「あら、欧我じゃない。貴方も異変に加担していたのね。」
欧我
「やっぱり異変解決に来ましたか、霊夢さんに魔理沙さん。しかし、まさかあなたまで来るとは思いませんでしたよ。」
そして3人目の侵入者の方を向いた。
欧我
「幽香さん。そんなに睨まないで、笑顔を見せてほしいものですね。」
以前大図書館で異変についてまとめた時に、すべての異変を解決してきたとして記述に載っている名前。それが「博麗霊夢」と「霧雨魔理沙」だ。
だから、今回の異変の解決に動くのはこの2人だとすぐわかった。
しかし、まさか幽香さんも来るなんて。
1人を好むはずのあなたがなぜ?
幽香
「悪いけど、今は笑顔でいるわけにはいかないの。2週間も日光が遮られて、私が育てた花が枯れているのよ。」
欧我
「そうですか…。」
欧我は脳裏に幽香さんの花畑できれいに咲く花々を思い浮かべる。
綺麗に咲く向日葵などの花は、生きていくためには日光が必要だ。
しかし、分厚い雲に覆われた結果日光が遮られ、光合成ができない。
霊夢
「それにしても、なぜ欧我がここにいるの?あなたは天狗じゃないでしょ?」
魔理沙
「そうだぜ。今まで邪魔してきたのは天狗どもだったぜ。」
欧我
「それはですね…。文さんに頼まれたからですよ。」
霊夢
「文に…?」
欧我
「そうです。」
さっきのことを思い出す。
滝の上で、文さんから聞かされた計画の全容とお願い。
文
「この場所で、戦ってください。計画を成功させるために、誰も通さないように。」
この時の文さんの表情が忘れることができない。
あんな顔を見るのは初めてだった。
だから、俺は文さんのために戦い抜くと誓った。
霊夢
「ふーん、まあいいわ。私たちの邪魔をしたいのなら、あんたを倒して先に進むだけよ。」
魔理沙
「つまり、欧我が4面ボスということだな!」
4面…?
幽香
「まあ、早く日光を取り戻さないとね。ここは私が行くわ。2人は先に行きなさい。」
魔理沙
「おう、たのんだぜ!」
幽香さんの言葉を聞き、魔理沙さんはほうきのスピードを上げた。
欧我は写真からロープ状の光弾を飛ばし、ほうきごと魔理沙さんの体を縛り上げる。
欧我
「言いましたよね?…あ、言ってないか。じゃあ今言う。誰一人、ここを通しません!」
魔理沙
「くそ、ほどけねぇのか!?」
魔理沙さんはロープから逃れようと体をくねらせるが、逃れられるはずはない。
このロープは頑丈なんだ。
霊夢
「はぁ、仕方ないわね。ここは3人で行きましょう。魔理沙、戻ってきなさい。」
欧我
「1対3ですか、かなり分が悪いですね。では、4対3で行きましょう。禁忌『フォーオブアカインド』!!」
~山頂~
唸りを上げる巨大な機械のそば、そこに文と椛の姿があった。
椛
「あ!」
椛の千里眼が何かをとらえた。
文
「どうしました?」
椛
「欧我さんが霊夢さんたちと戦闘に入りました。」
椛の言葉を聞き、滝のある方向を見る文。
しかし、文の目では欧我の姿をとらえることができなかった。
文
(欧我…絶対に死なないで。)