とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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一時停止と「ヒーロー」の三日目②《ヘンソウ》

「……あの、ショッピングはどうしたんでしょうか??」

 

「ミサカは気づきました

ミサカには普通では物足りないと」

 

 

 

 

 

ここは最近大盛況と噂のテーマパーク

ジェットコースターや観覧車はもちろん

ここ学園都市の科学で産み出された遊具は

世界探してもここだけだと言えるほど凄いもの

なので開演前からチケットが売れに売れて

一年以上の大反響を生んだのである

 

 

しかしここは学園都市

一般人が学園都市に入るのは抵抗があるようで

チケットを買っても遊びに行けない状態になる

さらに学園都市側も警備をしっかりしているので

ビデオカメラや携帯の写真なども消去され

思い出に残るのは科学進歩していない

ぬいぐるみや試作品で販売されているお土産ぐらい

科学の進歩を簡単に「外」へ流さないためだろう

 

 

 

ということでこのテーマパークは

学園都市にいる学生が主に来ている状態であり

さらに夏休みに前だからということで

チケットも簡単に手に入る

あと一週間したらチケットも取れないだろうが

それもすぐに止んでこのテーマパークも閉店

なんて、夢にもないことを考えていたのは

最近雑誌を見て「面白いんですかね…」と言った甲斐

 

 

まさかこんな形でくるとは…

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからと言ってこれは飛びすぎだと思うんですけど…」

 

「そんなことありせん、大変お似合いですよ

とミサカはさっさとミサカの服装について

誉めてほしいとせがみます」

 

 

 

 

「可愛いですよ、他の子と比べても断然に

でもさっきから「どうですか??」と何度も言われると

こっちもそんなに言葉の引き出しがないので

どうしても同じ言葉になるんですよ」

 

「構いません、あのモヤシが言わない台詞を

今のうちにたくさん聞いておこうと

こうしてお願いしているだけてすので

と、ミサカはもう一度と上目遣いで迫ります」

 

 

 

 

 

そこにいたのは浴衣を着た個体一号

そして頭には昨日妹達と

判別出来るよう付けていた真っ赤なリボン

どうやらこのリボンが気に入ったようで

名前も゙リボン゙と呼ぶように言われたそうだ

 

 

 

 

 

 

「淡いピンクの浴衣がリボンさんにぴったりで

幽霊に見立てている三角巾も

リボンさんの可愛らしさをグーンと上げてます

絶対にオバケ美少女コンテストでは優勝ですね」

 

「そこまで言われると照れてしまいます…」

 

 

 

 

 

少し頬を赤くしながら照れているリボン(個体一号)

いや、さっきのは明らかにダメだろうと

罵声ぐらい言われると軽く覚悟していたのだが

本人は気にしていないようなのでそのままにする

 

 

 

今このテーマパークは

「妖怪大戦争!!!5Dをも越えた臨場感に貴方は凍りつく!?」

と、なんともまあ、大胆な告知を掲げている

実際このテーマパークではあちらこちらで

立体映像機器が妖怪を出現させ

そこに雪女がいたら寒気がするように吹雪が舞い

ドラゴンのようにもう妖怪関係ないものまで出て

火炎を放ったり、電撃が飛んだりなど

やりたい放題にテーマパークの

あっちこっちでこの5Dを行っている

 

 

ちなみにもうひとつの゙D゙ば時間゙と意味で

時間を忘れるぐらい楽しめるということらしく

なら4Dでもいいんではないかと

入場口で甲斐はリボンに聞こえないほど小さく呟いた

 

 

 

 

 

「しかし良かったんですか??

皆と一緒でも俺は問題なかったんですよ

 

「私がいるのに他の女の子の話をしないで欲しいです

とミサカはその無神経さに腹が立ちます」

 

 

 

「いや、同じ゙妹達(シスターズ)゙ですよね

それも記憶も共有出来るなら同じことじゃ…」

 

「女の子慣れしているように見えましたが

どうやらそうではないようですね

とミサカはテレビと現実のギャップに驚きます」

 

 

 

 

アハハ…と苦笑いする甲斐

よく勘違いされることがある

それはドラマの世界観をそのまま持ってくる時が

あれ役であり、本人そのものではない

なので実際の甲斐はいまミサカが見ているのが

紛れもない甲斐ということである

 

 

 

 

「あんなキザな台詞は言いませんよ

それにこうしでドラキュラ゙の格好してるですから

僕が゙甲斐 幹也(カイ ミキヤ)゙ってバレないように

一般人を装う必要があるんですよ」

 

「そうだったとしても女の子に対する対応は

キチンとしていただかないといけません

とミサカは仮にもデートなのですから

女の子に気遣い、先導するぐらいないといけません」

 

 

 

「了解です、そこまで言われたなら

完璧なエスコートを披露いたします、お嬢様」

 

 

 

 

肩からかけていたマントをヒラリと動かし

リボンに忠誠を誓うように頭を下げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも来てくれてありがとう」

 

「いえいえ、こちらこそありがとうございます♪」

 

 

「というか貴女方、なんですかその格好は…」

 

 

 

 

佐天は黒と黄色のトラ模様の

まるで水着かと思うぐらいの露出した服と

頭にトラ模様の猫耳と尻尾

ようは獣人の格好をしている

 

初春は佐天よりは控えめではあるが

体のラインが分かるような黒い服と

頭には鍔が広く上につれて細くなっていく帽子

そして片手には竹箒をもっている

こちらは魔女の格好をしている

 

 

 

 

「どうですか~似合いますか♪」

 

「似合うけど…よく着れたわね…ソレ…」

 

 

 

 

「そうですか、白井さんの下着に比べたら全然…」

 

「喧嘩ですの、喧嘩を売ってますの??」

 

 

 

 

「まぁまぁ、でも佐天さん

白井さんの場合は見せる相手がいないからいいもの

佐天さんは周りから…って痛いですよ!!白井さん!!!!」

 

 

 

 

黒子は瞬間移動(テレポート)で初春の背後に周り

両手で頬を掴み両側に思いっきり引っ張る

 

 

 

 

「まさか貴女が喧嘩を売るなんて

いい度胸してますわね…う・い・は・る」

 

「どうして私だけなんですか!!!?

助けてください御坂さん~!!!!!!!!!」

 

 

 

「う~ん…こればかりは……」

 

「そんな~!!!!」

 

 

 

 

涙目になっている初春には悪いが

今回ばかりはフォローすることは出来ない

出来ることがあるとすれば

これ以上被害が拡大しないようにするぐらい

 

と、初春を暖かい目で見ていると

突然足元に衝撃が走った

激痛というわけではなくむしろ柔らかく

小さい何かが突撃してきたような感覚

 

 

その衝撃を確認するために

御坂は視線を下へと移すとそこには、

 

 

 

 

「ご、ごめんなさい!!

って、ミサカはミサカは頭を押さえながら言ってみる!!」

 

「別に大丈夫よ……って、アレ??」

 

 

 

 

どういうことわけか、初めて会った気がしない

それどころかなんか…見たことがあるというか、

なんというか他人事ではないようで

それでいて懐かしい感じする……

 

 

 

………って、いうかいま゙ミサガって言ったわよね??

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