とあるデートの乱雑物語〈インデアライブ〉   作:タルト・タタン

20 / 20
じょんがりさん 天津 柊さん かずおさん ドン次郎さん 坂本坂本さん 悠久の時を生きる者999さん ドゥーべ44さん 
お気に入りに登録していただいてありがとうございます!
この喜びをモチベーションに変えて頑張ります!

一旦話進めるために士織sideに戻りマース!


8話 素粒子工学研究所『スクール』①

DEM模擬戦闘室〜

エレン「ん?終わりましたか士織」

 

士織「はい…本当にこの人がアデプタス3だったの?」

 

ジェシカは機械でできた腕を破損し、己を守るCR-ユニットもほとんど意味をなさないくらい叩きのめされたのだ。

 

エレン「この程度ならもはや下っ端と同じですね」

 

にゃんにゃんにゃんにゃ〜ん♪⤴︎︎︎︎︎

 

間抜けな猫のようなアナウンスが聞こえた。

 

アイク『アデプタス1、2に告ぐ直ちに素粒子工学研究所へ向かいスクールのピンセット強奪活動の支援をせよ。』

 

わんわんわんわ〜ん♪⤵︎

 

士織「…ねこ?いぬ?というかピンセットって何?」

 

エレン「おや、まだ士織はご存知なかったのですね。正式名称は「超微粒物体干渉吸着式マニピュレーター」 磁力、光波、電子などを利用して素粒子を掴み取る事ができ、故にピンセットと呼ばれるのです。

当初はクローゼットほどの大きさの金属製の箱なはずですが装置が巨大な理由は盗難防止のためらしいです。しかしもっとコンパクトにできるらしいですよ。(wiki参照)それから──」

 

士織「…いや、もういいよエレン、私には理解できない…」

 

二人は会話をしながら歩を進めていた

出口に差し掛かったところで、アイザック・ウェストコットがキャリーケースを持って壁にもたれていた。

 

アイク「やぁエレン、士織。君たちに渡しておきたい最新技術搭載の武器があるんだ。受け取ってくれるかい?」

 

エレン「最新の…一体どのような?」

 

アイザックは不敵な笑みを浮かべるとキャリーケースの手すりにあるボタンを押した。

 

士織「これは!?」

 

アイク「今回『スクール』のリーダーから提供されたこの世にない物質『未元物質(ダークマター)』利用した対能力者用顕現装置、通称『未元顕現装置(ダークライザ)』。エレンにはロンゴミアント、士織にはヴァルハリオンのそれぞれに多彩な機能を施した。」

 

エレン「ほぅ…」

 

士織「ありがとうございます、アイク!!」ニコッ

 

エレンは目を細めて差し出された装置を品定めし、士織は可愛らしい笑顔で礼を述べた。2人の装着端末にデータをアップロードし、エレンがキャリーケースを持って会社を後にする。

 

アイク「…健闘を祈るよ、2人とも」

 

 

〜素粒子工学研究所〜

 

垣根「これが『ピンセット』」ニヤリ

 

ドゴーンッ!!

 

垣根「…なんだァ?」

 

心理「恐らく『アイテム』あたりじゃないかしら、どうする?誉望くんじゃ第4位には勝てないんじゃないの?」

 

垣根「まぁ、アレだ。誉望には悪ぃがDEMの助っ人が来るまで耐えてもらうしかないな。オレの『未元物質(ダークマター)』を提供してやった訳だし、何とかあの『原子崩し(メルトダウナー)』止めてくれりゃいいんだけど。オレが相手して『ピンセット』が壊れちゃ元も子もねぇ」

 

心理「つまり、今のところDEM任せって事ね。」

 

垣根「ま、大丈夫だろ。世界最強が来てくれんだからさ…」

 

 

〜壊れかけの研究所内〜

 

フレ「アチャ〜」

 

絹旗「超派手に殺りましたね。」

 

大爆発の犯人『麦野沈利』が手に持っているシャンプーハットのようなヘッドギアにフレンダが気がつく

 

フレ「そのヘッドギア正規メンバーでしょー?捕まえて『スクール』の情報吐かせりゃ良かったのに…」

 

麦野が手に持ったヘッドギアを指さしてフレンダが指摘するも、殺した本人はつまらなさそうに悪びれる様子もなくクルクルとヘッドギアを腕で回しながら

 

麦野「こいつ能力で姿消したりして地味に面倒だったのよね。イラッと来たからついね☆悪い、悪い」

 

 

垣根「おうおう、誉望のヤツDEMのヤツらが来る前にお陀仏か?ま、誰が何人死のうがオレには関係ねぇが、オレの邪魔するってんなら潰すぜ。」

 

呑気に会話をしていると、扉の奥から垣根帝督が姿を現した。

 

麦野「テメェは…第二位の『未元物質(ダークマター)』ッ‼︎」

 

垣根「なぁ、能力名で呼ぶんじゃねぇよ。アイツと一緒みてぇで腹立つんだよ」ピリピリ

 

気に触れたのか、垣根の周り圧が増し空気が音を立てる。

 

フレ「ちょ! アイツ第二位なんでしょ⁉︎ 勝機あるわけ⁉︎」

 

絹旗「正直超絶望的状況なのでは?麦野どうします?」

 

麦野「どうするも何も、例の『ピンセット』の回収ができれば後はズラかるだけだ! 滝壺、体晶は?」

 

滝壺「…いける」( 'ω')bグッ

 

すると、垣根は「違う違う」とヒラヒラ手を振った

 

垣根「オマエらの相手はオレ様じゃねーよ」

 

麦野「あ?何言って──」

 

ドッゴォォン!!

 

突如、麦野と垣根の間に大爆発が起きた

否、何かが落ちた

 

麦野「クソッ!なんだ!?」

 

滝壺「…能力者、でもこれは『未元物質(ダークマター)』?」

 

 

砂埃が晴れ爆煙の中心にいる人物が姿を現す。

 

???「目標地点に到達、見たところ『アイテム』というのはそっちの四人だね?」

 

巨大な剣を背中に携え青みがかった長髪がなびく。

可愛らしい幼さを残した顔とは似合わない巨大な大砲を構えた。

 

???2「4対2、『超能力者(レベル5)』までいると厄介ですが、あとの3人は問題ないでしょう。士織は『原子崩し(メルトダウナー)』の相手をお願いします。」

 

こちらも美しい顔、体格をしながらも身に纏う機械や中に浮かぶ小さな丸型の大砲が異様な空気を漂わせる。

 

士織「了解、『超能力者(レベル5)』の第4位『原子崩し(メルトダウナー)』麦野沈利、貴女を排除する、そこから動かないで。」

 

 




近日公開!

「無駄だだよ。『魔術師(ウィザード)』である私から逃げられるわけがない。」

「クソガキがッ! ブチ殺し確定だァァァ‼︎」

「ふむ、ここで殺してもかまわないのですが、『スクール』に売るのもありですね…」

「ヒッ! 命だけは…なんでも言うから、見逃して欲しいわけよ!」

第9話 『原子崩し(メルトダウナー)』 VS 『魔剣(ヴァルハリオン)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。