幻想郷文写帳   作:戌眞呂☆

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苦戦

 

個々の弾幕攻撃をやめ、1か所に集まる3人の欧我。

 

 

魔理沙

「おい、もう終わりなのか?」

 

 

魔理沙の問いかけに、欧我は不敵な笑みを浮かべる。

 

 

欧我

「はい、第1ステージはね。では、第2ステージに行きましょう。」

 

 

そして2枚の写真を取り出した。

そこに写っていたのは2種類の弾幕だった。

 

紅魔館での初めての弾幕ごっこの時に撮ったレミリアさんのスペルカード、紅符「スカーレットマイスタ」。

そしてもう一枚はフランちゃんとの弾幕ごっこの時にかろうじて撮れたスペルカード、禁忌「恋の迷路」だ。

 

 

これを、欧我のスペルカード、写符「封印解放」で同時に放つ。

 

 

欧我

「紅符『スカーレットラビリンス』!!」

 

 

欧我を中心に同心円状に広がる弾幕の壁、そして大小の紅い光弾が大量にばらまかれた。

 

霊夢たち3人は弾幕の隙間を見つけようと壁の周りを飛び回る。

しかし、赤い光弾が自由に動くことを許さない。

隙間を見つけても、そこを狙ったかのように赤い光弾が迫ってくる。

 

 

魔理沙

(くそ、フランの弾幕だけでさえややこしいのに、そこにレミリアも加わるとは!成長したじゃねぇか、欧我。なら、私も本気を出すしかないか。)

 

 

魔理沙は八卦炉をほうきの穂先に付け、柄の部分に立つ。

八卦炉から魔力を放出すると、ものすごいスピードでほうきが走り出した。

 

 

欧我

「わぁ、すごいスピードだ。どっちが速いか比べてみるか。」

 

 

技の維持を1人の欧我に任せ、もう1人の欧我は魔理沙のいる場所へと向かう。

 

写真を取り出すと、魔理沙めがけて弾幕を放出した。

魔理沙も自身の周りに5色の星をまとわせ、そこから大量の星形光弾を放った。

 

ラビリンスの中、お互いに高速で飛び回り、弾幕を打ち合う2人。

 

 

 

一方そのころ…

 

 

幽香

(ふん、やるじゃない。ますます興味深いわ。)

 

 

飛んでくる弾幕を傘で防ぎながら中心を目指す幽香。

 

そんな幽香に迫る分身体の欧我。

 

 

欧我

(チャージ完了。行くぜ幽香さん!)

 

 

欧我

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

 

幽香

「!?」

 

 

幽香の目の前に現れ、ほぼゼロ距離でマスタースパークを放つ欧我。

欧我から放たれた極太のレーザー光線は、瞬く間に幽香を呑み込んだ。

 

 

霊夢

「幽香!?」

 

 

マスタースパークはだんだんと収縮していき、そして消えた。

幽香さんは傘でガードできていたが、レーザー光線の威力が高く、傘はボロボロになって穴が開いていた。

 

 

欧我

「…っ!?」ぞくっ

 

 

傘に開いた穴から一瞬見えた幽香の目。

その目は、威圧と殺気に満ち溢れていた。

 

あのとき、花畑で感じたものよりも、もっと強烈で深い…。

 

 

幽香は手の平を欧我に向けると、そこから強力なレーザーを放った。

 

 

欧我

「なにっ!?」

 

 

そのレーザーは分身体の欧我、そしてラビリンスの維持をしていた欧我をも巻き込んだ。

 

 

レーザーがやんだとき、2体の分身は消えてなくなっていた。

 

レミリアさんとフランちゃんのスペルカードを取り込んだ写真とともに…。

 

 

魔理沙

「よそ見してるんじゃねぇ!!」

 

 

欧我

「しまっ!?」

 

 

幽香のレーザーに気を取られている隙を突かれ、魔理沙からの弾幕を食らってしまった。

 

フォーオブアカインドのうち、3人の分身がやられた。

 

 

これでまた1対3になってしまった。

 

 

欧我

「はぁ…はぁ…。」

 

 

あの時よりは大技を控え、体力を温存してきたが、魔理沙の弾幕を食らってしまった分ダメージは大きかった。

服がぼろぼろになり、出血しているところもある。

 

身体が、思うように動かなくなってきた。

 

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