とある科学の一時停止   作:ガイドライン

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前回に書いておきたかった内容を書きました
更新に急いで間に合いませんでしたが
分かれていても面白いと思います。





露天風呂とコイバナと素晴らしさを

「うぅ……ひどい目にあいましたの……」

 

「あんたが悪い」

 

「ですがお姉様が近くにいると、ど、ど、どうしても衝動が……」

 

「出さなくていい」

 

 

軽く頭を叩くと「お姉様のいけずー」と、もういつもの黒子に戻っている。それぞれが一通りの事を終えて露天風呂の中心に輪になって湯に浸かっている。初めは麦野が嫌がっていたが熱心に説得し

 

 

 

「何が楽しくて集まらないといけないのよ」

 

「まぁまぁこんな風に集まるなんて超機会がないんですから」

 

 

こうして文句を言いながらもその場に留まってくれている。麦野はどちらかというと群れるタイプではなく「アイテム」だから一緒にいるだけと割りきっている感じがある。だからこうして集まるなど嫌なのだがしぶしぶこうしているのだから、なにか心の変化があったのかもしれない

 

するとさっきからウズウズと何かをいいたそうな佐天が我慢できずに

 

 

「そうですよ‼こうして女の子が集まったんですからやはりここは定番の……」

 

 

溜めて溜めて一度深呼吸したあと

 

 

「コイバナをしましょーう!!!!」

 

 

その言葉に数名の者がビクッと体が震えた。そう女の子が集まり話すとなるとコイバナが大半を占めており、その女の子の好きな男の子の品定めが目的となる。男の子も集まればそういう話題になるが品がなく聞きたい話ではない。

そしてもちろんこの提案に反対を言い出したのは

 

 

「ちょっ、なんでそんな事を!!!??」

 

「そうですよね、御坂さんはすでに意中の人がいますから話さなくても分かりますもんね」

 

「そそそそそそそそそ、そんな人はいな」

 

「そんなに否定してると逆に怪しんだぞお☆」

 

 

それを言われると言葉が出なくなったのか御坂は悔しそうな表情で食蜂を睨む。そして何を思い出したのか図星をつかれたよりも真っ赤に顔が染まり、それを隠そうと湯にその身を更に沈めた

 

 

「本当に御坂さんって分かりやすいですねー」

 

「もう佐天さん!そのぐらいにしたほうがいいですよ」

 

「じゃじゃ初春は好きな人いないの??」

 

「えぇ!!私ですか!!?」

 

 

急に話を振られた初春だがそこは真面目な性格なのか、うーんと少し考えたあと

 

 

「…………いませんね、いたら佐天さんに話してますし……」

 

「おぉ、ここで私との友情を深める言葉を出すなんて…この初春めぇ!!!!」

 

「ちょっ、ちょっと!!抱きつかないでください!!!!」

 

 

突然のことでびっくりしたのか普段は攻撃的ではない初春が、佐天の脳天に目掛けてチョップを喰らわせた。あまり痛くはないようだがその行動自体が佐天もびっくりしたようで素直に「ゴメン、ゴメン」と謝ってきた。いくら抱きつかれたとはいえ攻撃した初春もまた罪悪感があったのだが、ここで謝るとこうして言ってくれたので、ここは自分に聞かれた質問を佐天にぶつけることでチャラにしようと思った

 

 

「そういう佐天さんはどうなんですか??」

 

「うーーん…………時崎さんはいいなーと思うけどLOVEという感情にはならないかなー」

 

 

ここでまさか時崎の名前が出てくると思わなかったのだろう、約3名の方が若干何かしらの反応を示した。だけどそれに気づいても気づかなくても中断されない限り話を続けるのがコイバナというもの

 

 

「いい人だとは思うよ、だけど私達と決定的に何か()()()()ような気がして………やっぱりいないかなー」

 

「あぁー分かる気がします。近くにいてもどことなく遠くにいるような感じです」

 

「それそれ!!

だから白井さんが時崎さんを好きだと言っときはびっくりしたー。もうあの白井さんがまさか男の人を好きになるなんて………」

 

「いい加減にやめないと怒りますわよ!?」

 

 

そう言われて「アハハ…スミマセンー」と軽く謝った佐天に、はぁーとため息をつき

 

 

「だいたい私は時崎さんのことを好きなどと言ってませんわ。ただ時崎さんは素晴らしい方だといっているだけですの」

 

「でも王様ゲームの時の白井さんはどこか乙女チックな感じがしま「元々乙女ですの」」

 

 

それを聞いていた御坂が首を傾げて悩んだ表情で

 

 

「ってか、本当にあの時崎のどこがいいのか未だに分からないのよね………」

 

「「ハアアアアアアアァァァァァ!!!!!!!!」」

 

 

同時に叫び声が御坂の皆の耳に響いた。もちろんこの声を出したは黒子と食蜂。二人は思いっきり御坂を睨みつけ

 

 

「今日あれだけ時崎の素晴らしさを話したのに、一体何を聞いたらそんな事を言えるのよ‼!!??」

 

「そうですわお姉様!!!

あれほど時崎の力を目の当たりにして、それも何度も助けられてもまだ分からないのですか!!!!??」

 

「分かった分かったから落ち着いて……」

 

 

しかし全然収まる様子もなくガミガミと二人係で時崎の素晴らしさを言い聞かせている。耳を押さえて声を遮断したいところだがそんな事をしたら最後、ずっと言い続けると思い我慢している。もちろんそれは御坂だけではなく周りの人達も

 

 

「本当に余計なことをしてくれたわね……」

 

「私達だけでも超先に出ますか??」

 

「ちょっ、ちょっと見捨てないでよ!!!」

 

「明らかにお姉様のミスです

と、ミサカはそんなミスの尻拭いなどしたくありませんと気づかれないように離脱します」

 

 

御坂を置いてそぅーと逃げようとするが突然目の前に滝のようにお湯が落ちてきた。それに巻き込まれずには済んだが

 

 

「どこへ行くつもりですか??」

 

 

と、黒子が湯に手を入れて逃亡を図ろうとしたもの達に対して不気味に笑う。どうやらお湯を瞬間移動させて頭上から出現させたようだ

 

 

「今から時崎さんの素晴らしさをお話しするのですから、()()()()聞いてくださいますわよね??」

 

「し、白井さん……お、お、落ち着いて……」

 

「聞いてくださいますわよね!!?」

 

『………はい……』

 

 

普段では見られない黒子のどす黒いオーラがそこにいて、誰もそれに逆らうことは出来ないと悟り大人しく湯に浸かりこれからしばらく時崎の素晴らしさについて聞くことになった






前回に力を入れすぎて、今回は短めになってしまいましてスミマセン……
次回は……うん、頑張ります‼
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