『虚数空間よりストームボーダー、浮上します』
船内にアナウンスが流れた。
遂にカルデアは、最後の異聞帯に侵入した。
「やはり、キリシュタリアくんが言っていたようにこの異聞帯は、魔力が全く感知できない。」
ロリンチちゃんに「これからどうします?」と聞こうとした時、
「『見つけたぞ』」
轟音と共に船が揺れた。
「これは砲撃?何処からだ!」
キャプテン・ネモは、管制員達に周囲の状況を探らせた。
「わかりました。ストームボーダーの周囲に結晶なような物が浮かんでいます!それから今もなお砲撃が……ウワァッ!」
船が大きく揺れた。
その後、聞こえる轟音、轟音、そして船体が軋む音。
「緊急潜水、砲撃を避けろォォォーーーッ!」
海に潜った所、轟音は止んだ。
カンタベリー聖教国内
首都中枢
次元間相転移式核融合炉・
「ふん。奴等はアレでは墜ちんか。」
ストームボーダーが浮上してきた場所よりさらに離れた場所からカルデアの者達を観測及び攻撃していた
「想定したより、アレの強度が高かったようだね。」
「私としてはアレを破壊しなかっただけでも良かったと思うけどね。何せアレは研究対象として今からでも鹵獲したいくらいですものね。」
「それで、グレンとアラタは?」
「アラタは研究所に行ってる。グレンは……またいつもの。」
イザナは、他の二人が何処にいるかを聞いたが分かったのは、アラタだけだった。
というか、
「またアレか。」
「そうアレ。まぁ、ベルグシュラインを連れ出しているから大丈夫だとは思うけど。」
何時ものリーダーの気紛れに、ずっと付き合っている彼等は呆れ果てていた。
彼女はふと思い出し、
「そうだ。あの小娘の行方はどうなっている。」
「わからない。まだあの謎のサーヴァントと逃亡中。」
「ああ、あの
神祖達は愚かにも自分達に反逆を行った女に対して溢す。これは初めてではない。長く統治するに当たって割りと良く出るので彼らも、ああまたか。と呆れていた。
「母胎として小娘は、優れていたのにこうもままならんとな。しかし、藤丸立香とマシュ・キリエライトか………ジュルッ」