とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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一方通行と一時停止と未元物質

「いらっしゃいませ~♪

お客様は「お一人様」でしょうか?」

 

「ッ!!

………アァ、一人だァ一人。」

 

 

 

「それではこちらにどうぞ♪」

 

 

 

ウェイトレスに案内されお店の奥の席に座る

一方通行からコーヒーを注文されたウェイトレスは

一礼をいたあとカウンターへと戻っていった

その姿を見たあと一方通行は必死に笑いを堪えながら

 

 

 

 

「わりィわりィ、お前の分を頼むの忘れてたぜ」

 

「………………。」

 

 

 

「そンに睨むな、好きなもん食べてイイからよ」

 

「元より食べるつもりでした。」

 

「オイ、遠慮という言葉を知らないのか??」

 

 

 

とにかくもう一度注文をしようとブザーを押し

さっきと同じウェイトレスが向かって来た

 

 

 

「ご注文はなんでしょうか??」

 

「ツインハンバーグ、カットステーキ、フライドポテト、ミックスピザ、シーザーサラダ、ピラフ、ラザニア、スパゲッティ、カレーライス、食後に二色アイス、ショートケーキを二つずつお願いします。」

 

 

「ヒイッ!!……し、失礼しました…

……ご注文を繰り返します…ツインハンバーグ、カットス………」

 

 

 

「本当に遠慮もなにもねェな…

しかしよくもまぁこンだけ食えるな」

 

「一人で全部食べるわけないですよ」

 

 

「アァ??

じゃこれどうすンよ??」

 

「そうですね…あと10分ぐらいで分かると思いますよ」

 

 

 

その意味不明な言葉に追求をしようとした一方通行

だが、時崎が意味もなくこんなことをいうわけがない

まぁ………よくいうことはあるが、

今回はそれとは違うじゃないかとなんとなく分かる

 

 

 

こいつとはもうどれくらいの付き合いだろうか…

初めはこいつの能力がスゲェおもしろく

よくこいつと勝負をしていた

しかし勝負が決まることはなく引き分け

いつのまにかこうして連むようになったが

未だにこいつの思考は分からない

 

 

 

「しかしよくそんなにコーヒーを飲めますね。」

 

「お前もよくもまァ毎回毎回言ってくるな」

 

 

「失礼かも知れませんが」

「思っているなら言うな」

 

 

「人が喋っているときに被せるなんて

マナーがなってませんよあーくん」

 

「そうかいそうかい」

 

 

「………もしかしてあーくんの血はコーヒーですか??」

 

「テメェ本当に失礼だなアアァ!!!!」

 

 

 

こうして結局時崎に遊ばれながら

テーブル一杯に料理が来るまで雑談していた

そこで一方通行は思い出したように

 

 

 

 

「オイ、すでに10分以上経ってるぞ」

 

「そうですね、これで今回も僕の勝ちと……」

 

 

「ハァ!?

お前と勝負なンしてねェぞ」

 

「はい、あーくんとはしてませんよ。」

 

 

 

とは、とはなんだ??

時崎に聞こうとしたときだった

なにやら外が騒がしくなってきた

それもなぜだがこちらに向かってくるようだが

 

 

 

「どうやら来たみたいですね。」

 

「……オイオイ、なにしたンだテメェ」

 

 

 

するとファミレスの前でなんか物凄い音がしたあと

勢いよくファミレスの扉が開いたあと

ずかずかと何者かが時崎の元へ近づいて

 

 

 

 

「見つけたぞ時崎いいいぃぃぃぃいいぃぃ!!!!!!!」

 

「遅かったですねてーとん。」

 

 

「ざけんなテメェ!!!!!

そんなチート能力で隠れられて見つけられるか!!!!」

 

「ですからちゃんとヒントを出したじゃないですか

それにですねこうして隠れんぼ出来るのはてーとんだけ

あーくんは簡単に見つけますし」

 

 

 

「ふざけるな!!!

こんな地図で見つけられるか!!!!!」

 

 

 

 

料理が乗っているテーブルに無理矢理叩きつけた地図

それは学園都市を書いているようだが

ただ各学区を分けてかいたあと

「ここにいます」と居場所を教える気ゼロの地図だった

 

 

 

 

「そうですか。

あーくんのときは一時間で見つけられましたが

やっぱり第二位と第一位じゃちが」

「あぁ!!!!

誰がこんなモヤシに負けるかあぁ!!!!!」

 

 

 

その言葉にさすがにムカついた一方通行は

自分の目の前にあったピザに大量のタバスコをかけ

そのピザの一枚を手に取りベクトル操作で

学園都市第二位、垣根 帝督の口に入れた

あまりにも早く口に入れたため後ろにのけぞった

そして口に入ったピザをきちんと食べた垣根は

 

 

 

「はっ、そんな常識俺には通用…」

「はい、未元物質を一時停止」

 

「ぎゃあああぁぁカレエエエエェェェ!!!!!!!」

 

「…………アホらしい……」

 

 

 

 

垣根の能力「未元物質(ダークマター)」。

この世に存在しない新しい物質

(素粒子)を作り出す能力で、

それを活用することで既存の物理法則を

塗り替えることも可能。

能力を発 生させると天使のような

6枚の発光する翼が形成され、

それにより飛行、防御、打撃、烈風を

生み出すことができる。

またその翼を通過した太陽光を

殺傷力をもった光線に変えるなど、

かなりの自在性を持つ。

 

 

そんな未元物質だが

時崎の一時停止の前では意味を持たない

確かに物理法則を塗り替えることは出来るが

一時停止は原石でありまだ解析出来ない能力

つまりは「物理法則」という概念がある時点で

未元物質は一時停止により停止されられる

 

 

もちろんこれは一方通行のベクトルも同じ

解析しようとも相手は原石であり

そんな解析の出来ない能力のベクトルを操作は出来ない

 

 

こうして時崎の前では能力者もただの人だが……

 

 

 

 

「こ、このやろう…テメェ潰すぞ!!!」

 

「それはいいので早く席についてください

料理を残すなんてマナーがなってませんよ」

 

 

「なんで俺がお前らと一緒に」

「さっさと食え」

 

「あちいいぃぃぃ!!!!!!!

テメェ、ラザニアを放り込んでくんな!!!!!!」

 

 

 

 

友達を傷つけることはしない。たぶん。

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