幻想郷文写帳   作:戌眞呂☆

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鬼との遊び 小傘 vs 萃香

 

萃香

「さて、私たちはここで遊ぼうか。」

 

 

小傘

「ここで?」

 

 

そう言って連れてこられたのは家に囲まれた空き地だった。

奥の方に大きな土管が3本重なっている。

 

師匠と勇儀さんは、こことは違う別の場所へと向かったらしい。

正直、師匠と別れたら怖くなってきた。

でも、決して逃げたりはしない!

 

 

萃香

「さて、あなたはいったいどんな能力を持っているのか気になるわね。」

 

 

わぁ、萃香さんやる気だ…。

ううぅ、怖い…。

 

よし!当たって砕ける!

私も、キャラを作っていこう!

 

 

小傘

「ふふふ、わちきの能力を教えることはできないわよ。そんなに知りたければ、わちきを倒して見せなさい。」

 

 

よし、決まった!

 

 

萃香

「ほう?それはおもしろそうだね。じゃあそんなあんたにサービスで勝負方法を決めさせてあげよう。」

 

 

萃香さんはそう言うと腕を組んで目をつむった。

 

…今がチャンス!

当たっていこう!

 

気配を消して、背後に回り込む…。

 

 

萃香

「まあでも、どんな方法だって私が勝つけどね…って、あれ?」

 

 

ふふふ、わちきはここなのだ!

 

行きますわよ!

 

 

小傘

「うらめしやぁ~!!」

 

 

ドンっ!

 

 

萃香

「わっ!」イラッ…

 

 

小傘

「ん?」

 

 

萃香

「人が話しているときに…」

 

 

そう言うと萃香さんはわちきの方に腕を伸ばしてきて…

 

 

小傘

「わわわ!痛い痛い!止めて…引っ張らないで!!」

 

 

ほっぺを思いっきりつねられ、引っ張られた。

 

そんなぁ、少し驚かしただけじゃない!

 

 

萃香

「あら、あんたかわいい顔しているわね。もっと苛めたくなっちゃうわ。」

 

 

小傘

「ひぇ~ん!」

 

 

何とかあがいて、萃香さんの手を振りほどいた。

 

でも…痛い。

 

 

小傘

「うえーん!当たって砕けたぁ~!」

 

 

萃香

「あんたねぇ、実際に当たってこないでよ。意味違うし。」

 

 

小傘

「…へ?」

 

 

本当に!?

もう、こうなったら奥の手よ!

 

 

小傘

「行きなさい、傘!」

 

 

私は傘を萃香さんの方に向けた。

この傘には大きな目玉とベロンと飛び出たチャーミングな舌がある。

私が窮地に陥った時、毎回この傘が助けてくれた。

 

だから、今回も!

 

 

萃香

「へぇ、その傘に何ができるのかな?」

 

 

小傘

「そうね、あなたを負かすことくらいわけないわ。降参だと言っても許さないんだからね。」

 

 

萃香

「ふふふ、面白そうじゃないか。さあ、やってごらんよ。」

 

 

小傘

「いいわ。行くわよ!」

 

 

べろんっ!

 

 

萃香

「うわっ!?」

 

 

それ、もう一回!

 

べろんっ!

 

 

萃香

「な、なにするのよ!」

 

 

小傘

「そーれ、思いっきりくすぐってあげなさい!!」

 

 

こちょこちょこちょこちょ

 

 

萃香

「わ、や、やめて!!くすぐったい!!」

 

 

…あれ?意外と効いてる?

 

一旦止めてみた。

 

 

萃香

「な、なにするのよ!私はくすぐられるのが苦手なんだよ…」

 

 

小傘

「そーなんだ。じゃあ、もっとくすぐってあげるよぉ♪」

 

 

萃香

「ひゃー!!やめて!ギブ!ギブ!」

 

 

小傘

「あはは、許しませんよ~♪」

 

 

…あれ?

これが…さでずむ。

さでずむでも・・・いいかも。

 

 

 

勝者:多々良小傘

 

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