「それではお姉様、失礼します」
「頑張ってね黒子」
買い物途中で風紀委員から呼び出しがあり
黒子は支部へ向かうことになった
御坂は黒子が購入した買い物袋を手に持ち
寮に帰ろうと歩き始めた
今日に限って初春・佐天も用事があるようで
なにもすることもなく帰宅することにした
途中でコンビニに寄って立ち読みもいいが
買い物袋を持ったまま読むのも何か恥ずかしい
このままぶらりとお店を回るのもいいのだが
一人で見て回るのもなんだか寂しい気がする
(でもどうしようかな…
このまま帰ってもやることないし…)
一瞬、とある男の子の表情が浮かんだのだが
頭を大きく振り浮かんだ表情を消し去った
どうしてアイツの、と分からないまま
イライラを募らせながら赤信号に引っ掛かり
その場に停止しフゥーと息をはく
ここで気持ちを落ち着かせようと
ハァーと深呼吸をした直後、携帯が鳴り出した
ポケットから携帯を取り出して
着信の名前を見てみると「非通知」と出ていた
嫌な予感はしたがとりあえず出てみることに、
「………もしもし」
「はぁい、御坂さん☆」
「……………………」
「お願いだから電話は切らないで欲しいんだぞお☆」
一言も発せずにこのまま電話を切ろうとしたが
どうやら食蜂はそれを見抜いたようだ
ここで問答無用で電話を切ってもいいなと思ったが
こいつがワザワザ電話する理由が分からず
「……なに、下らないことならすぐ切るわよ」
「まだなにも言ってないのに切るなんて酷いじゃない」
「だったら日頃の行いをどうにかすることね」
「それは無理力かもねぇ☆
って、今日は御坂さんにお願いというか
忠告というか、聞いてほしいことがあるのよ」
お願い
この食蜂操祈がお願いなんて
絶対に何かがある!!と思いこのまま電話を切ろう
ボタンに指を伸ばそうとする前に会話は続いて
「御坂さん、
いまから「白もやし」が来るはずだから
とにかく捕まらないでね」
「……なに言っているのアンタ……」
「とにかく逃げ切ってほしいのよ
多分寮までたどり着ければ大丈夫なんだけど」
「ちょっと待ちなさい!
なに勝手に話を進めてるのよ!!
だいたい「白もやし」ってなんのよ!!それに逃げろって」
「捕まると私も御坂さんもとても嫌な事が起こるの
だからこうしてアドバイスを」
「私が逃げる理由が分からないってのよ!!
それに逃げないといけなって私を誰だと」
と、突然に御坂の前方が爆発した
正確には空から何かが落ちてきて道路に直撃
その衝撃に御坂の体は浮いて二メートル後方へ飛んだ
「!!!??」
幸い大した衝撃も体が飛ばされる程度であり、
吹き飛ばされた場所にはなにもなく
一回転したあと足でブレーキをかけ体勢を立て直す
何が起きたのかと粉塵が上がる
その場所を見つめていると
人影らしきものが見えてきてこちらに近づいてくる
「探したぞ第三位」
その言葉に緊張が走る
さっき食蜂が言っていた私を捕まえるもの
それが空から落ちてきてそれも
平然とした口調で呼ばれたのだから
何者かは知らないが御坂は攻撃体勢に入る
食蜂が言っていた通りに逃げることも出来るが
どうして逃げる必要性もないのに
逃げないといけないのか??
姿の見えない奴がいった通り私は第三位
学園都市level5 第三位の超電磁砲
並の能力者なら問題はない
まぁ、ここ最近level0に逃げられているが負けてもない
といくとで、ここ最近のストレスを
私を捕まえに来た奴に
八つ当たりするのが妥当だと思います!!
と言い聞かせながら
粉塵から見えるシルエットを見ていると
その者が粉塵から抜け出してきて姿を現した
灰色や白に近い配色の短髪と
赤い瞳に中性的な体格な少年
服装は黒地に白のラインが入った半袖Tシャツ
それを見た御坂が一言
「…アンタが…白もやし……」
「アアッ!!!?」
その瞬間、少年の足元にあるコンクリートの欠片を
軽く御坂に向けて蹴った途端
銃弾並のスピードで飛んで来た
御坂の周りに放出される電磁波により
弾道が御坂の額に向けられたことを反射的に読み取り
地面に落ちている僅かな砂鉄をかき集めて
ピンポイントに分厚い砂鉄の壁を作った
コンクリートの欠片はその壁を貫き進み
御坂の額にギリギリでコンクリートの欠片は停止した
「な、何するのよアンタ!!!!
もう少しで死んでたわよ!!!!!!!!」
「アァそうか、そいつは悪かッたな
だが、テメェさッきに俺になッて言いやがッた??」
確かに出会った直後に「白もやし」なんて言えば
それは怒るに決まっている
案の定、少年の目付きはかなりヤバイ…
「そ、それは…悪かったと思うけど…
だからって攻撃することはないでしょうが!!」
「いや…テメェになくても俺にはあるンだよ
散々ワガママや文句を言いやがッて……
……もう我慢の限界にきてるンだァ…」
「ワガママって、いや私アンタと初めてなんだけど…」
「こッちはな…仕方なくやッてるンだ」
それを好意だと思ッたのか、ふざけやがッて
これもそれも全部、テメェせいだアァァァ!!!」
「身に覚えのない八つ当たり!!?
ならこっちだって八つ当たりしてやるわよ!!!!!!」
どんな能力かは知らないが
さっきのコンクリートを弾丸のように飛ばしてきた
なら「触れた物のスピードをコントロールする」
という能力かもしれない
なら先手必勝、能力を使わせないように
触れても返せないものを使うしかない
御坂は右手を頭にかざして電気を集めて
目の前にいる少年に「電撃の槍」を放った
もちろん死傷するほどの威力は出さず
感電して動けなくなるぐらいの威力を。
放った瞬間に勝負が決まると思っていた御坂は
心のどこかで余裕を持っていたのだろう
次に状況を理解したときには電撃は
御坂の足元に落ちていたのだから
「なっ!!?」
「わりィな、自己紹介がまだだッたな」
余裕というより弄んでいるかのように笑いながら
「学園都市level5 第一位、一方通行だァ」
最近時崎さんが出てこない!!
タイトルとサブタイトルが「一時停止」なのに(笑)
でもいまのストーリーを語らないと
いろいろ辻褄が合わなくなるんだよな~
時崎さんをお待ちの皆様。
もう少し待っててください
そろそろビーム嬢も一緒に参戦予定??ですので♪