――――お前も、ひんぬー派にならないか?((
なんかあっさりとした回だと思いますが許してぇ……久々のガンブレ3にハマったのは悪くないと思うんです。ガンブレ3を誰か執筆してもいいですよ……?ブルディス機体縛りで((
あ〜、ミサちゃんが可愛いんじゃ。やはり、ひんぬー、ひんぬーは可愛い、控えめに言ってミサちゃんは最高だと思います。Newガンダムブレイカーなんてなかったんだ((
ミサちゃんをいじりたいと思うのは私だけじゃないと思います。ペチャパイだって需要はあるに決まってんだろぉ!!
(……私のせいだ……私のせいでキラは撃墜された……私が原因でアイツは怪我をしたんだ……)
――――篠ノ之箒は寮の自室でベットの上で毛布に包まり自責の念に苛まれていた。彼女のことを助け、彼女の想いを聞き戦いへと身を投げた少年は未だ意識不明の重体という結末を迎えた。あの時に自分が彼を止めていれば、いやあんな行動をしなければこんな悲劇は避けられたのだと何度も自分を責める。
(……私はキラのことを避けていたのに……それなのにアイツは……っ)
篠ノ之箒とキラ・ヤマトは友達ではあったが関係はある一件で亀裂が入った。イギリス代表候補であるセシリア・オルコット、世界で初の男性操縦者である織斑一夏とのクラス代表選の最中にキラ・ヤマトが突然精神錯乱に陥ったことが原因だ。それ以降は彼女は意図的に彼との接触を避けることになった。それはあの時のキラ・ヤマトが人が変わったようになったことか?それは確かに含まれていたのかも知れない。しかし、それだけではなかった。
(……あの時のアイツには……確かに怒りと憎しみを感じたんだ……あの時の姉さんと同じように……)
『ねぇ、箒ちゃん。こんな世界はね、一度痛い目を見ればいいと私は思うんだー』
幼い頃に実の姉である篠ノ之束の怒りと憎しみに支配された瞳に覗かれた。そのことは彼女にとって今でも恐怖していることだった。幼い頃のトラウマを掘り起こされた彼女は再度キラ・ヤマトがかつての姉のようにその瞳で覗かれれば正気でいられる自信がなかった。剣道を続けているのももしかしたら織斑一夏に会えるかも知れないっといった希望、そしてあの瞳に負けない精神を得るために過ぎなかった。
(……許されないのはわかっている……ただ、私は謝らないといけない、キラに……)
彼が自分に謝りたいと知りながらも拒絶したことに、そして今回の重傷を負わせたことを。そんな彼女に一本の連絡が入る、そしてその通話が終わる時には部屋に彼女の姿はなかった――――
◇◇◇
――――暗い部屋の中で自分のやってしまったことから逃げるようにただ無我夢中に彼女を何度も抱きしめる。"守る"ために引き金を引き、人を殺してしまった恐怖から彼女という身体の温もりを求めた。彼女はそれを拒絶することなく優しく自分の胸に抱き締める。
――――大丈夫。私の想いが貴方を守るわ
「……夢、か……」
目を覚まして視界に入ったのは見慣れた天井だった。虚ろな目でその天井を見上げ、さっきのは夢であると言う事実に心が軋む。夢で見たのは彼女にしてしまった許されないこと、それはかつてアークエンジェルで実際にやってしまったこと。そしてそれと同時に自身がまた生き残ってしまった現実に虚無感に支配される。
「目が覚めたようだな。一日意識をなくしていたが……気分はどうだ?」
「……織斑、先生……僕は、僕はどうして……また、生き残っているんですか……?」
「……っ、キラ、お前は……」
織斑先生がなぜ苦しそうに顔を歪めるのか、僕にはわからなかった。この人がここにいるってことはみんなは大丈夫なはずなのに。それなのに、なぜそんな表情をしたのだろうか……?
「……その言葉、私以外の前では絶対に口にするなよ」
「……わかり、ました……みんなは、大丈夫ですか……?」
「……ああ、箒のやつは軽傷で済んでいる。ただ、心の方は重傷だろうな。アイツの口からことの経緯は聞いている。……お前はなぜそんな怪我をしている中でISに乗ったんだ?下手をすればお前は命を落としていたんだぞ」
「……一夏たちには、僕のように大切な人を失わせたくなんてなかったんです……それがどれだけつらくて、悲しいことかは僕はよく知っていますから……」
僕のこんな命ひとつで一夏たちが守れるのなら安いものなのだ。僕にはもうその手を掴むことができないけど、彼らは違いまだ手を取り合うことができる。みんなには争いには無縁で生きてほしい……そう願うのはきっと自分のエゴだ。
「……しばらくの間、お前は絶対安静だ。お前が目を覚ましたら話したいと言っているのが数名ほどいるが……どうする?」
「……すみません。もう少しだけ時間をください……いまはまだみんなの前で笑える自信がないんです……」
「……わかった。お前が話しても大丈夫だと思ったのならば呼んでくれ。そしてこれは教師である織斑千冬ではなく……私個人、織斑千冬としての言葉だ。……キラ、目を覚ましてくれてありがとう。お前が無事でよかった」
それがお世話になっている千冬さんからだからなのか、その言葉はストンっと胸に落ちる。本来ならば存在を許されないはずなのに……そんな僕を心配してくれる人がいる。その事実をどう受け止めればいいのか今の僕には答えを得ることはできなかった。結局僕は誰かと話せることになるのは数時間の時間が必要になった。目を覚まして初めに面会したのは意外にも更識楯無さんだった。
「はーい、こんな形で再会するのは少し残念ね。どう?身体の方は大丈夫かしら?観客席にいたから私の名前は知っているだろうけど、もう一度自己紹介するわね。私はIS学園の生徒会長、更識楯無よ。気軽に楯無先輩って呼んでね」
「は、はい。よろしくお願いします……怪我の方はこれぐらいなら、まだ大丈夫です」
「軽症とはいえ全身打撲で左肩は脱臼、そして頭からの出血は結構重傷よ?そんな状態でISを動かしたのは奇跡に近いとお姉さんは思うなぁ。こほんっ……学園の代表者としてお礼を言います。キラ・ヤマト君、学園に突然と現れた襲撃者の撃墜に尽力してくれてありがとう。貴方のおかげでこちらの被害は最小限に収まったわ」
「……僕以外には負傷者はいないんですよね?」
「パニックになった時にちょっと怪我した子とかはいるけどね。けど、君のような重傷者は出ていないから安心して」
「……そう、ですか……それなら、よかったです……」
更識さんからあの場にいた生徒たちも無事だと言われてやっと肩の荷が下りる。観客席の方もずっと不安に駆られていたが襲撃者による被害は出ていなかった。それでも怪我をした人がいることに胸が痛む。……本当ならもっと早く、僕がストライクに搭乗していれば変わっていたのかも知れないから。
「その顔、なにかを後悔しているでしょ。少ししか話してない私でもそれぐらいは簡単にわかるのよ?なら、先輩からアドバイス。キラ君は反省や後悔ではなく、今は結果を喜びなさい。もしも、だなんて今の君は考える方が体に毒よ。君はどうも嫌な方向ばかりに考えることが癖になってるようだから」
「……努力は、してみます……」
「それならよろしい。……本当は君には聞きたいことが沢山あるんだけど今は身体を治すことに専念すること。その後は2人でお茶をしながらキラ君のことをお姉さんに教えてくれると嬉しいわ」
それは僕が何者かを確認するためなのだろうか……?更式さんのその赤い瞳は全てを見透かされそうで苦手意識が湧いてしまう。無意識に目を伏せてしまえばあららっと残念そうにしている声が聞こえ咄嗟に違うと否定しようと声に出そうとするが上手くまとまらない。
「あっ、えっと、これは……」
「ふふっ、冗談よ。君が私に警戒心を持っているのを知っていてわざと言っただけだから。だけど、これだけは信じてちょうだい。君がIS学園の生徒であり、危害を加えないのなら私は貴方の味方だって」
「……更識、時間だ」
「はーい、わかっていますよ、織斑先生。それじゃあ、近いうちにお話しをしましょう?お姉さんはいつでも待ってるからね。あっ、動けるようになったら本音ちゃんにも声をかけてあげてくれる?あの子、キラ君が怪我をしたことをかなり気にしていたようだから……」
「わかりました。のほほんさんにも後で声をかけておきます」
「ふふっ、お願いね。それじゃあ、お大事に。……そして、本当にありがとう、キラ君」
更識さんは最後に手を振りながらこの部屋を後にする。あの人には未だに苦手意識はあるけれど、最後の言葉は彼女の本心だったと思う。……少しは信用して大丈夫なのだろうか?
「キラ、更識のことを疑ってはいると思うが悪い奴ではないことは確かだ。性格に難はあるが……それでもアイツがこの学園を思う気持ちについては疑わないであげてくれ」
「……そうなんですか?」
「ああ。このIS学園で生徒会長という役職に就くということはそういうことだ。詳しくはアイツの口から聞いた方が早いだろうよ」
「……わかりました」
「まぁ、アイツにあまり関わらない方がいいのはある意味で正解ではあるだろうな。キラ、悪いが私も少し席を外す。1人になるが大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。むしろ付き合わせてしまってすみません……」
「気にするな。怪我人に付き添うのは当然だろう?それにこれぐらいは大人の責務というやつだ」
このIS学園で生徒会長という役職はそれほど特別なことなのだろうか……?織斑先生が悪い人ではないと口にしている以上は信用はしていい人なのかも知れない。織斑先生はそう言いながら席を外す。多分、僕が更識さんを警戒しているのを知っていてこの場にいてくれたのかも知れない。本当に織斑先生には頭が上がらないや。
「キラさんが目を覚ましたと聞いてお見舞いにきましたわ。その様子ですとお身体の怪我はともかく、体調は大丈夫そうですわね」
「よかった……っ!キラが無事でよかったよ……っ!」
「うん……2人とも心配をかけてごめんね」
次にお見舞いに来てくれたのはセシリアさんとシャルロットさんだ。2人は僕が箒さんを止めにいったのを間近で見たこともあって、僕らを止められなかったことを後悔しているようで表情は優れない。
「……申し訳ありませんわ。あの時に箒さんをわたくしがきちんと止めていればこのようなことは間逃れたと言いますのに」
「ううん、今回は誰も悪くはないよ。僕が怪我をしたのだって運が悪かっただけだから、だからセシリアさんが気に病むことはないよ」
「お見舞いにきたはずのわたくしが慰まれるのは本末転倒ですわね……ええ、そうですわね。今回のことはこれ以上引きずるのはやめることにしますわ。……それに一番自身を責めているのは彼女であるのは間違いないですの」
「あの後箒さんは……?」
「……キラが撃墜されてからはずっと部屋にいるみたい。一夏が声をかけても反応はしているけど外に出て来ないらしくて。こんなことになったことを自分のせいだって責め続けていると思う」
「……そっか。僕が墜とされたから……後で謝らないと……」
中継室で箒さんと約束したことを思い出す。彼女は僕が無事に戻ってきてくれると信じたからこそあの時は止めずに見送ってくれたのだ。それなのに僕はその約束を守ることが出来ずに撃墜された。鈴音さんを庇ったことを言い訳するつもりはない。あの時に油断していた僕が悪いのだから。
「……?どうしてキラが箒に謝るの……?」
「……箒さんと約束していたんだ。無事に戻ってくるって、でもそれを守ることができなかったのは僕だから。彼女はそれを信じて送ってくれたのに僕がそれを裏切ったんだ」
「で、でもキラは最後は鈴を庇って……」
「……ううん、それでもだよ。最後に油断をしていたのは事実だから」
戦いの中で油断をすれば命取りになるのは嫌というほど理解していたのに。今回は偶々間に合ったから鈴音さんを守ることができた。だけど次からは……?自分の不甲斐なさでまた目の前で大切な友達を失いそうになったこと、そして約束を守ることができなかった自分自身が嫌になる。それが表情に出ていたのかシャルロットさんは僕の右手を優しく両手で包みながら微笑み語りかけてくれる。
「キラは何も悪くないよ。さっきキラ自身が言ってたじゃん。今回は誰も悪くないんだって。だから、そんなに自分を責めないで、ね?」
「……うん、できる限りそうするよ」
「……おかしいですわね。いつの間にか部屋の空気が変わったような気がしますの。……シャルロットさん、ほら帰りますわよ。これ以上はキラさんのお邪魔になるのですから」
「もぅ、わかったらから引っ張らないでよ。キラが元気に登校してくるの私、待ってるからね。またね、キラ」
「2人ともわざわざごめんね」
「キラさん、そこは謝るのではなくありがとう、ですわよ?」
「……うん。2人ともありがとう」
2人になんとか笑うことができたのか、それを見て満足そうに退出していく。シャルロットさんに握られた右手を僕は見つめる。僕はまた引き金を引く道を選んだ……あの人から言われた言葉を思い出しズシリと身体に重くのしかかり心が痛く感じる。
(……だめ、だ。あの人の言葉を今は思い出すな……っ!)
いつ誰が来るかわからない以上はこれを見られたら余計な心配をかけてしまう。荒くなった呼吸を落ち着かせるため何度も深呼吸を繰り返す。呼吸が落ち着いたには結局は数分ほど時間がかかってしまった。誰も来なかったことにほっと安堵していれば突然のノック音に一瞬変な声が出てしまう。どうやらそれが痛みによって声を漏らしたことだと勘違いした一夏が扉越しから心配そうに声をかけてくれる。
「キラ、大丈夫か?……えっと、無理なら出直してきた方がいいか?」
「あっ、うん大丈夫だよ、一夏。さっきのは全然気にしないで」
「それなら入るぞ。ほら、鈴も」
「……わかってる。はい、お見舞い品持ってきたけど……果物嫌いなものとかないわよね?」
「えっ、あっ、うん……別にないけど……」
「なら、ここに置いておくわよ」
一夏と鈴音さんがお見舞い品を持ってくるのは流石に想定外だったこともあり曖昧な返事をしてしまう。鈴音さんはどこか落ち着きがなさそうで一夏もそれを見て苦笑いを浮かべているところを見ると2人は仲直りしたのだろうか?
「えっと、その様子だと2人は仲直りしたのかな?」
「……まっ、一応ね。一夏も約束はきちんと思い出したようだからそれでチャラってことにしてあげたの」
「キラが大変な時に流石に喧嘩を引きずってるわけにはいかないしな。それに約束は別に忘れてたわけじゃないだろ?」
「はぁ!?そうだとしてもあんな勘違いするような言い方する方が悪いでしょうが!!」
「いや、だから別の意味があったら教えてくれって昨日も言ったろ?」
「あ、アンタ馬鹿っ!?そ、そんなの自分で考えなさいよっ!!今はそのことよりもキラをお見舞いにきたんでしょうがっ!」
うん、この2人がこんな風にやりとりをしているという事は無事に仲直りできたようだ。だけどこの様子だと一夏は鈴音さんの言葉の意味までは気づいてないのかな?……うーん、これは鈴音さんが意味を言わないと気づかなさそうだ。
「えっと……そのさ……最後はアタシが気を抜いていたせいでごめん……」
「ううん、最後のアレは仕方がなかったよ。僕も気を抜いていたから……それに最後は……」
最後は無人機ではなかったと口にする前に僕はすんでのところで止まる。あれはあくまでも僕の感じたもので確証があるわけじゃない……それに余分なことを伝えてしまったら余計に混乱させてしまう。
(……あの無人機をIS学園に送り込んだ人がいる。でも、いったい誰がなんのために……?)
あの無人機の奥に感じた悪意を思い出せば今でも背筋が凍りそうになる。まるであの人と対峙していた時と同じような感覚だった。……それになぜ最後の最後で無人機としてではなく操縦して引き金を引いたのか?僕や一夏ではなく鈴音さんを狙って。
「……一夏。鈴音さんのことをちゃんと守るんだよ?君にはきっとそれができると思うから」
「……ああ、わかった。鈴も箒もみんなも、それにキラだって守れるようになる」
自分は大切な人を守ることができなかったこそ彼らには失ってほしくない。一夏が真剣な顔で頷く姿に僕は安堵しながら一つの決意をする。彼らには僕のように大切な人を絶対に失わせないことを。……結局、僕はあの人の言う通り力だけなのかも知れない。
「な、なに2人して話してんのよぉ。そりゃ、最後は油断しちゃったけど次は気をつけるわよ。それに守られるなんてアタシの性に合わないし……と、とりあえず一夏がアタシより強くなったら考えてあげるわよ」
「それなら鈴よりも強くならないとな。そしたらいいんだろ?」
「あ、あくまでも考えてあげるってだけよっ!と、とりあえずキラは怪我をサッサと治すこと。しばらくは安静にしてなさい、いいわね?」
「そんじゃあ、俺たちはそろそろ戻るか。キラ、また後でな」
「んっ、そうね。あまり長居するのは邪魔になりそうだし……キラ、あの時は本当にありがと。……アンタのことを頼りない奴とか思ってたけどちょっと見直したわ」
鈴音さんは最後に言おうか迷いながらもはっきりと言葉にする。その素直な気持ちを一夏に伝えられればいいのにっと苦笑いを浮かべてしまう。多分、僕が何を考えたのか察した彼女から強く睨まれて僕は慌てて目を逸らす。
「……アンタ、怪我治った後覚えてなさいよ」
「……それは少し理不尽じゃないかなぁ」
怪我が治った後が怖いなっと他人事のように心配しているのは諦めの領域に入り込んでいるからだろう。一夏と鈴音さんの背中を見送りながら、最近は彼女から遠慮がなくなってきたなっと考える。涙を流した姿を見られたことが多分原因の一端であるのは間違いないのかな……?
(……織斑先生が戻ってきたら箒さんの元に行けるかどうか相談しよう。少しでも早く謝らないと……)
自分が約束を破ってしまったことを彼女には一刻も早く謝らないと……ううん、それだけじゃない。あの時のことだってまだ謝ることもできていないんだ。今すぐにでも行動しなければと焦燥感に駆られていればノック音が聞こえる。
「……キラ、起きているか……?」
「……うん、起きているよ」
「……失礼する」
一呼吸を置いて箒さんは扉を開けて入室する。顔色が優れていないのは一眼でわかり、それほど今の彼女が自分を追い詰めているのかがわかった。彼女は僕の容態を視野に入れその表情には陰が入る。そして次の瞬間に彼女は深々と頭を下げた。
「……ごめんなさい……っ!……お前が、キラが怪我を負った原因である私が謝っても許されないのはわかってる……だから、お前の気がすむまで私のことを殴っても構わない……っ!だから――――」
「そ、そんなことできないよ。それに僕は別に箒さんに怒ってる訳じゃないよ?僕の方こそごめんね……君との約束を守ることができなかった」
「……っ、どうしてこんな私にキラが謝るんだ。お前は何も悪くはない……悪いのは私なんだぞ……」
「あの時に誰が悪いかだなんて関係ないよ。それを言うなら僕だって君を止めることができなかった」
あの時に一番悪いのは多分僕なのだ。箒さんは一夏を強く思ったからこそできた行動だ。状況とその時の行動が問題なだけであり、僕は彼女のその想いが間違いだとは思っていない。それなのに僕はどうだろうか?戦う力を持っていながら襲撃者が現れたさいには何も行動を起こさなかった。……結局僕は鈴音さんと箒さんの一夏の想う気持ちがなければ戦えなかった、一番最低なのは僕なんだよ。
「……やっぱり、お前は優しいやつだ。そんなことはわかっていたのにあの日から私は今までお前のことを避けていた……すまなかった……」
「……ううん、箒さんは何一つ悪くないよ。僕があんな風に取り乱したのが原因だから。あの時は本当にごめん……」
お互い謝り続ければ少しだけそれがおかしくなり一緒に笑ってしまう。この怪我が理由だとしても再度こうやって彼女と笑える日がくるのは嬉しかった。
「……箒さん。こんな僕だけどさ、また友達として一緒に話せないかな?」
「……ああ、こんな私でよかったらまた友として頼む」
「うん、またよろしくね。箒さん」
お互いに微笑みながら無事に仲直りすることができた。これでまた前のようにに友達として話し合えることに僕は安堵する。いつまでも引きずってしまってはいつか後悔する日が起こることがあると知っていたのだから――――
はい、あっさりとした和解かも知れませんが許してぇ。なんかこれ以上の展開は蛇足だと判断してスパッと切りました。……そろそろヒロイン未定タグとおさらばの時期のようですねぇ。一応ヒロインは今のところ2人を予定しています。いや、まぁ、多分、感がいい読者のみなさんにはバレてると思っていますが。
そろそろ例の彼女も出ますよっ!鈴ちゃんより圧倒的に早い参戦だね!やったね!!鈴ちゃん出るの遅くない……?あっ、次回からは多分誰の話をメインにするかわかるよね?だから今回の文章短いの許してください((
はい、脱字&誤字の報告お待ちしております!!感想はいつもありがとうございます!!それでは次回の更新は未定ですが気長にお待ちください!