誇ることすら罪となるのかどうか。その為に生きていた。
が、しかし。
「まぁ…! オリオン様、私を美しい人と…! ついに想いが通じ合ったのですね!」
恋に生きる乙女の聴覚とは、都合の良い部分しか聞こえない構造になるものだ。
言質は取った(取ってない)、もはやこれから先に起こる出来事の全ては合意の許で行われる
といっていい(わけがないんだよなぁ)。メロペーの理性の鎖は千切れ、欲望が煮え滾る。
邪魔する者は誰もいない。まとう衣服もここから先へは無用な物。ならば必要あるまい。
「いざ! めくるめく、愛の果てまでっ!」
これで互いを阻む障害は完全になくなった。あとは文字通り、一つになるのみ。
心に火を灯した恋を、愛へ昇華させんとするメロペー。彼女を止められる者は誰もいない
かに思われた。
だが。盛大な音とともに扉が吹き飛び、一人の男が室内へ許可なく踏み込んできた。
「お父様⁉」
「
怒髪天を衝く勢いで閨に乱入してきたのはメロペーの父、オイノピオーン王である。
そう。先程メロペーが感じた視線というのは気のせいでも何でもなく、彼の視線だった。
宴の主賓であるオリオンの行方が知れなくなったことに気付いた父王は、何となく覚えた
嫌な予感の正体を突き止めるべく屋敷内を捜し歩き、そして最後に立ち寄ったのが娘の寝室。
はたしてその寝室を覗き込んでみれば、なんということでしょう。暗い密室に男女が一組。
しかもお互い衣服は脱ぎ散らされ、寝台では男が女を上にして抱きかかえているではないか。
どちらも見覚えがある。それもそうだ。女は己の娘で、男の方は宴の主賓だった男なのだ。
「許せんッ! 許しておけるものかッ‼」
騙された。裏切られた。娘の純潔を汚された。父として、王として許し難い侮辱だった。
オイノピオーンはオリオンとメロペーの密会を目撃した途端に踵を返し、宴の会場に設置した
篝火から燃え滓や灰を砕く鉄の棒を手に取ると、再び娘の寝室へ戻り飛び込んでいったのだ。
火に炙られ赤熱化した鉄の棒を怒りのままに振り上げる。振り下ろす先は当然―――。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ‼⁉」
瞬間。肉が灼け、水分が蒸発する。その音よりも大きな絶叫が寝台の上から発せられる。
「オリオン様⁉ そんなっ、やめてお父様‼」
ジュウゥ…と焦げ臭さが鼻を衝く。突然行われた暴挙に気が動転するメロペーは、
涙ながらに父王へ縋りつくも相手にされない。オイノピオーン王は鉄の棒を更に押し込む。
「思い知れッ! どうだッ! 思い知れッ! どうだッ! どうだッ‼」
「嫌ぁ! お父様、どうか! どうかおやめになって! オリオン様が!」
今のオイノピオーンは、オリオンやメロペーとも違う理由で冷静さを失っていた。
怒り。怒りだ。その心をドス黒いクレパスの如き闇一色に染め上げているのは。
水分が沸騰し尽くし、鉄の棒に焦げながらへばりつく眼球を見て父王は狂気に嗤う。
視神経も焼き切れ、眼窩など爛れていない部分もないほど、酷い状態になっている。
振りかざされた凶器の先端から熱が消え、それと同時に鼓膜を裂く悲鳴も掻き消えた。
「お、お……が、ぁ……」
声とも呼べない微かな苦悶を溢すオリオン。彼の双眸は灼け、眼窩から黒煙をあげる。
全身の筋肉を膨張させながら、彼は時折ピクピクと蠕動する。焼かれて塞がった血管から
血涙が出ることもなく、想像を絶する痛みに涙しようにも涙腺すら焦げてしまっていた。
「あ、あ……お、オリオン、様…」
幸福の絶頂から一気に絶望の奥底へ。オリオンの代わりに滝のような涙を流すメロペー。
泣き崩れる愛娘に憐憫を抱く余裕もないオイノピオーンは、狩人の目を焼いて奪った
鉄棒を放り捨て、天を揺るがすほどの絶叫を聞いて駆けつけた兵士に怒鳴りつける。
「兵士たちよ! この最低最悪な不逞の輩を海へ捨ててこい! 直ちにだ!」
あわれオリオン。勘違いに次ぐ勘違いの果てに、己を狩人たらしめる眼を失った。
これが、オリオンという狩人の伝説が、神話に近づく発端。
誰も彼もを熱狂させた海神の落胤である彼を彩る、恋愛譚の〝第一章〟である。
後世に語り継がれたこの出来事は【メロペーの狂愛】とも【オイノピオーンの狂乱】とも
呼ばれ、多くの人々に憐憫と悲痛の涙を流させた。
いかがだったでしょうか?
以前から私自身の書き方への質問や訂正などを度々頂いておりましたが、この作品も軌道に乗ったのでこちらで意見をお聞かせ願おうかと思っております。
アンケートの結果で書き方を変えるかもしれないので、よろしくお願いします。
ご意見ご感想、並びに質問や批評などお気軽にどうぞ!