魔法。
古来より大小の違いはあれど、一人一人が変わらず持つ魔力と呼ばれるエネルギーを利用した力の総称。
その力を日夜研究し、日常生活に便利な道具を作りだす。さらには全く新しい魔法を作成し、技術として確立する。
それがオレが所長を務める国家機関、魔法魔術具作成研究所の存在意義であり、そして俺自身の夢である死ぬまで未知を楽しむという事だ。
そんな中、最近になってついに作成できた魔力の貯蓄を可能とする魔術具を足掛けに、国をさらに豊かにすることが出来る技術の第一歩、新魔法の作成実験が今日、行われようとしていた。
「所長! 魔力庫の準備、完了です!!」
「ああ、ありがとう」
職員たちが一丸となって協力し、皆でコツコツと実験に使わなかったあまりの魔力を溜めてきた貯金箱、もとい魔力庫を、五つの均等に並んだ正五角形の線を消さないよう、ゆっくりと線を跨いで頂点に配置した部下に労いの言葉をかける。
「最終チェックは俺の役目だ、皆は一足先に実験室から外へ出ていてくれ」
「了解です!」
五角形の頂点を通るように描かれた真円の歪みは失敗のもとだ。
そして、頂点から中心へと向かって伸びる直線もまた、必ず円の中心点に到達する必要がある。
一つ一つを丁寧に観察し、失敗のもとを極力減らしていく。
無論、一度で成功等するはずもないが、それでも単純なヒューマンエラーで失敗してしまうのは良くない。
まだ作成段階のこの新魔法は多大な魔力を必要とする。実験は気軽にできないのだから、失敗するのならば特大の失敗をしてその原因究明にあたりたいに決まっている。
そうしてつぶさに観察を行っているときだった。
唐突に魔力庫が強く光り始める。
それと同時に、実験室内部と外部のやり取りを可能とする管から職員の声が部屋に響き渡った。
『い、いけません!! 所長、早くその場から離れてください!!』
「ッ!!」
魔力庫だけでなく、魔法陣が光ると同時に不測の事態が発生した事を把握し、即座に対応すべく一気に全身へと魔力をいきわたらせて地面を踏みしめる。
「【加速魔法:ヘイスト】!」
魔力というエネルギーを魔法へと変換。
その名の通り、自分の体を今の倍以上に加速させ、それに対応できるよう脳の処理能力も上げる上位魔法により、景色のすべてがゆっくりと動く。
強化に利用した魔力量によって1秒がどれだけ引き延ばされるかが変わるが、今回は咄嗟だったため、出来得る限り全力の強化を行った。
なのでわかる。
魔法陣から出るだけではない、魔法と物理、どちらをもカバーした強力な結界を施したこの実験室から隣の部屋へ出ることすら可能。
踏みしめた足に力を入れると、爆発的な速度を生み出す。
イケる、間に合う。
「っ、なっ!!?」
そう思った次の瞬間にはその計算が打ち砕かれる。
配置した覚えのないギミック、魔法陣の光に紛れてわかりづらいが、それをさらに囲うように展開された内部の者を閉じ込めるタイプの結界魔法。
引き延ばされる時間の中で咄嗟に実験室の外を見る。
強化ガラスで張り巡らされた実験観察用の隣室では慌てふためく職員たちの顔が見える。
一人一人ゆっくりと表情が変わるそのシワの一つまでわかるほどの広い視野と観察力、脳の処理速度で、呆然とするもの、慌ててコチラの救助に向かおうと体を立ち上がらせるもの、そして……頬を歪めて愉快そうに笑うものを認識する。
丁寧な仕事と柔らかい物腰で、こんな事をしでかすような人物には到底見えない副所長の姿。
新魔法。あらかじめマーキングした場所へと瞬時に移動可能な、理論を突き詰めていけばきっと過去にも未来にすらも飛ぶことが出来る可能性を秘めた、【時空間魔法:テレポ】の暴発。
成功すれば研究所の第二実験室へと飛ばされるだろうが、事ここに至ってその確率は低いと言わざるを得ない。
この身はバラバラに転移して肉片となって世界中に散らばるか、もしくは次元の裂け目で未来永劫の孤独を味わうことになるかはわからないが、きっと碌な目にはあわないだろう。
何が理由で裏切られたのかもわからない。単純な出世欲か、何かの陰謀か、もしくは知らぬ間に恨みを買っていたのか。
「やられたな。俺はまだ、未知と遊びたいのになぁ。これは事故ではなくアイツが起こしたよる人為的な――。」
俺が言葉を発せたのはそこまでだった。
『木の葉隠れの里の七代目火影、うずまきナルト。
第四次忍界大戦で多大な戦果を挙げ、世の忍の頂点とも謳われるほどの英傑。
尾獣と呼ばれる狐を体内に宿しており、そのチャクラ量は圧倒的』
マントをかけた青年に小脇に抱えられてぶら下がり、気絶したフリをしながらこの部屋の主へと【解析魔法:ライブラ】をかける。
脳内に刻まれた情報に、魔法はしっかりこの世界で機能しているのがわかる。
わからない単語は後でまたさらにライブラに掛けるとして、恐らくは異世界と思われるこの世界で、自分の全く知らない事柄すら暴いてしまうこの魔法は、やはり世界に刻まれた情報を読み解く魔法なのかもしれない、と仮説を立てる。
ついつい魔法の理論に仮説を立てて推測してしまう癖は、一つ昇華されたもはや職業病になっているのかもしれない。
書類の山に埋もれているこのナルトというものは、今の俺の魔法に何かの気配を感じた様子で、目が細められる。
敵意がなかったからだろうか、とくに向こうからも反撃をするような気配はなく、むしろ真剣ではあるがどこか温かみを感じるような目線だ。
「ナルト、火影が一体何を遊んでいる」
「さ、サスケ……帰ってくるならちゃんと連絡しろってばよ。いきなりお前が現れたら、そりゃ誰だって驚くに決まってるだろ?」
「そうか。もともと寄るつもりはなかったんだがな」
「……流すんじゃねぇよ。そっちの子供はなんなんだ?」
崩れた紙から顔を出すそれは間抜けか、愛嬌があると見るか。
そんな彼の頂点らしからぬ素朴な失敗をサスケと呼ばれた青年は容赦なく間抜けと切り捨てる。
一つ間違えれば一触即発になるだろうその言葉のトゲは、彼らの会話にとっては旧友との友好を温めるスパイスだと双方が理解している様子だ。
しかし、そんな軽口もすぐに消える。
サスケという青年が小脇に抱えている子供、つまりは俺へと二人の注意が向いたからに他ならない。
「さぁな。森の中で倒れていた」
「倒れてるヤツは病院に運ぶべきだし、そもそも怪しいヤツを火影室に連れてくるなってばよ」
「いやなに、俺が『視た』ところ、妙なチャクラをまとっていたからな。今のところ敵意も逃走するきも無いようだが、保護すべきか尋問すべきかさすがに判断に困ってな。とりあえず、妙な真似はするな、とだけ忠告してある」
抱えていた俺を部屋の中央に転がす。
……目が覚めた途端にバレたようで、すでにこの人物にもライブラをかけようとはしたのだが、喉元に刃物を当てられて黙らされた。
彼にとっては敵意のあるなしが判断材料の一つらしく、敵意をつかめなかったため即戦闘というわけにはならなかったが、次はないぞと口ほどに雰囲気がものを言っていたのでこれ以上何もできなかった。
まさかこの国一番のお偉い人物の部屋に来るとは思わなかったが。
仕方がないのでここは狸寝入りを決め込んで情報の収集に努めることにする。
「尋問って……相変わらず容赦ねぇなぁ、お前。まだ子供じゃねぇか……大丈夫だ、安心しろ。危害をくわえる気はねーから、起きてくれってばよ」
……狸寝入りでやり過ごそうとするのも見抜かれてしまったようだ。
というか、情報のためにライブラの魔法をかけたり、かけようとしたりしたのだから当たり前といえば当たり前だろう。
仕方なく、目を開く。
転がされたために視界に入るのは高級そうな肌触りの良い絨毯と、小さな手。
そう、小さな手なのだ。ナルトさんがコチラを見て子供というのは理由がある。
手足と全体の体の感覚だけでわかっていたが、完全に時空間魔法の影響で若返ってしまっているようだ。何がどうしてこうなったのか、未知というものは全く俺をドキドキさせてくれる。
「……ええと、初めまして?」
「おう、初めまして。俺の名前はうずまきナルトってんだ。それで? どうして森の中に倒れてたんだってばよ」
特徴的なしゃべり方は、尋問というよりはこちらの緊張をほぐすかのような声色だ。
驚異的なのは、こちらの警戒網すらすり抜けてくるそのぬくもりだろうか。
まるでひだまりのような、まっさらな言葉をぶつけてくる。
こういう人物は簡単に騙されてくれそうだ。
そもそも不和の種をむやみにまく必要も……。
「……」
ダメだな。
ナルトさんはともかく、このサスケという人物はごまかしを許す気はないようだった。
目の色が変わっている。文字通り赤く、そして元の世界では見たことも無いような魔法陣とも呼べない模様。
物凄く見られているが、指先一つという言葉では生ぬるい、筋繊維の一本、魔力の動き一つすら不信な動きをすれば即座に切り捨てるつもりの覚悟と重圧を感じる。
観察・分析をされている、と言ったほうが正しいか。
「……荒唐無稽な話になりますが、驚かないで聞いてください。俺の名前はヒューズ。……俺は、こことは異なる世界からやってきた人間です」
「……嘘は、言っていないようだな」
「異世界、か」
「その世界で俺は魔法という超常の現象を紐解く仕事についていたのですが、空間を超える新魔法の実験中に……」
そこで止まる。
口角の上がった頬が脳裏に思い浮かぶ。
正直なところ、裏切られてしまったものは仕方がない。
彼にとって一体何が気にくわなかったのかわからないが、信用されなかったという事には少し残念さがある。
恨みはないが、それでも気落ちはしてしまう。
「つまり、こちらで言うところの時空間忍術の新術を試していたら事故でこの世界まで吹っ飛ばされたってところか」
「いえ、人為的なものです。どうやら部下の人心をきちんと掌握できていなかったようで。魔法の影響でこの体も小さく縮んでしまいました。こう見えても40歳を超えてたんですよ、俺」
「げっ、子供だと思ってたら年上かってばよ」
「……裏切り、か」
「サスケ……」
事実を告げると、しんみりした空気が部屋に広がってしまう。
この二人は裏切りという行為に何か思うところがあるのかもしれない。
重苦しくなってしまった空気を吹き飛ばすように、わざと咳払いをして注目を集める。
「ああ、あんまり俺のことは気にしないでください。多少残念ですけど、そんなに気にしていないんです。ただ……」
「ただ?」
「俺の夢は、新しい魔法を作って技術体系を確立することで、ただひたすらに未知を楽しむということでした」
「お、おう……裏切られたこと、ほんとに気にしてなさそーってばよ」
「未知の解明か、アイツを思い出す」
呆れたような視線と、苦い記憶を思い浮かべるような二人。
その反応はどちらも違うものだったが、とりあえず理解されてないことは何となくわかる。
だが、魅入ってしまったものは、魅入られてしまったものは仕方がない。
名にもないところに火を生み出す、水を生み出す、風を、雷と、石を。天候すら操り、傷をいやし、四肢欠損を治し、熟練した魔術師ならば死者の復活すらも行える未知の力に。
「……そんなワケでして、どうか帰るまでの間、協力してくれませんか?」
「え? か、帰れるのかってばよ??」
「すぐには無理ですよ、空間魔法であるテレポはまだまだ未完成。採算度外視で何十人が何日もかけて魔力を蓄え、巨大な魔法陣を作成してようやく実験ができる、という程なのですから。ですが既に可能性は見えました。先ほどサスケさんが口にした時空間忍術、それを解析して空間魔法に取り込めればあるいは……」
「時空間忍術を踏み台にして、一つ上の忍術を作るというところか」
「……忍術。ああ、それがこの世界の未知なる技術なんですね……? なんという面白……もとい興味深い響きですかね」
「しかし魔法、魔法ねぇ……どんなことが出来るんだってばよ?」
「うーん……見せたほうが早いですね。【解析魔法:ライブラ】! 対象、時空間忍術!」
別に唱える必要なく使うこともできるが、今度はこっそり使う必要は無い、というよりはそんなことをすれば信頼関係が気づけないだろうしな。
この魔法は解析魔法というものの、世界が記憶している表面的な情報しか受け取れない(と今は仮説を立てている)
そして、生き物に対して行う場合は力量差がそのまま開示される情報の幅になる。
ナルトさんのそれはおそらく世界中に出回っているような情報しか表示されていないんだろう。
本来なら相手が使う魔法の属性や、弱点属性などもわかるのだが、一切開示されなかった。
この世界に魔法がないから、という理由もあり得るが、どちらかといえばチャクラというこの世界特有のエネルギーと俺の魔力を比べた結果、単純にレジストされたと考えるべきだろうな。
まぁそもそも、圧倒的なチャクラ量を誇るって表示されていたわけだし。
「『時空間忍術。主に代表されるものは口寄せの術や、四代目火影が得意とする飛雷神の術。チャクラエネルギーによって空間を湾曲させ、他者を呼び出したり、あらかじめ仕込んでいた場所へ転移する術の事を言う』」
「……お前の世界にも忍術があるのか?」
「いえ、これはそういう効果の魔法です、サスケさん。全く確証のない、ただの仮説ですけど、世界や人々が認知している概念を呼び出すことで識る魔法じゃないかと疑っています。魔法とはそういうものです、どうしてそうなるのか、なぜそんなことが出来るのか、そんなことはわかりませんが我々の世界で人類はみな、ありがたく使わせてもらってはいます」
「なるほど、妙なチャクラだと思っていたが、お前はチャクラではなく、精神エネルギーのみを抽出して術、魔法だったか。その魔法とやらを発動させているわけだな」
「え、チャクラじゃないってのかよ!?」
サスケさんにはやはり観察されていたようだが、彼のいう事は俺にもよくわからない。
「チャクラ、って、この世界のエネルギーの総称ですよね? サスケさんに持ち運ばれているときいくつかライブラで見ました」
「そこからか……チャクラとは肉体エネルギーと精神エネルギーを練り合わせることで作られるエネルギーのこと、忍はそれを用いて術を扱う。だがお前のソレは精神エネルギーのみを使って超常の現象を発生させた様子だ」
「でもよ、サスケ。精神エネルギーだけで忍術なんてつかえんのかよ?」
「普通は無理だ。だが、コイツの言う通りならば、コイツの世界の普通では可能なんだろうな。写輪眼でもコピーできなかった」
写輪眼、というのは、きっと今の彼の赤い目の事をいうのだろう。
あの目に見られているとまるで観察されているような気分になるが、コピーという言葉で合点がいった。
確かにあの極度のプレッシャーを放つ瞳にはそれくらの力があっても不思議ではない。
というか、サスケさんにはナルトさんと同じクラスの底の知れなさを感じる。
万全の、大人の体で戦ったとして普通に負ける可能性が高い。
いや見栄を張った。どう負けるか、どれだけ被害を少なく負けることができるか。そんな戦いになりそうだ。
勝率0パーセントだろう。
今のこの体じゃ歯が立つとかそんな話以前だ。ワンパンもいい所だろうな。
というかこの二人、どちらとやり合っても一瞬で制圧される。だからこそのこの余裕なんだろうなぁ。
二人を観察していることすらバレている様子だしな。
「はぁ……まぁ、わかったてばよ。ヒューズ、オレも信じてやりてぇと思うんだけどな。わりぃけど里を預かるものとして全面的に信用してやることはできねぇ」
「……いえ、ナルトさんのお気持ちはわかります。正直いって、異世界から来たなどという相手、普通は信じるほうがどうかしている」
「そう言うな。何もここにいちゃいけねぇなんて言ってねぇ、お前の住む家と生活費はこっちで手配させてもらうってばよ」
「え?」
「相変わらず甘いな、ナルト」
「その代わり、ヒューズにはアカデミーの忍術科に通ってもらう。そして帰るまでは忍者として働いてもらうってばよ」
「忍術科??」
「ああ。そうしてもらったほうがお前の動きを管理しやすいし、働かざる者食うべからずっていうだろ?」
「なるほど、考えたな。だがいいのか? 怪しいぞ」
「うーん、まだなんもしてねぇしなぁ。窮屈させるかもしれねぇけどよ、なんもしてないやつを捕まえるわけにはいかねぇってばよ」
学校……つまり、この世界の常識を学ぶことができる、というわけか。
日々の日常を監視されることにはなりそうだけど、忍術というこの世界の未知の力に触れることもできるんだ、悪い話ではない。
というか、条件付きで実質自由にしてもよいというコチラへの最大の譲歩だ、受けなきゃ失礼も甚だしいだろう。
返答はきまっていた。
「……ではお言葉に甘えさせてください」
こうして俺は、子供の体のまま元の世界に戻るための手がかりを求めてこの世界で忍術学校に通うことになった。
ぼちぼちはじまってしまった……。
どれくらいの頻度で投稿できるかわからない。
ノリで始めたのでいつまでやるかもわからない。
そしてこの物語がどこに向かうのかも誰もわからない。
独自設定つき本作品のいろんなこと解説コーナー
【空間魔法:テレポ】
一度行ったことのある町とか村に行けるすごく便利な魔法。
中盤とかで覚えたりするけど最近は最初から覚えてたりする。
戦闘で使うと敵を消したりできる作品もあったっけ。あったよね。
この作品は主人公が元の世界に帰ることを目標としているため、空間魔法は殆ど出てきません。主人公の世界では発達してないよ、ご都合主義万歳。にんにん。
【加速魔法:ヘイスト】
ゲームではキャラの次の行動までの間隔を短くする。
これだけで手数が増えるので飛躍的にダメージが増加したり、窮地にすぐ行動できたりともはや実質攻撃魔法。
この作品では肉体の性能を一時的に上昇させる速度上昇バフ。
速度が上がれば攻撃力も多少は上がる。システムとかないし数値化もしない世界だからねそれくらいはね。
また、同時に脳の処理性能も上げることで反射神経や動体視力なども上がった速度に対応できるようになる。
無論、体にかかる負荷は軽減されないので魔力をこめて強化しすぎると体が反動でぼろぼろになるため多様は禁物。
【解析魔法:ライブラ】
どんなRPGでもよくある、敵の弱点を看破する魔法。
相手の最大HPとか弱点とか盗めるアイテムとか表示されたりするよね。
初見攻略時は割とかけたりする。ペラペラなマ〇オの仲間にものしりってやつがあったけど、ああいう一言コメントが見れちゃうのってついつい全部みたくなる。
この作品では世界に浸透している万物の情報を引き出す魔法になっている。
指定した対象が思う自分自身の弱点を魔法行使者は知ることが出来るが、実力差が少しでもある相手の情報は抵抗されてしまい、その世界の誰かが認識している一般的な情報しか引き出せない。また、対象に選んだ相手以外誰も知りえないような情報も全く引き出せない。補助魔法のため敵意感知に引っかからないが、感知能力の高い相手には何かされたことだけはバレる。