とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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始めにいっておきます
今回、ちょっと暴走ぎみで書きました(笑)
もちろん暴走とは
時崎じゃなくて、私(作者)なのですが(笑)





一時停止と「ヒーロー」の一日目①《ココロ》

この際だからいっておこう

時崎 一は正義の味方ではない

 

正義の味方といえばヒーロー

そのヒーローは助けてと呼べば助けにきてくれる

ピンチとあれば現れ、それを救い出す

 

 

だが時崎 一は違う

助けてと呼ばれても助けるとは限らない

ピンチだとしてもそんな奇跡的に現れない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから時崎 一はヒーローではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかあー君以外にも僕を見つけるなんて

………うん、あー君友達になれますよ」

 

「そうか、テメェは勝手に仲良くしてろ」

 

 

 

 

「ちゃんと聞いてましたか??

あー君とその人が友達になるんですよ」

 

「テメェもちゃんと人の話を聞けェ」

 

 

 

 

 

一晩明け

朝も早くから時崎に捕まった一方通行

いつもならキレて攻撃してくるのだが

朝が弱いのか、もうめんどくさくなったので

こういう時は時崎を黙らせるために

飯を食わせとけばいいだろうと

ファミレスに来たのだが

結局はこうして訳のわからないことを言い出した

 

 

 

 

 

「聞いてますよ

なので友達になるために

まず僕が友達になってきます」

 

「ならテメェのところで止めとけェ」

 

 

 

 

「それはダメです

僕の友達はあー君の友達であり

あー君の友達は僕の友達です」

 

「それだとかなり安い友達に聞こえンな…」

 

 

 

 

「安い友達じゃないです

友達の輪が広がる素晴らしい友達です」

 

「分かッたからその単語を連呼するな……」

 

 

 

 

もう本当にめんどくさい…

だがこれが俺が求めていたもの

だから簡単に手放すつもりもないが……

 

と、心に片隅の片隅にあるが

そこは絶対にこいつだけには知られたくない

ので、反応してしまいそうなその単語を

出来るだけ聞きたくないのだが

それさえもこのバカは言ってくるのだ

 

 

 

 

 

「ッたく、俺はもういくからな」

 

「なにか用事でも??」

 

 

 

「アイツらのところにな」

 

「なるほど、デートですね」

 

 

 

「ちげェよ

誰がちンちくりンと」

 

「そんなこといったらダメです

あー君はもう少し女の子の気持ちを

考えた方がいいですよ」

 

 

 

「お前はその身勝手さをどうにかしろ、じャな」

 

「はい、また今晩に」

 

「また来る気かァ!!!!!」

 

 

 

 

 

なんだこの漫才コンビは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はあー君と遊ぶだけの予定ではなかった

もちろんさっき言っていた少年、

上条と友達になることも含まれている

ただあの時に感じた感覚

近づかない方がいいと本能的に感じ取った

だけど友達になれるとも思った

それも本能的に感じ取ったのだ

だから友達になれる

 

だけどまず自分がやるべきことがある

それは、御坂 美琴に妹達を知らせること

さすがにいきなり妹がいます、クローンです

それも二万人の大所帯で、

実験により死にかける寸前でした

と、そんなことを言えるはずがない

 

 

しかしこの先ずっと黙ったままに出来ない

この学園都市には何十人か残っており

残りは日本の各地に、

その他大勢は世界に散らばっている

街で出会うことも、ネットで見つけることも

噂でも流れる可能性もある

そうなればいつかは見つかるだろう、知られるだろう

なら少しずつ真実を知らせていき

出来るだけ精神的なダメージを負わないように

計画的にいっていかないといけない

 

 

ので、まずは御坂 美琴に会わないといけないのだが

しかし場所が厄介な所にいる

 

 

 

 

学舎の園(まなびやのその)

 

第7学区にある洋風の小さな街。

隣接する5つのお嬢様学校がそれぞれの敷地を

共用し合う形になっており、

基本的に女性しかいない。

居住区(学生寮)、商店街、

研究・実験施設などが存在する。

街の境界線は大きな柵が設けられ、

常時2000台を越える

監視カメラが配備されているなど、

強固なセキュリティで守られている。

さらに商品や能力開発機材も独自生産されるという

自己完結した都市の一画であり、

世間知らずの箱入りお嬢様を生み出すともされる。

 

 

 

そんな男性にとっては天国でありそうな場所

だからこそか、そのような場所男性がいようものなら

袋叩きの世間からの死を受けてもなお

その身に一生残る傷跡が刻まれる

 

そんなことが分かって侵入するバカは…

 

 

 

 

 

「遅いですね……」

 

 

 

 

はい、ここにいました。

学舎の園の外に出てくるのを待つという

そんな一般的に考えることをしない

しないというか思い付かないというから

言ってしまえば、これが一方通行がよくいう

身勝手であり、本能的に動いている

 

 

だから誰もがこの男に振り回される

そしてその男が現在いるのは

 

 

常盤台中学(ときわだいちゅうがく)

 

 

第7学区にある世界有数、

学園都市でも5本の指に入る私立の名門女子中学校。

学舎の園を形成する学校の1つでもある。

学生寮は学舎の園の内と外にある。

「義務教育終了時までに

世界で通用する人材を育てること」を

目標とした英才教育が施されている。

能力開発では汎用性が高い能力の育成に特化し、

生徒数は200人前後ながら、

2人の超能力者 (レベル5)と

47人の大能力者(レベル4)を擁する。

さらにそれ以外の生徒は

すべて強能力者(レベル3)と、

名門校の名に恥じない生徒構成となっている。

レベル3未満の能力者は

王侯貴族であっても籍を置けないという。

また休日でも制服で外出するという校則がある。

寮内での能力使用は禁止とされている。

 

 

 

と、そんな能力しかいない

男を見るようなら一斉に攻撃を仕掛けてくるような

そんな危険地帯の堂々と門の真ん前で

目的の人を待っているようだが

やはりというか、誰も時崎に気づくものはいない

そこに見えない壁がありそこにぶつからないように

無意識にその場所から離れている

しかしここで声をかけようならどうなるか

さすがの時崎でも理解はしているようで

常盤台の生徒に話しかけることはしないようだ

 

 

かといって時崎がじっとこの場で待つとも思えない

なので話しかけても「平然といられる生徒」を

「御坂 美琴を知ってる」生徒を探している

しかし見ただけでは見つかるはずもなく

どうしようかと思っていたとき

 

 

 

 

「女王、また勝手に外出されると困ります」

 

「そんな固いこと言わないで欲しいんだけどな…」

 

 

 

 

「しかしですね女王、ついこの前も…」

 

「だから「黙って」欲しいんだぞお☆」

 

 

 

 

するとリモコンを取り出した食蜂 操祈は

縦ロールの髪をした女子生徒を

いや「目に見える全ての人」を操り黙らせた

さすがlevel5、第五位、心理掌握

フフフと笑いながら何処かへ向かおうしている食蜂に

 

 

 

 

「操祈さん、お久しぶりです」

 

「と、と、時崎さん!!!?

どうしてここにいるのかしら??

というか沢山力のメールしてるのに

なかなか届かないってどういうことなの??」

 

 

 

「すみません。

無意識的に携帯に一時停止が

かかってることが多いので

電話やメールが受信しにくいのです」

 

「本当にチートな能力ね……」

 

 

 

 

 

食蜂がほぼ毎日のようにメールをしても

時崎に届くのは一週間に一度ぐらい

一度届けばしばらくは続くが

少しでも休んでる時間が長ければ

あっという間に一時停止が働いてしまう

 

 

 

 

「こっちは時崎さんとお出掛けしたかったのに

全然連絡とれないから悲しかったんだぞお☆」

 

「すみません

ところで御坂 美琴、みーちゃんはいますか??」

 

 

 

「そうやって話をなかったことにするんですね…

御坂さんならもう帰ってますけど

なにか用事…って、妹達のこと話すんですか??」

 

「はい、いつまでも隠すなんていけませんから」

 

 

 

 

 

するといままだでに見たことない

冷静な冷めたというべきか

フフフと笑うような食蜂のイメージでは

思い浮かばない表情で時崎を向けて

 

 

 

 

 

 

「時崎さんのことだから

ちゃんと考えているのかもしれませんが

妹達のことを実験のことを話して

御坂さんを地獄の底へ突き落とすつもりですか??

分かりますか、自分のクローンがいる事実を

二万人の自分と同じ顔がいることを

そして殺されるために生まれた事実を話すのですか??」

 

 

 

 

 

いくら学園都市のlevel5である御坂とはいえど

まだまだ中学生、一般からみたら子供なのだ

そんな御坂に「貴女にはクローンがいます」や

「二万人もいて実験が行われてます」など

普通に聞いたら理解の範疇を越えている

 

だけどここは学園都市であり、

世界の何年も先の科学が進んでいる所である

だからあるかもしれないと思うかもしれない

それどころか、信じてしまうかもしれない

そんなことになればどんなことになるか…

食蜂がいうように地獄を見せるのことに……

 

 

 

 

 

 

 

「違います

クローンだとしてもあの子達は「妹」です

同じ顔でも考え方も違いますし

いまは殺されるために生まれたことを捨てて

生きる意味を探しているんです

 

 

それに妹達からとってもみーちゃんは「姉」なんです

 

 

それに地獄でもありません

地獄は自分の罪を罰を受けること

恐怖や痛みや悲しみを体に刻むこと

クローンとして生まれることは罪ではないですし

「DNAマップ」を提供することは罪ではないです」

 

 

 

 

 

 

「…………だとしても簡単に受け入れることなんて

そんな誰も時崎さんのように心は強くないですよ」

 

 

「僕も強くないですよ

だから強くなろうとするんです

簡単だとも思ってません、でも進まないといけない

少しずつでも進めばその分だけ強くなれます

そして支えてくれる人がいればきっと……」

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

それが、その考え方をするだけで

この人はきっと強いのだ

簡単に聞こえるけどその少しずつが、その一歩が

誰も踏み出せずにいて、そして挫いてしまう

諦めずに進めることがどれだけ大変か……

 

そしてその支えはあの……

 

 

 

 

 

「……分かったわぁ

つまり私が御坂さんの支えになればいい訳ね」

 

「なってくれるんですか??」

 

 

 

 

 

「そんな風にしか聞こえませんでしたあ☆

その代わりというわけではないですが……」

 

「今度買い物しませんか??

お詫びというわけではありませんが

操祈さんがよけれ」

 

「是非お願いします~!!!!!!」

 

 

 

 

 

さっきまでの冷たい感じの食蜂が

一気に満面な笑顔で時崎に飛び付いた

分かっている思いますが

ここは男性禁制ですよ~~!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めて言うが時崎 一はヒーローではない

 

 

いくら友達を闇から助けようとも

その闇に巻き込まれた妹達を救いだしても

その妹達の姉を救いだそうとしても

結局は時崎 一はヒーローには「なれない」

 

 

それは自分の意思を貫き通そうとしているため

誰かのためではなく自分の為だからだ

それでも人助けすればヒーローだと思われるが

結局ヒーローは「誰かが認めなければ」ヒーローではない

自分からヒーローといってもヒーローにはなれない

誰かが「認識」しなければ意味がないのだ

 

 

つまりはそう

誰にも認識されない時崎 一が

ヒーローになることはない

たとえ一方通行達がヒーローだといっても

きっとヒーローにはなれない

 

 

 

 

そういえば誰かが言っていた

ヒーローとは三種類あると、

 

 

 

 

 

 

 

「誰に教えられなくても、

自身の内から湧く感情に従って

真っ直ぐに進もうとする者」

 

「誰にも選ばれず、

資質らしいものを何一つ持っていなくても、

たった一人の大切な者のためにヒーローになれる者」

 

「過去に大きな過ちを犯し、

その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者」

 

 

 

 

 

 

もしかしたら始めの言葉に近いかもしれないが

それでも、きっと、ヒーローにはなれない

だってヒーローは見返りを求めない

そして時崎 一は「友達」を求めているからだ

 

 

 

 

 

 

だからこそ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………爆発…ですか……」

 

 

 

 

 

 

一方通行に再び会いに行こうと

「とある学生寮」の近くを歩いていると

その建物の七階から大爆発するところを目撃した

 

それは時崎が求めていた

「友達」になる人物の学生寮

立ち上る炎と煙の中

この爆発で誰かが巻き込まれたかもしれない

それがあの鉄橋で出会った少年など

それこそ奇跡としかいえない

そう、運命としかいえないほどに……

 

 

 

 

「……いってみましょうか……」

 

 

 

 

 

常に困っている人を助けるなんて思ってない

そんな偽善者ではないのだ

それに爆発現場に向かい、再度爆発したなら

それこそ巻き込まれ損になってしまう

だけど、知ってしまったことをなかったことに

知らなかったことになどできるはずがない

たとえ巻き込まれることになっても

きっとそれを後悔などと思わない

 

 

もしかしたら、これがヒーローと呼ばれる

ひとつの要素かもしれないが、

いや……これ以上いう必要はないだろう

散々語ったが結局は、時崎は、こうなのだから…

 

 

 

 

結論。

時崎 一はヒーローにはなれない

ただ時崎 の「友達」は全てその手で守る

それがこれからなる「友達」であろうとも

そこに「友達」がいるのなら……

 

そしてこの物語は

とある、「四人」の正義(こころ)の物語




今回長々しい文章を、
やたら精神論をぐだぐだと書いてしまいすみません(笑)
なんか書き始めたら止まらなくなり
ついつい自分の思い描く「ヒーロー像」を書きました

そんなヒーローは違う!!!という人はいるでしょう
あくまでも自分の「ヒーロー」ですので
どうかお気にせずに次の話まで待っててください


四人ですよ、四人!!!
アイツも参戦予定です!!!!!
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