場面がコロコロと変わるので読みにくいとは思いますが、ご了承ください。
ちなみに、一応同時進行です。
「さあ、そろそろ戦況を変えよかのぉ。」
影鬼は不気味な笑いを浮かべ、両手に魔力を溜める。
十分溜まったところで、一気に放出した。
放出された魔力は、黒い尾を引きながら四方向に飛んで行った。
「何をしたの?」
「幻想郷の各地に我が手下を放った。どうする、駆けつけなくてもよいのか?」
「その必要はないわ。私たち以外にも実力者は山ほどいる。私たちをなめないで。」
~人間の里~
「ふぅ、助かりました。」
神子さんたちが駆けつけてくれたことで、欧我さんの分身を倒すことができました。
かなり厳しい戦いでしたけど、ムラサも星も必死に戦ってくれましたね。
これで、里に訪れた危機も…。
「キャアアア!!」
突然響いた悲鳴にハッとして悲鳴が聞こえた方を向いた。
そこには、数えきれないほどの黒い人影が里の人々を襲っていた。
「あいつら…。」
「屠自古さん、もしかしてあれが…。」
「そう、影鬼の手下とかいうやつだ。」
それが本当なら、今この場にいる人で戦えるのは屠自古さんだけ。
私たちの攻撃は、一切効果が無い。
「屠自古、戦えますか?」
神子さんの言葉に、屠自古さんはにっと笑って答えた。
「我にお任せを!」
「屠自古のやつ、我のセリフをー!」
布都さんの悔しそうな言葉を尻目に、屠自古さんは大軍の中へと飛び込んでいった。
~迷いの竹林~
「お師匠様!あいつらが来ましたー!!」
ウドンゲが慌てて部屋の中に飛び込んできた。
その様子を見るに、きっとあいつらが現れたのだろう。
まさかこの竹林にまで現れるなんて。
欧我の話によれば、この手下にはエレメントという特別な能力を扱える者の攻撃しか効かないという。
この竹林には、エレメントを扱う人物がいる。
「ウドンゲ、妹紅は?」
「今戦っています!永遠亭のすぐ近くです!」
そう、戦ってくれているのね。
だったら、私も参戦しよう。私にも護りたい者がいる。
久しぶりに、暴れましょう。
「ウドンゲ、妹紅のいる場所に案内しなさい!」
~山の麓~
「こちらです!」
椛の後についてまっすぐ空を飛んで行く。
欧我は必死に洗脳と戦っている。私たちは、ただ欧我を信じて持ちこたえるしかない。
欧我の話では、影鬼という魔法使いはものすごく強大な魔力を持っているらしい。
そんなやつが幻想郷に戦いを挑んだ。私たちは、絶対にこの地を守り抜く!
「っ!?」
椛がいきなり立ち止まった。
驚いた表情を浮かべ、じっと一点を見つめている。
椛の千里眼はいったい何を捉えたんだ?
「椛、どうしたの?」
「実は…。たくさんの人影が現れました!」
なんだって!?
「むー、こんな時に手下が現れるなんて。」
にとりが苦々しくつぶやいた。
そうだとしたら、手下に攻撃が通用するのはにとりだけ。
私たちがいかなる攻撃を行っても、それらは効果が無い。
でも、流石ににとりだけじゃあ太刀打ちできるのだろうか。
こうなったら…。
「早苗、諏訪子。お前たちは椛と共にさきに行け。ここは、私とにとりでやる。」
「神奈子!?無茶だよ!」
「大丈夫だ。それよりもお前らは速く駆けつけてやれ。」
心配をかけないように、笑顔でそう言った。
「…分かりました。諏訪子様、椛、行きましょう!」
「悪いな。」
「絶対に駆けつけてよね。」
私たちに手を振り、3人は駆け出した。
私の隣に立つにとりは、やる気満々のようだ。
「さあ、行きましょうか。」
「うん!」
~天界~
「あーもう!」
なんでここまでやってくるの!?
こいつら地上にしか現れなかったのに、何でいきなり天界に現れたの?
とにかく戦える以上私がやらないと!!
「総領娘様!」
「依玖!どうしてここに!?」
いつの間にか私の隣に依玖の姿があった。
「総領娘様だけでは危険すぎます!ここは私も…。」
「ダメよ!私の攻撃しか効かないの!それよりもみんなの避難をお願い!」
「…分かりました。」
依玖は悔しそうな表情を浮かべると、踵を返して駆け出した。
さあ、ここに攻めてきたことを後悔するがいいさ!
周りの建物への被害を最小限にしないと…。
地割れを起こし、手下を地面の下へと叩き落とす。
これで手下の大部分は一気に消滅した。あと少し、がんばるわよ!
「あら、結構やるわね。」
「ゆ、紫!?」
どうしてここに!?
「あら、せっかく駆けつけてあげたというのに。ちょっとショックかな。」
この妖怪は今冬眠しているんじゃなかったの?
…でも、駆けつけてくれたことは正直嬉しい。
「さあ、2人の能力を合わせましょう。」
「ええ!」
紫が手下の周りにたくさんのスキマを広げ、私がスキマの中へ大地を針山のように隆起させる。
すると、手下の周りのスキマから鋭く尖った大地が次々と現れ、手下たちに襲いかかった。
「「地界『幻想グラウンドエッジ』!!」」
~山の麓~
「そこだ!」
にとりの活躍で、手下の数も徐々に減ってきた。
背後から襲いかかる手下に弾幕をぶつけ、にとりの攻撃をサポートする。
それにしても、私のサポートを必要としないにとりの戦いぶりを見て、嬉しさと悔しさを感じる。
まあいい、そろそろ止めと行くか。
「にとり、一緒に行くぞ!」
「うん!」
上空から大量のオンバシラを降らせ、にとりがそれに水を纏わせる。
水を纏ったオンバシラはまるで滝のように手下に降り注いだ。
「「水祭『大瀑布御柱神事』!!」」
~迷いの竹林~
間髪入れずに矢を放ち続け、妹紅の戦いをサポートする。
私の矢で手下を倒すことはできないが、矢を受けた人影は一瞬怯み、そこを逃すことなく妹紅が炎を放つ。
このままいけば、迷いの竹林に現れた手下を全滅させることができるのかもしれない。
以前作ってみて、いまいち使い所が分からない薬があった。
薬としては失敗作だが、燃えやすいという性質を使えば…。
その薬が入った瓶を取り出し、数本の矢に染み込ませる。
「妹紅!矢を燃やして!」
「矢を!?…そう言うことか。」
私が放った矢を、妹紅は炎を放出して燃え上がらせる。
すると矢が纏った炎が形を変え、巨大な翼を広げた。この姿は、まさしく不死鳥。
「「蓬莱『不死鳥の破魔矢-フェニックスアロー-』!!」」
~人間の里~
上空から、屠自古さんの戦いを見守る。
屠自古さんが放つ雷は次々と人影の体を貫き、消滅させていく。
「おろかものめが!」
指先から雷を放ち、次々と手下を消滅させていく。
その背後から手下が迫る。しかも屠自古さんは気づいていない!
「危ない!」
気付いたら体が動いていた。
能力で瞬発力とスピードを上げ、背後から襲いかかる手下を殴り飛ばした。
「白蓮!?」
「ここからは私も行きます!」
「ああ、助かる!」
屠自古さんは一瞬驚いたような顔をしたが、笑顔でそう言ってくれた。
数は5分の1ほどに減った。でも、屠自古さんは今までの戦いでかなり疲労がたまっている。次は、私の番です!
「屠自古さん、私に雷を纏わせてください!」
「そんなことをしたら白蓮が!」
「大丈夫です!それに、私も戦わせてください。」
「…ああ、分かった。行くぞ!」
能力で雷に対する耐久を上げる。その直後、身体に強力な雷が流れ込んできた。
身体を襲う電撃を拒絶することなく受け入れ、神経系や筋組織を刺激して爆発的な瞬発力を生む。
「いきますよ!」
雷を纏った体で手下の大群に飛び込んだ。
「「聖雷『迅雷強襲乱舞』!!」」
影鬼が放った手下は、彼女たちの活躍によってあっという間に全滅した。
やってみたかった、五大老とエレメントを持つ4人との合体スペカをやってみました。
もっとかっこいい技や名前が思いつかなかったのは俺の実力不足です。ごめんなさい。
…え?幽々子さんはどうしたのかって?
・・・ごめんなさい←