卒業までに会得したい100のジャンプ技   作:パナソニック

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どうも、こんにちは。
だいぶ遅くなってしまいましたが2話目になります。

相変わらずの文章ですが、良かったら暖かい目で読んでください。


ここが俺のIS学園

 

 〜4月某日〜

 

 遂にこの日がやって来た。

 そう、俺は念願のIS操縦者育成機関である、『IS学園』その学び舎のとある教室の前に立っている。

 

 「緊張するか?」

 と、隣に立っている黒いスーツを身に纏った凛々しく美しい女性が話しかけて来た。

 

 「あ、いえ。思いの外そこまではしてないですね。」

 「ほう、見掛けに寄らず肝は座っているようだな。」

 「まぁ、入学式には間に合わなかったですけど、こうやって大幅に遅れずに初日にはギリ間に合いましたからね。授業とかで遅れることは無さそうだなって思えましたから。」

 と、俺は思ったことを素直に隣の女性に伝えた。

 

 「ふ、そうか」

 あれ?今、笑われた?そんな面白いことを言ったつもりはないけどなぁ

 

 「全く、世界で2人目の男性操縦者だと言うのに、随分と落ち着いているモノだ。どこかの馬鹿者とは大違いだな。見習わせたいモノだ。」

 はて、どこかの馬鹿者とは一体誰のことだろうか。

 

 「とにかく、だ。この学園に同じ男は2人だけで、何かと不便を強いるだろうが、そこは慣れろ。」

 そこは慣れろって…コイツはシヴィー…まぁ、なんとかなる、だな。うん。

 

 「そろそろ時間だ。入ったらまず自己紹介をしてもらう。」

 「自己紹介、了解です。」

 「よし、なら来い。今日からここがお前の『IS学園』だ。」

 

 「ほう…」

 なるほど、Puls Ultra ってやつですね。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 これは、想像していた以上にキツい…

 

 俺、織斑一夏は高校入試を受験する為に会場に向かっていたのだが、何故か会場をIS学園の入試会場と間違えてしまい、これまた何故か試験に使うであろうISが格納されていた場所まで迷い込み、ちょっとした好奇心からそのISに触れてしまったが為にまさかISを起動させてしまったのである。

 そこからは、あれよあれよと言った具合で今、IS学園に入学し、この教室でまるで動物園のパンダにでもなったかのような気分で1番前の席で縮こまっているのだ。

 ただ、幸いな事にまさかIここに来て、思いも寄らない事があった。(まぁ、IS動かしている時点で思いも寄っていないのだが…。)それは、幼馴染みの箒と再会できたのだ。しかも、同じクラス。ここは、一つ幼馴染みを頼って、『help』のアイコンタクトを送ってみよう。

 

 ………そっぽを向かれてしまった。

 何故だ、箒よ。俺は一体何かしたか…?

 だがしかし、俺にはまだ最後の希望がある。どうやら、俺がISを動かしてしまったせいで、他の男でももしかしたら操縦できる者がいるかもしれないということで、全世界で男性の起動検査が実施される事になったらしく、そこでなんと、本当にもう1人の男性操縦者が見つかったらしい!しかも日本人!そして、おそらく、俺同様IS学園に入学する事になるだろうから、クラスが同じになるかは分からないけど、是非とも友達になりたいもんだ‼︎

 

 「…斑くん」

 

 いやーまさか、女ばっかりだと思ってたからホント、助かったなぁー

 

 「織斑くーん」

 

 一体、どんなやつかなー。話し易い奴だと良いなー。

 

 「織斑一夏くーん!」

 ん?と思い、下を向いていた顔を前に向けるとそこにはお山が二つあった。

 

 「って、うおぁ‼︎」

 咄嗟の出来事でつい変な声が出てしまった。周りのクラスメイト達(全員女子)もクスクス笑っている。幼馴染みこと、箒に関しては呆れた顔をしている…。

 

 「あの、ごめんね?驚かしちゃったかな?でも、今名前の順で自己紹介してて、それで、次は『お』だから、織斑くんの番なんだけど…自己紹介してくれるかな?ダメかな?」

 「だ、大丈夫ですよ!すいません気が付かなくて…。やります!」

 この今目の前にいる童顔で見事なたわわなお山を二つお持ちの女性は、このクラスの副担任で、確か名前は『山田 真耶』。上から読んでも下から読んでも『ヤマダマヤ』と非常に覚え易い。

 

 「本当ですか⁉︎絶対ですよ⁉︎」

 「は、ハイ…」

 う、そんな無邪気に喜んで、上下に動くと…。お山が地震でユッサ、ユッサ。あ、箒さんそんな目で俺を見ないで下さい。

 

 「で、では…。」

 と、俺は言いながら座っていたイスから立ち上がり、みんなの方を向く。

 「えっと…、織斑一夏です…。」

 自分の名前を発し、一息つくとクラスの女子達から『他には?』を促すような視線で見つめられている。困ったゾ。あと何を言えば良いんだ?……よし、こうなったら。

 「以上です…!」

 『ズコン‼︎』 

 

 漢らしく、終了の宣言をするとみんな盛大にずっこけた。ズコンと言いながら。

 

 『ズコン!!!』

 「でぇーーー!!!」

 そんな呑気なことを考えていたら、今度は俺の頭からズコンという音が聞こえたかと思うと、頭に猛烈な痛みがやって来た。何があったかと思い、後ろを振り向くと…。

 「お前は高校生にもなってまともな自己紹介一つロクにできんのか。」

 「げぇ、ゴリ…」

 『ズコン!!!!』

 本日2度目の鉄拳制裁が俺の頭頂部に炸裂した。

 

 「誰が、バスケ部主将だ」

 「って、千冬姉⁉︎」

 『ズコン!!!!!』

 本日3度目の(以下略)

 

 「ここでは、織斑先生と呼べ。馬鹿者。」

 オリムラセンセイ?ってどいうことだ?職業不詳で家にも全然帰って来ないと思っていたら、ここで教師をやってたってことか?あの千冬姉が?先生?ハハハ、ご冗談でしょう?

 

 「諸君。私が君達の担任を務める『織斑 千冬』だ。私の仕事は、君達若干15歳を使い物になるIS操縦士にすることだ。良いか、私に逆らっても良いが、私が言った事には『ハイ』か『イエス』で返事をしろ。」

 

 それをどっちも従えという事ではないのか?やっぱり、あの千冬姉が教師とは信じられない。軍曹とか兵長とかの方がよっぽどしっくりくる。むしろそれしか考えられない。などあり得そうな事を想像してると、突然耳をつん裂くような強烈な音が鼓膜を貫いて来た。

 

 「きゃあーーー!千冬様よーーー!」

 「本物だわーーー!」

 「私、千冬様に会いにここまで来ましたー」

 「私もーーー!」

 

 マジか…世間では千冬姉が教師ということが認知されていたのか。というかなんだこの熱狂振りは…

 

 「全く、なぜこうも毎年、毎年私のクラスにはこうも騒がしい奴が多いんだ。それとも何か、意図的に集められてるのか?」

 「キャアーーー千冬様!付け上がらないように躾してーーー!!」

 「でも、時には優しくしてーーー!!」

 

 女子校怖すぎる…。俺こんなところで3年間もやっていけるのかな…

 

 「黙れ、馬鹿者ども。」

 その一言で騒いでいた女子達は鎮まりかえった。やっぱり軍曹じゃないか…

 

 「諸君らも知っているとは思うが、先日発表があった通り世界で2人目の男性操縦者が発表された。そして、このクラスの織斑同様、この学園に入学する事になった。また、男性操縦者はまとめて同じクラスに在籍させた方が色々都合が良いとういことになり、『2人目』もこの1組に入る事になった。」

 

 おお、これはラッキーだ。この肩身の狭い思いを共有できる仲間が身近にいてくれるとは…!周りの女子達からも同じく、『ラッキー』や『付き合えたりするかなー』などという声が聞こえてくる。こういうのが女子校のノリというヤツなんだろう。

 

 「よし、なら早速呼んで、自己紹介をさせる。入れ。」

 

 プシュっという自動扉の空気が抜けるような音がしたあと、俺を含めこの場にる白い制服を着た生徒達とは真逆の黒い学ランを来た、ここにいる誰よりも背の高い男が入って来た。

 

 「えー、この度ISを起動させて、急遽この学園に入学する事になった、逢う瀬に千羽鶴って書いて『逢瀬 千羽鶴』です。身長と体重は『slam dunk』の桜木花道と同じ188cm、83kg。好きなマンガは沢山あって選べないけど、雑誌の中では『週刊少年ジャンプ』を1番愛してます。とりあえず、折角ISに乗れる事になったので、この学園で1番強くなってみようと思います。これから、よろしくデス。」

 

 めちゃくちゃそうなのが入ってキタ…

 

 

 

 




だいぶ1話から時間が経過していますが、千羽鶴くんがIS学園に入るまでのことは回想として書こうと思ってます。あと、主人公の名前は『おうせちはる』と読みます。自分の中で、オシャンでかつジャンプっぽい名前が良いなと思って付けました。あくまで自分の中で、なので。

因みに、毎話数に所々ジャンプの名言を入れていこうと思うので、良かったら探してみてください。

では、今回も読んでくださってありがとう御座いました。
次回更新もゆっくりやろうと思うので良ければまた読んで頂けたらと思います。

それではまた。
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