とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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一方通行と妹達と超電磁砲と心理掌握

「はぁ~い御坂さん☆

この前はごめんなさいね、

やっぱり御坂さんを危険力な目に

あわせるなんてどうしても出来なかったのよ」

 

「……よくもまぁ心にもないことを

そんなにもべらべらと喋れるわね……」

 

 

 

 

「本当よ、それに御坂さんの電撃が誤って

爆弾に流れて爆発したら大変じゃない☆」

 

「くっ…」

 

 

 

 

学舎の園に入るゲート前に

一方通行、御坂、ミサカ1号が食蜂を待っていた

さすがに男子禁制である中に一方通行は入れず

御坂とミサカ1号が一緒に入り

姉妹だの双子だのと噂されるのも嫌であり

さらに御坂一人で食蜂に会いに行くのはもっと嫌である

 

 

ということで食蜂に出てもらうために待っていたが

出会い頭に自分のお陰的な自慢話をされて

もうすでに御坂の怒りボルテージは満タン寸前である

 

 

 

 

「それで聞きたいって話は

そちらにいるミサカさんとの出会い力を

話せばイイのかしら??」

 

「そうよ、あんでアンタがこの子と出会ったか、

何を仕出かしたのか、そして時崎が何をしたのか

全部話してもらうわよ」

 

 

 

 

「それは構わないけど…その荷物はなんなの??」

 

 

 

 

食蜂が目にしたのは御坂が持つビニール袋

さらには一方通行も持っており

一体何をしているのかと気になった様子

 

ここで気づくべきだった

食蜂がこのビニール袋を見て

あることを知らないことに……

 

 

 

 

「えっ、アンタにも時崎から連絡あったんじゃ…」

 

 

 

 

その瞬間しまった!!!と御坂は直感した

まだ時崎が食蜂にバーベキューを話してないことを

そしてそれが自分より先に自分達に話していることを

 

 

 

どうしてか知らないが何故か食蜂は

あの時崎に恋をしているようである

 

あの人を人だと思わない食蜂が

簡単に人の心を狂わす食蜂が

記憶を都合良く書き換える悪魔的な食蜂が……

 

 

と、ちょっと言い過ぎかもしれないが

ともかくあの食蜂が他人に夢中になっている

それも異性を、恋を、時崎に夢中になっている

そんな食蜂にいま、とんでもないことを

 

 

 

 

 

「………ど、ど、ど、どうして…私には……」

 

「ちょっ、ちょっと!!!

これはあれよ!!!アンタのところには

最後にいくつもりなのよ!!!!!!」

 

 

 

 

「忘れてンじェねえのか」

 

「それが一番可能性がありますと、

ミサカはこれは面白くなってきたと

遠くからお姉様を声援します」

 

 

 

 

「余計なことをいうなぁぁ!!!!」

 

「…わす、わすれ……忘れられ……」

 

「しっかりしなさいよ食蜂!!!!!

いつも強気なくせになんでコッチ方面は

めちゃくちゃメンタルが弱いのよ!!!!!」

 

 

 

 

 

顔面蒼白なり、言葉もまともに喋れない

こんな食蜂も見たことがない

 

なんだろう、時崎が現れてから一番変わったのは

一方通行かと思ったがどうやら食蜂らしい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、紅茶でよかった??」

 

「…ありがとう、御坂さん…」

 

 

「オイ、俺にはねェのか??」

 

「ヤシの実サイダーを要求しますと、

ミサカは気の利かない姉を持つと苦労しますと言い

お姉様からジュース代を求めます」

 

 

 

「あげるからちょっと席はずしてなさい!!」

 

 

 

あのままにするわけにもいかず

近くの公園に食蜂を連れてきた

落ち着かせるために紅茶を買ってきたのだが

この二人は相変わらずの運転なようで

この場にいさせるとまた面倒くさいことになる

御坂は直ぐ様財布から1000円を

取り出しミサカに渡した

 

 

これで騒がしい二人はいなくなったが

これはこれでどう食蜂と話せばいいのか

突然分からなくなり何を言ったらいいのか……

 

 

 

 

 

「ごめんなさいね御坂さん…変なことを見せて……」

 

「それはいいんだけどまさか心理掌握のアンタが

こっちのメンタルが弱いなんてね」

 

 

 

「それは私もビックリだわあ☆

…………私自身、恋なんてすると思わなかったし

それよりもっとも「感情力」を感じたいなんて

本当にどうしちゃったのかしらね……」

 

 

 

 

アハハ……と笑う食蜂だが

やっぱりまだ落ち込んでいるようだ

ここでなにか言えればいいのだが

あいにくアドバイス出来るほど

慰めるほど言葉はうまくない

 

だから……

 

 

 

 

 

「……別にいいんじゃないの

アンタだって…女の子なんだから……」

 

「………慰めにしてもそれはないと思うんだぞお☆」

 

 

「う、うっさい!!!!」

 

 

 

改めて言われると恥ずかしくなったのか

赤くなった顔を見せないように俯いた

その様子をみてクスクスと笑った食蜂は

 

 

 

 

「……そうよね、女の子なんだから…いいわよね」

 

「……知らないわよ…」

 

 

「そんなこと言ったらダメなんだぞお☆

いつも追いかけ回している

あのツンツン頭の彼とはそういう間柄力なんでしょう」

 

「な、な、なにいってるのよアンタは!!!!」

 

 

 

まさかの切り返しに図星をつかれたためか

御坂は顔を真っ赤にしながら否定する

なんかいつも通りのやり取りが戻ってきたところで

タイミングをよく一方通行とミサカ1号が帰ってきた

 

 

 

 

 

「話は終わッたかァ」

 

「まだよ…ってジュース以外に

なにか持ってるのが見えるんだけど……」

 

 

「折角お姉様からお小遣いを貰いましたので

お菓子をと買ってきましたと、

ミサカはこれで話が盛り上がります」

 

「あっ、私ポッキーがいいわあ☆」

 

「俺は入らねェ」

 

「私はキャラメルがいいですと、

ミサカは懐かしいお菓子がどういうものかと

ワクワクドキドキしています」

 

 

 

「どんだけ自由なのよアンタらは!!!!!!」

 

 

 

 

御坂を取り残すように三人は

ベンチにお菓子を広げてお茶会を始めた

ピクピクと頬が動いている御坂をよそに

 

 

 

 

「だって余所余所しくしているよりも

楽しく話したほうがいいと思うわ

それに簡単力に話せる内容じゃないわけだし」

 

「そうですよお姉様

ここはワイワイと明るくいきましょうと、

ミサカは自分のことですが過ぎたことですので

他人事のようにキャラメルを試食します」

 

「うるせェな、面倒くさイ事考えエすぎるだよ

辛気臭い顔をしてるとなアイツが

さらに面倒くさいことを仕出かすぞ」

 

 

 

「……な、なんなのよもう~!!!!

どいつもこいつもアイツみたいにいうのよ!!!!

くそ、これだと私がおかしいみたいじゃない…

……さっさと話しなさい食蜂!!!!!!」

 

 

 

 

やけっぱちになった御坂は3人の輪の中に入った

すると暗黙の了解で3人は

置いていたジュースを手に持ち

まるで飲み会のようなテンションで

 

 

 

 

「それではいまから私、食蜂 操祈と

時崎 一さんとのラブストーリーを

おまけで妹ちゃんの話を語りたいと思います

では、かんぱ~~い!!!!!!」

 

「かんぱいですと、

ミサカはクール装いながらも

もうこのキャラメルに夢中で

歯にくっ付くことも気にせずに二個三個投入します」

 

「くそが、三本じゃコーヒー足りねェなァ!

近くに自動販売機あったか?」

 

 

 

「………もう…いや……

私一人じゃツッコミが追い付かない……」

 

 

 

 

御坂のなかではシリアスな話になると覚悟していたのに

どうしてこんな軽い世間話のようになっているのか

しかしここで下がってしまったら聞きたい話が

妹達の出来事を聞けなくなる

ここはグッと我慢してお菓子を摘まみながら

食蜂の話に耳を傾けることにした

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