とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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episode04 友達とお泊まり会
一時停止と自宅と右手


「……ありえねェ……」

 

「そうですか??」

 

 

 

 

 

いま、一方通行と時崎がいるのは

とあるマンションの一室

いや、正確にはマンションの最上階1フロア

そして学校の玄関と同じぐらいの広さの玄関に

一方通行と時崎は靴も脱がずにいるのだが

 

 

 

 

「友達と遊ぶならこれぐらいないといけませんよ」

 

「常々思っていたが、てめェの「友達」の概念

絶対にズレてやがる……」

 

 

 

「そうですか??」

 

「……まァ、どうでもいいんだがな……」

 

 

 

 

ここは時崎の自宅だというのだ

その玄関から広々い廊下がずっと伸びて

突き当たりの扉を開けたら巨大なリビングあり

そしてリビングの左右にある扉、そして正面の扉

そこから別々の生活するための住居スペースがある

 

元々この階の下には研究所があり

そして最上階が研究者の自宅になる予定だった

しかし、「どこかの誰かが」その研究をぶち壊し

買い取りてのなかったこの場所を

時崎が2フロア買い取ったのだった

で、最上階はルームシェアのように改造して

その下の階は時崎が「必要なもの」がある

 

 

 

ちなみに時崎の住居スペースは

正面の扉の向こうである

 

 

 

 

 

「そういえばあーくん、パジャマパーティーなのに

パジャマを持ってきていないなんて

一体どういう神経をしているんですか??」

 

 

「その言葉をそのままお前に返す

バカァなのか、てめェはバカァなのか!!?

ふざけるのも大概にしやがれえェェェ!!!!!!」

 

 

 

「ふざけてませんよ??」

 

「よし、てめェのネジの外れた頭を

俺のベクトルで外れないようにしてやるよ‼!!!」

 

 

 

 

玄関で言い合いをしているところに

突然、玄関の扉が開き一方通行に激突

もちろんベクトル操作をしていた為に

その扉は開いた時の速度の倍の速度で

再びその扉は閉じてしまい

そのあと激痛に叫ぶ聞こえてきた

 

 

 

「何してるのとうま??」

 

「なんで…扉が閉じるんだよ…不幸だぁ……」

 

 

 

 

 

そこにいたのは痛みで踞る上条と

何が起きたのか分からずに首を傾げるインデックス

相変わらずに不幸に苛まれるなと思いながら

 

 

 

 

「なんだてめェらか、

不注意で玄関を勢いよく開けたてめェが悪い」

 

「そうかもしれないけど

なんでここは扉が内側に開くんですか??

普通は外側に開くもんじゃないんですかね??」

 

 

 

「そんなの知りません」

 

「…………不幸だぁ……」

 

 

 

 

はっきりと言われたことにより

文句も言えないと分かった上条は改めて凹んだ

まぁそんなこと日常茶飯事なのか

インデックスはお構い無しに玄関に入り

 

 

 

 

「ねぇねぇはじめ!!

本当に今日は食べ放題でいいの!!?」

 

「いいですよ

本屋ちゃんがお腹一杯になるまで食べていいので

くれぐれも他の人に迷惑をかけないことです

それさえ守ってくれるなら…」

 

 

 

「絶対に守るんだよ!!!!

シスターは約束を破らないんだよ‼!!!」

 

「はい、それならいくらでもどうぞ

ですが皆が集まってからですよ」

 

「分かったなんだよ!!!!」

 

 

 

つい数時間前に大量の肉や野菜

お菓子やジュースなど食べ尽くしたのに

まだ食べれるなど化け物が

 

 

 

 

「すっかり忘れてたけど時崎も」

 

「アァ、そこのシスターど同類だァ

だから大量の食い物があってもおかしくねえな」

 

 

 

 

 

そうこの部屋の主様、時崎も大食いなのだ

だからインデックスがいくら食べようと

言ってしまえば通常食べているのと変わらず

大して困ることもないのだが

今日は色んな人が集まる(ほぼさっきと同じメンバー)

なので、最低限のことをしてもらわないといけない

まぁ、それが家主が出来るとは限らないが

 

 

 

 

 

「しかしめちゃくちゃ広いな…

これマジで時崎の家なのか??」

 

「はい、研究報酬金の使い道もありませんでしたので」

 

 

 

「だとしても家賃と高いんじゃ…」

 

「買いましたので家賃とかありませんよ」

 

 

 

「…あぁ…もういいや……

……とにかくお邪魔し」

 

 

 

これ以上聞くと凹みそうになったので会話を中断し

玄関に入ろうとした上条だが

どういう訳か玄関に入らせないように

目の前に崎が立ちはだかった

 

 

 

 

 

「な、なんでせうか?」

 

「まずこれを右手で握ってください」

 

 

 

 

渡されたのは長径五センチの赤い球体

どういうことか分からなかったが

時崎からその球体を右手に渡された、瞬間

この右手の幻想殺し(イマジンブレイカー)が何かを壊した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パァッン!!!!!!!

突然破裂して赤い液体が噴き出した

 

 

 

 

 

「………………………………」

 

 

 

 

 

もちろん噴き出した赤い液体は上条の服にベッタリ

時崎は一時停止のお陰で汚れることもなく

 

 

 

 

「それでは次に」

「ちょっと待てえええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

「どうしましたか??」

 

「いや、おかしいだろ!!?

なんだよいきなり爆発したぞコレ!!!

それになにしシラッと同じことをするような感じで

勝手に話を進めるんだよ!!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

突然のことで、理不尽なことで怒っている上条だが

相も変わらずに無表情で答えた

 

 

 

 

 

「この玄関先は全て「一時停止」が掛かってます

とんまの右手で触れて解除されても困るので

一体どれだけの範囲で効果があるか調べるために

こうして実験をしてますが、なにか??」

 

 

 

「いや、だからといってよ…

はぁ…これはないだろう……くそぉ…服が………」

 

 

 

 

ベッタリ付いた赤い液体は服に染み込み

これではクリーニングに出してもシミは

 

 

 

 

 

 

「一時停止でシミも残らず落とせます」

 

「本当に便利な能力だな、オイ!!!」

 

 

 

 

 

 

ちなみに頑固な油汚れやカビなども落とせるそうです

 

 

 

 

 

「とにかくとんまには3つの選択があります

① 回れ右して帰る

② 右手の効果範囲を調べて右手を封印する

③ 切り落とす

 

さぁ、どれがいいですか??」

 

 

 

「ふざけんな!!②しか選択がないだろうが!!!!」

 

 

 

 

「はい、それでは次はコレを」

 

「おい、さっきよりでかくねぇか!!?

それになんかな中では蠢いて…ぎゃあああぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、そんな骨折したんじゃないかってぐらいに

包帯をぐるぐる巻きにされたわけね」

 

「加えて鉄の手袋を着けてるから動かないし

包帯で巻かれてるから熱くなってるし…不幸だぁ…」

 

 

 

「五月蝿いですね

それでもまだ効果があるんですよ

その右手で一時停止を解いたら、切り落とします」

 

「なんでそんなに物騒なんだよちくしょう!!!!」

 

 

 

 

 

理不尽だと分かっていても

時崎には大きな「借り」がある

それは簡単には返せるものではない

だから多少の理不尽にも耐えるつもりだが

今回ばかりは爆発しそうである

 

で、現在は一方通行、上条、インデックス

そして御坂 美琴とルームメイトの白井 黒子がいる

 

 

 

 

 

「しかしビックリしましたわ…

まさかあの時の方がお姉様の知り合いなんて…

それに寮監に許可を取ってくださったとか」

 

「そうよ‼一体何をしたのよアンタ!!!

門限に遅れても怒られなかったし

それどころか外出、外泊の許可もおりた上に

「時崎さんに迷惑かけないように」って

手土産にクッキーを渡されたのよ‼あの寮監に!!!!」

 

 

 

 

 

ひどい言い様だが、確かにあり得ないかもしれない

門限を過ぎたらゴキッ、

無断外出、外泊ならゴキッ、バキッ、ゴフッ

そんな寮監がお仕置きなし

さらに手土産を渡すなど……考えられない

 

 

 

 

「心込めて、そしてそれを言葉にして伝える

ただ普通のことをしただけですけど」

 

「あ、あんたからそんな言葉を聞くなんて…」

 

 

 

「お姉様、そんなことを言っては…

時崎さん、この度は…いや

あの時は本当にありがとうございました」

 

「いえ、今日はお越し頂いてありがとうございます」

 

 

 

「いえいえ、このように外泊できるのも

時崎さんのお陰ですわ

本当にありがとうございます」

 

「いえいえいえ、こんなみーちゃんと

仲良くしていただいてありがとうございます」

 

 

 

「いえいえいえいえ、

お姉様との素晴らしい日々を過ごせるのも

時崎さんのお陰かと…」

 

「いえいえいえいえいえいえ、

あんなけ喧嘩したがりの我が儘娘と

こうして仲良くしてくれるだけでもありがたいです」

 

 

 

 

 

 

「なに勝手に私の話を…

ってか、誰が我が儘娘よおおおおおぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

 

解き放たれた電撃は時崎と黒子を襲う

アバババと感電する黒子はその場に倒れ

一時停止で無傷な時崎は

 

 

 

 

「こうして能力者による攻撃で

部屋をメチャクチャにされたくないので

とんまには右手を封印させてもらいました」

 

「「「……あぁ、なるほど」」」

 

 

 

「なにが、なるほどよ!!!!!」

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