ペルソナ5無表情の兄   作:下手ろう

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ベルベットルームでの出来事

待て待て待てっ!?なんでベルベットルームに俺がいるんだよっ!俺ペルソナ覚醒してないし?異世界行ってないし?何でぇ?とりあえず話を聞くか…。

 

「ここは?」

 

イゴール(偽物)が口を開く。

 

「ここはベルベットルーム夢と現実 精神と物質の狭間の場所だ…」

 

「あんたは?」

 

「フフフ…私(わたくし)の名前はイゴールこのベルベットルームの主している…」

 

「どうして俺をここに?」

 

「フフフ……そう身構えなくてもいい。お前には見届け人になってもらいたいのだ。ゲームのな…」

 

「ゲーム…?」

 

知らないふりをしているがもちろん知っているこの偽のイゴールは大衆が「支配されたい」という願いから生み出された聖杯、人間の可能性を否定している存在だ。

一方本物のイゴールは人間の可能性を信じていたしかしそれをこいつは認めなかった。そこでイゴールを閉じ込め主人公とそのライバル明智吾郎を賭け、そしてこいつはゲームをしていた。

しかしなんで俺が見届け人なんかになる必要があるんだ?

 

「なんで俺が見届け人にならなければならないんだ?」

 

「簡単なことだお前はこの世界の人間では無いだろう」

 

「…」

 

こいつ!?何で知ってるんだ!?

 

「私の事も知っているのだろう?」

 

こいつはどうやら俺のことを知っているらしい。だったら嘘を言わないほうがいいだろうな。

 

「あぁ、お前のことは知ってるよ人間の欲望から生まれた聖杯。いや、統制神ヤルダバオト」

 

「フフフ……やはり私(わたし)の事を知っていたか」

 

「だが何故お前が俺を見届け人なんかにするんだ?」

 

「とあるものからの話を聞いてお前に興味が出た。」

 

「とあるもの?」

 

「お前をこの世界にやった神だ」

 

「あの神様が…」

 

なんでこいつに話したのかわからないしそもそもこいつなんでつながりがあるのかわからん。俺は考えているとヤルダバオトが話しかけてくる。

 

「引き受けるか引き受けないかはお前次第だ」

 

「仮に受けないならどうなる?」

 

「何もしない。だが今後このゲームに関わることを禁ずる」

 

「……受けたら?」

 

「先ほどから言ってる通りこのゲームの見届け人となり、二つの駒の結末を見ればいい」

 

つまりは受けなければ原作に関わることを禁止させられ、受ければただ主人公と明智の結末を見ればいいということか。こいつは他にも何か企んでそうだけどな…。

まあ見るだけなら俺にもできる。それに原作に関われなくなったら双葉の成長が見れなくなる。それは非常に困る大変困る。大事なことなので二回言った!つまり俺はこの提案に乗るしかないってことだ。

 

「いいぜその見届け人引き受けてやるよ」

 

そういうとヤルダバオトは笑う。正直言ってきもいし怖い…。

 

「フフフ…そういうと思ったなら一つお前の願いをかなえてやろう」

 

まじかこいつ味方に付けると案外強いな!

 

「なら俺は______」

 

俺は願いを言った後現実に引き戻される感覚に陥った……。

 

主人公が消えた後でヤルダバオトは呟く

 

「神に転生させられたものか…あの目は実に興味深い…」

 

そう呟きまた笑った。

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