「王様ゲームをします」
「……………おい、その頭は飾りかァ??
どうしたらその単語が
この状況から出てくるんだァ、アァ??」
「王様ゲームを行いたいと思います」
「よし、一時停止を解除しろ
てめェの脳みそぶっ飛ばしてやるゥ!!!!!!」
全員がリビングな集まって
さて何をしようかと思っていたところ
この男、時崎 一がとんでもないことを言いだし
いつもの感じで一方通行が叫ぶ
「とりあえず落ち着いてくださいな
時崎さんにも考えがあってのことだと思います」
「おい、ツインテール
それ本気で言っているのか、アァ??
例えあったとしてもろくでもないに決まってる」
「そんなことをどうして言えるのですか??
ご本人に聞いてもいないのに
決めつけるのは如何と思いますが??」
黒子の言っているのは正しい
時崎はただ「王様ゲーム」と言っているだけ
内容はどんなものか知らないのに
否定するは酷いと思われても仕方ない
………仕方ないのだが、これはあくまでも「一般論」
そして時崎にこの「
それを知っているからだろう
頭を抱えた御坂が黒子に歩み寄り
「……黒子、そいつのいう通り絶対に
マトモじゃないわよ……絶対に……」
「お姉様まで……
し、しかしご本人聞いてみなければ
それが真実だということは分かりませんわ!
時崎さん一体どのような考えで王様ゲームを??」
どういうことだろうか??
御坂の言葉さえも納得行かずに
時崎のフォローに回るなんて……
その珍しく黒子が男性の味方をする姿を見て
へぇーと驚いていると時崎の言葉に
目が覚めて現実に引き戻された
「男女が集まってやることはコレだと
そこにいるとんまとハーマーとてーとんから
話を聞いたのですが、違いましたか??」
その瞬間、上条の正面から電撃が
その瞬間、浜面の横から
その瞬間、垣根の正面から冷蔵庫が
一斉に解き放たれた
上条はとっさに右手を突き出して電撃を無効化して
浜面は条件反射で逃げようとしたが
反応が遅れてしまい無様に尻餅をついてそれを回避
垣根は自分の前に未元物質を展開して防御
しかし今度は後ろからテレビが飛んで来て
気付いたときにはテレビと一緒に壁に激突
二人はダメージを負うことはなかったが
「ちょっ、ちょっと待てって!!!!!
上条さんはそんなこと言ってねえよ!!!!!」
「本当でしょうね…
…いや…やっぱアンタなら言いかねないわ…」
「いうわけないだろうが!!
ただでさえこんな美人ばっかりの所にいるだけで
こんなにも舞い上がっている上条さんが
そんなこと思い付かわけがないですよ‼」
「び、び、び、び、美人って、アンタ何を!!」
御坂一人に向けて言ったわけではないが
それでも自分が含まれているという事実に
頬が赤く染まり慌てて手をブンブン振りながら
ブツブツと呪文のように何かを言っている
その姿にどうしたんだろうと考えている上条
やはりこの男、無意識にやってのけるところが
どこにいってもフラグを立てている証拠である
「あれが噂に聞く人ですか…
御坂さん見事にハマってますね」
「み、み、御坂さん…カワイイ~~‼」
「ち、違うわよ‼二人とも何言ってるのよ‼!!」
否定をしているが顔が真っ赤になっており
全然説得力がない、むしろ分かりやすい
だからここで黒子が悔しそうな表情をして
勢い余って上条に攻撃するかと思ったのだが
「はぁ…あの類人猿の何処がいいのでしょうか……」
「「「…………へぇ??」」」
その黒子の言葉を聞いた三人は
御坂・佐天・初春の三人は呆然としていた
何かさっきから可笑しいことを言っている
黒子の性格上いうはずのない言葉を…
どうしたのかと聞こうとするが
その前にでかい声でそれを遮られた
「なに調子に乗ってるんだあぁ??バカ面があぁ!!」
「た、ただ聞かれたから答えただけだ!!!」
「つまり浜面が王様になって女の子に
バニーガール姿にしようとは
全然全く超考えていないわけですね」
「…………うん……」
「ダメですね、完全想像しましたよこの獣は
特に滝壺の方を見て想像していた訳よ!!!」
「ち、違う‼!!!」
「はまづら、鼻血出てるよ」
「………あっ」
「吹っ飛べバカ面アアアアアアァァァァァァ!!!!!!」
「ち、ち、ち、違うんだアアアアアアァァァァァァ!!!」
部屋の中で
まあ部屋全体に一時停止をかけているため
壊れることはないが先に浜面が終わりそうだ
そしてテレビの下敷きになっていた垣根は
「喧嘩売ってるのか第一位イイイィィィィ!!!!!」
「てめェがくだらねェことを言ってるからだァ」
「アァ??
普通だろうがこんな事ぐらい
合コンじゃならねえところも多いが
鉄板ネタだろうが王様ゲームはよ」
「どうやら時崎より先にてめェの脳みそを
吹っ飛ばしたほうがいいようだな」
睨み合う二人
しかし喧嘩が始まる前に間に時崎が入り込み
「今回はてーとんの案を採用しようと思います
ただパジャマパーティーでは盛り上がりに
上乗せ出来ませんから「すんな!」ゲームを取り入れ
ワイワイウキウキワクワクのパーティーを
ここに始めることをあーくんに誓います「誓うな‼!!!」」
こうなったら時崎を止めることは出来ない
王様ゲームを始めるために
割り箸を用意し始めた姿を見た一方通行は
はぁ~とため息をついた
「この部屋に入った時点でこうなることは
分かっていたはずなのでは??
とミサカは貴方を励まそうと言葉をかけ
うまくいけば私の胸で泣いてくれるはずだと
甘い考えを持ちながら話しかけます」
「うっせェ」
「時崎さ~ん
もっと面白くなる方法力ありますよお☆
私に割り箸を渡してくれたらきっといいことが」
「てめェも黙ってろ」
頭が痛いというのに更に頭が痛くなる
個体1号が無表情でくっついてきて
時崎の近くでは食蜂が自分の思い通りにするために
甘い言葉をかけたが止まる気配もなく
出来上がった割り箸を時崎から取り上げ
「ふふふ、さあ始めましょう
楽しい楽しい王様ゲームを☆」
「そんなの面白くもありませんわよ」
黒子が右手で割り箸に触れて
自分の左手に割り箸を移動させた
割り箸を奪われた食蜂は黒子を睨み付け
「白井さん、ですよね??
その割り箸を返して欲しいんだぞお☆」
「それは出来ませんわ
貴女に任せると時崎さんのパーティーが
台無しになりかねませんので」
「そんなこと貴女に分かるのかしら??
大体「私と時崎さん」の間に
入ってこないで欲しいのですけど??」
「そんなこと致しませんわ
ただ、「私の大切な
黙って見ているほど大人ではないので」
まさかの二人が時崎を取り合っている
正確には割り箸を取り合っているのだが…
能力の応酬が始まると思いきや
食蜂が割り箸を取り上げると今度は黒子が取り
黒子が取った割り箸をまた食蜂が取り返す
そんなごく普通の、女の戦いのようなことが始まり
「え、えっ、ええぇ!!!??
ちょっ、ちょっと待て!!ええぇ!!!!!
もしかしてく黒子って時崎のことが!!!」
「絶対そうですよ!!!
私達の中でも最後だと思っていたんだけどな…
でもあんなムキになる白井さん…かわいいのぅ…」
「でも本人は気づいていない見たいですね
友達って言ってましたし恋愛としては
まだまだ先じゃないんですか……」
結局、最後には体力のない食蜂が力尽き
割り箸は能力が通用しない
時崎が持つことになったが
まぁマトモな王様ゲームではないな、うん。