幻想郷文写帳   作:戌眞呂☆

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到着、守矢神社

 

2人の前に現れた少女。

金髪のショートボブに白と青を基調とした服装で、目玉が2つ付いた不思議な帽子をかぶっている。

うわ、今瞬きした!?

 

 

欧我

「俺は写真屋の葉月欧我。」

 

 

小傘

「私は助手の多々良小傘よ。あなたは?」

 

 

「私は洩矢諏訪子(もりや すわこ)。よろしくね!」

 

 

洩矢諏訪子…。

うーん、どこかで聞いたことあるような名前だ。

どこだったっけ…?

 

ま、いいや。

 

 

欧我

「よろしくね。じゃあ、どうぞ。」

 

 

欧我は残っている最後の一つを諏訪子ちゃんに差し出す。

 

 

諏訪子

「わーい!いただきまーす!」

 

 

それを受け取ると、笑顔でかぶりつく。

頬張った瞬間、目を見開いた。

 

 

諏訪子

「これおいしい!シンプルなおにぎりなのにしっかりと味がついていて。しかもちょうどいい感じの加減で!欧我って料理上手いんだね!」

 

 

欧我

「え、いやぁ、それほどでも…。」

 

 

そこまで言われちゃうと、なんかものすごく照れるのだけど。

本当に、俺には料理の才能があるのだろうか。

 

今思い返してみても、おにぎりを作っているときはほぼ無意識だったような…。

これもまた自分の知らない記憶から導き出された行動なのだろうか。

 

 

諏訪子

「そういえば、君たちはどこへ行くの?」

 

 

小傘

「守矢神社よ。私たちは写真撮影の依頼を受けて神社に向かっているの。」

 

 

諏訪子

「そっか。じゃあ早苗が言っていた写真屋はあなた達だったんだね?」

 

 

欧我

「え?早苗さんと知り合いなんですか?」

 

 

諏訪子

「うーん、知り合いっていうか、一緒に住んでいるし、私の子孫だし。」

 

 

欧我・小傘

「「子孫!?」」

 

 

マジで!?

半端ねぇな、幻想郷…。

 

 

諏訪子

「あ、早苗にはこの事内緒ね?絶対。」

 

 

子孫だとしたら、諏訪子ちゃんは何歳なんだ?

こんな子供っぽい見た目なのに。

 

ちゃんじゃなくて、さんかな?

・・・まあいいや、ちゃんで。

 

 

諏訪子

「よし、食べ終わったし、守矢神社に行きましょう!」

 

 

欧我

「あ、その前にお願いが。」

 

 

諏訪子

「ん?なんだい?」

 

 

欧我

「諏訪子ちゃんの笑顔の写真を撮らせてください。小傘ちゃんの練習も兼ねて。」

 

 

諏訪子

「うん、いいよ。かわいく撮ってね!」

 

 

欧我

「かしこまりました。じゃあ小傘ちゃん、行きますよ。」

 

 

小傘

「わかりました!」

 

 

2人はカメラを構えると、諏訪子ちゃんの笑顔を写真に収めた。

 

その後諏訪子ちゃんが様々なポーズをとってくれたので、つい何枚も撮ってしまった。

小傘ちゃんとのツーショットもある。

 

 

 

 

 

 

その後、3人で談笑しながら山を登りつづけ、ようやく守矢神社に到着した。

宴会開始まであと15分。何とか間に合ったようだ。

 

 

欧我

「やっと…着いた。」

 

 

2人のペースが速く、ついて行くのがやっとだった欧我。

疲労もたまり、肩で息をしていた。

 

やっぱり、飛んで行けばよかったのかな?

もう登山なんてするものか。

 

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