思った通りだ。
地上から放たれる光を目印に飛んできたら、案の定あの3人組がいた。
1人には気づかれたけど、まあ仕方ない。
この子の能力は『動く物の気配を探る程度の能力』だからな。
「ねぇ、どうしたの?スター。」
白い帽子をかぶった妖精が青いリボンをつけた妖精に尋ねる。
今がチャンスだな。
欧我
「うらめしやぁ!!」
「「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
大成功!!
欧我
「へへっ。びっくりした?ルナちゃんにサニーちゃん。スターちゃんには、やっぱり気づかれたか。」
スター
「そうね、欧我さん。」
サニー
「え、欧我さん!?そっか、だから気づかれたわけね。」
ルナ
「だから相手を確認してからいたずらしようと言ってるじゃないの。」
3人のいたずらは手が込んでいてすごいけど、何かしらが欠けているんだよな。
そんな3人の後ろに音もなく着地する小傘ちゃん。
お、やる気だな。
今はちょうどスターちゃんも能力を使っていないのか全く気付いていない。
小傘
「おどろけー!!」
サニー・ルナ・スター
「「「いやぁぁぁぁぁぁ!?」」」
秘儀・二段驚かし、大成功!!
この子たちは光の三妖精と呼ばれ、いろんなところでいたずらを行っている。
今は博麗神社の裏にある大木を住処とし、よく霊夢さんにいたずらしては返り討ちにあっているそうだ。
3人が落ち着いたところで、小傘ちゃんの紹介を始める。
小傘
「私は多々良小傘よ。欧我の助手をやっているの。」
サニー
「そうなんだ、よろしくね!」
スター
「それにしても小傘さん驚かすの上手いね。」
小傘
「えへへへ。特技ですから!」
小傘ちゃんも3人と馴染むことができたようだ。
笑顔で話し合い、笑い声をあげている。
欧我はその様子を写真に収めた。
見ていて、なんか微笑ましいからだ。
その後三妖精の写真を撮り終えると、欧我と小傘を入れた5人で鬼ごっこやかくれんぼをして遊んだ。
かくれんぼではサニーちゃんの能力のせいで見つけることができず、スターちゃんが鬼になることでようやく見つけることができた。
小傘ちゃんは大きな傘のせいで毎回一番に見つかっちゃったが。
鬼ごっこでは天狗のスピードを持つ欧我を捕まえることができず、1対4でも敵わなかった。ルナちゃんは躓いて転んでばっかりだったけど。
遊びに夢中になっていると、気付いたら日が傾いてきた。
もうすでに太陽が半分ほど地平線に隠れている。
途中でスターちゃんが何もない場所を凝視していることが何度もあったからちょっと怖かったけど。
欧我
「じゃあ俺たちはもうそろそろ帰るよ。」
ルナ
「うん、また遊ぼうよ!」
小傘
「そうね、次も驚かしてあげるわ。」
サニー
「もう驚かさないで。本当に怖かったから。」
スター
「じゃあまたね。今度は霊夢さんも入れて遊びましょう!」
霊夢さん、一緒に遊んでくれるのかな?
その可能性は薄いと思うが。
3妖精に別れを告げ、上空へと飛びあがる欧我と小傘。
小傘
「今日は思いっきり遊んだわね。疲れちゃった。」
欧我
「そうだね。で、このまま帰る?もう一つ行きたい場所があったよね?」
小傘
「うん、もういいの。それよりも早く帰って寝たい。」
そう言うと小傘ちゃんは大きな欠伸をする。
それを見て、欧我も欠伸をした。
欠伸がうつっちゃった。
2人で並び、まっすぐ妖怪の山を目指し帰路に着いた。