「クソッ!やっぱり買い置きしておけばよかったか…」
赤髪で右目のしたにバーコードの刺青をしている
こんな目立つ姿をしている魔術師、ステイル
予定外の長期滞在に
持ち合わせのタバコが切れそうなり買い出しに
しかし見た目では20歳以上なのだが
まだまだ10代なステイルは未成年なので買えない
誤魔化そうとしても身分証明書が必要であり
そんなの見せたら未成年がバレる
というより、不法侵入している時点でアウト
なので、どうにかしてタバコを探しているが
正規でタバコを売っているなんてない
「本数を減らすか…だがストレスが…
……クソッ!!!あれもこれもあのガキ共が……」
と、イライラが募りタバコを咥え火をつける
はぁ~と煙を吐き心を落ち着かせる
こんなことを繰り返しどんどん本数が減っていく
そしてまたタバコを探すため歩き始めた
「もう…これで10本目です、よく吸いますね…」
そして背後には見えざるものが
大量のお弁当を持ったものが付きまとう……
「こんなもんなのか!!?
抵抗するならもっとしてみろよ!!!!!!!!」
向かってくる警備ロボを次々に風穴を空ける
警備ロボというが改造してあるようで
内部からガトリングを出てきて麦野の銃弾を打ち込む
すぐさま近くの柱の影に隠れて
警備ロボがいるおおよその位置に
簡単にいうなら電子線
さらに簡単にいうなら
それを放つことにより警備ロボだろうが
盾に使っていた柱だろうが、分厚い壁だろうが
問答無用で吹き飛ばし、熔解させ、破壊する
「な、なんだあの女は!!!?
ぎゃああああぁぁぁ!!!!!」
「あっ、悪かったわね
腕一本無くなったら痛いわよね、苦しいわよね
だからおとなしくしてな、楽にイカせてやるよ!!!!!!」
止めろ!!と言おうとして壁にしていた警備ロボから
手を上げながら飛び出してきた研究者を
まるで射的をしているように光線を放った
光線に包まれた研究者は一瞬のうちに
悲鳴も出すこともなく霧のように消えた
それを見た研究者達は思い知らされた
勝てないと、この
逃げ出そう、どんなに惨めな姿を見せても
この命を失いたくないと…
一人、また一人とこの部屋にある2つの内1つ扉
その1つは麦野が立ちはだかり通り向けることは無理
なので必然的にもう一つの扉に向かうことになる
しかし次の瞬間には防火シャッターが下ろされた
火災放置も作動していない状態でどうして…
するとさっきまで女と一緒にいた男がいないのに気づく
まさかも思い周りを見渡してみると
まだ壊されていなかったパソコンでその男が
カタカタとキーボードになにかを打ち込んでいる
そうこのビルの警備態勢の主な管理は
唯一この十階建てのビルの内
この七階にしか置いていないパソコンで制御していた
七階に拠点をしたのは周りのビルが6階だったからだ
逃走するさい壁を突き破り隣の屋上から逃げれる
と、浅はかな考えだったのだが
そんなものは付け焼き刃にしかならないと知っていた
それでも「万が一」この警備ロボが倒されることが
それこそ化け物じみた能力者が来ない限り
逃走なんて考える必要はないと思っていた、が、
……それがいま目の前に、いるのだ。
どうしてここに目をつけた??
表向きは全うな警備ロボをメンテナンスする会社だ
それなりに評判もよくこうしていままでバレなかった
裏にしても実行する段階には至らず
メンテナンスに出された警備ロボに
攻撃用のパーツを詰め込みバレないように細工する
そして「いざ」というときに作動させる予定だったが
その警備ロボも半数以上が破壊され
研究者達もそれと同じだけ倒れている
…あり得ない、あり得ない、あり得ない!!
ここの警備システムは万全なのだ
まず一階の入口でビルに入ってきた人物をスキャナー
その際体内部まで武器類を持っていないか調べる
そして2階から6階までは能力者にとっては不利となる
各階ごとに「能力を使用したくなる細工」がある
例えば2階は部屋全体が「壁」で仕切られている
コンクリートの分厚い壁ではないが
一メートルごとに壁を仕切り、苛立ちを募らせる
そして3階へ向かう階段の前にコンクリートの分厚い壁
こうして置けば攻撃系に特化した能力者は
その壁を突き破ろうとして能力を使用する
もちろんその前の壁を突き破ろうとして能力を
使用してくれればこっちのものだ
AIM拡散力場
能力者が無意識に周囲へ発している
微弱な力のフィールド。
AIMは "An Involuntary Movement"
(「無自覚」という意味)の 略。
「発電能力」の微弱な電磁波、
「発火能力」の微弱な熱量、
「念動能力」の微弱な圧力などが該当し、
能力の種類によって様々に異なる。
あまりに微弱なため、
精密機器を使用しないと測定できない。
そのAIM拡散力場を計測する機器を
このビル全体に仕掛けてあるのだ
ただしその僅かな力を計測するには
このビル全体に対して費用がかかりすぎる
だから能力者が少しでも能力を使えば
AIM拡散力場の数値が上がりそれを計測し
すぐさまここ七階に情報が入り
各階に置いてある警備ロボが動き出す
だが、それが、なかったというのか…
機器が、プログラムがおかしくなったというのか…
それがないなら考えられるのは1つ
「………テメェか、この糞ガキが……」
あんな間抜け面をしておいて
まさか天才的なハッカーだったとはな…
情報が漏れないように外部とは遮断してある
警備システムを弄ることが出来るのはここ七階か
各階にある制御システムぐらいしかない
主な管理は七階だが、
制御システムは各階に置いておくのが安全なのだ
万が一、誤作動を起こしたらその場で対応が必要
それがまさか仇となるとは…
いや、ハッカーがワザワザくるなんて思わなかった
かじっても並みでも、少しぐらい知識があっても
簡単に突破できるものではないと自信がある
だから最後まで信じたくなかった
そんな天才的なハッカーが
ワザワザこんなところに来てまで……
「邪魔するんじゃねぇよこの糞ガキがああぁぁ!!!!!」
完全に頭に血が登った研究者は
無謀にも策も無しに浜面に向かって走った
その雄叫びに近い声に振り向いた浜面は
ヤバッという表情で逃げようとするが
引いたイスの足に自分の足を引っかけ転倒
自分の状況を把握するため
研究者のほうを向いた浜面の表情は強ばっており
逃げようとすら足も手もまともに動いてない
殺す、殺す、殺す、コロス、コロス、コロス!!!!!!
それだけしか頭にない研究者は
近くにあったハサミを手に取り
浜面のその手に、その胸に、その首に
何度も何度も突き刺して殺すことしか頭になかった
だから、
「なに勝手に盛り上がってるんだぁ??
私がいることを忘れてんじゃねぇ!!!!」
その言葉が最後に聞こえた
次には眩い光が体を包んだあと……
と、また一人研究者が光線によって殺された
圧倒的すぎる、何をしても勝てる気がしない…
はぁ、とため息をついた麦野は
無様に転んでいる浜面に対して期待のなにもなく
ただ流れ作業のように
「なにしてんだよ浜面、もう終わったのか??」
「電波妨害していた機械は止められなかった
やっぱりここからじゃ無」
「使えないわね、アホなの、使えないアホなの??
これぐらいしか才能がないなら
もっと使えるようしないさいよね
って、アホだから出来ないか」
「そこまで言わなくてもいいだろう!!!!
こっちは屋上にその機械があるのをはっけ、
ってうわっ!!!!!!!!」
最後まで言葉を聞かずに麦野は
天井に照準を合わせて複数の光線を放った
これは天井を壊すためではない
そう、屋上には電波妨害する機器がある
それにより電話等を使えなくしているのだが
まさか…それを壊すためだけに
ここ七階から屋上まで吹き飛ばすなんて
「ふざけんじゃねえええぇぇ!!!!!」
そこ言葉は無情に落ちてくる瓦礫にかき消された
「あっ、絹旗
そっちの仕事は終わったのかしら??」
『えぇ、面倒事でしたが超楽勝な仕事でしたよ
それでどうしたんですか??』
「ちょっと面白い
運ぶの大変だから来てほしいのよ」
『珍しいですね、麦野が興味を示すなんて
なんですか超イケメンだったりするんですか??』
「はっ、思いっきりアホ面よ
いいからさっさと来て
『超了解です』
電話を切ると麦野は足元で気絶している浜面を見る
本当にアホ面で横たわっている姿を見て
どうしてこんな男をと思ったが
そんなことよりも気になることがあった
このアホ面は私の近くにいたから
天井の破片が頭に直撃する程度ですんだが
研究者達は瓦礫に埋もれたはずだ
なのにどういうわけか、誰も埋もれていなかった
そう「死人」さえも埋もれずに
瓦礫がまるで意思があるように避けたとしか…
「………なんだ…一体……」
「いけないと思います、むやみに人を殺すのは」
その言葉に振り向いた先には
大量のお弁当が入ったコンビニ袋を持ち
それを足元に置いたあと近くの死体に近づき
しゃがみこんだあと手を合わせて頭を下げた
「なんだテメェは、善人気取りなのか??」
「人は誰も善人ですよ
ただ道を踏むはずしてしまう人はいますが
それと僕は時崎 一といいます」
「その時崎がなんの用だ
どこの組織のものだ、それとも此所のものか??」
「どちらも違います
用件というなら貴女を
始めに皆さんこの度は
本当にどうもありがとう!!!!
お気に入り1500人突破♪
そして久しぶりに日間ランキング30位に入れました♪
長かったな~~調子が良かったときは
20位内に入ったときもありましたが
いまはコツコツ頑張ってました
それがやっとこうして結果になりました
………ちなみにアホ面のお蔭じゃないよね??
あの子が出てきたから
観覧数も大幅アップじゃないよねええぇぇぇぇ!!!!!!!??
……すみません、取り乱しました……
ともかく本当にありがとうございます。
自分でもストーリーの進みが遅い気がしますが
やっぱりここはキチンと書いておかないと
後先、矛盾だらけになりそうなので
まぁ、すでに矛盾点はあるかも知りませんが
そこは気にしない方向でよろしくお願いします♪
最後に超予告です。
この過去編が終わり次第
時崎ワールド全開ストーリーでいきます
こちらも書きたいことが沢山あるので
時崎に振り回される皆さま方に注目です♪
……アホ面のお蔭じゃないよね??