正直自分も今月もう一度投稿できるとか想定していませんでした……まぁ、是非もないよネ!!ちなみにこの話はライブ感で10割できてるので許して……みなさん空気読めないの会長のこと好きだったりするんじゃないんですか?私はポンコツ会長好きですよ((目逸らし
「もう、流石に酷いんじゃないー?扉を突然と閉めるだなんて」
「……閉めたはずの部屋に突然他人がいたら、誰だってあんな風に閉めると思いますよ」
「そう?君ぐらいの年頃の男の子なら見知らぬ人でも裸エプロンの女の人がいれば喜ぶと思うけど?」
椅子に座り紅茶を手に取りニッコリと微笑む更識会長から僕は目を逸らす。結局あの後は訳がわからず混乱してその場にいる僕は無理矢理部屋へと引き摺り込まれ、現在は何故かお互いに一息つくことになった。ちなみに何故かこの人は今でも裸エプロンの姿である。
「なら今度一夏にでも同じことをすればいいじゃないですか……」
「それは名案ね。今度一夏君にも同じことをしようかしら?けど、彼の場合は想っている子たちから仕返しされそうで少し怖いわね。その時はもちろん君が私を守ってくれるんでしょう?」
「……どうして僕を巻き込むんですか」
「あら?だって提案をしてくれたのは君じゃない。私が実行犯で君が計画犯、ほら共犯者でしょ?案外裸エプロンをするのって勇気がいるのよー?……今だって結構ドキドキしてたりするのよ……?」
「それなら別にやらなければいい話じゃないですか」
「あらら、振られちゃったみたいね」
更識会長は薄らと赤くしていた顔から、悪戯に失敗したかのように小さく舌を出す。……やっぱり僕はこの人のことが苦手だ。どこまで本気なのかも感情が読み取りにくいのに、見透かしたように見つめてくるこの人のことが。
「ちなみに仕返しをされるのがちょっと怖いのは本当よ?ほら、一夏君のことが好きな子って頭に血が上りやすい子が多いじゃない?」
「……僕の場合はその仕返しがないからが理由でこんな事をしたってことですか?」
「半分は正解よ。だってキラ君の場合は彼とは違って色恋沙汰がまったくないもの。そういった意味では安心してこんな事を仕掛けられるじゃない?」
「……そんな理由で裸エプロンでいられても迷惑なのでやめてください。今すぐ制服を着てください……」
「大丈夫よ、下はちゃんと水着を着てるから。それともキラ君は水着の下を見たいのかしら?」
「……これ以上ふざけるのなら今すぐ織斑先生か山田先生、それか更識さんを呼びますよ」
「うっ……大人しく着替えることにします。ちょっと脱衣所借りるけど……若気の至りで覗いてもいいのよ?」
「……いいから早く制服に着替えてきてください」
流石にイラッときたので最後は睨むように見れば気の抜けた声で脱衣所に入っていく。更識会長はからかっているだろうけど……あんな風なからかいは2度とやめてほしい。……2度と触れることも、聞くことのできない彼女の声や体を思い出してしまう。
(……おち、つくんだ……だってもうフレイはいないんじゃないか……僕が守ることができなかったんだから……)
優しく抱きしめてくれて、耳元で何度も甘い声で名前を呼んでくれた彼女はもういないんだ。……それなのに僕の名前を優しく囁いてくれている声が聞こえてくるのは気のせいなのだろうか……?
『――――ラ。キラ、大丈夫だから。私がそばにいるから』
「――――キラ君?もう、からかったことに拗ねて無視するのは流石の私も傷ついたりするのよぉ?」
「……さら、しき会長……?」
「もう、何度も呼んでたのに無視するのは――――大丈夫?今の君凄く顔色悪いけど……」
「……だい、じょうぶです……」
いつの間にか着替えてきた更識会長は顔を覗き込んでくる……何度も名前を呼んでいたのはフレイではなく更識会長だった。2人の声も姿も似ていないのに何故フレイを重ねてしまったんだ……。今だに彼女を都合の良いように依存をしようとしている事実に酷い自己嫌悪に襲われる。
「今日はお話をするつもりで来たんだけど、どうやら今のキラ君にはそれは厳しそうね。その様子だと前よりも悪化しているでしょ?」
「……なんの、ことですか……?」
「そうやって周りに誤魔化したり隠し続けてきたのは心配をかけさせないためかしら。君のその優しさは美徳ではあるけど欠点でもあるわね。自分さえ我慢していればどうとでもなる、そう思ってない?」
「……これは僕の問題なんです。それを、みんなを巻き込むのは間違ってますよ……」
「そうかしら?自分1人では抱えることのできない問題は誰かに手を貸してもらうことも一つの解決手段よ」
「……話せるわけないじゃないですか……っ!僕が今までやってきたことを……っ!!」
カッとなって語気を荒くしてしまう。守るためでも引き金を引いて人を殺してきた……僕という存在が生まれるまで沢山の命が失くなった。この世界でそれを話してしまえば拒絶されるに決まっている。
「だったら私に話してみるのも一つの手よ?今にも死にそうな顔をしているキラ君を放っておくほど薄情なつもりはないもの」
「……僕は貴方のことを信用できません……」
「あらら、それは残念ね。だけどそれは私も同意見だったりするのよ。勘違いされる前に言っておくけど、無人機の件については本当に感謝しているのよ?だけどその時に垣間見えた力は、ちょっと見て見ぬフリをしてあげようにも大きすぎたわ。そんな力を持ち、何者か分からないキラ・ヤマトという少年を警戒するなっていうのは無理な話なの」
さっきまでふざけていた雰囲気は嘘のように消え去り、スッと目を細めて見定めるように見てくる。今のこの人の前で誤魔化しや嘘は通用しないのだとそう思ってしまう。静かに圧をかけてくるこの人はやっぱり多分只者じゃない……そんな気がするんだ。
「実は君のことをコッソリと観察してたから知ってるけど、君って放課後はIS訓練の一つもしてないでしょ?授業中は真面目に受けていたそうだけど……それだけじゃ、今回の一件は誤魔化すことは無理なのは分かっているはず。真面目に授業を受けてる程度でドイツ代表候補生のあの子を倒せるなんて不可能だもの」
「……っ」
「私は君の部屋に押しかける前に保存されてた映像で確認したけど、今日のアリーナでの一件を直接見た子はいる。ドイツ代表候補生である彼女は軍人でもあるし、織斑先生に手解きされたこともあって、君たち一年生の専用機持ちとしては一番強いんじゃないかって2年、3年生の間では噂されてたのよ。そんな彼女を君は最後は圧倒していた……目撃者がいる以上は君という存在へ興味を持たれるのを防ぐのは無理よ。それこそ織斑先生だけじゃカバーするのも無理でしょうね」
「……分かっていますよ……でも、それならどうすればよかったんですか……あのまま黙って見ていれば良かったとでも言うんですか……っ?」
「ふふっ、まさかその逆よ。あの時の君は間違いなく正しいことをしたと思っているわ。ちょっと最後はやり過ぎたことをやろうとしてたけど……何もされていないのに君が不自然に動きを止めた時があるから多分その時にそうしようとした理由がそこにはあると思うけど」
「……その、意外です。更識会長は僕のことを信用していないと言ってましたから……」
「キラ君が思っているよりも友達を守る為に戦いに身を投げるのは難しいことなのよ?確かに君の事を信用はしていないし、警戒はしているのも事実よ。……だけど、“誰かを守る為に“に戦う君の姿は
話していれば更識会長のことがよく分からなくなってくる。さっきまでは多分嘘ではないとは思う……前に織斑先生が性格に難があると言ってのを思い出す。確かに人の部屋に無断に侵入しているし……なんなら裸エプロンといった分けもわからない姿でいたし……結構アレな人なのかも知れない。
「ちょっとー?いま君が凄く失礼なことを考えたのはわかったわよ。最初の裸エプロンは下には水着を着ていたし、まず君なら襲ってこないって確信があったからやったのよ?」
「……その件についてはそれ以前の問題だと思います。念を押しておきますけど2度とやらないでくださいね……次は本当に織斑先生か更識さんに伝えておきますから……」
「結構キラ君って怒る時は怒るのね……どう?少しは憂鬱な気持ちは落ち着いたかしら?」
「……はい、少しだけですけど……」
「その言葉は嘘ではなさそうね。最初よりも自身を追い詰めているようではなさそうだし……けど、落ち着いているのも一時的のものだと思うわ」
……今はこうやって更識会長と話しているからが理由だとは思う。無断ではあるけれどこの人が僕の部屋にいなければ今日はこれ以上誰とも話すことはなかっただろう。現にこの人と話している最中でもラウラ・ボーデヴィッヒさんの事、そして僕自身のことを考えようとしてしまう。
「どうする?本当に余裕がなさそうなのは話している最中でも感じているから君と親しい人を呼んできましょうか?」
「……それが善意から言っているのは分かっています……けど、それはやめてください……親しい人を呼ばれたらそれこそ耐えることができなくて縋り付くと思いますから……」
「……つまり依存しちゃうってことね。お互いに信用していないし、警戒をしている私だからこそギリギリ話せているってことか。それなら本当にどう?信用もしていなくて、警戒をしている私に弱音を吐いちゃうってのは」
「……そんなの、無理に決まっているでしょう……っ」
「んー、それならお互いに取引をしないかしら?」
「取引……っ?」
「そう、取引。私からキラ君への要望は君が秘密にしている中でもっと優先度が低いことものを教えてくれること、そしてちょっと君に協力してほしい事があるのよ。その2つかしら」
開いた扇子の扇面には『取引』と文字が書いてあった。秘密にしている事で優先度が低いもの……?それに協力してほしいことっていったい……?不信感をあらわにすればそれを拭うように更識会長は話を続ける。
「協力の方は君が警戒する必要がないものだから安心してちょうだい。これについては単純に他生徒を落ち着かせるという意味合いの方が大きいから。……いちいち抗議が来るのはいい加減鬱陶しいのよねぇ」
「は、はぁ……?」
「んんっ、話がちょっと逸れたわね。これは取引だから勿論君にも有意義なものを考えているわ。ズバリ、私へ3回まで無料で頼み事をしていいってこと。そして今はノーカウントで私へ何でもお願いしていい初回サービス付きっ!どう?これは滅多にないお得なサービスだと思うけど?」
「結構です」
「そ、即答っ!?ちゃ、ちゃんと君にもメリットがあるのよ?私との取引を応じてくれれば織斑先生同様に君をサポートするし、なんなら君を守る後ろ盾にもなってあげる。……これでどう?」
「……いえ、それでもやっぱり貴方に頼み込む理由はありませんし……」
その頼み事の範囲が曖昧だし、まず更識会長をよく知らないのに僕の秘密を話すメリットの方が少なすぎる。この話は一見お互いにメリットがあるように見えるけど、冷静に考えれば更識会長の方が得するようにできている。……まず僕が得をすることも考えてる時点で信用ができるかと言われても……。
「このタイミングで協力得られなかったら永遠に機会がなさそうな気がするし……生徒会長権限ってかなーり美味しいのよ?また、裸エプロンしてあげるからっ!」
「…………」
「す、ストップっ!裸エプロンはちょっとした冗談だからっ!!だから織斑先生とかんちゃんを呼びに行こうとするのはやめてっ!?」
「……こんなタイミングで冗談を言った更識会長の自業自得だと思いますよ」
「うっ……わかったわ。それならこうしましょう?私の一番の秘密を君は知ること。これを知っているのは本当にごく僅かな人しかいない。……お互いに秘密の共有をする。それなら私が君の秘密を知っても誰にも言いふらさないってことを信用してくれるかしら?」
「……それなら、取引に応じます……」
「ふふっ、これで取引は成立ね。まずはこの紙に名前を書いてくれるかしら?」
「は、はぁ……?」
制服の内側のポケットから取り出したのは一枚の紙だった。その紙とペンを渡されて目を通すとそれは生徒会への入部届だった。なんでこんなものをこのタイミングで……?またからかっているのかと思い更識会長に視線をつければ至って真面目そうにしている。
「え、えっと、これって意味があるんですか……?」
「君に協力してほしい事がそれよ?私に部長たちが君たちを部へと入部するように抗議してくるのよ。それがいい加減実力行使になりそうだし……君らはどの部に入ろがどうせ取り合いという名の戦争へと変わると思うし、そうなるぐらいなら生徒会に引き込んじゃえって思ってね。ちなみにキラ君は生徒会の一人になるだけでお釣りが出るぐらいメリットが生まれるわ」
「……とてもそうは思いませんけど……」
「ふふっ、君が思っているよりも私は影響力は強いのよ?生徒会に入ってくれれば合法的に接点が生まれるわけだから、君のその強さを私が鍛えたからで誤魔化すことができる。これについては教師である織斑先生にはできない手段ね。特定の生徒個人を鍛えるのは贔屓してるって思われちゃうから、ね?これがまず一つ目」
「一つ目……?」
「言ったでしょう?お釣りが出るくらいにはメリットが生まれるって。2つ目は私という後ろ盾ができること。これは分かりやすく言えばさっきのように学園内だったら私の名前を出せば色々と誤魔化すことができるようになるわ。そして最後の三つ目なんだけど……精神的にも、肉体的にも君を私が守ってあげる」
「まも、る……?」
「学園最強という肩書きに誓ってキラ・ヤマト君を私が守るわ。だから、つらいことや苦しいことがあったら今後は生徒会に来てくれていいのよ?そこが君の居場所なんだって思ってくれてもいいわ」
「僕の、居場所……で、でも僕は――――」
「はい、それ以上はお口にチャックするように。君のその抱えている問題は度外視してから考えなさい。居場所がほしいのか、ほしくないのか、シンプルに考えること」
「……貴方は卑怯だ……そん、なの……ほしいに決まってるじゃないですかっ……」
「うん、正直でよろしい。生徒会長である私、更識楯無が君を、キラ・ヤマト君を生徒会の新しいメンバーとして歓迎します。君が嫌っていうまで退部するのは認めないからその辺はよろしくねー?」
……頭では駄目なんだってのは分かっているんだ。僕という存在が居場所を求めてしまうのも……でも、居場所が欲しいのかと問われたら頷くことしかできなかった。多分、この人はそれを見越した上であんな風に聞いてきたのだろう。
「……どうして、貴方は信用もしていなくて、警戒をしている僕にこんな提案をしたんですか」
「信用も、警戒もしていないからこそ監視しやすいように私の近くに置いておくのが1つ……そして2つ目は私が君という人間を知りたいからよ。私が警戒しているのも結局は君が今まで何をしていたのか経緯をまったく知らないのが理由だもの。だから私に君という存在を教えてほしいかなー?」
「このタイミングで言わないとダメなんですか……?」
「そう?むしろこのタイミングしかないと思うわよ。大丈夫、私って結構驚かない方だから」
「…………僕は、この世界の人間じゃなくて違う世界から来た人間です……」
「……それって冗談よね?」
「このタイミングで冗談を言える余裕なんて僕にはありませんよ……」
「……つまり、それは嘘でも冗談ではなく事実だということ。……うーん、それが本当だという前提だと考えても言葉だけだとやっぱり疑っちゃうのよね。君がその異なる世界の人間だって証明できるものはある?」
「……それでしたらこれを見てもらえれば分かると思います。このデータについても誰にも言わないでください……」
結局は疑っているじゃないかと不満を覚えるが無理もない話だと納得する。織斑先生でもあの場にいたから信じてくれたのもあるだろうし……更識会長に念を押した後に端末の電源を入れパスワードを入力し、ストライクのデータを彼女に見せる。
「型式番号『GAT-X105』……『STRIKE』?これって君のISデータなのよね……?所持している武装とかには特に目立つものはないけど……ううん、待って。この『フェイズシフト装甲』と『ストライカーパック』というデータはなんなの?」
「……その2つがISとしては異質だと分かってもらえると思います。『フェイズシフト装甲』は分かりやすく例えるならシールドエネルギーを消費し、一定時間は実弾武装による攻撃を無効化してくれます。それでも展開中はエネルギーを減らしますし、衝撃を消してくれるわけではありませんから有利というわけでもありません……」
「……絶対防御が実弾限定に作用する装甲ってこと?それじゃあ、この『ストライカーパック』は?」
「ストライクは本来はその『ストライカーパック』を使って臨機応変に戦闘をする機体なんです……汎用性の高い戦闘ができる『エールストライカー』、接近格闘用の『ソードストライカー』、遠距離砲撃用の『ランチャーストライカー』。その各ストライカーには内部に予備電源のバッテリーも搭載されていますから……えっと、ISで例えたらカスタム・ウィングとパッケージを両方こなしてる事になります……」
「……これってISとしてはかなり欠陥品に近くない?臨機応変に換装できるのは実際便利だけど、毎回換装できるわけじゃない。それに一々持ち運びしないといけないって考えるとこれを設計した人の頭を疑いたくなるわよ……」
「……僕からすればそれが当たり前でしたから。これで……僕が違う世界の人間なんだって信じてもらいますか?」
「『ストライカーパック』も持ち運びの問題をクリアすれば3回まではエネルギーを補給でき、いつでも相手に合わせて戦う事ができるのは脅威になる。そして一番飛び抜けたデータはこの『フェイズシフト装甲』ね。デメリットは確かにあるけどそれは実弾武装を積み込めば一応は解決できる範囲だし……ビーム兵器しか有効打を与える事ができない。……この装甲については私たちの世界で再現するには今のところ不可能に近いわ……ええ、貴方が異なる世界の人間だって事を信じるわ」
僕の世界とこの世界の違いが唯一分かるのはストライクのデータぐらいしかなかったから信じてもらえた事に安堵する。データを開示してまで信じてもらえなかったら流石に打つ手がなかったから……。
「……君は分かっていると思うけどこのストライクのデータは他の人には絶対に開示したらダメよ?下手をしたらこのデータを入手するために国が関わってくるかも知れないから」
「……はい、今後もそうするつもりですから」
「うんっ、よろしい!……確かに君が異なる世界の人間なら、織斑先生が私に突然と借りを作ったことや、君が今まで何をしていたのか全く情報が手に入らないのも辻褄が合うわ。……さてとっ、キラ君が秘密を話してくれたのなら私も話さないとね。ちなみにこの秘密は誰にも言いふらさないでよ?」
「……はい、分かりました」
更識会長が一番秘密にしている事ってなんなのだろうか……?今更ながらそれを条件に取引に応じた自分がどれだけ最低な事をしているのかに気がつく。秘密を打ち明け怖さは分かっているはずだろう僕は……。
「待ってください……っ!やっぱりその秘密は話さなくて大丈夫です……」
「それってつまり取引は破棄するってことかしら?」
「……取引は破棄しません。更識会長が一番秘密にしている事を取引が理由で聞き出すのは間違っているんだって気づいたんです……すみません……」
「そこまで気に病まなくていいからね?……うん、やっぱり君は優しい子ね。そんな優しいキラ君には初回無料特典が残ってたりするんだけど……私に頼みたいことはある?」
「……それなら2度と無断で部屋に入ったり、裸エプロンみたいな事をしないでください」
「うっ……分かりました……以後はやらないようにします……それじゃあ、私はそろそろお暇させてもらうわね」
「次からは普通に入ってきてくださいね」
「次からはちゃんとそうするから。あっ、今日はもうなるべく外に出るのを控えてくれると助かるかな。今日の件は流石に今すぐ上書きするのは私でも難しいのよね」
「それは別にいいですけど……何をするつもりなんですか?」
「んふふっ、キラ君が警戒するような事はしないから安心して。完全にアリーナでの事を誤魔化すのは無理でも、みんなが注目になる情報を流して明日には上書きしてみせるから。――――お姉さんがキラ君を守ってあげるから」
微笑みながらそう言ってくれる更識会長を見て言葉が詰まる。お礼を言えばいいのにそれを言葉として伝えることができなかった。とても楽しかったわっと最後に言い更識会長は出て行った。
(……守る……あの人が僕の事を……だけど、それだけでいいのか……?)
僕には戦う力がある。更識会長は多分それ理解している上で守るのだと言ってくれた……もう少しでどうせ僕はいなくなるんだ。それなら……あの人の言葉に甘えてしまおう――――
とうとうキラ君にも居場所(仮)ができたよ、やったね!!そしてこの世界では多分初であろう、純粋にキラ君を苛立たせた更識会長……まぁ、精神追い詰められてるからしょうがない((
正直に後書きのネタ切れが凄いから今日は長文はやめますね((いつもやめろ
誤字&脱字報告いつもありがとうございますっ!そしていつでも報告をお待ちしておりますっ!!感想もいつも本当にありがとうございます……っ!みなさまのおかげでお気に入り900を超えることができました!今後とも頑張っていきますので気長にお待ちくださると助かりますっ!!