いつもと違う。
小傘
「皆さん、うらめしやー!!」おどろけー!
欧我
「違う違う、こんにちはでしょ?」
小傘
「あ…」
欧我
「はぁ~。もう一回行くよ。」
Take2...
小傘
「皆さんこんにちは!多々良小傘でーす!」
欧我
「どうも、付添いの葉月欧我で…ん?付添い?しかもこのカンペ…」
小傘
「細かいことは言わないの。だって欧我この前の宴会の時、文さんとの弾幕ごっこの途中で気を失って落ちてきたでしょ?あの時私がどれだけ心配したか分かっているの?」
欧我
「うん、ごめん。…え、今名前で呼んだ?」
小傘
「今日だけね。とにかく、心配させた罰として今日1日は私に付き添ってもらいます!」
欧我
「えー。ホントはこの後文さんと取材の打ち合わせがあったのに。」
小傘
「大丈夫よ、事情を説明したら快く譲ってくれたわ。」
欧我
「そうなんだ…。」
文さん、重要なことだって言ってたけど、本当に大丈夫なのかな?
まあでも、小傘ちゃんを心配させたのは事実だし、仕方ないか。
付き添いなりに楽しもう。
小傘
「さあ、今日は私の行きたいところをどんどんまわっていくよー!さあ、さっそく行きましょう!!」
欧我
「おー!!」
~霧の湖~
小傘
「わぁ、大きい!」
欧我
「ここ、霧の湖は妖怪の山の麓に広がる広大な湖。この湖に流れ込む川は妖怪の山から流れており、たまに河童が流されてくるそうです。見てみたいなぁ、河童の川流れ。」
小傘
「さっきから1人で何言ってるの?」
欧我
「ああ、説明が必要かなと思って。えっと、この湖は名前の通り、昼間になると濃い霧がかかります。なぜ昼間だけなのかはわからないけれどね。それと、ここには多くの妖精や妖怪が集まりやすいそうですね。」
小傘
「へぇ~、そうなんだ。あれ、メモはどうしたの?」
欧我
「ああ、あの時神様から「勉強していても、忘れていては意味ないねー。」って言われちゃって。だから、覚えた。」
このような会話をしながら湖の周りを二人並んで歩いていると、小傘ちゃんが何かを見つけたようだ。
ある1点を指さし、その指さした方へと走っていった。
一体何を見つけたのか。
欧我のいる位置からは、無数の大きな岩が立ち並んでいるところしか見えない。
ん?
何かが動いた。
行ってみよう!
その岩に近づくにつれ、だんだんと歌声が聞こえてきた。
一体だれが歌っているのだろうか。
歌に夢中で、俺たちが近づいていることに気付いていないようだ。
聞いたことない声だから、チルノちゃんや大ちゃんじゃないし。
ん?
まさか、小傘ちゃんやる気か?
わぁ、傘を構えちゃっている。これは絶対やるな。
小傘
「うらめしやぁ~!」
「きゃああああああああ!!」
見事に決まっちゃった。