幻想郷文写帳   作:戌眞呂☆

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敗北

 

魔理沙

「本家の力を見せてやるぜ!恋符『マスタースパーク』!!」

 

 

スペルカードを発動し、魔理沙は八卦炉から強力なレーザーを放つ。

それは、以前博麗神社で見せてくれた時よりも強力だった。

 

俺はもうマスタースパークを放ってしまった。

そもそも、俺の真似た能力じゃかき消されてしまうだろう。

 

だったら、ここはオリジナルで行こう!

 

 

欧我

「小傘ちゃん、離れて!」

 

 

欧我は目の前にボールとテレビの写真を重ね合わせる。

球体、立方体の光弾を出す写真を重ねた。

 

二つの形が組み合わさると…。

 

 

欧我

「スペルカード、写符『カーラームブラスト』!!」

 

 

2枚を重ねた写真から、強力な円柱状のレーザーが飛び出した。

カーラーム=column 円柱という意味だ。

 

写真を重ねることで、2つの形を組み合わせた形の光弾を出せる。

 

 

円柱状のレーザーはマスタースパークと衝突し、一進一退の攻防を繰り広げる。

 

そんな魔理沙目がけ、小傘ちゃんが弾幕を放つ。

 

 

小傘

「傘符『パラソルスターシンフォニー』!おどろけー!!」

 

 

霊夢

「別に驚かないわ。」

 

 

魔理沙に迫る傘を、ばらまいた札の弾幕で破壊していく霊夢。

 

さらに、札が小傘ちゃん目がけて飛んできた。

 

 

小傘

「なんの!傘符『一本足ピッチャー返し』!」

 

 

傘をたたみ、まるでバットのように思いっきり振る。

すると、その傘から雨粒状の弾幕が放たれ、次々に札を相殺していく。

 

小傘ちゃん、強いんだな。

 

 

幽香

「私がいることを忘れないで。」

 

 

そんな欧我に向かって弾幕を放つ。

 

欧我は今レーザーの維持で動けない。

 

 

欧我

「もちろん、忘れてなんかいませんよ。」

 

 

そう言うと立方体の光弾で弾幕を受け止めた。

防御用というだけはあり、光弾はびくともしなかった。

 

 

 

 

 

小傘ちゃんと協力しながら、霊夢たち3人に攻撃を繰り返す欧我。

 

しかし、2対3という劣勢な構図は変わらず、これまでに受けたダメージによって体力が限界に近づいた。

徐々に追い込まれる欧我と小傘。

 

 

霊夢

「もう観念したらどう?」

 

 

霊夢はそう言うと欧我に向かって手を掲げる。

 

 

欧我

「!?」

 

 

次の瞬間、欧我は立方体の結界の中にいた。

 

周りを見回しても、黒い半透明の壁があるだけで、隙間は全くない。

完全に閉じ込められてしまった!

 

 

欧我

「くっそー!これなら…」

 

 

欧我は写真を取り出して霊夢に向けた。

 

 

霊夢

「無理よ。中からは攻撃できないわ。今よ、魔理沙!」

 

 

魔理沙

「おう!」

 

 

魔理沙は八卦炉に魔力を集中していく。

 

すると、徐々に八卦炉が光りだし、輝きを増していった。

 

 

次の攻撃は、マスタースパーク以上の威力がある。

おそらく、それとは比べ物にならないほど強力な…。

 

 

小傘

「欧我には当てさせないわ!」

 

 

欧我と魔理沙の間に、小傘ちゃんが割り込んできた。

傘を構え、防御の姿勢を取る。

 

 

欧我

「無理だ!危ないぞ!」

 

 

小傘

「平気平気。私は強いから!さあ、かかってきなさい!」

 

 

その様子を見て、魔理沙は口角を上げた。

 

 

魔理沙

「いいぜ、耐えれるもんならな。魔砲『ファイナルスパーク』!!!」

 

 

魔理沙の八卦炉から、マスタースパークとは比べ物にならないほどの強力なレーザーが放たれた。

 

それはまっすぐ小傘ちゃんを狙う。

 

 

欧我

「くそっ!だから巻き込みたくなかったんだ!」

 

 

欧我は結界の中で両足に力を込め、小傘ちゃん目がけて大気を蹴る。

 

そして突撃した衝撃で小傘ちゃんを弾き飛ばした。

 

 

小傘

「うわっ!?」

 

 

その刹那、小傘ちゃんと目があった。

結界の中、笑顔で手を振る欧我。

 

その直後、欧我はレーザーに飲み込まれた。

 

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