幻想郷文写帳   作:戌眞呂☆

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第3章 欧我の歓迎パーティ
第19話 宴会開始!


 

「遅いですねぇ。」

 

 

魔理沙さんから欧我の歓迎パーティのお誘いが来たのはうれしくて、思わず山のみんなを誘ったのはいいのですが…。

 

はたてさんや守矢神社のみなさんが来られないのはちょっと残念です。

 

 

 

それにしても、遅いです。

紅魔館で何かあったのでしょうか?

まさかレミリアさんに…。

 

そうならないでほしいのですが。

 

 

 

ドーン!!

 

 

「あやややや!?」

 

 

博麗神社中に、何かが地面に激突する音が響く。

 

一体何があったというのでしょうか?

鳥居の方ですね。行ってみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いててて…」

 

 

ああ、やっちゃった。

スピードを出しすぎて地面にぶつかっちゃった。

幸い怪我や骨折は無くて済んだけど、やっぱり慌てると良くないな…。

 

それよりも、間に合ったかな…。

 

 

欧我が立ち上がると、すぐ近くにいる水色髪の少女と目があった。

 

 

「ん?」

 

 

「げげ、人間!?」

 

 

その少女はそう叫ぶとどこかへといなくなった。

 

 

「あ、え?」

 

 

そのあまりにも突然で意外な言動を見てあっけにとられていると、「人間」というワードに反応したのか、一人の金髪の少女が近づいてきた。

 

 

「ねー、あなたって食べれる人類?」

 

 

「へ?いや、食べちゃダメ!」

 

 

いきなり何言いだすんだ?この子。

 

あ、この子は妖怪か。

妖怪は人間を食べることがある。

だから、これは普通の事なんだ。

 

…いやいや、納得するなよ俺!

 

 

「そーなのかー。」

 

 

その少女は俺の返事を聞くと両手を水平に広げてそう言った。

 

 

「そ、そーなのだー。」

 

 

その少女につられ、俺もその動きを真似て両手を広げる。

 

がぶっ!!

 

 

「いっ!?」

 

 

その一瞬の隙を突かれ、左前腕部に噛みつかれた。

 

 

「欧我~!」

 

 

「ん?うわっ」

 

 

そんな俺に向かって、いきなり霊夢さんが両手を広げて飛んできた。

 

文さんのスピードを真似て反射的に避けたため、抱きつき損ねた霊夢さんは鳥居の向こうへと飛んで行った。

すれ違う瞬間、ぷーんと酒のにおいがした。

もう酔っぱらっているのかよ。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

もうほんと、色々と…。

 

 

「それよりも、放してください。痛いです。」

 

 

「ん~」

 

 

お構いなしに噛み続ける少女。

力ずくで離そうとしたが、その少女の幸せそうな満面の笑みによってその気は薄れてしまった。

 

もー、どうしよう。

 

 

「もぉ~遅いわよ!待ってたんだからぁ!」

 

 

「うわっ!?」

 

 

鳥居の向こうへ消えたはずなのに、いつの間にか霊夢さんに抱き着かれている。

 

一体この人はどうなっているんだ?

 

 

 

「あー。欧我ぁ!」

 

 

「文さん!遅くなりました!」

 

 

そんな3人のもとに、文さんが走って近づいてきた。

 

 

「無事でしたか!心配しましたよ。さぁ、みんなが待っています。こっちに来てください。」

 

 

「はい、わかりました!」

 

 

腕から少女をぶら下げ、抱きつく霊夢さんを半ば引きずる形で、宴会の会場へと案内される。

 

そこには、想像以上の人数が集まってくれていた。

 

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